チートでチートな三国志・そして恋姫†無双 |
第5話 意気投合・旅立ち
さて、出発だ……。そう思ったのだけれど、酔い覚ましをしていたからか、いつの間にか時間が経ってしまっていてもう夕暮れだ。公孫?のところへ行くのは明日にして、今日はこの村に泊まっていったほうが良さそうだな。
「公孫?さんのところにすぐ行こうかと思ったんだけど、もう日が暮れそうだね。いきなり夜道を行くのは危ないだろうし、今日は桜桑村に泊まっていかないか? 幸い、お金はまだあるしね。」
「そういえば随分暗くなってきましたね。それに、ご主人様と甄姚様の蚊帳もないですし……。」(※1)
「ん? ああ、我々の心配は不要だぞ。私の術で虫などを防ぐ膜のようなものをつくれるのでな。」
愛紗がそう心遣ってくれたのだけど、女?がその心配を一蹴した。「ついでに言うと、病気などにも罹らないぞ。」と俺に耳打ちしてきた。これは助かるな……。抗生物質も何もない
――いや、漢方薬の生薬? とやらはあるのかもしれないが――
この時代に”病気に罹らない”というのはありがたいな……。
「まあ、どちらにせよ村で一泊しましょうか。おそらくまだ泊まることのできる場所があるでしょうし、仮に無ければ村の外れに野宿できる場所がありますから。 かつては桃香様の生家もあったのですが、乱世終結の為の資金にする為に土地から何から全て売ってしまったのですよ……。」
桃香の生家には泊まれないのだろうか……? という俺の疑問を感じとったのか、愛紗がそんな説明をしてくれた。……。それだけこの乱世の終結にかける思いが強いということか。その思いを形にするための”指南役”は俺がきちんと務めなければいけないな。責任は重いけどやり甲斐はある。
「桃香は凄いんだな。じゃあ、これから宿に行こうか。」
「そうなのだ! 桃香お姉ちゃんはすごいのだ!!」
「いえいえ……。大したことじゃないですよ。鈴々もそんなに褒めなくていいから。」
そして、宿をとり、夕食ではまた飲む……。俺は未成年だから、本来は……なのだろうけど、まあここの法律なら問題はない。飲んで、”天下国家”の話を桃香や愛紗たちとしていると、いつの間にか男2人と意気投合していた。アレ? 本当にいつからだろう……?
とはいえ、今は酒がまわってきたからか喧嘩気味だけれど。しかし、そもそもアンタらは誰なんだ?
「この乱れた世をお前ら5人でなんとかする……ねえ。そんな妄言を吐くバカ共が俺ぁ好きだぜ。だーっはっは。」
「まったく……。しっかしおもしれえな。しかもすげえ美女に酌してもらえるなんてな。今日は最高だなあ。」
そう、他ならぬ女?が酌をしているのだ。まあ、「昼間飲み過ぎたので夜は飲まぬ。」と言ったからだから自業自得だけど。仙界でも上位に君臨しているであろうお方が人間に酌をしているのだ。最初は「何故この私が……。」と言っていたけど、今はそこまで嫌そうでもないな……。何か心境の変化でもあったのかな。
「バカとは何なのだ!? お前ら失礼なのだ!」
「全くです。我らがやらずして誰がやるというのです? それにしても、どうしてさっきからご主人様は黙っているのです?」
鈴々と愛紗が憤慨しているけれど、冷静に考えればこいつらの指摘は的を射ている。俺たちは大勢力でも、太守でもない、たった5人。皆の志は高く、桃香には”景帝の子孫”という”血”があり、鈴々と愛紗というふたりの武があり、そこに俺の知識と”護衛”の女?がいる。それでも、”ただそれだけ”と言えばそれまでだ。
「……。まあ、事実は事実だろうからね。「大言壮語にもほどがある」 と思われても仕方ないさ。それでも、決めた以上は必ず成し遂げるだけだ。たとえ、どれほど笑われようとも。」
「だーっはっはっは。お前らは本物のバカだな。気に入ったぜ。馬と兵士と金を集めてやるよ。俺ぁ商人だからな。俺は張世平。コイツは蘇双。俺たちぁ商人だ。」(※2)
張世平に蘇双、マジかいな……。パトロンgetか。しかし、俺たちはついてるな。あのまま行ってたらこの人たちには出会わなかった。
「それはありがたい申し出だけど、俺たちは公孫?のところへ行く。その方針を変えはしないぞ。」
「んなことはお前らの好きにすりゃあいいさ。俺たちぁこの乱世が終わりゃあそれでいい。そこに一石を投じるなんて面白えじゃねえか。」
「今日は同じ部屋で寝ねえか? おめぇは面白え。語り明かそうぜぇ。おめぇの見る未来を。」
「そいつはありがたい申し出だ。ありがたくご一緒させてもらうぜ。」
俺がそう言うと、張世平は”そんなことはどうでもいい”と言い、蘇双が”俺が考えている将来の見通しを聞かせろ”と言ってきた。
大声で”金持ちの商人”だということをふれまっているような状況なのだから、これは助かった。いくら、ここが平穏な地だとしても、誰かよからぬことを企む輩に聞かれている可能性は無きにしも非ずなのだ。俺と同じ場所で寝るのならば、女?が守ってくれる。
そのことを女?には伝えておきたいのだけど、どうするかな……。そうだ、トイレに行くことにしてちょっと席を外そう。
「ご主人様!? いいんですか? じゃあ私たちの部屋は?」
「一つは君が、残りは愛紗たち2人で使ってくれ。俺らは雑魚寝するよ。」
「さて、ちと用足しに行くかな。残りは食べておいてくれよ〜。」
「……。私も行くとするか、一応”護衛”だしな。」
トイレに行くというと、女?もついてきてくれた。しかし、トイレ=小川の上か……。今でもインドではガンジス川で用を足し、水を飲み、沐浴をすると本で読んだ覚えがあるけど、現代日本で育った俺にはなかなか辛いモノがあるなあ……。まあ、まだこっちに来て1日目だし、こういうことが
”俺は今、タイムスリップしている”
ことの証拠でもあるのだけど。
「 あの二人の申し出をあっさり受けるというのは兎も角、一緒に寝るというのはどういうつもりだ? まだ会ってから数時間も経っていない人間をそこまで信用できるのか?」
「ああ。あの二人は正史や演義でも劉備のパトロンとして活躍した大商人だから、そこまでの悪人ではないと思う。もちろん、これから見極めていく必要はあるだろうけどね。それに、いくらこのあたりは治安に良い場所だといっても、”大金持ち”という人達の身の安全を保障するのはなかなか難しいだろう。まあ、もし彼らが危害を加えそうになったらお前が返り討ちにすればいいだけの話だし。」
「なるほどな。商人の持つネットワークを手に入れることで、”人脈”を強化して”金銭”を得られるのなら、確かに好都合だな。」
「そういうことさ。」
が……。俺も彼らも酔いつぶれて寝てしまったために、”将来の展望を聞かせる”のはまた次の機会に……となった。
翌朝は何事もなく目が覚めた。取り越し苦労だったようで良かったな。
「久々に寝たわけだが、お目覚めの気分はどうだ?」
「悪くはないけど藁の布団は肩が凝るなあ……。見張りお疲れ様。」
よく考えると、あの日――終業式の日――の前の日からずっと寝ていなかったんだよな。”光”に巻き込まれたときに気を失っていたのを除けばだけど。
そして7人で朝ご飯を食べて、
――これから、兵と馬と金を集めてくるから半刻ほど待っていろ――
と張世平と蘇双に言われたので、村の外れで待つことにした。
彼らが自分の馬に乗って居なくなるのを見届けてから、愛紗が不安そうな顔で
「ご主人様、本当に彼らを信用したのですか? たとえ、我らは村の外で待っているといっても、もし大量の敵兵を集めてくるとしたら、この村まで危険にさらすことになります。
と、彼らが居る前では言えなかったことを聞いてきた。それは至極尤もな意見だ。女?・愛紗・鈴々という”力”が居ないのならば、俺がその話に乗ることはなかっただろう。
「まあ、敵だったとしても返り討ちにすれば馬は手に入るし、とりあえず待つことにしよう。俺は”騙す”ような感じを彼らから受けることはなかったし。」
まあ、彼らが”詐欺師”だったらどうかわからないけどね。鈴々が「ひーまーなーのーだー。」と言ったり、桃香は花を見たり……と、各々で時間を潰していると、ドドドド・・・・という音とともに、馬に乗った兵と馬車がこちらへ来るのが見えた。
轟音がするといっても、武装はしていないし、少しずつスピードは落ちてきている。敵意はないようだ。とりあえず一安心かな。
「あんまり人はあつまらなかったが、金と馬はきちんと集めてきたぜ。どうだ?」
「すごい……。」
桃香たち3人が感嘆している。まあ、この世界の人たちにはこれだけの馬を見る機会はなかなか無いのだろうし、それも無理はないのだろうな……。それにしても、旗揚げからわずか2日でここまでいくとは……。馬そのものは早坂さんに乗せてもらったサラブレッドほどではないけれど、それでもなかなかの体躯だ。ただし、馬具は何も無い。あの時に、そういうものがなくても乗れるようになるまで練習しておいて良かったな……。まさか、そんなことが回り回ってこんなところで役に立つとは……。人生ってわからないもんだな……。
”女?や愛紗につかまって2人乗り”というのも悪くはないけど、少しは格好つけたい、というか、馬には1人で乗ったほうがいいだろう。”威厳”というものもあるし……。
女?がこっそりと、「お前は一人で馬に乗れるか?」と耳打ちしてきたので「大丈夫。なんとかできる……はず。」と答えた。できなきゃマズイ。
「おめえらが5頭。残りは俺と蘇双を合わせて52人の兵と馬だ。馬車はここで売って金にするか。まあ、食い物と水は補給したし問題はねえな。公孫?は幽州の東。まあ、馬なら数日で着くだろ。」
その張世平の言葉通り、3日ほどで公孫?の領地の近くまで着いた。
張世平たちは馬の世話と武器、食糧の手配をしてもらうことにして、俺たちは公孫?の居城へ向かう……と決めた。
盗賊がのさばっているらしく、募兵をやっていたから何の問題もなく領内へ入り、居城まで行くことができた。”劉備”・”義勇兵”・”馬”といったことを兵に告げると、ほどなくして公孫?と面会する許可が降りた。
さて、公孫?本人もそれなりの力を持った群雄だし、どんな人物なのかみせてもらおうかな……。¥あとは”お目当て”の趙雲が居れば言うこと無しだな。
そこに現れたのは濃いピンク色の髪をした女性だった。彼女が、公孫?か。さて、何から話すか……と思っていると、
「桃香! ひっさしぶりだなー。」
「白露ちゃん! 久しぶりだねー。元気してた?」
「廬植先生のところを卒業して以来だから……3年振りか。勿論、元気いっぱいだよ。」
「いつの間にか白露ちゃん、太守になってるなんてすごいよー。」
俺や愛紗たちを置き去りにして、公孫?と桃香が話――いや、これは”おしゃべり”だ――が始まった。まあ
かつての学友だし仕方ないか……と思いながら話が終わるのを待っているのだけど、一向に終わる気配がない。服の下に隠している腕時計を見ると、もうかれこれ20分以上話している……。さすがに止めなきゃいけないな。愛紗は呆れ、鈴々は暇そうに欠伸をして、女?は”どうでもいい”という様子だけど。
……? 公孫?の後ろに誰か居るようだ。姿はよく見えないが、誰だろう……? まさか……。
「おい桃香、そろそろ本題に入らなきゃ。」
「ん?そういやお前は? 桃香が真名許すってことは結構な人物なんだろうが。」
「ご主人様のこと? いろいろ噂されてた”天の御遣い”の北郷一刀さんだよ。」
「てっきり眉唾だと思ってたんだが……。まあ、桃香が認めるならそれなりの人物なんだろうな。友の友は友。私のことも白露でいいぞ。ところで、残りの3人は?」
あっさり真名許す方もいらっしゃるんだなあ……。甘いのかお人好しなのか、はたまた……。
「俺の護衛の甄姫。それに、関羽と張飛です。」
「特にそれ以上何も言うことは無いのだが。甄姫だ。以後よろしく。」
「我が名は関羽。字は雲長。桃香様の矛です。以後、お見知りおきを。」
「鈴々は張飛なのだ! すっごく強いのだ!」
「あ、ああ、宜しく頼む……。と言いたいとこなんだが、正直3人の力量がさっぱりわからん。どうなんだ? 桃香。」
愛紗と鈴々の実力くらいなら分かりそうなもんだけどな……。女?はまあ、何もかも抑えてるからな。それでもこの3人の中で一番だろう。
「みんなすっごく強いよ。わたし、胸張って保証しちゃうよ♪」
「たしかに桃香の胸くらいあれば安心なんだが……。」
袁紹に負けて散った者の力はこんなものか……と呆れながら見ていると
「この3人の実力がわからぬようでは、やはり公孫?殿は大した実力ではありませんな。」
と、主君? に対してかなり失礼なことを言い放つ女性が現れた、”客将”の身分ならばこんな言い方も許されるのかな……。俺の常識ではちょっと考えにくいな……。
まあ、それよりも……。
趙雲かな!? 趙雲だといいな。
「相変わらず嫌味ったらしい言い方だな。まったく……。しかし、お前ならばこの3人の実力が分かるというのか? 趙雲」
来た。ついに来た。とはいえ、趙雲がこんな言葉遣いをするなんて考えられないし、もう一度確認しておこう。まあ、こんな趙雲も面白いけど。
「趙雲?」
「いかにも、常山の趙子龍とは私のことです。3人の立ち居振る舞いを見れば只者でないということぐらいはすぐわかりますよ。それに、北郷どのもなかなかの腕のようだ。」
ふう。聞き間違いじゃなくてよかった……。
「俺を評価してくれてありがとう。でも、キミの腕は俺とは比べものにならないと思うよ。」
「ええ。かなりの使い手のようですね。今度手合わせ願いたい。」
と愛紗も言った。そこで相づちを打たれると地味に傷つくんだけど、愛紗だしまあいいか。
「それにしても、白露ちゃんに対してずいぶんな言い方だねえ〜。」
「ああ……。それに、軍略にまでうるさくケチをつけてくるんだが、その作戦を受け入れると連戦連勝だし、その上、兵千人に値するような武人だからなあ……。そうじゃなかったら追放してるよ。」
”本人の前でそういうことを言う”辺りに、公孫?、――いや、”白露”か――の限界があるのかな。人の上に立つ者にとっては”器”、すなわち器量の大きさが何よりも重要だ。
そんなことを考えていると、室町時代の異才、太田道灌の話が思い浮かんだ。彼は江戸城の築城など、文武両道に優れた名将だったが、あまりに突出した能力を持ち、自身もその才や功績を隠そうとしなかったが為に、”下克上”を怖れ、また、彼を妬んだ上杉定正という暗愚な主君によって暗殺されてしまった”悲劇の名将”だ。
彼は暗殺されたときに、”当方、滅亡”と叫んで果てた……と言われている。実際、その後、上杉家は衰退し、最後は北条氏によって滅ぼされた。
さすがに白露がそんなことをするとは考えにくい。けれど、趙雲が「煙たい存在」である……ような感じはする。そこに付け込めば上手く引き抜けるかもしれないな。「正攻法」で堂々と活躍しながら、桃香の器の大きさを見せてやればいい。
「ほう……。確かに戦は武力だけで決まるものではないと思いますが……。巧みな軍略、是非見せて欲しいものですね。 私は、『勝敗は戦う前に決まっている』という言葉を聞いたことがあるくらいですから、とても興味があります。」
「ほう……。それは興味深い。その要因はいったい何です?」
「兵站、陣形、戦略、情報、そして何よりも大切なのは団結だ。蟻でも馬は倒せるよ。」
のってきたか。ここには象はいないから馬にしたけど。
「なるほど。なかなか面白い方ですな。」
「それはありがたいね。」
と、そのやりとりを横で見ていた白露が、
「おいおい、ウチの客将を引き抜こうというんじゃないだろうな?」
と言った。まあ、そうなんだけど、最初から正直にそんなことを言うわけにもいかない。
「まさか。まあ、来て頂ければありがたいとは思いますけどね。圧倒的な武力を持った者がいれば、それはこの乱世を終わらせる早道になります。そのうえ軍略にも造詣が深いとなれば尚更です。」
「おやおや、それはありがたい申し出ですな。私は、仕えるときは主君の”徳”を見て判断するときめておりますが、果たしてそれが北郷殿にどれだけあるか。」
「俺にはあまり無いと思うよ。それに、主君はあくまで桃香、いや”劉備”だ。”徳”があるのも俺じゃなくて桃香のほうだよ。」
それにしても、言葉遣いが予想外に面倒くさいな。女?とは普通に喋れるけど、他はな……。白露のような”位”の高い人物にはちゃんと敬語を使わなければいけないし。俺、苦手なんだよな……。
それと、俺には”徳”なんて無いほうがいいだろう。”外道”と思われるようなこと
――賄賂なんかもその中に入るかな――
でも、やる必要があると思った時はやると決めている。でなければ”安寧たる国家を建国”なんてできはしないだろうから。
「え……。」
「ほう……。それは興味深い。まあ、少し様子を見させて頂くとしましょう。」
「まあ、ゆっくり鑑定していってくれよ。」
解説
※1 あったかどうかは知りません。 ただ、野宿で何も無しで寝るのはどうかな……(仮にも女の子ですし)と、おそらく似たものが無いと大変だろうな……とも思ったので。
※2 劉備たちに力を貸した豪商です。彼らのお陰で劉備たちは黄巾賊と (一応)戦えました。ただ、今回は騎兵50。これにいつものメンバー5人と張世平・蘇双で騎馬57。これはやりすぎかもしれないですね。
※3 刻:1刻=2時間で換算。
キャラクター紹介
公孫? 字は伯珪 真名は白露
白蓮 だと、”蓮”がつかわれまして、コレは孫家の真名にのみ使いたかったので、やむなく変更。
正史では異民族”烏丸”との戦争に明け暮れ、”白馬長官”とあだ名される戦好きだったらしい……。なぜか (戦場では目立って危ないはずなのだが)白馬に乗って戦った為。
”あの”袁紹に負け、自殺にも失敗した(らしい)情けない将軍……。 (結局袁紹軍の兵士のよって殺害とのこと)
ところが本作では、やっぱり白馬には乗るものの、劉備に負けず劣らずのお人好し。
何でもかんでも中途半端な存在です。恋姫(無印)と違って死にはしませんのでご安心ください。
まあ、憎めない奴だと思っていただければ。
趙雲 字は子龍 真名は星
おそらく、使う側 (劉備や諸葛亮のこと、失礼な物言いをお許しください)にとって非常にありがたい存在の将軍だったと思われる。穴のない活躍で、ミスなく謹厳実直。おまけに金や女の強欲さもない。
夷陵の戦いでは劉備に真っ向から反対するなど、人格的にもかなり優秀な将軍。
長坂で劉備の子(劉禅)を助けだし、劉備にその豪胆さを
”子龍は一身全て、これ肝なり”
と賞賛される。
個人的には豪胆さにくわえ、お前はわれわれの肝 (最も大事な将軍の一人)だよ。という意味を追加したいと思っているのですが。
このとき、青スの剣を敵将から奪う活躍も魅せてます。
無印版では初登場時に一人で無策で無謀に突撃するアホの子に成り果てたのだが……。
本作ではそんなバカはやりません。一刀が最初に言った「5人の最強の武人」の関羽に続く2人目。 (残り3人はまだ秘密。ヒントは、全員の共通点が最初は曹操にも孫家にも劉備にも味方しなかったです。その後どうなったかは3者3様。)
彼女はめっちゃ活躍させる予定。
説明 | ||
第1章 ”天の御遣い”として | ||
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コメント | ||
クラスター・ジャドウ さん> 感想ありがとうございます。アレは一体何だったのでしょう? 腹立ちました。 二言受け取りました。(山縣 理明) …あ〜、星の無印初登場時のアレは、確かに擁護出来んわなぁ。まぁ、彼女の名誉の為に一応、まだ敗北の味を知らないヒヨッ子だったのだろうと言うのと、初登場だからつい張り切り過ぎちゃったのさと言う、二言を捧げておきます。(クラスター・ジャドウ) |
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