第20話 使い魔を作りに……その2 |
前回のあらすじ
使い魔がほしい→ならば作りに行こう→異世界に到着→迷子→ドラゴンとエンカウント→逃走
みなさんお久しぶりです。今、僕の目の前にドラゴン(?)がいます。なぜこうなったかと言いますと……………………………………………………説明するの面倒くさいので前話でも見てください。
話を戻して………止まってくれたのはよかったけど、これからどうすればいいんだろ?って言うかドラゴンって人の言葉理解出来たっけ?
「僕の言葉、理解できる?」
ドラゴンが頷く。
理解はしているようだ。
「それじゃあ質問ね。あなたの名前は?」
「グルルル(俺の名前はメフィウス。誇り高きダークドラゴンだ。)」
名前の他に種族も判明した。
「んじゃあ次。何で僕を追いかけたりしたの?」
「グルル(美味しそうだったから)」
……………………………………あっぶねーーー!マジ逃げて正解だわ。
「今は僕を食べる気ある?」
これは重要だ。とっても重要だ。答えによっては、逃げるか、戦うかしないと。
「グルルル(いや、もうない。)」
よかった〜??。これで一安心………あれ?でも何で?
「どうして?」
「グルル(俺と話せるやつが今までいなかったからな)」
どうやらこのドラゴンは寂しがり屋のようだ。
「そっか…………………………ん?でも、僕が帰ったらまた一人ぼっちじゃね?」
「…グル(…あっ)」
気づいてなかったようだ。案外抜けてるな、こいつ。
「…んで?どうするの?」
「グルル!(帰るんじゃない!!と言うか帰らないで下さいお願いします!)」
「…といってもぁな。……うーん」
なんかいいアイデアないかなぁ?可哀想だからどうにかしてやりたいけど………………………………あ。………確かにこれならいけるかな?だけどこのドラゴンが納得するかどうか分かんないしなぁ………駄目もとで聞いてみよ。
「ねぇ、メフィウス。いい案があるんだけど…」
「グル?(ん?なんだ?言ってみろ)」
「いやね?メフィウスがよかったらでいいんだけど……………僕の使い魔にならない?」
「………………グル?(使い魔?)」
使い魔と言う言葉さえも知らないって……。まぁ当たり前か。
「使い魔って言うのは、契約した人に協力するんだよ。その代わり、魔力を分けて貰えるんだ。だけど、なるには瀕死か死なないといけないんだ」
「グル(なん……だと…)」
やっぱり無理かな…………………あっでも召喚って言う手もあるな…。これなら殺さなくてもいいし、一緒にいられる。
「一応召喚契約って手もあるけど……」
「グルル(面倒くさいからどっちでもいいわ)」
………うわー、丸投げだ。こいつ自分の事なのに……もっとよく考えろよ。
……………まぁ、こっちで決めていいんならやっぱり召喚契約の方かな?
「それじゃあ、召喚契約の方にするよ」
「グル(ああ。それじゃあ頼む)」
「………………よし。それじゃあいくぞ。………………………我、汝と契約を交わす物なり。汝、我に力を捧げ、その身尽きるまで我の力となれ!」
魔法陣がメフィウスの足元に現れしばらくするとその光が収まった。
「グル?(なにも変わっていないが?)」
「まぁね。後、フォームチェンジで小さくなれるよ。早速なってみてよ」
具体的にはキャロの傍にいるフリードみたいな物だね。
「グル(あぁ、分かった。………………む?こうか?)」
そう言うとメフィウスの周りに光が出て、メフィウスの体を包み込んだ。そして、しばらくすると光が収まり、その中から小さくなったメフィウスが出てきた。
「キュ?(何か違和感が……)」
なんか姿と言葉が可愛らしくなっていた。
「よし、それじゃあ行こうかメフィウス。……………呼びにくいからフィーでいい?」
「キュー(いいんじゃね?)」
「よし、それじゃあフィー、みんなを探しに行こう」
「キュー!(おう!)」
〜収穫〜
使い魔ではないけれど、大切な仲間ができました。
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どーぞ。そして今日はここまで。 | ||
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