魔法少女リリカルなのはTime Leapなの? ?過去に戻った高町なのは? 【無印】 第七話 |
――さて、どうしましょうか?
正直言うと、ジュエルシードは簡単に封印する事が出来るのですが、被害を最小限にするにはどうするか少し悩んでいました。
まぁ、今の状態でも少し被害は出ていますが、これくらいならまだ大丈夫でしょうし、これ以上被害をなるべく回避したいですからね。
とりあえずまずは――
「それで、どうやったら止められるの?」
一応ジュエルシードの止め方を知らないという設定ですので、ユーノ君に聞きます。
「あれはジュエルシードによってできた思念体。あれを止めるには、それデバイスで封印する必要があるんです」
「そういうことですか。あれはロストロギアの力によってああなってしまったのですね」
デバイスという言葉を使ったのは、多分私が魔法の使い方を知っていおり、デバイスの事も知っているだろうと思ってでしょう。
隣でユーノ君は私がロストロギアについて知っていた事にも驚いているようですが、そんな事はどうでもいいです。さっさと封印しましょうか。周りの被害を考えながらですが、今封印すればそれほど被害は少なく済むでしょうし。
「リリカルマジカル。ジュエルシード、封印!!」
私は思念体の近くまで寄り、レイジングハートを構えて封印をしようとした。
先ほどデバイスを使わずに魔法を使った時に弱らせたはずなので、大丈夫だと思い、封印することにしたのだ。
思念体は姿を消し、その場にジュエルシードが残るだけとなった。レイジングハートでジュエルシードを触れて、終わらせることにした。
前よりかなり被害はなく、多分警察が来るようになっても少し経ってからだろうと思う。
ジュエルシードを封印し終えると、私は変身を解除します。
「あ、ありがとう――」
ユーノ君は私にそう言い、そして気絶してしまいました。
とりあえずいつ警察が来るか分からないので、とりあえずこの場からすぐに立ち去る事にして、家に帰る事にしました。
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えっと……ただいま困ってます。
何故か玄関の前でお兄ちゃんが立っているのです。窓から出たのに気づかれましたか……
ばれないようにして家の中に入りたいのですが、なんせ相手はお兄ちゃんですので、絶対に気づかれますよね……
こうなったら仕方ないです。堂々と入っていきますか。
そう思って私は正面から堂々と入る事にしました。もちろんそんな事をすればお兄ちゃんに気づかれれうわけで……
「一体こんな時間帯に何をしていたんだ?」
こうなりますよね〜
正直言うと、どうやって言い訳をしようか全く考えておりませんでした。考えてから入るべきだったかもしれません。過ぎた事なのでとっくに遅いのですが。
さて、どのように言い訳をしましょうか? 多分窓から外に出た事は気づかれている筈ですし……
「それと、どうして窓から外に出たんだ? 窓から出るという事はよほど外に出る事が気づかれたくなかったことなのか?」
予想通りそこまで気づかれていましたか。まぁ、玄関に靴があれば気づかれますよね。一応言っておきますが、今私が吐いている靴も運動靴ですよ。窓から出る可能性もあって念のために靴を部屋に置いてあるのです。
それはさておき、どうやって言い訳を……
「まぁ、可愛いフェレットじゃない」
そう思っているとお姉ちゃんが現れて、私が持っていたフェレットを見てそう言うのだった。
こうなったらその場の空気に合わせますか。
「う、うん。拾った時にけがをしていたから心配になっちゃって……」
「その割には大した怪我ではないような……」
「え?」
お兄ちゃんに言われてユーノ君を見てみると、確かに傷の後が減っていました。
よりにもよってなんで怪我を治しますか。っていうか怪我を治したという事は意識戻っているでしょ。多分私が家に戻ってきている間に意識を取り戻して、自分で怪我を治したのでしょう。
今度こそどうしましょう? とりあえずこの場の流れに合わせるしかありませんね。
「まぁ、フェレットが心配だったから連れてきたのでしょ? それで良いじゃない」
「それもそうだな。別にこんな時間になのはが出かけて何かあっても大丈夫だろうからな」
……珍しいですね。ブラコンのお兄ちゃんがそんな事を言うなんて、正直驚きました。何か天変地異でも起こるのではないでしょうか?
「ん? なんか今酷い事を言われたような……」
そういう鋭い所は変わらないですね。私が思っていたと気づかれてないだけでましです。
「とりあえず、家に入りましょうよ」
「そうだな。なのは家に入るぞ」
「あ、うん」
……なんだかんだで何とかなったような気がします。途中から何も言ってないのですが。
ってなわけで、私はこのまま家の中に入っていくのでした。
家に帰えってリビングに着いてソファーに座ると、お父さんとお母さんにも出かけていた理由を話します。
その後、お姉ちゃんとお母さんの二人がユーノ君を持って可愛がっています。ユーノ君は多分恥ずかしがっているとは思いますが。
それから少しして、私はユーノ君をかごに入れて自分の部屋へと戻りました。
かごを机の上に置き、ユーノ君を持ってベッドの上に座り、膝の上にユーノ君を乗せます。
「さて、お互いに聞きたい事はあると思うし、まず私から聞いていい?」
まぁ、本当は私はジュエルシードの事とか知っているのですけど、知らないふりをしているのでそう言います。ユーノ君はそれに頷き、頷いたのを見て私は言い始めます。
「さっきのジュエルシードだっけ? あれは何のロストロギアなの?」
私が聞くと、ユーノ君は言い始めます。
自分がジュエルシードを見つけ、管理局に頼んで運んでもらっていたら、運んでいる途中で事故に遭遇してこの世界に落ちてしまったと。
前も思いましたけど、ユーノ君は全く関係ないと思うのですけど。だって、事故はユーノ君の責任ではありませんし。それについては聞きませんでしたが。
さて、分かっているけど理由も聞いた事ですし、今度は私の番かな?
「それで、どうして魔法を知っているのですか? この世界は魔法については確か知らない筈。なのにどうしてこの世界の住民が魔法を使えるのですか?」
ここの言い訳をどうするかはもう決めてあります。さすがにタイムリープして、過去の私に戻って来たなんて言う事はどうかと思いますし、それだったら言い訳をした方が良いと思っていたから、考えてはありました。
「ちょっと前に別の次元世界から来た人に教えてもらってね。ロストロギアとかもその人に教えてもらったの。まぁ、今はその人は生きてないのだけど……」
全くの嘘です。そんな人物は存在しません。今日学校で考えていた言い訳をそのまま言っただけです。もちろん嘘だとばれないように、感情表現も忘れずに。
「そ、そうだったのですか。なんかごめん」
……なんか余計な心配をさせられました。その事まで考えていませんでしたね……
とりあえず空気が重くなりそうなので、話を変えることにします。
「と、とりあえずジュエルシードを封印する事は手伝うよ。ジュエルシードみたいなロストロギアがあると、この世界が危なくなるかもしれないし」
「でも、さっきみたいに危ない事に……」
「それには慣れてるよ。前に何度も危険な目にあっているから」
これはタイムリープする前の事なんですけどね。今でも御神流を習っているから、偶に危険な事もしていますし。
「だからこれくらいの事全然平気だよ。それに、ジュエルシードがこの世界に落ちているのに、何もせずにしているのは個人的にも嫌だから」
「そこまで言うのなら、手伝ってもらっていいかな?」
「うん、これからもよろしくね」
とりあえずこれで大丈夫でしょう。いろいろとまだやらないといけない事はありますが、大体はこのまま進んでいけば大丈夫でしょう。
私はユーノ君をかごに戻し、それから就寝するためにベッドの上で横になって寝るのであった――
説明 | ||
新暦85年、高町なのははある任務の途中で死亡する。 任務は全て嘘であり、全てはなのはを殺害するための一部の管理局員による計画だった。 なのははその計画通りに殺されるが、その任務に向かう途中に偶然何故か落ちていた拾ったジュエルシードによって、なのははタイムリープをするのだった!! しかも、タイムリープしたのはなのはが生まれた頃だった!! 要は、魔法の知識や記憶を持ったなのはがタイムリープをし、無印、A's、STSと原作ブレイクしていくものです。 予定だと無印、A'sまでは原作通りに進み、STSはなのはの立ち位置を変えようと思ってます。 原作ブレイクは初めてなので正直うまく出来るか心配だったり^^; とまぁ、読んでくれると嬉しいです♪ |
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