魔法少女リリカルなのはTime Leapなの? ?過去に戻った高町なのは? 【無印】 第二十一話 |
「いつでも掛かってきて大丈夫ですよ。なんなら、私から仕掛けても構いませんし」
「そう。じゃあ私から行くね。バルディッシュ」
フェイトちゃんはバルディッシュを構えると、私の方へ突き進んできました。
だがその攻撃は敵にもばらしているようなもんですよ。近づいて攻撃しようとしていることが。
「……『アクセルシューター』!!」
とりあえず私はアクセルシューターを放ってフェイトちゃんがどのように行動をするか確認してみました。
出した弾丸は8つで、その弾丸すべてをフェイトちゃんに向けて放ったのです。
フェイトちゃんは私の攻撃を見て、すぐに回避しようとします。だがアクセルシューターはディバインシュータ―同様に操作することができますので、フェイトちゃんを追いかけていくようにさせます。
私ならどうするでしょうね。まぁ、相手の攻撃がわからないと仮定していたらプロテクションなどで防ぎますかね。多分フェイトちゃんも私がディバインシューターを放った時にラウンドシールドで防いだことですし、同じように防ぎますかね。
そして案の定、フェイトちゃんはラウンドシールドでアクセルシューターを防ごうとします。だけど、今回に限ってはそれだけでは終わらせませんよ。
「なっ!?」
2発は間に合わずにラウンドシールドに防がれましたが、ラウンドシールドを避けるかのように私は弾丸を操作し、背後に回しました。ラウンドシールドは前方向しか防御魔法を張らないので、それを避けてしまえば無防備に近いわけです。
そして私は残り6つの弾丸をすべてフェイトちゃんに向けて操作しました。フェイトちゃんはすぐに対応しようと魔法を使おうとしますが、間に合わずに残った弾丸をすべて受けるのでした。
「フェイト!?」
「多分大丈夫ですよ。これくらいで倒れてしまうフェイトちゃんではないでしょ?」
「それはそうだけどさ……」
私はアルフさんの方へ近づき、少し話し合います。
「まぁ、模擬戦を受けたからには少しでもフェイトちゃんを強くするためにしますけどね」
「それにしても、どうしてフェイトの案に乗ってくれたんだい? あんたにメリットなんてないと思うのだけどね」
やはりそこは気になりますよね。どうして私がこんなメリットもないことに付き合っているのかとは思いますよね。
「まぁ、私にもちょっとした理由があるのですよ。それについては言えないのですが」
とりあえずこんな感じで言っておくことにしました。この先のためとか言えませんからね。
「なるほどね。それにしても、どうやってあんたはフェイトと同じぐらいの年でそんな魔法を使っているんだい? 今までの様子から見て管理局の人間には見えないのだけどさ」
すると今度はどうして私が魔法に使い慣れているのかと聞かれます。まぁ、こんな魔法もない世界で魔法を使っている事自体不思議に思えますからね。
とりあえずどう答えましょうか? どうして魔法が使えるのかと問われるとちょっと困りますし、ユーノ君にあってからと言ったとしたとしても、魔法の使いこなしているには矛盾が発生しますし……
「……その質問は今度でいいですか? そろそろフェイトちゃんが復活すると思いますから」
「別に構わないよ。今すぐ聞きたいわけではないからね」
「それではまたあとで」
そういって私はアルフさんから離れると、フェイトちゃんのが居る近くまでやってきます。
フェイトちゃんは先ほどのアクセルシューターのダメージを受けており、少し怪我を負っていた。
「この前みたいに同じ方法で防げると思っていましたら大間違いですよ。相手の攻撃が完全に把握していない状態で、同じ方法で防げるとはかぎりませんからね」
「……ならば!!」
フェイトちゃんがまた攻撃に掛かろうとしたその刹那、突然私をバインドで固定されてしまいます。
なんとなく次に何の攻撃をしてくるかわかりましたが、正直私が本気を出せばバインドも簡単に解けるのですけどね。
まぁ、ここは攻撃を放ってくる瞬間にバインドが解けたようにしますか。そのあとフェイトちゃんがどのように攻撃してくるのかを確認したいので。
「『サンダーレイジ』!!」
そして私が予想していた通りにフェイトちゃんはサンダーレイジを放ってきて来ました。
私は予想していた通りにバインドをギリギリ回避し、フェイトちゃんが次にどのように攻撃してくるか様子を見るのでした。
するとフェイトちゃんは私が避けたのを見てすぐに対応して次の行動に出ます。私の方へ一気に近づいて攻撃をしてきました。
「『サイズスラッシュ』!!」
だが私もそんな攻撃でやれるわけがありません。
すぐに私はプロテクションを張り、隙を与えないように即座にバリアバーストで爆発させて距離を取ります。
「くっ」
フェイトちゃんはバリアバーストによるダメージを受けながらも、体制をすぐに取り戻します。
さて、少し手加減の量を下げますか。
私はそう思うと、すぐにレイジングハートをパルチザンモード(Partisan Mode)に変え、フェイトちゃんに向けて一気に突き進んでいきます。
パルチザンモードとはこの前フェイトちゃんと戦った時に使ったときに、私がとっさに使った長刀の日本刀のモードです。前にレイジングハートと話したときに考えたその一つのモードです。もう一つ別のモードも作ったのですが、それは使った時に教えます。
とまぁ、私はこのままフェイトちゃんに目がけて突き進み、フェイトちゃんも私の行動に対応しようと待ち構えます。そしてレイジングハートとバルディッシュの二つががぶつかる音が聞こえてきました。
「くっ、押し負けるっ!?」
「当然です。私は幼い時から運動していましたし、もちろん腕の筋肉もこれぐらいの力は持っているのですから」
フェイトちゃんは私の力に押し負けているような状態になっており、このままでは押し負けて切り付けられるだろうと思いました。
だから私はこの状態でフェイトちゃんがどのように軌道を変えてくるのかを見ることにします。この不利な状況からどのように切り替えるのかと思って。
「……『サンダー』――」
え、この状態でその攻撃をするのですか。しかもいつの間にか足首だけバインドをされていますし。
まったくバインドされていることに気づきませんでした。意識を集中していたせいでもありますが、まさかバインドされていたことに気づきませんでした。さすがこれは私でも反省です。
「――『スマッシャー』!!」
刹那、かなりの近距離から放たれて私はもろにフェイトちゃんの攻撃を受けます。っていうかまぁ、バインドを解除すれば何とか避けられたとは思いますけど、手加減しているので受けたような感じです。
だがまぁ、さすがにすべてを受けるのは私の方がまずいので防ぐ行動はとりましたけどね。瞬時にレイジングハートをフェイトちゃんの攻撃から何とかするために、フェイトちゃんが放った攻撃をレイジングハートで砲撃を切り付けるかのようにしたのです。それで少しはダメージを回避できるのですが手加減をしているならこれくらいで良いだろうとと思ったのです。
そしてフェイトちゃんが砲撃を放っている間に、私はフェイトちゃんが気づかない方へ少しずつ回避していきます。もちろんその時は自分にダメージをなるべく受けないように心がけながらですが。
それからフェイトちゃんの攻撃が終わると、私がいつの間にかいなくなっていることに気づきました。私はフェイトちゃんに気づかないように背後に近づきそして、フェイトちゃんの首の近くにレイジングハートをを近づけます。
「チェックメイトです。まぁ、普通の魔導師なら勝てるかもしれませんが、私ぐらいならまだ勝てませんよ。これでも三分の一くらいは手加減して戦っていましたし」
「それで手加減なのかい!?」
模擬戦が終わったのに気付いたアルフさんは、私がこれでも手加減をしていることに驚いていました。もちろんそれはフェイトちゃんも驚いており、まさか手加減してるとは思っていなかったのでしょう。
っていうか本気を出せばあっという間に模擬戦も終わってしまうと思いますけどね。自惚れているわけではないのですが、今までの魔法の練習や御神流の特訓をしている時点でそれくらいはあるかなと思ったのです。
「さて、今回は模擬戦という感じでしたが、次からはお互いにジュエルシードを集めるために戦う事になると思います。その時になったら私たちは敵同士ですので。それでは」
「ちょっとまって!!」
私はここから立ち去ろうとすると、フェイトちゃんが私を呼び掛けてきました。私はその言葉に振り向き一体何なのか聞きます。
「まだ、何か話があるのですか?」
「うん、一つだけ聞きたいことがあって。違ったらごめんだけど……」
「一体、何のことですか?」
フェイトちゃんはこれから何を言うのかと思っていると、思いがけない質問が来ました。
「……なのはは、何を自分の中に閉じ込めてるの?」
「っ!?」
私は、その言葉に何も声が出せずに驚いてしまいました。どうして表情にも出してもいないことに気づかれたのかと。
あんな理不尽な殺され方をして、正直何もわかっていない私ですが、隠していることはたくさんあるのです。
もちろんその中には未来からタイムリープしてきたことも含まれるのですが、それ以外にもいろいろと抱えていることがあると言えばあります。正直隠し通してるとは思っていたのですが……
「あ、なんか、そのような感じがして……」
「……ごめんなさい、それについてはあまり答えられないので。これ以上はありませんよね?」
「あ、うん。ほかに聞きたいことはないかな?」
「そうですか。それでは私はこれで」
私はそう言って、フェイトちゃんとアルフさんから離れて家に帰ることにします。
正直最後の内容は触れてほしくなかったです。どうして気づかれたのかと驚いたぐらいですし。
とまぁ、私はそう思いながらも家に帰っていくのでした。
説明 | ||
新暦85年、高町なのははある任務の途中で死亡する。 任務は全て嘘であり、全てはなのはを殺害するための一部の管理局員による計画だった。 なのははその計画通りに殺されるが、その任務に向かう途中に偶然何故か落ちていた拾ったジュエルシードによって、なのははタイムリープをするのだった!! しかも、タイムリープしたのはなのはが生まれた頃だった!! 要は、魔法の知識や記憶を持ったなのはがタイムリープをし、無印、A's、STSと原作ブレイクしていくものです。 予定だと無印、A'sまでは原作通りに進み、STSはなのはの立ち位置を変えようと思ってます。 原作ブレイクは初めてなので正直うまく出来るか心配だったり^^; とまぁ、読んでくれると嬉しいです♪ |
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