遊戯王アイドルマスターフォース 第1話 新たなるデュエルステージ! |
第1話 新たなるデュエルステージ!
遊星side
…い!!
「(誰だ…どこからか声が聞こえる)」
…星!!
「(いや、この声は…確か)」
…遊星!!!!
「遊星!!!!しっかりしろ!」
「は!?」
俺はそこで目覚めた。まるで長い呪縛から覚めたかの様に。
「良かった…目が覚めたんだな遊星」
「あ、あなたは…十代さん!?」
目が覚めた俺が最初に見たのは、かつてパラドックスとの戦いで共に戦った、遊城十代さんが、俺の傍にいた。
「取りあえず、大丈夫か遊星?」
「はい、大丈夫です」
立ち上がって、まず見たのは景色だった。どうやらここは公園だが、こんな公園は見たことが無い。ましては風景も、どれもネオ童美野シティの風景でも無かった。
「それより、何故十代さんがここに?」
疑問に思った。十代さんは、俺が居た時代の前の人。あの時は、赤き竜の力で十代さんと遊戯さんと出会ったが、普通は時空の関係を…いや待て、確かあの時
「…」
「ん、どうしたんだ遊星?」
「あ、いえ。特に問題はありません。続けてください(まだ曖昧の所が多すぎる。詳しくは後で考えた方が良いな)」
「ああ、そうだな。実はな、あの後俺はまた旅を再開したんだ。順調だったそんな時、ある異変が起こったんだ」
「ある異変…ですか」
異変か…俺達の所は、そんな事は無かったが、一体どういう事なんだ?もしそんな事があったのなら、過去の記事にもあった筈だが。
十代side
「最近なんだけど、天候が大きく変わったり、地震が発生しやすくなっていたんだ。他にも、本来生息しない生き物がいたり、怪奇現象が多発する事件が発生したんだ。それに疑問を感じたから、一応調査したけど、何にも手がかり無かったから、こればかりは手詰まりに近い状況だった」
あと、これは万丈目達にも一応連絡入れたけど、こっちも何の手がかりもなかったからな。
「それで、それからどうなったんですか?」
「ああ。その後は何故かその異変が急に収まったんだ。何故か」
あれには結構驚いたからな。1週間も続いたのに急に収まる。何でかと思ったぜ。
「だが、それから突然急に大嵐が現れて、破壊活動を始めたんだ」
「破壊活動を!?」
やっぱり遊星は驚くよな。突然のラッシュみたいだしな。
「それから、その大嵐に巻き込まれて…気づいたら、ここにいて、遊星が倒れていたんだ」
「そうだったんですか…」
ただ、あの出来事で、ファラオと大徳寺先生が行方不明になっちまったし、ユベルは何故か表に出られない状況になってる。声もノイズに近く状態。どうなってるんだ?
「まあ、遊星も多分俺と似たような状況に陥ったのかもしれないよな。それで、これからどうする?」
「そうですね…まずここが一体何処なのか調べる必要がありますよね。ここが、俺達の住んでいた所じゃないのなら、ここが一体どう言うところか」
「よし!んじゃ探そうぜ!」
そう言って、俺達は早速行動を開始した。歩いていればなんかしらの情報が来てもおかしくないからな。
移動しようとした、その時
「うわ!?わっ!わっ!わっ!」
公園の入り口で声が聞こえた。そこには、一人の女の子が今にも転びそうになる。
「危ない!」
近くにいた遊星がダッシュでその子を庇った!俺も運動に自信あるけど、遊星はそれ以上だな!
遊星side
「大丈夫かい?」
「あ、はい!大丈夫です!」
俺はこけそうだった、リボンをつけた女の子を助ける事ができた。怪我が無くて何よりだ。
「はあ…また私ドジ踏んじゃった…」
また?となると、毎回こう言う展開が起きてるのか?世界観が違うとそうなのか?
「あれ、あんたの左腕にあるのは…決闘盤(デュエルディスク)なのか?」
と、十代さんがこの子に対して言ってきた。良く見ると確かにデュエルディスクが付いているな。しかも、あんなにコンパクトなデュエルディスクは初めてみる。それでも、デュエルは可能か…
「あ、はい。そうですけど…」
「(一応、この世界でもデュエルが可能なら…)すまないが、一度君とデュエルしても構わないか?」
「あ、はい。構いませんよ」
意外とあっさり了承してくれたな。だが、取りあえずこの世界での腕前を見ておいた方が、後々の役に立つはずだ。
「それじゃ、俺はここで見させてもらうぜ!頑張れよ!遊星!」
「はい。それじゃ、始める前に自己紹介だな。俺は不動遊星。彼は遊城十代さん。君は?」
俺が先にデュエルを申し込んだため、十代さんは見学させてもらったが、これは仕方が無いな。
まずは名を明かした。その後、彼女の名前を聞いた。
「はい!私は天海春香です!よろしくお願いします!遊星さん!」
彼女の名前は天海春香か…良い声だ。先ほどの雰囲気が少し変わった気がする。
デッキをデュエルディスクにセットし、自動シャッフル。よし、これで準備は整った。後は春香だな。
「行きますよ!デュエルディスク、セット!」
な、何だ!?あのデュエルディスク、突然変形を始めて、パネルや液晶画面が出てきた!?あのディスク、折りたたみ式なのか?十代さんも、驚いた表情をしている。
「Dゲイザー、セット!ターゲット、ロックオン!」
春香がポケットから、左目だけのゴーグルらしい物を取り出し、左目に付けた。ガラス部分が、赤い色。何か意味があるのか?
それと同時に、辺り一面緑色の波紋が広がり、周りに無数数字が浮かび、「0」・「1」などが浮かんで消えていく。
<ARビジョン、リンク完了>
何処から、謎の電子音が聞こえたが、恐らく「完了」は、デュエルが可能になった合図だと思う。良く分からないが、このデュエル、負けるわけにはいかないな。
「「デュエル!!」」
遊星 LP4000 手札5 デッキ35 エクストラデッキ15
春香 LP4000 手札5 デッキ35 エクストラデッキ15
「先行は私から行きます!ドロー!」 手札5⇒6 デッキ35⇒34
さて、まずは彼女のデッキを確認だ。攻めるのはその後だ。
「手札から、『ヘカテリス』の効果を発動します!このカードを捨てることで、デッキから『神の居城−ヴァルハラ』を手札に加えます!」 手札6⇒5⇒6 デッキ34⇒33
ヘカテリス 光属性 天使族 ☆4 効果モンスター OCG
ATK 1500 DEF 1100
このカードを手札から墓地に捨てる。デッキから「神の居城−ヴァルハラ」1枚を手札に加える。
なるほど、彼女デッキはどうやら『アテナ』を利用したヴァルハラデッキか…これは少々やっかいだな。
アテナ 光属性 天使族 ☆7 効果モンスター
ATK 2600 BEF 800
1ターンに1度、「アテナ」以外の自分フィールド上に表側表示で存在する、天使族モンスター1体を墓地へ送る事で、「アテナ」以外の自分の墓地に存在する天使族モンスター1体を選択して特殊召喚する。
フィールド上に天使族モンスターが召喚・反転召喚・特殊召喚された時、相手ライフに600ポイントダメージを与える。
神の居城−ヴァルハラ 永続魔法 OCG
自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、手札から天使族モンスター1体を特殊召喚する事ができる。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。
「更に、加えた『神の居城−ヴァルハラ』を発動します!これにより、手札から『アテナ』(ATK2600:DEF800)を攻撃表示で特殊召喚します!更に、手札から『コーリング・ノヴァ』を攻撃表示で召喚します!」 手札6⇒5⇒4⇒3
コーリング・ノヴァ 光属性 天使族 ☆4 効果モンスター
ATK 1400 DEF 800
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、自分のデッキから攻撃力1500以下の天使族・光属性モンスター1体を自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。
フィールド上に「天空の聖域」が表側表示で存在する場合、代わりに「天空騎士パーシアス」1体を特殊召喚する事ができる。
「『アテナ』の効果で、『コーリング・ノヴァ』を墓地に送り、遊星さんに600ポイントのダメージを与えます!」
『アテナ』が持っている杖の光線が、俺に命中する。
遊星 LP4000→3400
「『アテナ』の効果発動!『アテナ』以外の自分フィールドに存在する天使族モンスター一体を墓地に送ることで、『アテナ』以外の天使族モンスター一体を墓地から特殊召喚します!私は墓地から『コーリング・ノヴァ』(ATK1400:DEF800)を攻撃表示で特殊召喚します!そして、『アテナ』の効果で更に600ポイントのダメージを与えます!」
遊星 LP3400→2800
初回から、効果ダメージで1200のダメージ。見た目以上に強いな…
「一枚カード伏せて、ターンエンドです」 手札3⇒2
はっきり言ってこの子は強い。1ターンで、これほどの展開を見せるとは…だが、俺も負けてはいられない!
「俺の…ターン!!!」
次は…俺の番だ!一気に行くぞ!!この不可思議な現象を、打ち砕いて見せる!
説明 | ||
遊戯王×アイドルマスターのクロスオーバー作品です。遊星達がアイマス世界にトリップする物語です。 様々な要素を取り組んでおりますが、やれるところはしっかりとやっていきます。 まだ少し先ですが、オリカ・オリキャラ等登場します。苦手は方は、観覧に注意してください。 登場する遊戯王シリーズは、全般です。詳しい履歴はこの通りです。 DM・GX⇒映画終了後 5D's⇒最終決戦後の半年後 ZEXAL⇒遊馬VSゴーシュ戦後 アイマスは、ベースは「2」と「アニメ」をメインにしてます。しかし、序盤においては「1」をメインとしてます。 ちなみにこれは、とある某所のサービスが終了してしまうため、こちらでの投稿になりました。念のため、タイトルと私の名前は変わってしまいましたが。こんな作品ですが、応援の程、よろしくお願いします。 ※色々ありまして、この作品のカードシリーズの説明をいたします。 アイマス世界では、既にシンクロ・エクシーズは大流行で、大半のカードは登場してます。中には一部アニメ効果のカードもあります。『シグナー竜』・『機皇』・『D−HERO』等、アニメでは重要な役割・特定の人物のみしか使ってないカードも普通に流通してます。無論、『神のカード』・『三幻魔』・『地縛神』と言ったカードは普通に流通してません。『三邪神』は、ある人物のみしか扱ってない設定です。後々登場する予定です。それから、『No』は闇のカード扱いで、どんなデュエリストにも、『No』に取り付いてしまう、危険なカードとして扱っています。まあ、ZEXALと同じ概要で構いません。余談ですが、『No』は遊星・十代でも、取り付かれる可能性が非常に高いので。ちなみに『No』はZEXAL同様、一般には知らないカードでもあり、ほとんどの概要は不明とされている。一部の都市伝説扱い。 大変お待たせしました。それでは、本編の始まりです! |
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