魔法少女リリカルなのはTime Leapなの? ?過去に戻った高町なのは? 【無印】 第二十三話 |
あれから海鳴市内に戻り、私はジュエルシードが反応するまで何していようかと思いました。
あの後フェイトちゃんとアルフさんには会わず、これと言ってすることもなかったのです。
まぁ、プレシアとの話は予想してたより簡単にことが進んで助かりましたね。
元々信用されるとは思いませんでしたし、少しでも私の言葉に興味を持ったくれたのだけでも今回はよかったのです。
それでも、どうしてアリシアの事をしていたのかと気になっていたようですが。
「することもありませんですし、ランニングでも久しぶりにしていましょうかね」
私は今海鳴臨海公園にいるのですが、そこから移動して少し走って行こうかなと思いました。
それから少し付近を走り回り、ジュエルシードが反応する前に、ユーノ君を連れて来るために一度家に帰り、そしてジュエルシードがある海鳴臨海公園へと戻るのでした。
「公園? どうしてこんなところに?」
「ちょっと気になることがあってね。ジュエルシードらしきものをこの辺りで見つけたとこの前アリサちゃんが言ってたから、実はさっきもこの公園に寄っていたのだけどね。アリサちゃんはその時急いでいたらしいから探す暇はなかったらしく」
「なるほど。だからまたここに来ているのか」
……こうも簡単に嘘がつけますね私。私自身自然と言葉が出てきたことに驚きましたよ。
まぁ、ジュエルシードがここにあるという事は事実ですし、真実も少し含めていましたけどね。
「さて、地道ですが頑張って探そうか」
そう思って私とユーノ君はジュエルシードを探そうと動きます。本当なら強制発動させればいいのですけど、どうせすぐに発動しますしわざわざする必要もないのではないかと思ったのです。
時刻的には夕方になっており、何時ジュエルシードが発動してもおかしくない時間帯であったので、発動してもすぐに対応できるようにしておき折ました。
そして探し始めてから数十分後、探し回っていてもまったく見つかる気配がなかったのですが、突如ジュエルシードの反応がありました。
「ユーノ君!! 結界を!!」
「分かった!!」
ジュエルシードの反応があると、私はすぐにユーノ君に結界を張るように言い、すぐにジュエルシードがある場所へと向かいます。
ジュエルシードは木を取り込んでおり、まずはそれを止める必要があった。
「フェイトちゃんはまだ来てないようだけど、先にジュエルシードだけ出しておこうか」
そう思ってすぐにバリアジャケットに着替え、すぐにレイジングハートをジュエルシードを取り込んだ木に向けます。
「少しめんどくさいから、少々力を出そうかな?」
確かバリアみたいなのがあった気がするので、私は手加減して時間を掛けるよりさっさと止めることを優先することにするのでした。
私はすぐに空中に飛び、すぐにディバインバスターを放つ構えになり、魔力を収束させました。
「『ディバインバスター』!!」
私は手加減を少ししか掛けずにディバインバスターを放ち、バリアみたいなものをぶち壊してジュエルシードを取り込んだ木に直撃するのでした。
そして目の前には先ほどまでいた木は存在せず、ジュエルシードだけが残るだけでした。
「すごい、まだこれほどまで魔力を持っているなんて……」
ユーノ君は私がまだ魔力が持っているとは思っていなかったようで、驚いているようでした。まぁ、これでも全力ではないのですけどね。
それから数分もせずに別の魔力反応を感じられ、すぐにそれがフェイトちゃんだと分かりました。
とりあえずまたジュエルシードが暴走しないように一度封印はさせておきます。
「さて、とりあえずどうしましょうか? ジュエルシードを賭けて戦う事にはなるとは思うのですが」
「その前に一つ聞かせて。母さんと何を話していたの?」
フェイトちゃんは私の話よりも、そちらの事が気になっていたようですぐに聞いていました。
別にプレシアと話に来たことはフェイトちゃんに言っていなかったのですが、理由がなければ『時の庭園』に来ないことを考えれば、プレシアに会いに来たという事がなんとなく分かったのでしょうね。そうでなければ確かに『時の庭園』に来るような理由はありませんからね。
だけどそのことについてはフェイトちゃんに話すことはできません。アリシアちゃんの事を話すことは今はできませんからね。
ちなみにユーノ君は一体何の話なのかとさっぱり分かっておらず、理解できていないような顔をしているのだった。そりゃそうでしょうね。
「それについてはフェイトちゃんには話せません。たとえ力ずくで聞こうとしても」
「そう、そこまでいうのならば何をしても教えてくれそうになさそうね」
フェイトちゃんは私からそのことを聞くことは諦め、バルディッシュを私に向けて構えてきました。
「それじゃあ、始めようか。ジュエルシードを賭けて」
フェイトちゃんが私の言葉を聞いて頷き、その後私とフェイトちゃんは同時に動きだし、お互いに距離を縮めて突き進んでいきました。
そしてお互いに魔法を使って攻撃しようとした刹那、突然誰かが割り込んできたのでした。
「時空管理局執務官、クロノ・ハラオウンだ」
「管理局っ!?」
私とフェイトちゃんは目の前に突然クロノ君が現れたことに驚き、つい戦闘を止めてしまいました。
アルフさんは管理局が来たことに驚いているような感じでした。
「詳しい事情を聞かせてもら――」
クロノ君は何かを言おうとしたその時、突然別の魔力反応を感じられ、こちらに誰かが向かってきていることに気づいたような感じでした。
っていうかこの魔力反応って……
「なのは〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
「ごはっ!?」
突然現れた魔力反応の人物はクロノ君を吹っ飛ばして私に抱き着いてきました。
……久しぶりに会ったから私に甘えたいのでしょうが、少々自重しましょうか。
「くーちゃん、ちょっと落ち着け!!」
「ごふっ」
私は私の使い魔である久遠ことくーちゃんの頭を殴り、くーちゃんは殴られた部分を手で抑えていました。
「うぅ、痛いよなのは〜」
「久しぶりにあったから甘えたいのはわかりますが、少し場所を考えてください」
「ごめんなさい」
しゅんと落ち込んでしまったくーちゃんをとりあえず私から離れるようにし、くーちゃんが吹っ飛ばしたクロノ君を見ます。
クロノ君は久遠にふっとばされてしまい、そのまま気絶してしまったようでした。どんだけのスピードでこちらに来ていたのですか。
しかも、いつの間にかフェイトちゃんとアルフは居なくなっていますし。まぁ、管理局が来たとわかってすぐに逃げたのでしょうね。ジュエルシードは持っていかれましたが。
「えっと……とりあえずこれはどうすれば……」
『その前に話を聞いてくれませんか?』
突然と空にモニターが現れ、そこから緑髪の女性であるリンディさんが現れました。
『なんか、いろいろとあったようですが、一度ロストロギア、ジュエルシードについて話を聞きたいので、アースラまで同行してくれませんか?』
「別に構いませんけど、この子はどうすれば?」
『連れてきてくれると助かります。こちらの管理局員を一人そちらに送りますのでその方に誘導させてもらいますので』
リンディさんがそう言ってから少しすると管理局員の一人がこちらにやってきて、倒れているクロノ君を私が背負うとその管理局員がアースラまで転移してもらうのでした。もちろんユーノ君とくーちゃんも一緒に。
説明 | ||
新暦85年、高町なのははある任務の途中で死亡する。 任務は全て嘘であり、全てはなのはを殺害するための一部の管理局員による計画だった。 なのははその計画通りに殺されるが、その任務に向かう途中に偶然何故か落ちていた拾ったジュエルシードによって、なのははタイムリープをするのだった!! しかも、タイムリープしたのはなのはが生まれた頃だった!! 要は、魔法の知識や記憶を持ったなのはがタイムリープをし、無印、A's、STSと原作ブレイクしていくものです。 予定だと無印、A'sまでは原作通りに進み、STSはなのはの立ち位置を変えようと思ってます。 原作ブレイクは初めてなので正直うまく出来るか心配だったり^^; とまぁ、読んでくれると嬉しいです♪ |
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