第14話 小学校に入学……………もうやだ、帰りたいその4 |
学校探検も終わり、昼休みになった。
……………なのはが呼びに来るのを待つか。どっか行ったら放課後が怖い。
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まったく来ないなぁ…。このまま待つのもなぁ………………………………よし、弁当食べるか。
そう言ってカバンの中から弁当箱を取り出し、机の上に出す。フタを開けると中には、玉子焼き、アスパラのベーコン巻きにその他もろもろ…。
うん、我ながらいい出来だね……………それじゃあ、いただき「葵君!!!」……………魔お……なのはが息を切らしながら教室に入って来た。
「なのは、どうしたの?」
魔王がこんなに慌てるなんて何が……………………………………………………………………あぁ、すずかとアリサの事か。確かケンカするんだっけ?
「すずかちゃんが………」
うん、予想的中。
……………………………………あれ?原作通りだと三人だけじゃなかったっけ?なんで僕呼び出されてるの?…………………まさか、原作が変わってる?……………orz
「何かあったの?」
「…うん、すずかちゃんとクラスの女の子が……………………」
「分かった。……ところでその場所ってどこ?」
「えっと…………………確か、中庭の辺りだったと思うの」
「…よし、それじゃあ急ごう」
どうやって止めようかな。そんな事を思いつつ中庭に走って行く。しばらく走っていると、視界の先に2人の女の子が映った。
多分あれがすずかとアリサだろう。…………さて、どうしようかな。普通に入っても面白くないし……。
………………………………自分らしくすればいいか。
「お?い、すずか?」
「あっ、葵君。どうしてここに?」
「いやね、なのはにすずかちゃんとそこの…………えっと「アリサ・バニングスよ」…バーニングさん「誰がバーニングよ!!!」…うおっと!何するんだ!危ないじゃないか!!」
結構速いな。まだ小学一年なのに……恐るべし!アリサ・バニングス。
「あんたがバーニングって呼ぶからでしょ!!」
「いいじゃん、別に…………………ところで二人ともこんな所でどうしたの?すずかちゃん泣きそうだし」
「………そ、それは…」
「ええっと………」
なんか二人とも言いにくそうだな……。
「言いたくないなら言わなくてもいいけど………すずかちゃん、お弁当一緒に食べないの?」
「あっ……そうだったね…でも……」
そう言ってアリサの方を向く。アリサも誘えばいいのか?
「ねぇ、一緒にお弁当食べない?」
「えっ……………………いいの?」
「別にいいんじゃない?すずかちゃん、その子も一緒でいい?」
「えっ?あ、あぁ。私は一緒にお弁当、食べたいかな」
「だってさ。………で、どうするの?」
「ふ、ふん!どうしてもって言うんなら一緒に食べてあげてもいいわよ」
すっげぇ、これが本物のツンデレと言う奴か。世界でもこれほどのツンデレは絶滅危惧種並に少ないだろう。
「はいはい、それじゃあなのはと合流して食べますか」
「…………なのは?」
「あぁ、僕の幼馴染?でクラスは一組だったはず。…まぁ仲良くやってくれ…………………それよりもとっとと行くよ」
「ちょっと待ちなさいよ!」
「待ってよ〜」
何かこのごろ原作組とよく絡んでいるなぁ、せめて魔法の事は隠して生活したいなぁ………主に平穏な生活のために。そんな事を考えつつなのはの所に向かう。
早くお弁当食べたいな……。
「なのはー」
「葵君、大丈夫だった?」
「何が大丈夫かは知らないけど、大丈夫だよ」
「よかった?」
「それよりもお弁当を早く食べようよ。昼休みがもうすぐ終わりそうだからさ」
「うん、そうだね…………ところでその子は?」
「あぁ……この子はアサリ・バーニングで「全然違うわよ!!なによ!アサリって!!」…冗談だよ冗談………本当はアリサ・バニングスって言ってなんか成り行きで一緒に食べることになったんだけど一緒にいいかな?」
「私は別にいいよ」
「…それじゃあ屋上で食べよっか」
やっと昼食にありつける。そう思いつつみんなと一緒に屋上に向かった。
「ここが屋上か……」
「うわ〜……ここが屋上かぁ………結構広いね……」
「そうだね……………ところでドコで食べるの?」
「う〜ん…………………あそこでいいんじゃない?」
「そうだね、それじゃああそこにしよう」
そう言って4人で円を作り、お弁当のふたを開ける。
……みんなおいしそうなお弁当だった。
「みんなのお弁当、おいしそうだな」
「食べる?葵君」
「…………いいの?……………それじゃあその卵焼きをもらおうかな」
「はい、どうぞ」
そう言って僕の目の前にお弁当を持ってくるすずか。
僕はそのお弁当の中から卵焼きをひとつ選び口にする。…………………………おいしい。
「おいしいよ、すずかちゃん。……代わりといっては何だけど何かいる?」
「う〜ん………それじゃあそのハンバーグをもらえる?」
「いいよ……………はい、あ〜ん」
「えっ!?////」
「食べないの?」
「あっ、ううん食べるよ。……あ、あ〜ん//」
「お味はどう?」
「とってもおいしいよ」
……よかった、作った甲斐があるな。
「…………ん?どうしたの、なのは」
「えっと…………私もそのお弁当食べたいの」
「別にいいけど…………………それじゃあ…あ〜ん」
「あ〜ん///」
何か顔が少し赤いけど大丈夫かな?
「それでお味はどうだった?」
「すっっっごくおいしかったの」
「それはよかった…。作った甲斐があったよ」
僕がそういうとみんなが驚いた。……何でだろう?しばらく固まっていたけど唐突にアリサが聞いてきた。
「ねぇ……………もしかしてそのお弁当ってあんたが作ったの?」
「…え?………そうだけど」
僕がそういうとみんな、もう一度驚いた。………どうしてだろう?
「どうかしたの?」
「いや、なんでもないわ。………それよりも自己紹介をしましょう」
……………………………………………………………めんどくさくなったねぇ
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主人公の口調が少し変化しているような気がしますが気にしないでください。……………………年が経てば口調だって変わる。 | ||
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