IS インフィニットストラトス〜オルコッ党ですけど何か?〜 |
ISと特殊能力をもらって1日が過ぎた。1日が過ぎたってことは…。
そう、IS学園の入学式である。
しかし、我らの主人公である鈴峰竜也は……
「zzz……」
BA☆KU☆SU☆I中である。
しかも野宿。
そして式の開始まであと五分。
学園までの距離は約一時間。
詰んだと言っても過言ではない。
だがしかし神は見捨ててはいなかった。
いきなり竜也のIS『ダブルオークアンタ』が起動し竜也の体に装着されどこかに飛んでいった。
方角はIS学園の方。運が良ければ間に合うのだろう。
しかし、
『どうやって止まるのかしら…?』
と、ある爆乳天使が呟やく。
※
とある上空
「よく寝た…。ってええ!?」
寝ぼけ眼が瞬時に覚醒する。
『お目覚めですかマスター?』
何処からか声がする。
『マスター、私です、メイルです』
なん…だと…?
『信じてくださいよマスター』
……にわか信じれないが信じよう。
しかしなぜ俺は飛んでいる?
『今日は学園の入学式ですよ。それを忘れて爆睡してたマスターを運ぶ私…。なんて健気なんでしょう!』
あ…忘れてた。
なんか悪いなメイル。
『気にしないでください。』
わかった。メイルには悪いがスピードはMAXか?
『今のところこれが限界ですよ。もうそろそろ着きますから待ってください』
※
IS学園上空
『着きましたよマスター』じゃあ降下するぞ。
スッ……
ゆっくりと降りていく俺。
着地したあとクアンタを待機状態(クアンタの待機状態は青い羽の飾りのついたネックレス)にし自分のクラスを探す。
『マスター…、制服は…?』
あっ…!
きれいに忘れてた…。
※
一年二組の教室
ガラッ!
「遅れてすみません!」
バシッ!
「ふぎゃ!!」
ドアを開けてすぐ奇襲を受けた。
目の前には織斑先生が阿修羅のごとく立っている。
「げえっ!呂布!?」
バシッ!
「誰が三國志の豪傑か馬鹿者。織斑と一緒か。まあいい、さっさと座れ」
「うっす…」
俺は項垂れながら座る。
しかし俺の自己紹介が終わってないためすぐに立つこととなった。
「俺の名前は鈴峰竜也。趣味は読書。あとはまた質問してくれ。以上」
たったそれだけいって俺は座る。
周りの女子からは
「……影のあるところかっこいい……」
「………ちょいワルそうな所もいい………」
「……織斑×鈴峰が出来そうね………」
と言われている。
最後のやつはやめて欲しい。
そっから俺は質問待ちをしているとチャイムがなりSHR(だったらしい)が終わる。そこからがキツい。
周りの視線をやけに感じる。
「竜也!」
男の声がする。
声の方を見ると一夏だった。
「久しぶり一夏。元気だったか?」
「そっちこそ!まさか竜也も乗れたとはビックリしたぜ」
「一夏!」誰かが一夏を呼んだ。
呼んだのはポニーテールで爆ny…ゲフンゲフン!!とても豊かな胸を持った女子。「箒か…?」
一夏が問う。
「ああ、ちょっと来てくれないか…?竜也、借りるぞ」
「オーライ、いってらっしゃい」
それからすぐにチャイムがなり、一時間目が始まる。
※
(余裕過ぎる…)
一、二時間目が終わったあとの感想がこれだ。
一夏は俺の隣でオーバーヒートしている。こんなに勉強が余裕なのは多分、爆乳天使の贈り物のお陰だろう。
そう事故簡潔していると
「ちょっとよろしくて?」
「ほえ?」
「へ?」
話しかけてきた相手は、セシリア・オルコット。
俺の一番好きなキャラクターだ。
「訊いてます?お返事は?」
「あ、ああ。どういう用件だ?」
一夏が答える。
俺は声が出せないぐらいに感動している。セシリアが目の前にいる…!
やった…!やったぞ!友人A!貴様より高みにいるのだ!
オルコッ党バンザーイ!!
そう脳内ではしゃいでいると、
「まあ!なんですの、そのお返事。わたくしにはなしかけられるだけでも光栄なのですから、それ相応の態度というものがあるんではないかしら?」
その通りだ。いや、その通りに違いない。しかし、声が出ない。
……これも、運命石の選択か…。
と、意味不明なことを言いつつ脳内トリップしていると一夏が爆弾宣言をする。
「悪いな。俺、君が誰だか知らないし」
知らないだと…!?
一夏…。
万死に値する!
「わたくしのことを「一夏、お前はバカか!アホか!死ぬのか!?何故、セシリア・オルコットを知らない!?有名な代表候補生だぞ!」……そうですわ!」
俺は息を切らしながら一夏に怒鳴った。
「「「…………」」」
周りの視線が俺に向く。
「ごめんなさい……」
俺はシュンとして謝る。
「「キャー!かわいい〜!ちょいワルな感じでシュンとなるってギャップ萌え〜!」」
「竜也くんかわいい〜!」
「お持ち帰りしたい…」
女子の歓声が教室に響く。
お持ち帰りは勘弁だけど。
「それで一夏よ…。オルコットさんの魅力について語りたいのだが少しいいか?異論は認めん」
「何も言ってないし!ってかオルコット無視していいのか?」
あ、そうだった。
「ごめん、オルコットさん。俺たちに話って何かな?」
俺は問う。
しかし、セシリアは怒った様子でぶつぶつ言っている。
俺は話しかけようとするが、チャイムがなる。
セシリアはガチギレで
「またあとで来ますわ!逃げないことね!よくって!?」
と言った。
俺たちは頷き、三時間目に入る。
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第2話 | ||
総閲覧数 | 閲覧ユーザー | 支援 |
1330 | 1288 | 1 |
コメント | ||
先生、一夏達は1組だと思うが、この世界は2組なのか?(古手雅樹) | ||
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