魔法少女リリカルなのはTime Leapなの? ?過去に戻った高町なのは? 【無印】 第十二話 |
――本当にどうしましょうか……
フェイトちゃんとの戦い、っていうか私は防御魔法しか使ってないのですがが。とりあえずそれが終わってアリサちゃんとすずかちゃんのお茶会が終わり、アリサちゃんに何があったのかを全て本当の事を言い、それからお兄ちゃんと一緒に家に帰ってきました。
家に帰って直ぐに自分の部屋に戻ると、今回の事で反省回と思った事を頭の中で整理することにします。ちなみにユーノ君は帰った時にお姉ちゃんに捕まり、可愛がられていると思います。まぁ、一人で考え事したかったのには丁度良かったのでユーノ君はお姉ちゃんに預けましたが。
やはり思ったのですが、近戦型の魔法が欲しいと思いましたね。しかしフェイシングハートはフェイトちゃんとの戦いでは絶対に使いたくありませんので、どうすれば良いのか考えていたのです。
今回、防御魔法を使用した時は背後に猫が居たので余り手加減しませんでし、フェイトちゃんが私に攻撃対象を変えた時も同じぐらいの手加減にしていましたが、それは今回私がどのくらい手加減すればいいのかを確認する為でした。もっと手加減する必要があると分かりましたが、それでもやはり近戦の魔法を少しは必要かと思ったのです。
さて、どうしたものか。一時デバイス無しでやった事がありますが、あれはかなり難しいですし、手加減できるかと言われると更に難しかったですからね。
私はベッドの上に座りながら、尚も悩み続けるのでした。
〈マスター、何かお悩みの様ですね〉
「レイジングハート?」
私が考え事をしていると、突然レイジングハートが私に話しかけてきました。どうやら私が何かで悩んでいるという事に分かったようです。余り表情に現していなかったので誰も気づかないだろうと思っていたのですが、まさか気づかれるとは思いませんでした。
しかし、私はレイジングハートに正直に話す事にしました。悩んでいることに気づかれた以上は言った方が良いと思ったのです。ユーノ君やアリサちゃんなどなら別ですが、レイジングハートは私のデバイスでありますし、一人で考えるより二人で考えてた方が効率は良いのは当然でしたので話す事にしたのです。
「うん、今回魔導師と戦ってみて、ちょっと魔法を改良したいなと思ったの」
〈と、言いますと?〉
「やっぱり近戦型の魔法も使えたらいいかなと思ってね。御神流を習っているから近戦があれば心強いからね。そのためにフェイシングハートを作ったのだけど、フェイシングハートは他の魔導師には見られたくないと思っていたから、余り使えないし……」
〈なら、私がやりましょうか?〉
「え、」
思ってもいなかった言葉がレイジングハートから聞きました。正直言いますと、レイジングハートに頼もうと少し思っていたのですが、レイジングハートはその魔導師に合わせた魔法になってくれますので、近戦型を私が取り入れるように行ったところで使いにくいだろうと思っていたのです。だからレイジングハートには頼まなかったのですが、まさかレイジングハートからその事を言われるとは思っていませんでしたので、少し驚いています。
しかし、本当にレイジングハートで近戦型の魔法を使うのはうまく出来るのでしょうか? 私の魔法に合わせて砲撃型魔法になってくれているのは分かっていますので、何か補わなくて平気なのかと思ったのです。フェイシングハートはその辺りの事を補うように私が作りましたので大丈夫なのですが、レイジングハートでもそれは可能なのかと思ったのです。
「でも、私が近戦型の魔法を使っても大丈夫なの? レイジングハートは私に合わせて砲撃型になっているのですし」
〈その辺りは私が全て補助しますので心配ありません。心配でしたら今ここで試しにやってみましょうか?〉
「じゃあ、お願いできる?」
私は試し手にやってみようと思い、レイジングハートにモードの変更をお願いする事にしました――
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Side:Fate
「彼女、一体何者なんだろう?」
私は先ほどジュエルシードを集めている時に会った彼女が不思議に思え、家に帰るとすぐにベッドに倒れて仰向けになるのだった。
全く歯が立たず、しかも彼女は私に攻撃してくることはなく、防御魔法だけしか使って来なかった。一度攻撃的なものを使ってきたけど、あれは私を自分から話すためだとなんとなく思えた。
この世界は確か魔法を知っている人間は居ないと母さんは言っていた。だからジュエルシードも簡単に集められると思っていたのだが、彼女が現れてたことによってかなり大変になると思った。
「フェイト!! 大丈夫だった!?」
私が彼女について少し考えているとアルフが家に帰って、私の方へ駆けつけてきた。
アルフには先ほど魔導師と戦って全く歯が立たなかったという事を言い、かなり心配していたのだが怪我はないと言ったらかなり安心した。
だが、それでも私が負けた事に心配であったのだろうと、家に帰って直ぐに私の姿を見たかったのだろう。だけど怪我はしていないので、それを見たアルフはホッとしていた。
「よかった、なにも怪我してなくて」
「もう、アルフは大げさなんだから」
「それよりも、フェイトが全く歯が立たなかったって本当なのかい?」
「それは本当だった。しかも、向こうは防御魔法だけしか使って来なったし……」
ジュエルシードは一つ彼女から貰ったけど、あれは彼女が急いでいるからであったし、驚いたけどすぐに私は戦いを続けようと思ったけど、彼女がさにげなく放っていた威圧に私は怖気づいていた。あのまま戦って向こうが攻撃魔法を使って来たら、私が負ける可能性がかなり高かったし、勝ち目がないという事は私にも分かっていた。だからあの時は彼女の言うとおりに大人しく従って、策を練ってから彼女と戦った方が良いと私は思ったのである。多分彼女はジュエルシードをいくつか持っているだろうし、この先また彼女と戦う事になるのは目に見えていたからである。
「それでも、フェイトはジュエルシードを集めるの?」
「うん、それが母さんの願いだから……」
「フェイトがそう言うのならあたしも手伝うけどさ」
アルフは乗り気ではないような感じではあったが、それでも私がやると言ったのだから手伝ってくれると言ってくれた。
私だって母さんの為にジュエルシードを全て集めないといけない。たとえ彼女が強くても私は母さんの為に諦めるわけにはいかないのだから。
「ありがとうアルフ」
私は起き上がってアルフの頭の撫でることにした。
それからアルフは持っていた買い物袋をキッチンに持って行き、私はまた仰向けになって、彼女とまた会った時の戦い方を考えるのだった。
正攻法では彼女に勝てないという事は私でも分かっていた。一瞬の隙などを見つけたり、工夫して彼女に攻撃しなければ勝ち目がないと思った。
しかし防御魔法を爆発させる魔法があるという事は、近戦型に向いていないの可能性があると思った。そうでなければあんな爆発して距離を取る魔法を使う人は居ないだろうと思った。
私は先ほどの戦いからたとえ些細なことでも気づいた事を整理していった。そこまで考えなければ彼女に勝ち目がないと思ったからである。
結局その日は、夕食を一口も食べずに私は彼女の魔法の弱点をほとんど考えているのだった――
説明 | ||
新暦85年、高町なのははある任務の途中で死亡する。 任務は全て嘘であり、全てはなのはを殺害するための一部の管理局員による計画だった。 なのははその計画通りに殺されるが、その任務に向かう途中に偶然何故か落ちていた拾ったジュエルシードによって、なのははタイムリープをするのだった!! しかも、タイムリープしたのはなのはが生まれた頃だった!! 要は、魔法の知識や記憶を持ったなのはがタイムリープをし、無印、A's、STSと原作ブレイクしていくものです。 予定だと無印、A'sまでは原作通りに進み、STSはなのはの立ち位置を変えようと思ってます。 原作ブレイクは初めてなので正直うまく出来るか心配だったり^^; とまぁ、読んでくれると嬉しいです♪ |
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