テイルズオブエクシリア?転生者はイレギュラー?
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?レオンSIDE?

 

 

依頼を終えた俺達は一旦、休むためにイラート海停の宿屋に向かうことにしたのだが、その途中に

 

 

クラッ

 

 

ガシッ

 

 

ミラの体が倒れそうになるのを俺は受けとめた。

 

 

「ちょ、ミラ、どうしたの!?」

 

 

ジュードは倒れそうになったミラの様子を見る。

 

 

「熱はない……どんな感じ?」

 

 

ジュードが今の状態をミラに聞くと…

 

 

「……力がはいらない」

 

 

そんな時だ。

 

 

グウゥぅぅ????

 

 

ミラのお腹の虫が鳴ったのは。

 

 

それを聞いたジュードはじぃっとミラを見る。

 

 

「ねえ……ちゃんとご飯食べてる?」

 

 

飯を食べているかを聞くジュードにミラは答える。

 

 

「……食べたことはない」

 

 

その返答に驚き、声を上げるジュード。

 

 

「……一度も?」

 

 

「シルフの力で大気の生命子を……ウンディーネの力で水の生命子を……」

 

 

「何、言ってんの?」

 

 

ミラの言うことの意味が分からないアルヴィンがジュードに聞いた。

 

 

「栄養を精霊の力で得ていたってこと。これからは、ちゃんとご飯食べなきゃね」

 

 

ジュードはミラにそういうと、ミラは顔を上げていった。

 

 

「そうか……これが空腹というものか」

 

 

「まあ、力を失った代わりに覚えられたな」

 

 

「うむ。しかし、力がはいらない……」

 

 

動けなくて困っているミラを俺は、

 

 

「動くなよ。……よっこらせっと」

 

 

おんぶした。

 

 

「なっ!?」

 

 

「ほぉ?」

 

 

ジュードは俺がミラにおんぶしていることに驚き、アルヴィンは俺を見ながら驚く。

 

 

「これで楽だろ?宿屋まで背負ってやるよ」

 

 

「うむ。では、レオンの言葉に甘えさせてもらおう」

 

 

と、いいながら俺の首に腕をまわして、抱きつくミラ。

 

 

「///(む、胸が///ミラのってやっぱり、大きいな///)」

 

 

俺は背中から来る柔らかい感触に若干、焦っていた。それに気づいたアルヴィンがミラに言った。

 

 

「(ニヤリ)ミラ、それじゃあ、落ちるかもしれないぜ?もっと強く抱きしめてみろよ」

 

 

「(?)こう//////か?」

 

 

ミラも少し、顔を赤くし、俺に抱きつく力が強くなる。

 

 

「(ア、アルヴィィィィィン!!///)」

 

 

「(報酬のサービスさ♪)」

 

 

ニヤリと俺を見ながら笑い、ウィンクするアルヴィン。

 

 

俺は理性と戦いながらミラを背負って宿屋へ。

 

 

 

 

 

 

 

「いらっしゃい」

 

 

宿屋に付くと、アルヴィンが俺の代わりに飯のことを話しているのだが、

 

 

「すまないね。料理人がまだ来てないんだよ」

 

 

その言葉を聞いたミラはがっくりと来て、腕から力が抜けた。

 

 

「おいおい」

 

 

宿の人はミラの状態を見て、驚いている。

 

 

仕方ないか。

 

 

「すいません。厨房貸してくれませんか?彼女がこんな感じ何で早く、食事をさせたいんですが」

 

 

「ああ、構わないよ。その子がそんな状態じゃねえ。厨房は好きに使っていいよ」

 

 

「ありがとうございます。ジュード、料理できるか?出来るなら手伝ってくれ」

 

 

俺はジュードに手伝いを頼んだ。

 

 

「あ、うん。わかったよ」

 

 

それはミラを近くにあった椅子に座らせ、ジュードと一緒に厨房へ。

 

 

 

 

 

 

 

?数分後?

 

 

 

 

 

 

料理ができた俺とジュードはミラとアルヴィンのいるテーブルまで料理を運んで、食べ始めた。

 

 

ミラとアルヴィンは俺達が作った料理を口に運ぶ。

 

 

「お、美味い」

 

 

「それだ!」

 

 

ガツガツ食べていたミラはアルヴィンの「美味い」の言葉に反応し、自分が思っていたことがそれだと言った。

 

 

「食事というのは、なかなか楽しい。人は、もっとこういうものを大切にすればよいのだ」

 

 

嬉しそうに話をするミラ。そんなミラを見て、何かを考えるジュード。

 

 

 

 

 

 

 

 

食べ終わるとミラはテーブルで寝てしまった。そんなミラを見て、俺はアルヴィンに言った。

 

 

「アルヴィン。俺は寝てしまったミラを部屋に連れて行ってくる。勝手に休んでいてくれ」

 

 

「あいよ」

 

 

そういいながら、俺は再びミラを背負おう。

 

 

背負った俺はミラの部屋に連れてきた。部屋に連れてきた俺はミラを降ろそうとするが……

 

 

ギュゥ

 

 

「?ミラ?」

 

 

ミラが俺の袖を掴んだまま、寝てしまっていた。このままじゃ、俺……部屋に帰れない。

 

 

かといって、このまま俺が立ったままではミラも寝心地が悪いだろうし……困ったな。

 

 

俺が考えていると、

 

 

「う……うぅ?ん」

 

 

ミラの体が傾き、その力に俺も体が傾き、ベットに寝転がってしまった。

 

 

しかも、

 

 

「ミ、ミラ!?///」

 

 

俺を腰から前に手を回し、足が絡み合って俺は動けない状態になってしまった。しかも、抱きついているのでミラの胸が俺の背中に///

 

 

「ど、どうすれば///さすがに、これはまずいぞ///」

 

 

さすがに、まずい状態に俺は焦ってしまう。

 

 

かといって、この状態で寝れるはずもなく………

 

 

 

 

 

 

 

朝が来てしまった。

 

 

 

 

 

朝になるとミラは目を覚ました。

 

 

「う、うぅ?ん……ん?レ、レオン?何故私の部屋に?」

 

 

「……何でって、食事の後に寝てしまったミラを部屋に運んだのはいいが、俺の服の袖をミラが掴んでいたから、自分の部屋に戻ることができず、さらに寝ていたミラの体が傾いて俺をベットに引きずりこんだ?んだよ」

 

 

「……!?……///そ、そうか…迷惑をかけたな」

 

 

「いや、別にいいよ(ある意味、得したしな///)」

 

 

ミラが目を覚ましたので俺とミラは1階に行くことに。

 

 

 

 

 

 

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1階に行くと、すでにアルヴィンは起きていた。

 

 

「おはよう。アルヴィン」

 

 

「おはようさん」

 

 

「おう、おはよう。レオン?昨日はどうした」

 

 

「き、気にしないでくれ…」

 

 

俺はアルヴィンから視線を外す。

 

 

「ふ?ん?ま、いいか。それよりこれからどうする?」

 

 

アルヴィンはミラを見ながら聞いた。

 

 

「そうだな……」

 

 

ミラが考えていると、

 

 

「おはよう。3人とも」

 

 

ジュードが起きてきた。

 

 

「おはよう。早速だがジュード、これからのことで話がある」

 

 

「うん……」

 

 

「私とレオンはニ・アケリアに帰ろうと思っている」

 

 

ミラが言うと、ジュードは顔を上げた。

 

 

「ニ・アケリア?ミラとレオンの住んでいるところ?」

 

 

「いや、俺は住んではいるが……ミラの場合は」

 

 

「私は祀られている」

 

 

えっ?って表情をするジュード。

 

 

「そこに帰れば、四大を再召喚できるかもしれん」

 

 

「マジでマクスウェルなのか……」

 

 

ミラの言葉に、小さく呟くアルヴィン。

 

 

「そこでだ、ジュード。私とレオンと一緒にニ・アケリアに行かないか?」

 

 

「え?」

 

 

「今の君の状況は見から出た錆というものだが、私たちの責任でもあるのも、また事実。ニ・アケリアの者たちに私が口添えをしよう。きっと君の面倒をみてくれるはずだ」

 

 

ミラがジュードのことを考えて話を話していると、

 

 

「へぇ。意外と考えてやってるのな」

 

 

アルヴィンは意外なものを見るようにミラを見る。

 

 

アルヴィンに言われてアルヴィンを見ながらミラが話す。

 

 

「うむ。お前に、まるで他人事だと言われて、少し反省してみた」

 

 

「それにニ・アケリアだったらミラのこともあるし、きっとジュードのこともよくしてくれるだろうな」

 

 

俺とミラが言うと、ジュードがミラに聞いてきた。

 

 

「ミラ、剣の練習はもういいの?」

 

 

「うむ。安心しろ」

 

 

「一応、振り回すぐらいはできるようになってるな」

 

 

ジュードは少し、考えると言った。

 

 

「僕、一緒に行くよ」

 

 

「わかった。安心するといい」

 

 

「もうちょっと剣の練習してもいいと思うぜ?レオンだけでもいいかと思うが、2人に教えてもらった方がいいぜ?」

 

 

「確かにな。俺だけでも教えられるけど、まだまだ、剣の使い方は荒いからな。それに、ニ・アケリアにアルヴィンが来ないと報酬を払えないしな」

 

 

「そうだろうな」

 

 

話はまとまり、準備ができたら入り口にいるアルヴィンに話しかけて、海停を出ることになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

準備が終わり、入り口にいたアルヴィンに話しかけた。

 

 

「んじゃ、行くとしますか」

 

 

「ミラ、確かここから北って言ってたよね?」

 

 

「どれくらいかかるんだ?」

 

 

「シルフの力で飛んだのなら半日もかからない距離だろう」

 

 

……ミラ、普通の人は風の大精霊の力を使わないぞ。

 

 

「ハァ。ミラ、そんな言い方じゃ、わかんないぞ?そうだな。ここから近くにあるハ・ミルの村を通って、ガリー間道を抜けた先にあるキジル海瀑ってところを通ればニ・アケリアだ。大体……2日?3日かな?まずは、ハ・ミルに向かおう」

 

 

「ああ」

 

 

「うん」

 

 

「おう」

 

 

まずは、ハ・ミルに向かうことになったのであった。

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はい、今回は初めての食事と疲れで寝てしまったミラを部屋に連れて行ったが、そのまま一緒の部屋で一夜を過ごしたレオンでした。

 

次回、ハ・ミルでの出会い

 

説明
第7話 初めての空腹と理性との戦い?そして、これから…
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