魔法少女リリカルなのはTime Leapなの? ?過去に戻った高町なのは? 【無印】 第十八話
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 さて、どうしたものでしょうか?

 

 私は今上空で飛んでいます、理由は先ほどフェイトちゃんが私に先制攻撃を仕掛けてきて、それを避ける為に上空に避けたのです。

 

 なので足元からはフェイトちゃんが迫ってきており、攻撃を仕掛けようとしていた。

 

 

「『サイズスラッシュ』!!」

 

 

 フェイトちゃんはバルディッシュで私に攻撃しようとしますが、その攻撃は簡単に読めていたのですぐに回避します。

 

 そして私はフェイトちゃんからの距離を取ろうと動きます。

 

 

「『ディバインシューター』!!」

 

 

 ディバインシューターでフェイトちゃんから距離を取るようにし、案の定フェイトちゃんはディバインシューターに邪魔されて私に近づいて更に攻撃することが来ませんでした。

 

 だけどすぐに私のディバインシューターを避け、すぐに反撃がやってきました。

 

 

「『サンダースマッシャー』!!」

 

 

 フェイトちゃんは私に砲撃してきてましたが、私はそれも避けます。

 

 私はフェイトちゃんにバインドを掛け、動けなくしてそれからディバインバスターを放とうと魔力を集束させていきます。

 

 

「『ディバインバスター』!!」

 

 

 そしてディバインバスターを放ち、動けないでいるフェイトちゃんに直撃します。

 

 一応言っておきますが、これでも手加減しているのですよ。威力は弱めていますし、所々隙を見せていましたからね。バインドもすぐに解除できるほどに弱めていましたし。

 

 だから私は先ほどの攻撃も避けられるだろうと思っていました。っていうかそうしていましたし。

 

 

 ――さて、次はどうくるでしょうか?

 

 

 私がそう思ってフェイトちゃんが居た方向を見ますと、そこには誰も居ませんでした。まぁ、フェイトちゃんぐらいなら解除できる程度にしていましたからね。

 

 とりあえず私はフェイトちゃんが何処に行ったのか探します。気配は全くなく、フェイトちゃんが居た方向を見てもフェイトちゃんの姿はありませんでした。

 

 

「っ!? 後ろ!?」

 

 

 私がフェイトちゃんの姿を探していると、私の背後の近くでやっと気配を感じることが出来ました。

 

 なるほど。最初に会った時に私がフェイトちゃんより強いとフェイトちゃんは思って、工夫したのですね。気配を消す事なんて結構難しいのに、すごいですね。

 

 だが――

 

 

「作戦としては上手かったですけど、気づけばこっちのものなの!!」

 

 

 私はすぐにプロテクションを張り、フェイトちゃんの攻撃を防ぎます。

 

 そして最初あった時のようにバリアバーストを行い、フェイトちゃんを離します。だがさすがに一度喰らった攻撃であったのでフェイトちゃんはバリアバーストをされる前に避けました。

 

 

「……なるほど。魔法技術や魔力総量的に私に勝てないと思ったから、いろいろと策を練ったようですね」

「えぇ、そうでもしないとあなたには勝てないと思ったから」

 

 

 やっぱりフェイトちゃんは凄いです。たった一回しか戦っていないのに、私の対策を考えているなんて。

 

 唯まぁ、これでも手加減はしているのですけどね。本気出したら多分勝ち目無いだろうと思いますし。

 

 

「それと、戦って最中にこの事を聞くのはおかしいかもしれないけど、一つ聞いて良い?」

「別にいいですが……」

 

 

 はて、私に聞きたい事ってなんでしょう? 前にはこんな事なかったし、逆に私がフェイトちゃんを追う感じでしたからなんだろうと思ったのです。

 

 だが、フェイトちゃんの質問は私が予想もしていない事でした。

 

 

「ひ、昼の事なんだけど、あの、温泉での事……」

「に゛ゃっ!?」

 

 

 な、なななななな、なんでその事を今聞いてくるのですっ!?

 

 正直触れて欲しくなかったです!! しかもなんでよりによってこんな所で触れてくるのですか!?

 

 

「ま、間違っていたらごめんなんだけど、も、もしかして私たちが来なかったら、き、キスとかしようと……」

「なななわけないの!! あ、あれはちょっと友達とじゃれ合っていただけで!!」

 

 

 って、どうしてここまで動揺しているのですか私!! 普通に言えば良いじゃないですか!!

 

 だが、フェイトちゃんはそんな動揺しているのに信じてくれたのでした。

 

 

「だ、だよね。お、女の子同士でそんなこと……」

「その通りなの!! そんな事はするつもりはなかったの!!」

 

 

 いやまぁ、本当の事を言えばアリサちゃんがしそうになっていたのだけどね。だけどそんなこと言ったら私の尊厳が無くなりそうですし。

 

 

「と、とにかく!! その話より今は勝負の真っ最中でしょ!!」

「そうだね。ごめん、余計な話を入れちゃって」

 

 

 本当に余計な話で嫌な話でしたよ!! 私にとって!!

 

 と、とりあえず冷静になりましょうか。なんかもう、予想外な話に驚いて疲れたような気がします。

 

 

「と、とりあえず始めよっか」

「うん。そうしようか」

 

 

 なんかもう、先ほどの話で少し戦う気が失せていましたが、とりあえず戦うことに専念しましょうか。

 

 お互いにそう思うと、先に動き出したのはフェイトちゃんで、攻撃を仕掛けてきました。

 

 

「『サンダースマッシャー』!!」

 

 

 フェイトちゃんは放ってきましたが、私はオーバルプロテクションで攻撃を防ぎました。

 

 フェイトちゃんの攻撃が終わると、すぐに反撃に入ります。

 

 

「『ディバインシューター』!!」

 

 

 私はその場からフェイトちゃんに向けて放ちます。フェイトちゃんはすぐに私の攻撃を見て避けようと試みますが、ディバインシュータ―を操ることができますので、フェイトちゃんを追いかけていきます。

 

 だが避けきれないと思ったフェイトちゃんは振り返り、ラウンドシールドで防ごうとします。

 

 そのおかげでフェイトちゃんが止まることとなり、標的を定めるにはかなり簡単でしたので、私はすぐにフェイトちゃんの方へ構え、レイジングハートの先で魔力を収束させます。

 

 

「『ディバイン――』」

 

 

 私の言葉でフェイトちゃんは攻撃してくると気づき、私の方へ振り向きますがもう遅いです。

 

 だがこの後直後、私も予想もしていなかった声が聞こえてくるのでした。

 

 

「な、なのは!! こんな時間帯に何をやっているの?」

「あ、アリサちゃん!?」

 

 

 突然アリサちゃんの声が聞こえてきて、ついアリサちゃんの方へ振り向いてしまったのです。

 

 だがそれでもディバインバスターは放たれたのですが、私が予想していた方向とずれ、そのままでもフェイトちゃんには当たる方向ではあったが簡単に逃げられる状況だった。

 

 そしてその隙を見てか、フェイトちゃんは一気に私へと近づいてきて、私はその対応に追いつけないでいました。

 

 

「しまっ!?」

「これで、私の勝ち!! 『サイズスラッシュ』!!」

 

 

 フェイトちゃんは私の目の前に来て、バルディッシュで攻撃しました。

 

 この状況ではプロテクションなどもすぐには使えず、このままでは確実に負けるはずでした。前の世界での私では――

 

 ガンっ!! とデバイスとデバイスがぶつかるような音が響き、その光景を見てフェイトちゃんは驚いていました。

 

 

「危なかったですね。このモードをレイジングハートができると聞いていなければ、完全に負けていましたね。正直言うと使いたくなかったのですが」

 

 

 レイジングハートのモードは長刀の日本刀で、柄の部分に紅玉が埋められていた。

 

 御神流は一応小太刀ではあるのだが、一応小太刀のモードにも変えられるようになっている。まぁ、レイジングハートだけでは小太刀二刀は出来ないのですけどね。

 

 私はフェイトちゃんの攻撃を打ち返し、そのまま攻撃を仕掛けた。

 

 

「『メイルスラッシュ』!!」

 

 

 私は刃先に魔力を込め、それを使ってフェイトちゃんに攻撃をするのだった。

 

 避けようとする事が出来ず、フェイトちゃんは私の攻撃をみてやられたという顔をしていました。

 

 しかし、私はフェイトちゃんに直撃する寸前で止めるのでした。

 

 

「……今日はここまでです。これ以上やっても勝敗はついているようなものですから」

〈pull out〉

 

 

 私がそう言うと、バルディッシュからジュエルシードが一つ出てきました。

 

 そのジュエルシードを手に持ち、フェイトちゃんに向けていた刃を離します。

 

 

「さて、勝負は決したのですが、これは返します」

 

 

 私は先ほど手に持ったジュエルシードをフェイトちゃんに投げます。フェイトちゃんは投げてきたことに驚いていましたが、私はそれほど気にしませんでした。

 

 

「どうして?」

「まぁ、唯の気分だと思ってください。今回に関しては余り乗り気でもなかったし……」

 

 

 まぁ、その原因は昼の件にあるのですけどね。

 

 その後フェイトちゃんは何も言わずにどこかへ行き、姿を消しました。その様子を見届けた後、私はアリサちゃんが居る方へ向かいました。

 

 

「……どうしてこんな所に来たのですか?」

 

 

 私はアリサちゃんの近くに行き、バリアジャケットを解除するとアリサちゃんに聞きました。

 

 

「えっと、なんか起きてみたらなのはが居なくなっててなのはを探そうとしたら、なんか遠い方で戦っているような音がしたから……」

 

 

 旅館の方まで音が聞こえていたのですか……

 

 そっちまで聞こえていたという事に、ちょっと驚きました。まぁ、聞いたのが魔法を知っているアリサちゃんでよかったです。

 

 

「とりあえず、旅館に戻りますか」

 

 

 そう言って、私とアリサちゃんは旅館に戻る事にしました。

説明
新暦85年、高町なのははある任務の途中で死亡する。

任務は全て嘘であり、全てはなのはを殺害するための一部の管理局員による計画だった。

なのははその計画通りに殺されるが、その任務に向かう途中に偶然何故か落ちていた拾ったジュエルシードによって、なのははタイムリープをするのだった!!

しかも、タイムリープしたのはなのはが生まれた頃だった!!


要は、魔法の知識や記憶を持ったなのはがタイムリープをし、無印、A's、STSと原作ブレイクしていくものです。

予定だと無印、A'sまでは原作通りに進み、STSはなのはの立ち位置を変えようと思ってます。

原作ブレイクは初めてなので正直うまく出来るか心配だったり^^;

とまぁ、読んでくれると嬉しいです♪

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