1/72 RA-5C ビジラ | 次 |
説明 | ||
トランペッター社のキットをストレートフロムザボックスで。 さすが新しいキット(2010年)。完全CAD設計の恩恵ですね、パーツのフィッティングはかなり良く、瞬着で埋めれば十分なレベルでした。 しかし反面、組み立て易さやパーツの剛性の事は殆ど考えられてなく、プラ板の端材や真鍮線などを使ってしっかりと補強してカタチを作りながら組み立てる必要がありました。 組み易さなどの図面に現れない細やかさは、やはりその道の職人さんが長年養ったノウハウが必要なんでしょうね。 あとこれは完全に個人的な好き嫌いでなんですが、中韓キットにありがちなリベッティングを全て瞬着で埋めてしまいました。 折角のリベットを埋めてしまうなんてね。まったく時流に逆らったモデラーですね! マーキングはキット同梱のフートオウルズも捨てがたかったのですがやはりベトナム戦参戦機を作りたかったので、Wolfpak Decalsの「72-032 Recce Birds」からスピアーチップスを。 エンタープライズにて1974年からの展開された最後期ベトナムコンバットクルーズ時の物で、同艦には卸したてのF-14A(VF-1&VF-2)も乗っていました。 この飛行隊長機が南シナ海でどのような作戦行動をしていたのか、又はしていなかったのかは判りませんが、この巨大な機体のマーキングは一足も二足も早く派手なアメリカ建国200年記念スキームを纏ってしまっています。 …実はこの塗装、正直いうと「格好わるいバイセン塗装ランキング」で上位を狙えるセンスなんじゃないかとw しかしその格好わるさ故「戦争が終わって」「お祭りがもうすぐで」「期待の最新鋭機が同船していて」と、浮き足立ったクルーの気分がこのカラフルなマーキングを通して伝わってくるような気がします。 Wolfpak Decals http://millcreekconsultants.com/WolfPak_home.html 今回作った模型の塗装での失敗点をひとつ。 主翼上面の塗り分けラインを完全に間違えてます。白で塗られている面積が大きすぎました。 外翼のパーティングラインから直線引いたんですが、上面から写る写真を見ると大幅に違ってますね。 RVAH-12 Speartips Shipmates Web Site http://www.rvah12.com/ そのうち部分塗りでリペアしてみたいです。まぁウォッシングの上からなので上手くいくかどうかわかりませんが。 基本的に海軍機は動翼のみ白で塗られるのがセオリーですが、ビジランティは何故か主翼も水平尾翼もこのセオリーから外れた塗装を施されています。 水平尾翼は1枚物で全面が動くオールフライングテールなんですが、中央はガルグレイで塗られています。 ちなみに、垂直尾翼が真っ白なのはセオリー通り。 凄いですね、こんなに巨大な垂直尾翼がオールフライングテールだなんて。 F-15に代表される第四世代の機体の基礎を築いたと行っても過言ではない洗練されたレイアウト、艦上機の限界といえそうな巨体、数々の新素材、最新技術を惜しみなく投入されたビジランティですが、ベトナムでの偵察任務は危険きわまりなく、困難なミッションに挑んだ多くの機体が撃墜されてます。 アメリカ側が勝手に思い込んでいた「偵察機は撃ち落とすべからず」を信じて直進侵入してくる巨体は、北ベトナム正規軍にとってはいい標的以外の何物でもなかったんでしょうね。 Kit Data Trumpeter 1:72 RA-5C Vigilante ※追記 主翼上面の塗り直しが完了しました。 失敗せずリカバリできました。が、写真の再アップができません(;´ω`) |
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