IS インフィニットストラトス〜オルコッ党ですけど何か?〜 |
「クラス代表は織斑一夏くんに決定です!一繋がりでいい感じですね!」
「一繋がりって…」
俺と一夏は苦笑いしている。
女子に至っては商売にしている。
これはちょっと言わないとな。
「儲けの三割を入れてくれないか…?」
「ダメ、二割」
「そこんとこr「うぉい!」ちっ、バレたか」
良いところで止めやがって。
「俺で商売すんなよ!」
「皆お前に期待してるんだ。なぁ皆!」
そうだそうだ!と、俺の後ろから聞こえる。
「一夏、お前は皆の期待を裏切るのか!お前はそんな人間だったのか!?」
「違う!俺はそんな…」
「なら証明しろ!クラス代表になってトップをとってこい!」
ずびしっ!!
そんな効果音が聞こえる。
(聞こえません)
「ああ、わかった!やってやる!」
気合い十分の一夏。
「一夏を説得したってことで三割を…」
「ダメ二割」
そして売上の分配を求める俺。
「なんですのこの状況は…?」
保健室から帰ってきたセシリアが呟く。
※
「先生……、暖かい寝床が欲しいです……」
俺は織斑先生に泣きついている。
前にも話したが、俺は約一週間も野宿していたのだ。
原因?目の前のブラコンky…「死にたいようだな」
理不尽だ…!
「まあ、部屋は決まっている。部屋の番号が知りたければ…」
知りたければ?
「この私を倒してみろ!」
「ナ、ナンダッテー」
千冬さんが壊れた…。
まさかネタに走るとは…。
一夏が聞いたら卒倒するだろうな。
「なら、あんたを倒して暖かい寝床を手につかんでやる!うおぉぉっ!」
俺は懐に手を入れ千冬さんに突っ込む。
「さあこい!貴様など一捻り「これを見てもか?」ひ、卑怯な!」
「悪いね、本気で寝床を確保しないと凍死しかねないんだわ」
俺が懐から出したのは一夏の写真。
今回の利益の代わりに貰ったものだ。
流石、『無音の撮影人(サイレント・パパラッチ)』だ。
いい仕事してんねぇ。
ちなみに『一夏ファンクラブ』の撮影班のリーダーらしい。
一体、誰なんだろうな…?
「それで私を脅す気か…!?」
「脅しじゃなくて交渉です。今なら…」
俺は一拍おいて言う。
「一夏の風呂上がり写真(バスタオル装備)をつけましょうか」
「そ、そんなもので…」
ぶしゅっ!
千冬さんの鼻から赤い液体が出る。
「くっ…!耐えろ、私の身体…!」
「耐えろじゃなくて!てか、あんたどんな妄想した!?」
「も、もちろん×××で××で×××なことだ…!」
「駄目だこいつ…!早くなんとかしないと…!」
ぶしゅっ!
また、赤い液体が出る。
「ま、まだだ…!私は一夏と××で×××なことをしていない!」
昔は少し過保護だっただけなのに…!
「ブラコンの鑑だよあんた…!そんなあんたにはもう一枚つけようか…。一夏の風呂上がりパン一姿の写真を!」ぶしゅぅぅぅ!!
「な、なぜ貴様がそんな写真を持っている…!?」
「中学時代の修学旅行の時に撮った奴で何かにつかえるかなぁ〜?と思いまして」
「恐ろしい奴…!だが、先ほどの提案は悪くないな…。良いだろう、その話に乗ろう」
いや、かっこつけても鼻血ダラダラで言ってもかっこつかんですぜ…。
「交渉成立ですな。では先に部屋番号を教えていただきましょうか…?」
※
「ふぃ〜、疲れた疲れた。おっと、ここか」
俺は千冬さんとの交渉を成立させ、やっと暖かい寝床を確保できた。
「『無音の撮影人』ありがとう…!ついでに過去の俺、GJ…!」
さぁ、目の前の扉を開こう。
ガチャっ
部屋に入って一言。
「凄く…広いです……」
『マスター、さっきの戦いに疑問はないんですか…?』
疑問?なにそれ、美味しいの?
つーか、久々にメイルがでてきたな。
「新しい同室の方ですか?わたくしはセシリア・オルコットですわ…。って、竜也さん!?」
後ろから女子の声。
振り向くと、セシリアがいた。
しかも、バスタオル姿で。
ぶしゅぅぅぅ!!
すごい量の鼻血が吹き出た。
「りゅ、竜也さん!?」
セシリアが駆け寄ってくる。
そして、途中躓き…。
ぱらり
バスタオルが落ちる。
「我が生涯に…一片の悔いなし…」
俺が最後に見たのはセシリアのむn…ゲフンゲフン!
美しい裸体だったとだけ言っておこう。
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六話です | ||
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