新訳 真紅の鬼神 日常
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皆んは知ってるだろうか?

いくら部屋を掃除しようがこの時代の衛生面、建物の作りを考えても完璧に防ぐことは不可能なのだ・・・

そう・・・『奴』を防ぐのは

 

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焔・一夜のとある日常〜奴は何処にでも現れる〜

 

集中だ・・・

心を沈めて少しの動きも見逃さない・・・そう考えるんじゃない、感じるんだ

俺の頬を一筋の汗が落ちていく。

いつの間にか手にも大量の汗をかいていた。

こんなに緊張するのは久しぶりだ・・・それだけ相手が強いのだ。

 

カタカタ

 

自然と身体が震え出す。

心臓の音はどんどん早くなり呼吸もしにくくなる。

 

「・・・・っぅ」

 

カサカサッ

 

「ッうあぁぁぁあぁぁぁ!!!!!」

 

ばっしぃぃぃん!!!!!

 

俺は全ての力を音のした方へ狙いをすまし叩きつける!!

 

「・・・・ゴクリ」

 

ゆっくりと叩きつけたモノを除けて確認をとる・・・・

 

「い、いないだと!?」

 

カサッ

 

「っあぅあうxふふくhklふほl!!!!!!」

 

奴はその漆黒の翼を羽ばたかせ俺に突撃をかましてきた。

俺は余りの不意打ちに反撃出来ずモロにくらってしまう。

 

「ぶろんしゅくらぱぴーー!!!!!」

 

俺は訳の分からない叫び声を上げる。

 

「お父さん!どうしたの?」

 

直後、俺の息子の一夜が心配してか入ってきた。

馬鹿!今入ってきたら!!

 

バッ

 

奴は俺から離れて一夜の方へその狙いを定めて飛んだ!

 

「に、逃げろ!一夜!!!」

「え?っ」

 

ダメか!?

 

パシンッ

ベチッ

 

「えい」

 

グチャ

 

「・・・・うわぁ」

 

見ている俺でさえ少し同情する程の手際の良さで「奴」・・・ゴキブリは一夜の手によって始末された。

 

「で、お父さんどうしたの?叫び声外まで聞こえてた?」

「え?い、いや何でもない、ぞ」

 

まさか、「奴」相手に叫んだなんて口が裂けても言えるかよ!!

てか、「奴」相手によく動じずに対応出来るな・・・俺の息子だが、末恐ろしいぜ・・・・

 

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騰・ねねのいつもの日常〜日々是鍛練也〜

 

「ハッ・・・・ハッ・・・・ハッ」

 

早朝、もはや日課となったランニングをしているのは陳宮こと音々音だ。

黙々と一人で日の上がらない内から走る。

騰から武術を教わり始めた頃から気付いた事そして足りない物・・・体力だ。

文官の仕事が主だったので殆ど身体を動かしてなかったせいか、体力はないに等しいものだった。

現に鍛練を始めた時は直ぐに疲れてしまい鍛練という話では無かった。

 

「ハッ・・・スゥ・・ハッ」

 

でも、毎日走ってたら体力は少しづつだけどつきだしたのですぞ!

それに、走る事は持久力も良い筋肉とれーにんぐ?にもなるって焔殿も言っておられたです!

 

「ッハァ、ハァ、ふはぁ〜〜」

 

目標の5周を終えたのでそこから止まらずに歩いて息を整える。

 

「この後は・・・」

 

身体が冷めないうちに腹筋・腕立てと木蹴り

庭へと息を整えながら行くと其処には騰の姿があった。

 

「おはようですぞ!」

「うむ、今日も走ってきたのか・・・関心関心」

 

騰は何時もここで朝早くから鍛練をしている。

その傍らで、ねねは自分の鍛練をする。

 

「相変わらず騰は凄いのです」

「ん?なにがじゃ?」

 

ねねが木にぶら下がって腹筋をしている中、騰は握っている棒を自在に操る。

はたから見れば演舞をしている様に見えるであろう。

 

「・・・・別に気にするなです」

 

どうやったら其処まで鍛えれるのか知りたいのですぞ!

焔殿もは無駄の無い筋肉で鋼鉄の様に硬いですが、騰の筋肉はソレを更に大きくした感じですぞ・・・

 

「ねね、腹筋もいいが、背筋もしっかりとしておくんだぞ」

「分かったです」

 

ねねにとって騰は師匠であり父親の様な存在・・・

だけど、前に間違えて父上って呼んでしまった事があり、その時の騰は本当に可笑しかった。

 

「ち、ち父上!?そ、そうか父上かぁ〜ふ、ふふふ」

「と、騰?」

「ねね!その、好きな物を言ってみろ、ち、父上が何でもかってあげるぞ!」

 

と暴走を始め、焔殿の拳骨をくらってやっと元に戻ったのだ。

 

「今、凄く恥ずかしい事を思い出さなかったか?」

「・・・・蹴りの練習なのです。」

「むぅ」

 

丸太に布を巻いて、足に練習用の防具を着けて始める。

腰を入れて蹴り、直ぐにもどして反対の足で蹴る。

それを交互に素早くする。

これには体感が良くないと直ぐに転んでしまうし、力が上手くのらない。

その点に関しては元から体感が良かったのか、焔殿と恋殿、そして騰からのお墨付きだ。

 

そして、最後は騰との組手である。

 

「ハッ!」

「そうじゃ、単発ではなく連続で打ち込むんじゃ!」

「セッ、ハァッ!」

「そうじゃ!」

 

騰は焔殿が作ったみっと?と言うものを着けて相手をしてくれている。

 

「ほれっ」

 

偶に攻撃してくるソレを避けて柔軟性を活かした蹴りを放つ。

これには騰も驚いたようで身体を後ろに仰け反らせ避ける。

 

「ねねの柔軟性を嘗めてもらっては困るのですぞ!」

「正直、驚いたぞ・・・」

 

恋殿に柔軟が大事と2時間も懸けて教えて貰ったのです!

まさかこれ程上手くいくとは!

 

「ちょ、ねね待て!速い!」

「戦場では待てと言われて待つものは居ないのですぞ!!」

「いや、鍛練中じゃから!あっ」

「あっ」

 

ボグッ

 

足を引っ掛けて体制の崩れた騰に鈍い音ともにねねの蹴りが騰の顎を打ち抜く。

 

「グッ・・・良い蹴りだ・・・お前なら世界を狙える・・・ガクッ」

「と、騰ーーーーーーーー!!!!!」

 

倒れた騰が医務室に運ばれ目が覚めたのはその日の午後だった。

 

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あとがき

 

今回は凄く短いです。

 

日常と言うことで書いたけど中々難しいものだね〜〜

 

もっと閑話の書き方を学ぼう、そしてネタも!

 

という訳で、次回からは本編へ戻ります。

 

まぁ大体話は出来ているので、そう近いうちに更新できると思います。

 

では!その日まで楽しみに待っててね!!

 

再見!!!

 

説明
試験中に言った友達の言葉(実話)

先「はいっ、問題の誤りや書き方が分からない人は手を上げてください」

スっ

先「はい。」
友「先生、この問題が分からんので教えてください」
先「・・・お前は馬鹿か、先生はそんなこと言う生徒を初めて見たぞ」

試験中にも関わらず吹いてしまった・・・
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ゴキは人類の敵(ロドリゲス)
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