魔法少女リリカルなのはTime Leapなの? ?過去に戻った高町なのは? 【無印】 第三十三話 |
私はスターライトブレイカーを放った後、フェイトちゃんが倒れ落ちたところへとすぐに向かいます。
フェイトちゃんは運よく壊れた建物の上に倒れており、私はそこへ近づきました。
近づいて数分もせずにフェイトちゃんは目を覚まし、すぐに私の方へ顔を向けます。
「大丈夫ですか? さすがに最後のはやりすぎたと思ったのですけど」
「うん、大丈夫。やっぱり勝てなかった……」
「いえ、手加減していたとはいえ、気づかない内にバインドを使用しているなんて」
「それはなのはに少しでも戦えるかと思って工夫したの。意識を私に向けて、その間にバインドを使うように」
なるほど。少しは私に勝てるように工夫はしていたようですね。
さて、そんなのんびりと今は話していられないのですよね。
「フェイトちゃん、アルフさんと一緒に管理局に行って貰いませんか? 私は、最後のやることがありますので」
「最後って?」
フェイトちゃんが私に聞こうとしたその刹那、突然空の天気が雲で覆われていきました。
そして紫色の雷が鳴り響き、私たちの方へと飛んできました。
すぐに私はラウンドシールドで攻撃が収まるまで防ぎ切ります。
防ぎ切りますと、フェイトちゃんに向けて言います。
「とりあえず、さっき言った通りにしてくれますね」
「うん、分かった」
フェイトちゃんは私の言葉に従ってアルフとユーノ君がいる方へと向かいました。
――さて、私もそろそろ行きますか。
私は転移魔法を発動させ、ある場所へと座標を定めます。
《なのは? 一体何をしようとしてるの!?》
私が転移魔法を発動させたことに気づいたのか、ユーノ君は念話で話しかけてきました。まぁ、確かに突然私が転移魔法を発動させてたら驚きますよね。
《少し用事がありますので、ユーノ君は管理局と一緒に行ってください。やらないといけないことがありますので》
《こんな時に一体何処に……》
《それはちょっと言えません。とりあえず管理局には適当に言い訳はしておいてください》
そう言って私は、転移魔法でその場から居なくなるのでした――
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Side:Fate
なのはと離れて私はアルフの近くまで行きます。
「フェイト!! 大丈夫なのかい!!」
「うん、大丈夫。それで、私はどうすればいいの?」
「一応、管理局に連れて来るようにと言われているから、ついて来てくれるかな?」
「分かった」
私はユーノの言葉に従って、管理局へ移動することになった。
管理局に着くと、念のためという理由ですぐに手錠を付けられました。
またその時、画面には『時の庭園』が映っており、管理局員だと思われる人たちが途中して、この後何をしようとしているのかすぐに分かった。
『プレシア・テスタロッサ。時空管理局法違反、及び管理局艦船への攻撃容疑であなたを逮捕します!!』
管理局員たちの勧告に母さんは何も動じずにしており、唯玉座に座ったままでいた。
それから管理局員の一部が母さんが座っている横を通り抜け、椅子の後ろ側へと行きました。
そして、その椅子の後ろにあったものは――
「な、何……あれ」
目の前の光景に、私は思わずそう言っていました。なぜなら、画面に私と同じような姿をしていた女の子が裸で培養器の中に居たのだから。
その光景には管理局員も驚いているような感じであり、立ち止まっていました。
『私のアリシアに、近寄らないで!!』
「ぇ……」
私は母さんの言葉に驚き、どういう事かさっぱりわからなかった。
母さんは周りの管理局員に向けて自分の魔法を使って全員倒していき、全員倒れてしまいました。
私はその光景よりも、母さんが言った言葉に気になりました。
「アリ……シア?」
『立った6つのジュエルシードでは、アルハザードに辿り着ける分からないけど、もういいわ、終わりにする。この子を失った時間も、この子の身代わりの人形を娘扱いするのも』
「っ!?」
『あなたの事よフェイト。せっかくアリシアの記憶をあげたのに、そっくりなのは見た目だけで、役立たずで使えないお人形。何処へとも消えると良いわ』
私は、この先の言葉を聞きたくなかった。聞いたらもう、立ち直れないと思ってしまったからである。
手錠がなければ手で耳を塞ぎたかったが、今はそれも出来ない。だから、時間が止まったりしてほしいと思っていたのだけど、そんなことは叶いもしなかった。
『良いこと教えてあげるわ。あなたを作ってからずっと、私はあなたの事が大嫌いだったのよ』
「っ!?」
私はその言葉を聞いて、手に持っていたバルディッシュを落とし、私はその場に崩れ去ってしまった。
すぐにユーノとアルフに支えられたが、そんなことも気にしなかった。
「た、大変です!! 屋敷内に多数の魔力反応が!!」
「プレシア・テスタロッサ、一体何をするつもり!?」
それからすぐして異変が起こり始め、なんとなくだが母さんが何かをするつもりだという事は分かった。
『このジュエルシードで全てを取り戻すのよ!!』
その刹那、ジュエルシードが発動して次元震が発生するのだった。
だけど、その次元震は一瞬で収まってしまい、誰もがその事に驚いていた。
『どういうこと。どうして次元震が起こらないの!?』
『それは私が抑えているからですよプレシア。全く、結局私の言葉を聞かずにこんなことをするなんて――』
『あなたは一体何者――』
突然母さんの前に何者かが現れたのか、母さんはその人に向けて何者かと聞こうとしていましたが、突然通信が途絶えて画面が消えてしまうのでした。
姿は見えなかったが、今まで聞いたことがない声の何者かが母さんに話しかけてきたのは私にも分かった。
「つ、通信ロスト!!」
「急いで接続しなさい!!」
「それが接続しようとしているのですが、何者かによって邪魔されている模様です!! 数十分は掛かるかもしれません!!」
「くっ、一体誰が……」
管理局の全員は通信が切れたことに慌てており、通信を復旧させようと急いでいました。
それにしても、さっきの声は一体誰だったのだろう。母さんにさっき言われた言葉にかなり傷ついていたが、それでも突然現れた女性の声に気になっていた。
聞いた声ではなかったし、母さんも知らないような感じだったので、なのはではないことはすぐに思った。なのはなら私でも声を聞いたのなら分かりますから。
それから私は、ユーノとアルフに連れて行かれながら部屋へと連れて行かれるのでした。
Side:End
説明 | ||
新暦85年、高町なのははある任務の途中で死亡する。 任務は全て嘘であり、全てはなのはを殺害するための一部の管理局員による計画だった。 なのははその計画通りに殺されるが、その任務に向かう途中に偶然何故か落ちていた拾ったジュエルシードによって、なのははタイムリープをするのだった!! しかも、タイムリープしたのはなのはが生まれた頃だった!! 要は、魔法の知識や記憶を持ったなのはがタイムリープをし、無印、A's、STSと原作ブレイクしていくものです。 予定だと無印、A'sまでは原作通りに進み、STSはなのはの立ち位置を変えようと思ってます。 原作ブレイクは初めてなので正直うまく出来るか心配だったり^^; とまぁ、読んでくれると嬉しいです♪ |
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