日常な話 |
第一話 始まりの朝
・・・・・・ピピピ、ガチャ
「ふぁあああ・・・ねみぃ」
今日もいつも通りの起床、そして、顔を洗い、朝飯を作る。この1年ですっかり習慣になってしまっている。ついでに弁当も作っておく。これもいつも通りだ。
俺の名前は、桜井一樹。このアパートから、200mほど先にある南条高校の2年生である。こっちには、高校に上がるときに親父から、「男なら一人暮らしだろう!!」という意味わからん言葉のせいでひとり暮らしをする羽目になってしまった。まあ、家からだと高校まで遠くていい機会だったのかもしれない。
今となっては、家事もそこそこできるようになってきたし、朝もちゃんと起きられる。
さてと、そろそろ出ないといけない時間かな?それじゃ今日も一日頑張りますか。
「いってきます!!」
主人公設定
名前 桜井 一樹 <さくらい いつき>
性別 男
身長 178p
容姿 黒髪 黒目 銀縁のメガネをかけている 髪型は適度にそろえてある
顔は中の中 至って平凡
趣味・特技 掃除 護身術など
家族構成 父と母がいるが、今は一人暮らしを始めたため一緒に住んでいない。
性格 どんな状況でも冷静に考えることができる。
頭も、学校で上位10名の中に入るなどなかなかに良い成績をのこしている。言葉はぶっきらぼうだが、根はいいやつなので、誰かに嫌われることは少ない。
第二話 日常
元気に出たのはいいが超眠い・・・これはとっとと教室に行って、HRが始まるまで寝てたほうがいい。絶対いい。ということで少し急いで行こうとしたところで後ろから声をかけられた。
「おはよー!一樹!」
朝からこんなにテンションが高いのは一人しかいない。
「声がでかい・・・こっちは眠いんだよ、明」
こいつの名前は前田明<まえだ あきら>、俺の友人達のひとりであり、高校に入学してから仲良くなった最初の友達でもある。髪は角刈りでいかにも暑苦しい感じがする。身長は俺のほうが少し大きい。いいやつなのだが、朝からこのテンションは、さすがにウザイ。
「そんなこと重々承知の上さ!あと、挨拶は返そうよ!」
・・・本当になんでこいつはこんなにテンションが高いんだよ・・・
「はいはい、おはよーさん・・・あぁねみぃ」
それから、明と他愛のない話をしながら学校にいった。
ちなみに、学校に着いたのはHRの始まる5分前だった。・・・・・・ねみぃ
一時間目が終わって(ずっと寝ていた)ようやく眠気が取れた気がする・・・まだ若干眠いが・・・まあ、大丈夫だろう。
「やっと起きた?」
その声に振り向くと、金髪の長い髪をツインテールにしているのが特徴的な森 鈴花<もり すずか>が立っていた。身長は165pぐらい。金髪なのは、どっかの国とのハーフとか言っていた気がする。ちなみに、余談ではあるが明とは同じクラスではない。これは、喜ばしいことである。
「どうしたリンカ、俺に何か用か?」
「その呼び方、変える気無いの?」
リンカとは、俺がつけたあだ名である。森鈴花→鈴花→リンカとなったわけだ。まあ、呼んでいるのは俺だけだが・・・
「無い」
「・・・そう、まあいいわ。ちょっと頼みたいことがあってね」
「却下」
「話を聞いてすらいないのに?!」
「面倒そうだからな」
面倒事は回避していきたい。俺の安眠のためにも・・・
「話を聞く気もないのね・・・」
当たり前だ。
「まあ、いいわ。強制的にやらせるから」
「・・・おい。俺の話を聞いていたのか?却下だ、却下」
「放課後、教室に残っていてね」
「ちょっと待て。お前に耳はあるか?俺の声が聞こえないのか?」
俺の言葉には耳も貸さずそのまま去って行ってしまった。放課後ねぇ・・・帰っちまうか。そのほうが楽だ。そうと決まればやることは一つ・・・・・・寝るか。
前話のあらすじ
リンカが面倒事を持ってきやがった。しかし!そんなことで挫ける俺ではない。だから俺は、それを無視して放課後になったらダッシュで家に帰ることにした・・・・・・はずだったんだが。
「さあ、はりっきってやるわよ!」
うるさいくらいに元気である。うっとうしいことこの上ない。
「何でお前はそんなに元気なんだよ・・・」
ちなみに今は放課後であり、なぜ俺がまだ教室に残っているかというと、まあ、簡単に言うと・・・俺逃亡→リンカ先回り→俺まわれ右そしてダッシュ→だがそこには明が!となり捕まってしまった。
明は、リンカと協力して俺を捕まえた後、「それじゃあ頑張って労働に勤しむことだね!!」と、朝と変わらないハイテンションで去って行った。
その後聞いた話だが、リンカによるとこれから校内を掃除するらしい。リンカは、美化委員をしていて、一か月に一度、放課後に校内を掃除することになっているらしい。何で俺を・・・と思ったが、俺は明にうられたらしい。明も美化委員で、この仕事をやるはずだったそうだが、俺を生贄に自由な時間を手に入れたようだ。
・・・これは後でお仕置きしないとな。まあ、今は掃除をすることにしますか。
「それで、俺は何をすればいいんだ?」
「あら、文句言わないのね」
「文句言って、何かが変わるのなら言っているが・・・どうせ帰してはくれないだろ?」
「当たり前よ」
即答ときたもんだ。
「・・・まあいい。それで?どうするんだ」
「そうね・・・じゃあ一樹は教室前の廊下をやっていてくれるかしら」
「了解。用具は勝手に持って行くからな」
ということで、掃除開始しましょうか。・・・俺の掃除スキルが火を吹くぜ!!
<掃除中>
・・・・・・・・・ふう。こんなもんでいいだろう。うむ。我ながら素晴らしいな。ついでに拭いた窓がキラキラ光っている。
漫画やアニメで見たことがあるあの感じだ。・・・少々やりすぎたか。
「うお、まぶしい!!」
「窓が光ってる?!」
「ここで何がおきたの?!」
教室から出てきた美化委員の連中が驚いていた。
「相変わらずすごいわね・・・」
「お前はもう見たことがあるんだったな」
「ええ。中学の頃にだけど」
そうなのだ。こいつとは中学の頃からの友達で、高校も一緒になった。あいつの家ここから結構遠いと思ったんだが・・・一人暮らしでも始めたのか?
そんなこんなで、リンカと少し話をした後、家に帰った。まあ、その後すぐに家を出たがな。なぜかって?それはな・・・・・・家に帰って時間を確認→5時27分・・・夕飯を作り始めるか→冷蔵庫を開ける→食材と呼べる食材が無い→・・・・・・買い物行くか。となったわけだ。
そういうことで、今から近所のスーパーに行くことにした。だが、俺は後にこの選択を後悔することになる・・・・・・かもしれない。
説明 | ||
この物語は、主人公、桜井一樹の日常を綴ったものである。 | ||
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