魔王少女?冥王の前には無力!!8
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私は龍王子と衛宮について行きアースラに向かった。

 

龍王子が転移魔法を使い私達はアースラに着いた。

 

「コッチだ。このままリンディ提督に会って貰いたい。」

 

衛宮がそう言うと艦長室に向かい始めた。

 

「今更だが、大丈夫か?私は幻術しか使えないのだが。物限定のな。」

 

「大丈夫だ。寧ろお前は暁に狙われるかもしれないから保護しようとするだろうな。」

 

それを聞くと私はハァ。と溜息をついた。

 

「どうしても原作キャラとは関わるのか。」

 

「その容姿じゃ関わらない方が無理あるだろう。それと気になっていたんだが、その容姿は何のキャラだ?」

 

「オレも気になっていた。銀髪となるとイリヤを思い浮かべたが真尋もFATE関連なのか?」

 

 

2人の質問を受けた。

 

確かにこの姿じゃ関わってくださいとしか言ってないよな。

 

「いや、コレは私を転生させた神様の容姿だ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

「「………………え?」」

 

暫く沈黙した後2人は声を合わせて言った。

 

「ん?どうした?」

 

私は2人の反応に疑問を感じたので聞き返す。

 

「なぁ、神様って、金髪の兄ちゃんじゃなかったか?」

 

龍王子が言い出した。

 

「何を、私が見た神は紳士だったぞ?」

 

衛宮も語る。

 

「ちょっと待て。何でこうも神様の容姿が違うんだ?」

 

どういうことだ?

 

もしかして神様は複数いてその神が一人一人転生者をこの世界に送っているのか?

 

「なぁ、お互いに転生した時の神様の特徴を言って見ないか?」

 

俺はそう言って龍王子を見る。

 

視線を感じた龍王子は頷いて言った。

「俺が見た神様は金髪と金色の瞳をしたガタイの良い、男性だった。」

 

続けて衛宮が

「オレが見たのは黒のスーツを来て黒い杖と銀色のシルクハットを被った、藍色の瞳の紳士だ。」

 

最後に私が言う。

「私が会ったのは銀髪のロングヘアーで、翡翠色の瞳だった。」

 

 

………

 

…………

 

……………

 

………………

 

…………………

 

「ふむ。どうやら神は人によって違う容姿、若しくは別人なのだな。」

 

私は納得したように頷いた。

 

もし神が同じ容姿をしていたら直ぐに分かると思うし。

 

「神様は複数いる事になるのか?ならまだ他にも転生者がいる事になるな。」

 

「ああ、もしかしたらそいつが暁を勧誘したのかもしれない。」

龍王子達はお互いに考えを口にしだす。

 

「お考えのとこ悪いが提督が待っているんじゃないのか?」

 

私の一言で2人は考えるのをやめ早歩きで艦長室まで向かった。

 

 

 

アースラ・艦長室ー

 

「始めまして、私がアースラの指揮をしているリンディ・ハラオウンです。」

 

通された先には管理局の制服を着て、椅子から立ちこちらに握手を求めてくる緑色の髪をした女性がいた。

 

私は握手に応じながらも尋ねた。

 

「始めまして、八坂真尋と申します。」

 

互いに自己紹介を済まし、リンディ提督は先程とは違い真剣な表情になる。

 

 

「では話を進めましょう。まずは八坂さんと暁君との戦闘映像を見せてくれるかな?」

 

「あ、はい。コレが映像です。」

 

そう言って私はデバイスから先の映像を映す。

 

 

〜〜

 

〜〜〜

 

〜〜〜〜

 

〜〜〜〜〜

 

 

「………成る程、大体のことは分かりました。この件は後にかたるとして、八坂さんはどうして魔法を知っていたのですか?」

 

 

リンディさんは目頭を押さえながら聞いて来た。

 

 

「私がこの子、ミラーフォースと出会ったのは小4です。友達と遊んだ帰りに一つの小箱が落ちていてその中にミラーフォースが入っていました。その後は自宅に持ち帰り後日警察に届けようしたのですが、夜にミラーフォースが起動してなり行きでマスターに成りました。ミラーフォース自体は攻撃が得意では無く、援護と補佐敵陣営の撹乱などを主にした魔法が入っていて今回もソレを生かし、逃げ延びました。」

 

それだけ言ってミラーフォースを懐にしまう。

 

「幻術を使うと聞いたのですが、貴方の幻術は高ランク魔導師すらも誤魔化せるほどなのですか?」

 

リンディが目を細めて言った。

 

品定めでもしているのだろうか?

 

「何かの媒体が無ければ無理ですね。例えば何も無いところからコップを出すことは出来ませんが、……」

 

そう言って私は館長室のペン立てからボールペンを一本取り出しミラーフォースを使い鉛筆に変えた。

 

「このように視覚だけを弄り偽ることが出来ます。しかし、自身や生物に幻術をかけることが出来ず、またかけた物体は10分後には元の物体に戻ります。」

 

そう言って鉛筆をペン立てに入れて幻術を解く。

 

そこには一本のボールペンが入っていた。

 

「ではあの戦闘はどうやって逃げ延びたのですか?もし10分たってしまったらマネキンとバレテしまうでしょう?」

 

 

「人形は両親のつてで私と同一のモノを作って貰っています。それを代用し、輸血パックを中に取り付けただけです。感触、血を誤魔化せれば後はCランクの私でも高ランクの魔導師を騙す事が出来ます。それに、私は戦闘より実験や研究の方がしょうにあっているのでね。」

 

愛想笑いをしながら答えた。

恐らく彼方が言った事は勧誘も考えての尋問だろう。私の幻術レベルは話した限りでは未来のティアナより劣る。

 

まぁ私は魔法はあまり使いませんからね。G.Zか創造で重火器を使うのが手っ取り早いですし。

そう考えると、魔法での戦闘は難しいですね。どうにかしておかないといけないかな?…………別にいいか。

 

それだけ話すとリンディ提督は先程までの表情をやめ、最初に向けた笑みを浮かべて言った。

 

「分かりました。すいませんね、管理局としては魔法関係については詳しく調べないといけないの。次元犯罪者が管理外世界での魔法関係の情報を流して自身の組織の増強や混乱を起こすことがあるの。だから魔法バレに十二分に気をつけなければならない、真尋さんも気をつけて欲しいの。」

リンディ提督は念を押すように言う。

 

「分かっていますよ。ミラーにもそう教わっていますから。」

 

「なら話は以上です。それとコレから真尋さんを暁…君が狙う可能性もあるので我々のほうで護衛をします。この後なのはさん達とその話をするので時間まで龍王子君達にアースラの施設の説明を受けてください。」

 

「はい、分かりました。……なのは達も管理局の人間だったのですね。魔力は感じたのですが、……もしかして他にもこの地域には魔導師がいるのですか?」

 

「龍王子君達の他にはなのはさんとフェイト、はやてさんとその家族が魔法関係者です。その他にはいませんよ。真尋さんのように現地での魔導師はあまりいないのよ。」

 

その後も多少の会話をして私は艦長室を出た。ロビーで待っているであろう龍王子達に合流して話を聞くとしよう。

 

 

 

 

《上手くやってくれよ、G.Z》

 

 

それだけ念話してロビーに向かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ロビーってどこ?………

説明
自身の死因が面白かったから。 神にそう言われ転生することになった主人公。 彼はその世界でどう生きて行くのか?
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