魔法少女リリカルなのはTime Leapなの? ?過去に戻った高町なのは? 【無印】 第八話 |
あれから神社でさらに一つり、そのほかの場所で三つもとって、今私が持っているジュエルシードは五つとなりました。
前回と同じで全く変わりありませんでしたが、変わったところと言えばジュエルシードを封印する速さが早くなったぐらいですね。ユーノ君は毎回私が魔法を使う度に驚いているような気がしますが。
ユーノ君と会ってから一週間、少し重要な日でもあった。この日に起こる事は前と変えたいと思っています。
今日はお父さんのコーチ兼オーナーをしている少年サッカーチーム、『翠屋JFC』の試合がある日。そして、試合が終わってジュエルシードによって町が大変な事になる日であった。
あの時私は、ジュエルシードを持っているのに気づいたのだけど、気のせいだと思って追わなかった。今度こそはそんな事にならないように事前に止める。そう思っていた。
ちなみに今はさっき言ったお父さんのコーチ兼オーナーをしているサッカーチームの試合を見ています。見ているのは良いですが……
「アリサちゃん、今日ぐらいは離れようよ……」
相変わらずアリサちゃんで悩まされている私です。
学校では周知になっているのですが、さすがに今日ぐらいは抱き着いてこないでほしいです。相変わらずすずかちゃんには苦笑いをしていますし、すずかちゃんの膝の上に座っているユーノ君も私とアリサちゃんを見てちょっと驚いているようですし……
『なのは、これは一体……』
『何も言わないでください』
挙句にはユーノ君が念話で聞いてきました。私の答えにユーノ君はなんとなく察して、苦笑いをしてました。苦笑いしているのなら助けて欲しいです。
ちなみに、アリサちゃんとお兄ちゃんは前と違って仲が悪いです。多分私の事なんでしょうけど。っていうかお兄ちゃんもまだ9歳のアリサちゃんにむきになりますから、大人げないとも思ったりするのですが。
どうせアリサちゃんが私から離れるという事はほとんどありませんので、私も諦めてとりあえず試合を見ることにします。
『そういえば、どうしてなのはは今日綺麗な宝石を持ってきているの?』
『その事ですか』
試合を見てから少しすると、突然ユーノ君が私に聞いてきました。
実は言うとこの日の為に、ユーノ君と会う数日前に山奥で偶然見つけた綺麗な宝石を用意しておいたのです。
一応他のロストロギアという考えもちょっとだけあったのでいろいろと調べましたが、ごく普通の石だと分かって持ってきました。ロストロギアだったら、どうしようかかなり悩んでいた所なんですけどね。
この石を何に使うかは前の時に防げなかったことを防ぐために必要になるかもしれないからです。だから今日持ってきていました。
そして数十分後、試合は終了し、2対1で『翠屋JFC』の勝利で終わり、翠屋にてお祝いするのであった。
相変わらずアリサちゃんは私に抱き着いたままですが、アリサちゃんとすずかちゃんの視線はフェレット姿のユーノ君に向けられます。
「それにしても、このフェレットって他のフェレットと違うよね?」
「確かにそうだね」
……まぁ、こうなりますよね。確かにユーノ君は他のフェレットと少し違いますし。
「まぁ、ちょっと違ったフェレットという事で」
「そうなんだ」
前回もそう言って通ったような記憶がありますので、大丈夫でしょう。
私がそう言うと、すずかちゃんはユーノ君の頭を撫でます。アリサちゃんも私に抱き着いてない方の左手で首辺りを撫でます。
その光景を見て、私は苦笑いをするしかありませんでした。ユーノ君、頑張れ。
そう思っていると、翠屋の中から『翠屋JFC』のメンバー達が出てきます。
それを見て私は少し警戒します。誰だか忘れてしまったけど、一人ジュエルシードを持っていた事は覚えています。今回だけは気を付けなければ……
そう思いながら見渡していたのですが、何故かジュエルシードを持っている人が見つかりませんでした。
――嘘、みつからない!!
さすがに焦りました。このままでは前回と変わらなかった。
私が焦っている間にも、いつの間にかほとんどの人が居なくなっておりました。
完全に焦っていました。どっちの方向へ向かったのかも分からず、更にどんな人物が持っていたなんて覚えていませんでした。
「ごめんアリサちゃん、ちょっと急いでいるから腕離してくれる?」
「なのは? 急にどうして――」
「いいからお願い!!」
アリサちゃんは私の言葉を聞いて仕方なく思いながらも抱き着いていた右腕を私から離してくれます。こういう時はちゃんと離してくれるのは本当にありがたいです。
そして私はすぐに立ち上がります。
「ありがとうアリサちゃん。ちょっと私急いでいる用があるから!! ユーノ君は二人で見てていいから!!」
「あ、ちょっとなのはちゃん!?」
「それと、お父さんにとかにも急用で出かけてくると言っておいて」
そう言って私は急いで走って行きます。ユーノ君も念話で『どうしたの』と聞いてきましたが、私は『ちょっと待ってて』と言って、ユーノ君を置いていく事にしました。ユーノ君と一緒に行けば少し遅くなる可能性があり、一秒でも早く阻止しなければならないと思っていから置いていく事にしたのだ。
正直想定外な事です。前回は見つかったのに、今回も見つけることが出来るだろうと思っていたので、見つけられないというのは想定外だったのだ。急がなければ前回と同じ事になる!!
そう思って私はかなり急いでいた。何処へ向かったのか分からないが、見つけないと大変な事になると分かっているので、何としてでも何事もなく終わらせると思って走っていた。
「唯の石だと思うのだけど――」
見つけた。急がないとジュエルシードが発動してしまうかもしれない!!
何とかして阻止しようと、私は先ほどより少し早く走りました。
「ちょっと待っ――」
私が二人に話し掛けようとした刹那、二人を中心から突然光始めるのだった。
そしてそこから巨大な樹木が現れ、道路や家を砕きながらだんだんと大きくなっていった。
私はその光景を見て間に合わなかったと思い、少し落ち込むのだった。
「……とりあえず、さっさと終わらせよう」
根っこをよけていると、偶然にも二人が居る場所が丁度よく見えた。
こうなった以上さっさと終わらせよう。
「レイジングハート。お願い」
私はすぐに終わらせるためにレイジングハートに頼み、変身するでした。
すぐさまレイジングハートを構え、そしてカノンモードに変更させ、ディバインバスターを放つ準備をする。
「ディバインバスター!!」
私はトリガーを引き、放つのだった。
放たれると、予定通りの方向へ向かっていった。
そして、ジュエルシードによって現れた樹木が全て消え、ジュエルシードは私の近くに落ちてくるのだった。
私はそれをレイジングハートで触れ、私も元の姿に戻る事にしました。
「さて、そろそろ帰ることにしましょうか」
家に帰ろうと思って振り返ってみると、どう見ても見覚えのある友達が呆然と立っていました。
「な、なのは……?」
何故か、アリサちゃんがこんな場所に居るのでした。多分、私が急用という事に気になったのか、追ってきたのかもしれませんね。突然急用なんか行ってどこか行ったら気になりますよね……
とりあえず……どうしましょうこれ? 多分さっきの見られたでしょう……
私は、アリサちゃんに先ほどの事をどう説明すべきが悩むのでした――
説明 | ||
新暦85年、高町なのははある任務の途中で死亡する。 任務は全て嘘であり、全てはなのはを殺害するための一部の管理局員による計画だった。 なのははその計画通りに殺されるが、その任務に向かう途中に偶然何故か落ちていた拾ったジュエルシードによって、なのははタイムリープをするのだった!! しかも、タイムリープしたのはなのはが生まれた頃だった!! 要は、魔法の知識や記憶を持ったなのはがタイムリープをし、無印、A's、STSと原作ブレイクしていくものです。 予定だと無印、A'sまでは原作通りに進み、STSはなのはの立ち位置を変えようと思ってます。 原作ブレイクは初めてなので正直うまく出来るか心配だったり^^; とまぁ、読んでくれると嬉しいです♪ |
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