魔法少女リリカルなのはTime Leapなの? ?過去に戻った高町なのは? 【無印】 第二十九話 |
さらに翌日、私はまたしても第124管理外世界の洋館に居ます。
ちなみに今日もアリサちゃんは連れてきています。理由は魔法の使い方についてとデバイスについて話しておきたかったので。
一応、昨日ですべてやっておくことは終わらせていたのですが、くーちゃんを昨日ここに残したままでしたし、私が治した二人の状態が知りたかったですからね。
ってなわけで私はアリサちゃんと一緒にくーちゃんがいると思われる、私が治した二人が眠っている客室へと、ここに来てからすぐに向かい、ドアの前に居ました。
「なのはなの?」
「はい、中に入っても大丈夫でしょうか?」
「うん、大丈夫だよ。昨日、なのはが帰って一時間後に二人とも意識を戻ったから」
ドアを右手でノックすると、くーちゃんが私かと確認をし、私はそうだと答えました。
それからアリサちゃんと一緒に客室の中に入り、二人の様子を見ました。
二人はベッドの上で座っていましたが、見た感じかなり元気のような感じでした。初めてやったから何か障害や一生意識が戻らないかもしれないとは思ったのですけど、どうやら成功のようですね。これでホッとしました。
「二人とも、何ともないようですね」
「はい、お陰様で助かりました。あの時は本当に死んだかと思いましたから。それで私たちの両親は……」
その言葉を聞いて私とくーちゃんは言葉が詰まりました。
実は昨日二人の傷を治している最中にくーちゃんから状況をさらに詳しく聞いたのですが、どうやら両親の方はくーちゃんが来たときにはかなりぐちゃぐちゃにされていて原型がなかったらしいです。さすがにそれぐらいだと生き返すのも難しいですしね。
聞いたとき吐き気が少しきましたぐらいですよ。くーちゃんは目の前で見ているのですからよっぽどだったのだと思いますけどね。
「……そうですか。すぐに言えないという事はやはり……」
私とくーちゃんが言葉を詰まらせていると、それを察したかのように二人いる内の多分姉だと思う少女から言われました。
まぁ、嘘ついてもばれたときに大変ですから、ここは正直に言いますか。
「……そうらしいです。見たのはくーちゃんですから詳しくは分かりませんが、その時にはもう……」
今は私が生き返すことができると言っても信じてくれないだろうし、たとえ生き返せるならどうして連れて来なかったという事になりますからね。くーちゃんから聞いただけだから私も見てませんが、さすがにあんなひどい両親の死体を見せたくありませんからね。
「そうですか、それでも私とミリアを助けてくれてありがとうございます」
「私も、くーちゃんが二人を方に担いで来なかったら助けることもできませんでしたけどね。さすがにあの時のくーちゃんを見て驚きましたが」
「ところで、あなたが久遠が言っていた……」
「多分その通りだと思います。私の名前は高町なのはです。年齢的には二人よりは年下になりますけど」
精神年齢的には私の方が遥かに上ですけどね。
「私の名前はエリナ・オリフィア。こっちが妹のミリア・オリフィアです」
「よろしくね、なのはちゃん」
「こちらこそよろしくです」
……今までミリアさんの方は一度も言葉を出していませんでしたから、無口な子なのかと思っていたのですがそうでもないようですね。
私がミリアさんと握手していると、背後から視線が感じました。その視線が誰なのかというのはすぐにわかりました
……そういえばアリサちゃん居たのでしたね。
「あとこちらなんですが、私の友達であるアリサ・バニングスです」
「よろしくね。ちなみに私はなのはの痛っ!?」
今、ものすごく嫌な予感がしたのでアリサちゃんの頭を一発殴っておきました。
っていうか言おうとしていましたよね今。初対面の人に余計なことを言わないでくださいよ……
「ふぅ、最後に言おうとしていたことは気にしないでください」
「痛いじゃないのよなのは!! なんでいきなり頭を殴ってくるのよ!!」
「余計なことをアリサちゃんが言おうとするからでしょ。しかも初対面の人に」
……涙目になりながら訴えてきましたが、んなもん知りません。余計なことを言おうとしたアリサちゃんが悪いのですから。
「さて、とりあえず二人はこれからどうします? たぶん、あなた達が生きてると知ったらまた管理局があなた達を捕まえに来ると思いますが」
「それは分かっているのだよね。他の世界に居たとしても見つけられそうな気がしますし……」
やはりそうですよね。となるとやはりこれしかありませんね。
「じゃあ、ここで住むというのはどうでしょうか?」
「え!? 良いのですか!?」
「えぇ、明日から数日の間は私が来れませんしね。くーちゃんはこちらに残りますよね?」
「うん、なのはが言う前に言おうとしてた」
「なら、数日間はくーちゃんを含めた三人で暮らして貰って構いません。この家は予定より広く造ってしまったらしいので、私とくーちゃんだけではもったいないだけですし」
「でも……」
私の言葉にエリナさんは悩み始めました。本当に暮らしていいのだろうかと多分思っているのでしょうね。
「いいじゃないお姉ちゃん。なのはちゃんの言うとおり、ここに居た方が安心だと思うからさ。くーちゃんがあんなに強いならなのはちゃんは凄いのかもしれないし!!」
「……そうね。ミリアの言うとおりかもしれない。でも本当に良いのかしら?」
「構いません、広すぎてもすべて使い切ることは無理ですからね。あ、でも地下には入らないでくださいね。弄られると困るものばかりありますので」
「分かったわ」
「それでは、私の方は庭園に居ますので。それではアリサちゃん、行きますよ」
よく考えたら、あれは庭というより庭園のような気がしますね。まぁ、どうでもいい余談ですが。
とりあえず私はアリサちゃんを連れて庭園と向かっていくのでした。
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さて、庭園に来てすぐにアリサちゃんの魔法の制御を始めたのですが……
「それでは、手に持っている炎を空に向かって放ってみてください」
「こんな感じ?」
アリサちゃんは昨日みたいに出した炎を上に向かって放つののでした。
炎は玉みたいに放てたような感じではなく、アリサちゃんが先ほどまで持っていた右手から放たれた感じでした。
……っていうか、デバイスなしでこれですか? 私が言うのもなんですけど、かなりの魔力総量をアリサちゃん持ってませんか?
さすがに驚きました。これでデバイスを使って魔法を使えば普通にフェイトちゃんレベルはありますよ。昔の私ですかと思ってしまいましたよ。
「凄い……自分でやったのもなんだけど、私からこんな力が出せるなんて……」
「…………」
「……なのは?」
「あ、すみません。ちょっと考え事してました。とりあえず魔法の操作については大体わかりました?」
おっと、自分の世界に入っていたようですね。アリサちゃんに話しかけられなければもう少しそうなってたかもしれませんね。
「うん、とりあえず大丈夫だと思う。」
「それならあとはデバイスを使っての練習ですかね」
「そういえば、デバイスっていうのはいつ貰えるの?」
正直そこなんですよね。この数日間は私の方が忙しいでしょうから、デバイスを作れませんし、素材も今はここにありませんからね。素材の方は後でくーちゃんに頼む予定でしたが、作るとなるとアリシアを復活させてからでしょうかね?
明日からは残りのジュエルシード集めを再開するつもりですし、アリサちゃんの予定とかを考えるとやはりそうなると思いますし……
とりあえず、正直に答えておきますか。
「その事なんですが、結構先になりそうです。私の予定やアリサちゃんの予定を考えると」
「そっか。まぁそれは仕方ないよね。それじゃあ、もう少しやってていい?」
「別にいいですよ。まだ時間はりますし」
ってなわけで、アリサちゃんは魔法の練習を私の指導の下でまた練習するのでした。
説明 | ||
新暦85年、高町なのははある任務の途中で死亡する。 任務は全て嘘であり、全てはなのはを殺害するための一部の管理局員による計画だった。 なのははその計画通りに殺されるが、その任務に向かう途中に偶然何故か落ちていた拾ったジュエルシードによって、なのははタイムリープをするのだった!! しかも、タイムリープしたのはなのはが生まれた頃だった!! 要は、魔法の知識や記憶を持ったなのはがタイムリープをし、無印、A's、STSと原作ブレイクしていくものです。 予定だと無印、A'sまでは原作通りに進み、STSはなのはの立ち位置を変えようと思ってます。 原作ブレイクは初めてなので正直うまく出来るか心配だったり^^; とまぁ、読んでくれると嬉しいです♪ |
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2019 | 1932 | 3 |
コメント | ||
デバイスなしで感覚的にアリサが魔法使ってるのおかしくないですか?あの世界の魔法はロジカルなものだから何となくイメージしたものが魔法として発動するはずがないんです。もしかするとミッド式でもベルカ式でもない独自系統なのかな?(紅蓮のアーティスト) | ||
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