魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜赤き狂戦士〜
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第一章 赤き狂戦士

第四話「再開」

 

 

Sideティアナ

「そこの雑魚4人組には興味はねぇ」

思わずカッとなった。

自分でもわかっている事を言われたからだ。

 

 

私はアイツに雑魚と称された4人の中で一番弱い・・・わかっている事を他人に言われる事が

すごくムカついた。

 

 

 

 

「て、ティア、落ち着いて!!」

 

 

スバルに止められて我に返る。

 

今の私がいつもと違うのはわかっている。

 

多分さっきまでやっていた訓練でスバルとエリオ、キャロを見てそう思ったんだ。

 

あの3人には私と違って才能があり私なんかよりもずっと先が有望だ。

 

だけど私は自分の力の無さを認める訳にいかない。

 

 

 

「良かったティア。本当にあの人に飛び掛かっちゃうかと思ったよ〜」

「僕もちょっと心配でした・・・」

「私も・・・」

 

 

はぁ・・・やっぱり私らしくなかったみたいね。

自分でもなんであんな風になったか解らないわ。

 

・・・それにしてもあのバイザーの男何者なのよ?いきなりビルを倒壊させるは、

なのはさん達に突然襲いかかるわやることなす事がめちゃくちゃなのよ!!

 

 

「とにかく一旦ここを離れた方がいいわね・・・」

「なのはさん達の戦いの邪魔はしたくないし・・・」

「念話で僕が話してみますよ!」

 

 

エリオが念話でなのはさん達に下がる事を伝えるなら私は何処に離れるか考えないと・・・

 

「っ!!」

 

「ん?キャロどうしたの?・・・ぅ!?」

ちびっこ2人の様子がなんか変・・・どうしたのかしら?・・・

けど私は2人がそうなった原因を直ぐにわかる事になる。

 

「は、あぁ、ぁぁ・・・」

「ちょっスバルまでどうしたの・・・っ!?」

 

 

何か得体の知れない感覚が私の身体中に突き刺さる。

スバル達も同じなんだろう・・・私の腕を見る。

 

「・・・な、なんなのよ?・・・」

 

震えている・・・何に私は恐がっているのよ?私は自分達をこんな風にしている

原因をそれが放たれている先を見る。

 

 

「・・・!?」

 

私はその元を見て驚愕するしかなかった。

 

他に何ができるのよ?いや今はとにかくここを離れるしかない・・・!!

 

 

「ほら!!行くわよアンタ達!!」

「う、うん!!」

「は、はい!!」

 

 

なのはさん達に迷惑をかける訳には行かない。

 

・・・あれ?

 

一人足りない?

 

 

「キャロ!!」

 

エリオの声が私の耳に届く。

 

後ろを振り替えるとキャロが座りこんでいた。

 

 

私達は移動しているがキャロは一歩も動いていなかった。

 

「エリオ!キャロを運びなさい!」

「はい!!」

 

 

本当に何者なのよアイツ!?

 

殺気だけでちびっことはいえキャロを動けなくするなんて・・・

 

「あげゃげゃげゃげゃげゃ!!」

 

 

奇怪な笑い声が聞こえると同時に男のいた場所が爆発が起きた。

 

なのはさん達が攻撃した訳でない・・・一体何をしたのよ・・・!!

 

 

Sideティアナ End

 

 

 

「アイゼン!!カートリッジロード!!」

 

《Raketenform》

 

 

ヴィータの叫びと同時にグラーフアイゼンの形が変わる。

 

ハンマーのような形から一方はロケットのような噴射口のような物が付いき、

反対側は先程より攻撃性に特化した鋭い形になっている。

 

 

「はぁぁぁぁ!!」

 

 

噴射口からの凄まじい炎の勢いを利用しヴィータは仮面の男に接近する。

 

並みの早さではない。仮面の男にアイゼンを叩きこむ。

 

 

「あげゃげゃげゃ!!」

「てめえ何モンだ!?何でアタシらに攻撃しやがった!?」

「言ったろ!?俺様はただゲームをしてるだけだ。つまりは・・・」

 

 

仮面の男が大剣でアイゼンを弾き返す。

 

 

「ただの遊びだァ!!」

「くっ!ふざけんな!!」

 

 

弾き返され態勢を整えるヴィータ。

 

 

いつの間にか地面にまで追い詰められる。

 

 

「てぇめぇ!!」

「もうちょっと狩人を楽しませろよ獲物ちゃん?じゃねぇーと・・・さっさと潰すぜ?」

「図に乗んな!!」

 

 

再び剣とハンマーがぶつかる。火花が散る。

 

そして徐々に仮面の男が押されていく。

 

パワーだけならヴィータの方が上のようだ。

 

 

「ちぃ・・・モードS」

『了解』

 

仮面の男がそう命じると大剣が形状が変化し盾のような物へと変わる。

 

 

「盾なんかでアタシに勝てると思ってんのか!?」

「ぐわっ!?」

 

 

盾でガードするが完全に威力を相殺できずに弾き飛ばされ、ビルに激突する。

 

「ちぃ・・・油断したぜ」

「終わりだっ!!」

 

 

ヴィータが壁にめり込んでいる仮面の男にアイゼンを突き付ける。

 

 

「まずはその変なバイザーを外せよ」

「はァ・・・」

 

 

男は諦めたようにため息を吐く。

 

「あァわかったよ・・・」

 

男は左手でバイザーに触れ外そうとする。

 

 

(さて、どんな面を拝めるか・・・)

 

あれだけ派手な戦いをする人間の顔を見てみたかったヴィータ。だが・・・

 

「な〜んてなァ!?ハッハッハッ!!」

 

「なっ!?」

 

 

男の口が三日月状に緩むのを見て一気に警心を強めるヴィータ。

 

 

(けどコイツの持ってるデバイスの形態は盾だ。仮にまた大剣にしても直ぐに対応できる!!)

 

 

大剣に男が形態を戻すと思っているヴィータ。

 

彼女ほどの実力なら確かに大剣で斬り掛かられても相手を屈伏させる自信がある。

 

しかしその考えは油断へと繋がる。

 

 

「うわぁ!?」

「つ・か・ま・え・たァ〜☆」

 

 

ヴィータは今の自分の状況を理解する。

 

捕まっているのだ。

 

さっき自分が追い詰めた相手に。

 

「な、なんだよソレ!?」

 

「盾が武器じゃないなんて誰がそんな事言ったかなにゃン〜?」

 

 

ヴィータを捕えている物を見る。

 

クローのような物がヴィータをアイゼンごと捕えている。

 

自分の考えが甘かった事を痛感する。

 

 

「もうちょっと楽しめるかと思ったンだがなァ・・・」

「こ、この!!離せ!!」

 

 

クローを剥がそうとあがくがヴィータが思っている以上に硬く

捕まえられているようで抜け出さない。

 

 

「ったく・・・そう簡単に警戒を緩めンじゃねぇーよ・・・オマエは副隊長サンだろォーがよォ。

ヴィータンよォ」

 

「な、ヴィータン?・・・なんでその呼び方を「ヴィータちゃん!!」なのは!!」

 

「ハッ!ようやくお出ましかァ!!少しは楽しませろよ?なのはァァァ!!」

 

 

クローを解除し、ヴィータを放す。

 

「お、オイ!!」

「素直に負けを認めろよ?話は後で聞いてやるから、

オマエはそこで見物してろよ?ヴィータン?」

 

「オマエ・・・やっぱり・・・」

 

シィーとでも言うかのように人差し指を立てる。

そしてそのまま空にいるなのはへ砲撃を避けながら接近していく。

 

 

「ヴィータンなんてあんな気持ち悪い口調でアタシを呼ぶ奴は一人しかいねぇ・・・」

 

かつて共に戦った男の顔と名を思い出す。

それによく考えればあんな戦い方は正気の人間ができるはずがない・・・

だが今ヴィータが思い出した男はする事ができていた。

 

 

「・・・絶ってぇーに話を聞くからな・・・」

 

 

空中でなのはと激戦を繰り広げている男を見てヴィータはそう呟いた。

 

その目さっきと違い懐かしい友人と久々に会ったような目だった。

 

 

 

 

 

 

 

-------

 

 

 

 

 

「アクセルシューター!!」

 

なのはの周りに桜色の魔力弾10体出現し、レイジングハートを仮面の男に向け照準を合わせる。

 

「シュート!!」

アクセルシューターが仮面の男に降り掛かる。

 

 

「さっきから同じ技ばっかだなァ?・・・ハッ!」

男はアクセルシューターをギリギリの距離で躱しつつ確実に大剣で潰していく。

 

そして全てが消滅させられた。

 

「馬鹿の一つ覚えって知ってるかァ?」

「・・・馬鹿って酷いね。別に今ので貴方を捕らえきれるとは思ってなかったよ」

「当たり前だァ。ンなオモチャに一々当たるワケねぇだろよォ」

 

 

余裕の声が返ってくる。

素顔はバイザーで見えないが下から見える口は笑っていた。

 

とてもまともな人間が作れるとは思えない形だった。

 

 

「でもまァ俺様だから簡単に避けられたが、並みの奴なら周囲を蹂躙されて終わってンなァ」

 

「自惚れかもしれないけど、確かにその通りだよ。でも新人達は訓練で今のを全て当たらずに私に一撃をくれたよ」

「ワァーオ。えげつない事やってんなァ」

「貴方に言われたくないな。あんな盾に見せかけた捕獲用クローを使う人になんて」

 

 

軽蔑の目を仮面の男へ送る。

 

さっきヴィータが捕まった時、なのはは自分の考えが甘かったと思っていた。

さっきまでなのははヴィータに待機するように言われていたから何もせずに

ヴィータの戦いを見ていた。

 

しかし、ヴィータがクローで捕まった時は、すぐにヴィータを助ける為に動いた。

 

結果、仮面の男はヴィータからなのはに興味が移りヴィータに止めをささなかった。

 

 

(この人・・・やっぱり実力なら私と同じかそれ以上だ・・・魔力ランクはAランクぐらい・・・

リミッターを付けている私と同じかな?)

 

対峙しながら目の前の強敵の戦闘能力を冷静に解析する。

 

解析し男の弱点が何か考えるが・・・

 

 

(ダメ・・・弱点どころか隙すら見つからない・・・)

 

 

肩に大剣を担ぎダルそうに宙に浮いているが、それでも一切の隙はない。

 

仮に背後からアクセルシューターをぶつけようとしても目の前の男は簡単にそれを防ぐはずだ。

 

 

「隙とか探してンなら無駄だァ。ンな事考える暇があンなら少しは弾を俺様に当てろよ?」

「挑発しても貴方の策には乗らないよ」

「ちぃ・・・隊長してるだけはやっぱあンな。成長してくれているようで俺様涙出そうだ」

「・・・・」

 

 

男の言葉に違和感を憶えるなのは。

これで二回目だ。

 

「ねぇ」

「なンだァ?」

「さっきから思ってたんだけど、貴方は私達の事を知ってるの?」

 

戦いになる前に男はなのはとヴィータに相変わらずだなと言った。

そして今もなのはに対し成長したなとほのめかした。

 

この言い方だと昔からなのは達を知っていると言う感じだ。

 

何度か雑誌の取材を受けたりはしたが、そんな戦いの事に関して特に話していないから、

まず雑誌を見た人間ではない。

ならこの場合は消去法で自然と前者になる。

(私の知っている人であんな大剣や盾を使う人は記憶にない・・・

でもなんだかこの感覚・・・何処かで・・・)

 

 

自分が知っている魔道師を一人一人思い出すが一致する武装の人物はいない。

が、何故か目の前の男とは関係ない武装の人物が浮かび上がる。

 

(でも武装が・・・けどあの人は確かにこんな無茶苦茶な戦いをするよね・・・)

一人の男を思い出す。

口調といい容姿も同時に戦い方もマッチしている。

 

でもなぜ彼がこんな場所にいるかという疑問ができる。

 

 

(今はインフェルノの実動部隊隊長をしているはずだし、そんな人が今私達に戦いを挑むなんて事

・・・いやでもあの人なら・・・あ〜もぉ〜!)

 

心の中で懸命に仮面の男とある男を照らし合わせる。

先程まで冷静だった彼女だがある男に関する事では冷静では入られなくなる。

 

 

(・・・でもやっぱりあの人だよね・・・なら・・・)

 

 

自分の思っている人物か確かめる為なのはは仮面の男に話しかける。

 

「来ねぇなら俺からいくぜ?」

 

「待って!!」

 

「ンだァ?もう降参かよ?」

 

「あの間違ってたら謝るけど・・・もしかして貴方って・・・ヴァン君?」

 

「・・・・」

 

 

黙りこむ仮面の男。

 

「黙ってたらわからないよ!ちゃんと答えてよ!」

 

 

「・・・・はぁ・・・」

 

 

 

 

Sideヴァン

 

 

 

「黙ってたらわからないよ!ちゃんと答えてよ!」

思わずため息が出ちまうなァ・・・ヴィータにはばれなかったからコイツにもいけるかと思ったが違ったか・・・案外まぬけだな、俺も。

 

まぁ仕方ねぇ・・・戦闘を続けてぇがどうやらここでしまいみてぇだ・・・

まぁヴィータとも戦えたからもう十分だろう。

 

 

 

 

そうして俺は顔に手を伸ばし、バイザーを外す。

 

 

 

 

 

Sideヴァン End

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Sideなのは

 

 

 

 

 

目の前の人物はゆっくりと手を自分の顔に持っていき、着けているバイザーを外した。

 

そしてその素顔を見て私は自分の考えが正しかったと思った。

 

 

「ヴァン君・・・!」

不機嫌そうな赤い目、何かに抉られたような傷が付いた首。

 

そしてふてぶてしい態度・・・仮面を着けていたとはいえよく考えれば直ぐにわかったはずなのに!!

 

 

「ったく・・・コレで幕切れかよォ・・・あァ〜あ残念〜」

 

「久しぶりに会って言う事はそれだけなの?あと別に続きならしてもいいんだけど?」

 

 

シグナムさんじゃないけど、なんだか今はヴァン君と戦いたかった。

 

 

成長した私を見てもらう為に。

 

 

「いやワリィが今回はもうやめるぜ。突然の襲撃者って設定でオマエ達二人を本気にさせるつもりだったが遊びがすぎた」

「あんなに自分の正体がばれるような事を言っちゃてたら誰でも気付くよ〜」

「いやァ、オマエなら気付かないと思ってからあンだけ言っちまったんだよォ」

「そ、それって私が鈍感って言ってるの!?」

「違うのかァ?」

「うっ・・・」

 

反論したいのに反論できないよ・・・!!やっぱりヴァン君には口ではかなわない!・・・

というかヴァン君、私をおもいっきりからかってない?

 

「おやァ〜?自覚なしィ〜?やっぱり鈍感じゃねェかァ」

「ヴ、ヴァン君には関係ないでしょ!?女の子をからかったらダメなんだよ!!」

 

そう言ったらヴァン君の顔がさらにニヤってなった。

 

あの顔は私をどこまでも弄る気だよ・・・

 

 

「それになんだァ?その様子だとまだ彼氏の一人もできてすらいねェみてェーだなァ?

オイオイ大丈夫なんですかァ?」

 

「べ、別に私は・・・そうだよ!し、仕事をしたいんだよ!うん、うん。

まだ私は彼氏とかそんな人作る必要はないんだよ!」

 

 

それにいつか私にも素敵な人が・・・

 

 

「なんだそりゃア?ダメだぜ?現実から逃げてちゃ?」

 

「だから私は・・・!!」

 

 

私はまたヴァン君の言葉を否定しようとしたけど、ヴァン君が言った事で続きを話せなくなる。

 

 

「はァ・・・仕事にかまかけて将来婚期を逃すハバアの有望株じゃなねェーかァ」

 

 

 

ブチッ

 

 

 

 

 

今何か私の頭の中で何かが弾けた・・・いや今それよりヴァン君が言った事をもう一度確かめて見よう・・・勘違いで墜としちゃったら可哀そうだしね。

 

 

「ねぇヴァン君・・・今なんて言ったのかな?」

 

 

「あン?アレか?ハバアの有望株の影響でついに耳まで遠くなったのかなン〜?あげゃげゃげゃげゃ!!あ〜ダメだァ!!わ、笑っちまう!!腹ァ痛ェ!!」

 

 

「・・・・」

 

 

・・・もういいや・・・別に勘違いって事でもなかったし、もう全力全開で殺ってもいいんだよね?

久しぶりに会って直ぐにお別れなんて嫌だけど・・・仕方ないよね?

 

 

 

 

 

SideなのはEnd

 

 

 

 

 

 

「あげゃげゃげゃげゃげゃ!!」

 

 

「・・・ディバインバスター」

 

《All Light My Master》

 

 

「うお!?」

 

 

桜色の閃光がヴァンに目がけて迫ってくる。

ギリギリのタイミングで躱したが今のは少しでも避けるのが遅れていたら間違いなく

直撃コースだった。

 

「あ、危なねェなァ・・・なンだよ?八つ当たりかァ?」

 

「・・・アクセルシューター」

《All Light》

 

 

10体の魔力弾が再び現れヴァンに向かう。

 

「だからその技はもう・・・ってなンだァ!?さっきより早ェぞォ!?」

 

今ヴァンを襲っているアクセルシューターはさっきまでなのはが放った物よりもずっと

スピードが速かった。

 

「ま、マジかよォ・・・」

 

 

ヴァンの頬から血が流れる。

 

アクセルシューターがヴァンの頬を擦ったようだ。

 

 

「避けないでよヴァン君・・・ヴァン君とは今から"お話"したいから大人しくしててよ」

 

「前々から思ってたンだが、ちゃんと国語の勉強したかァ?ナシってちゃんと辞書引いて調べうおォ!?」

「だから避けないでよ」

 

 

ヴァンはアクセルシューターを避けながらなのはの方を見る。

 

(あァ・・・ありゃもうなのはじゃなくて・・・)

 

 

 

白い悪魔だなァ

 

 

 

と頭の中で今の目の前にいるなのはの姿を述べるヴァン。

 

 

「ルーチェ!!モードR!!」

 

 

《Mode Rifle》

 

 

ルーチェが大剣から漆黒の銃へと姿を変える。

 

 

《なのはさんを怒らせすぎですよマスター》

 

「いやァまさかアレくらいでキレるとは思わなくてよォ。

成長してンなら今の弄りでも平気と思ってなァ」

 

《さっきのアナタの発言は全管理世界と管理外世界の女性を敵に回すほどのものでしたよ》

 

「マジかよォ?すげェな?オラワクワクしてきたぞォ!」

 

《何処の戦闘民族ですか・・・》

 

 

呆れるルーチェ。だが直ぐに戦う為に気を変える。

 

が、その前に・・・

 

 

《一応聞きますがなのはさんに謝って戦いを終えるという選択は?》

 

「冗談!!あんなマジななのはと殺りあえンのになンで謝ンだよォ!!オラいくぜェェェェ!!」

 

《・・・わかりました・・・》

 

 

もう最後まで付き合うしかない・・・

 

主人を止める事を諦めサポートをする事を決めるルーチェ。

 

 

 

 

「行くぜェェェェなのはァァァァァ!!!!」

 

「・・・ディバインシューター・・・」

 

「ハッ!!ブラックノヴァ!!!」

 

 

四つの桜色の閃光と四つの黒い閃光がぶつかり合う。

 

それだけで周囲一帯は爆煙に包まれ二人の姿が見えなくなった。

 

 

 

 

 

--部隊長室--

 

 

 

「何やってるんやあの二人・・・」

 

「・・・ぜひともハートネットと一戦交えたい!!」

 

「お前は自重せんかぁ!!」

 

 

二人の戦いを映像でみていたシグナムの場違いな発言にはやてがツッコミを入れる。

 

 

「あ〜もうぅ!!バトルマニアと戦闘狂がなんか今後めっさ気合いそうで、嫌になってくるわ!!」

「主・・・私はバトルマニアでは・・・」

 

「自覚しろ!!」

 

 

再びツッコミをシグナムに入れる。

 

(・・・もうやめたい・・・)

 

異動初日にヴァンの起こした珍事を見て疲れがどっと沸くハーナ。

 

まだ朝のはずだが彼女は今精神的にも肉体的にもかなり疲れてきていた。

 

 

その後訓練場で殺りあっていた2人は駆け付けた隊長陣とハーナにバインドで絞められ、

ハーナのチャクラムをぶつけ気絶させた。

 

 

後日、これを見ていた。

 

新人のS氏は

 

 

 

 

「私、ヴァンさんとなのはさんの戦いを止める役とライオンの飼育係なら、絶対に迷わずライオンの飼育係を選びます」

 

 

 

と話してくれた。

 

 

 

ちなみに残りの3人も同じようなコメントだった。

 

 

説明

時空管理局特務殲滅部隊---通称「インフェルノ」。そこには管理局員、次元犯罪者の両方が「赤き狂戦士」と恐れる青年が所属していた。そんなある日彼は、インフェルノの部隊長の命を受け新しく設立された部隊「機動六課」に異動する事になり、狂喜的な笑みを浮かべ素直に異動を受諾する・・・彼の笑みは何を意味するのか?
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