IS-D インフィニット・ストラトス-デジタライズ
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第2話

 

Side 一夏

 

 授業が始まり、全員まじめに受けている中…

 

 太一は…

 

「Zzz…」

 

 熟睡していやがる…いや、理解してるし、こいつ、多分飛行系統の能力なら織斑教諭下せるんじゃねえか?

 

「え、え〜と、織斑君、五反田君、才羽君、どこか分からないところはありますか?」

 

「いえ、大丈夫です」

 

「一応専用機をもらったので、それなりに知識はつけてきました」

 

「Zzz…」

 

「「起きろ!!」」

 

 弾と一緒にツッコミを入れ、太一が体を起こす

 

「えっと、才羽君、分からなすぎて寝てたのかな?」

 

「………ようやく昼飯の時間?」

 

「「ちげぇよ!!」」

 

「えっと、才羽君、起きてますか?」

 

「………Zzz」

 

「「寝るな!!」」

 

「なんで実習時間じゃないのに起きなきゃならんのだ?」

 

「他の生徒が真面目に受けているのに、1人にそんな態度取られたら嫌な気分になるだろう」

 

「それにここはいわゆる『エリート』校だよ…皆必死に勉強してきたのにそんな態度取られるのはね…」

 

「というよりもさ、今どんな時間かわかってる?」

 

「え〜と…今の時間はISの理論とかだろう?そしてそれを作り上げたのは束さんじゃない…ISのことを本当にわかってない連中が作り上げた教科書を使った授業なんぞ、まじめに受けるよか昼寝にでも使ったほうがよっぽど有意義だ」

 

「……確かにISの事を一番良く知っているのは姉さんだが…その態度はさすがにダメだろう」

 

「でも束さんの解説のほうがわかりやすくなかったか?」

 

「「「「「………いやまぁ確かに……」」」」」

 

「わかりにくいわけではないが、理解しているので、寝ていただけです」

 

「そ、そうなんですか…」

 

「というわけで「「だから寝るな!!」」…チッ」

 

 なんとか起きたか…ちなみに織斑先生は二度起こそうとして一度目は出席簿が折れて、二度目で小節を使ったがどうやら痛めたようだ…その際、ボーデヴィッヒが鋭く太一を睨んでいたが…どうでもいいか

 

 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

Side 太一

 

「ちょっとよろしくて」

 

「よろしくないから帰ってー」

 

「はい、それでは…って待ちなさい!!」

 

「待てと言われて待つ奴はおらん」

 

「たしかにそうですなわね」

 

「ではな」

 

「ハイ…ってなんでそうなるんですの!?」

 

「お前が納得したからだが?」

 

「う…」

 

 こいつ弄りやすいな…

 

「おい、太一が玩具見つけたって顔してるぞ(ヒソヒソ)」

 

「ほうっておこう、俺達まで巻き込まれる(ヒソヒソ)」

 

「「「同意(ヒソヒソ)」」」

 

「と、とにかく少しお話が「久しぶりよね、一夏、弾!!」なんなんですの!いきなり!」

 

「なによ、あんたはそいつに用があるんでしょ、あたしは一夏と弾に用があんの」

 

「私は男性全員に用があるのですわ!!邪魔しないでください!!」

 

「何よ、やるっての?」

 

「いいですわ、返り討ちにして差し上げます!!」

 

「3、2、1」

 

―キーンコーンカーンコーン

 

 チャイムが鳴る。ちなみにつぎは織斑教諭の授業だから…

 

「さっさと席につけ、バカ者共」

 

 バシン!!バシン!!

 

 オルコットと凰の頭に出席簿がぶち当たる…なんで痛そうにしているんだ?それ以前になぜ避けれないんだ?普通に見きれる速度じゃないか…ん?

 

「織斑先生、その右手はどうしたんですか?」

 

 右手に包帯を巻いている…どうやら痛めたようだ

 

「…お前、分かって言ってるのか?」

 

「???」

 

 すいません、真面目に分かりません

 

「さっきの授業でお前起こそうとして出席簿で起きなかったから拳でいったけど逆に痛めたんだ」

 

「それ俺悪くないよね?」

 

「「いや、寝てたオメーが100%悪い」」

 

「普通は口頭で注意するもんじゃないのか?それでちゃんと起きるが?」

 

「「……たしかにいきなり暴力で起こそうとしても起きんわな」」

 

「そうやって起こそうとすんのは理性のない動物ぐらいだろう…ちなみにゴリラやチンパンジーは揺すって起こしたりするらしい」

 

「「いや、んなことどうでもいいよ」」

 

 それ以前に…

 

「俺の頭って人が手を痛めるほど硬かったっけ?」

 

「「いや、そんなことはないと思うぞ…多分」」

 

「お前たち、他の生徒達が困惑してるから早くやめるんだ」

 

「「「じゃ、とりあえず昼飯の時に続きしようか。織斑先生、授業始めてください」」」

 

 全員の視線が『お前らが原因で何しれっといってるんだ』といってきているがそれこそをスルーすべきだろう

 

「では授業を始めるが…その前に、再来週行われるクラス対抗戦に出る代表者を決めないといけないな」

 

 代表者ねぇ…どうでもいいか

 

「クラス代表者とはそのままの意味だ。対抗戦だけではなく、生徒会の開く会議や委員会への出席、簡単に言えばクラス長だな。ちなみにクラス対抗戦は入学時点での各クラスの実力推移を測るものだ。イアmの時点で大した差はないだろうが、競争は向上心を生む。しかし、一度決まる問年間変更はないからな。そのつもりで覚悟しておけ」

 

「私は織斑君を推薦します!」

 

「私は五反田君です!!」

 

「才羽君を推薦する〜」

 

「更識さんを推薦します!!」

 

「デュノアさんがいいと思います!!」

 

「篠ノ之さんがやるべきだと思います!!」

 

 おいおい…どんだけ俺らのISの情報(データ)が欲しいんだよ…ミーハーなだけかもしれんが…つか、こいつら一体なんのためにここに来てるんだ?

 

「推薦されたのは織斑、五反田、才羽、更識、デュノア、篠ノ之か…他にはいないか、自薦他薦は問わない」

 

 これまでの話の流れから行くと、この人は自薦ならともかく、他薦となると辞退させたりはしないだろうな…実際、一夏が「やりたくないのに…」って呟いてるし

 

「待ってください!!納得がいきませんわ!!」

 

「そうよそうよ!!」

 

 オルコットと凰が立ち上がる

 

「男だから、新型ISを持っているから推薦するなんて…実力が伴っているのがなるべきです!!」

 

「そうよ!!それに、推薦された女子達の実力、どうせ大したことないわよ!代表候補生になれたのも、新型ISってのが大きいだけなんだから!!」

 

 おうおう、言ってくれるね〜…否定しないが

 

「ふん、それならば私がやるのが一番だな」

 

「「なんですって!!」」

 

 おいおい、推薦された俺達を蚊帳の外にしてあっちで専用機持ち3人が揉めてんぞ

 

「なら決闘ですわ!!」

 

「いいわね、あたしの実力も示せるし」

 

「構わん。私の勝ちは揺るがないからな」

 

 おい、勝手になんか話が進んでんぞ

 

「では、決闘…と、いきたいところだが候補者が多すぎる。さすがに何人かは辞退してもらうぞ」

 

「俺は辞退する」

 

 即座にいう俺…しかし

 

「貴様は認めん」

 

「………」

 

 その後、箒、シャル、簪の3人が辞退し、俺、弾、一夏とオルコット、凰、ボーデヴィッヒの6人の対戦が決まった

 

「では決闘は次週の日曜と月曜の放課後を使って行う。いいな」

 

 納得のいっていない俺以外の全員が返事をし、授業が始まる…とりあえず原因となった奴、叩き潰すか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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次回は決闘、前後編にわかれると思う

説明
7月7日は七夕で箒の誕生日

なので、それに関した小説を書いて上げる予定です

……記念小説ですよ
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IS インフィニット・ストラトス デジモン 原作崩壊 

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