魔法少女リリカルなのはTime Leapなの? ?過去に戻った高町なのは? 【無印】 行間一 |
Side:Fate
「なのは、なのは!!」
雪の降る中、私フェイト・T・ハラオウンは雪の上に倒れているなのはにすぐにより、かなりの出血に驚いて揺すっていました。
揺すっても反応はなく、なのはが倒れている所の雪は赤く染まていた。
どうして私がここにいるのかというと、なのはが受けた任務の事で何か胸騒ぎがして、行く前にどこに行くのかをなのはから聞いていたので、仕事を早めに終わらせてすぐに来てみたのだ。
そして来てみたらなのはが雪の上に倒れており、出血しているところから見てかなり危険な状況だと分かったのである。
「ねぇ、お願いだから目を覚ましてよ……」
何度も揺すっているがなのはは目を覚まさなかった。
致命傷で死んでもおかしくなかったのだが、私はその事だけは考えたくなかった。考えてしまったら今にも崩れ落ちそうだったからだ。
しかし何度やっても目覚める気配は全くなく、それでも私はなのはが死んだという事を諦めたくなかった。
だが、そんな私の思いを現実に打ち付ける人物が突然現れるのだった。
「もう、彼女は助かりませんよ」
「だれっ!?」
突然の声に私はとっさに反応し、声が聞こえてきた方へと振り向きます。
振り向いた方の上空には右手に刀の形をしたデバイスだと思われる物を持ち、服装のバリアジャケットは天使のような白いドレスと二枚羽の白い羽が生えており、髪はなのはと同じ栗色の髪がストレートに伸びて、顔は鼻の近くまで隠れて居て誰かはわからなかった。
本当に天使のかのような格好をしており、一体何者なんだろうと思っていると、彼女は私に話しかけてきました。
「何時まで死んだ人間に呼びかけているのですか」
「っ!? まだなのはは死んだと分からない!! もしかしたらまだ――」
「いえ、彼女はもう死んでいますよ。そうでなければ、」
私は存在しませんからね。と、彼女は言うのだった。
一瞬彼女の言葉に怒りが沸き立ったが、最後に行った彼女の言葉は一体どういう事なんだろうと思った。
そして彼女はそんな私を気にせずに、続けて言ってきたのだった。
「さて、私がここに来たのはあなた、フェイト・T・ハラオウンに話があったからなんですよね」
「私に?」
「えぇ、まず一つ聞きたいのですが、ここに来たときになにか疑問に思いませんでしたか?」
私はそのことを言われて少し考えてみることにしました。
考えてみたらおかしい。確か今回の任務はなのは以外にもいた筈なのに誰もいない。もしなのはが死んでいるとしてもこのような場所に置いたままにするわけがない。
なら他の管理局員はどうしたのかと私は思った、もしかしたら他にも亡くなっている人もいるかもしれないと思ったが、周りを見てもそのような感じは全くない。なのはだけここに置いているのはおかしすぎた。
そうなると考えられることは、なのはの強さからも考えて、突然現れた敵によって殺されたというのならば、大半の事がなければありえないし、それだとしてもなのは以外の犠牲者がいないことに疑問に思えてしまう。
いろいろな考えが出てきたが、どれもそれほどありえなさそうなことではなく、そして私は一番嫌な思考にたどり着いてしまうのだった。
「まさか、なのはを陥れるために管理局がやったというの!?」
「さぁ、私もさっき来たばかりだし、ここで何が起こったかというのは分からないのよね。唯、その可能性は捨てられないけどね。どう思うかはあなた次第」
「……あなたは一体何者なの?」
私は彼女が一体何者で、どうしてこんなところにいるのか。そして、先ほどの意味深な言葉はなんだったのか。私は彼女に気になることが多かった。
「……何者なんでしょうね。理由を知って、結局私は何がしたかったのでしょうね。私なんか天使というより堕天使の方がふさわしいぐらいなのにね。でも、ここまで来てしまった以上は後戻りはできない。それは私が望んだことだから」
「あの、一体何を話しているの?」
彼女は何を言っているのか私には分からなかった。いや、わざと分からないように言っているような感じに見え、何かを隠しているという事はなんとなく分かるのだった。
「さて、そろそろここから離れましょうか。そしてすべて終わらせましょう。人生を無駄にされた奴らに復讐をするために」
「復讐って一体どういうこと?」
「あなたにはわからないことですフェイト・T・ハラオウン。いや、ここは敢えてフェイトちゃんと呼びましょうか」
フェイトちゃん、と私の事を呼んだときなぜか聞き覚えのあるような感じに思えた。
声は聞き覚えのあるような声でもないし、誰かに似ていると言えば髪の色がなのはに似ていると思ったぐらいだった。
だけどなのはは目の前で死んでいるし、なのはだという事はあり得ないと思った。
さっきまでなのはは生きていると思い込んでいたけど、ここまで目を覚まさないとなると悲しいけど認めるしかなった。だけどなのはの殺され方から見ても誰かが殺したという事は事実だし、殺した犯人を許せないでいた。
だが今はその事よりも目の前にいる人物に気になっていた。何かを知っているような意味深な言葉を先ほどから何度も言い、そして悲しそうな顔を私と会ってからずっとしていたのである。
「それでは私はすぐに戻ってやらないといけないことがありますので。また会ったらその時はよろしくね」
刹那、彼女は突然と姿が消え、周りを見渡してもどこにもいなくなっているという事が分かった。
私もとりあえず死んではいるなのはを持ち上げて、はやてに連絡をすることにした。
はやてはなのはが亡くなったことを聞くと、最初は私の冗談だと思っていたが、事実だと知るととても悲しそうな声に変わり、すぐにこちらに向かってくると言ってきた。
はやてがこちらにやって来て私のなのはを見つけると、泣くのをかなり堪えているようだった。それは私も同じで今泣きだしたら自分でも崩れ落ちることは分かっていた。だから私とはやてはそれを堪えて二人でなのはを運ぶことにしたのであった――
そしてその翌日、突然研究所が続けざまに7つも破壊されるという事件が発生するのだった。
説明 | ||
新暦85年、高町なのははある任務の途中で死亡する。 任務は全て嘘であり、全てはなのはを殺害するための一部の管理局員による計画だった。 なのははその計画通りに殺されるが、その任務に向かう途中に偶然何故か落ちていた拾ったジュエルシードによって、なのははタイムリープをするのだった!! しかも、タイムリープしたのはなのはが生まれた頃だった!! 要は、魔法の知識や記憶を持ったなのはがタイムリープをし、無印、A's、STSと原作ブレイクしていくものです。 予定だと無印、A'sまでは原作通りに進み、STSはなのはの立ち位置を変えようと思ってます。 原作ブレイクは初めてなので正直うまく出来るか心配だったり^^; とまぁ、読んでくれると嬉しいです♪ |
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