魔法戦記リリカルなのは 二人の転生者の願い
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序章:始まりの鐘と

プロローグ「運命を変えるレスキュー魂」

20XX年 東京都国立科学博物館 ○月×日金曜日 PM20時21分

 

ウー、カンカン

 

消防車のサイレンが鳴り響く、目の前の博物館は今大火事だ。

 

午後19:47分突然博物館二階のフロアが爆発。消火が間に合わずに火の手は燃え広がり、

消防隊が来るころにはすでに三階まで燃え上がっていた。

 

これから俺たちは残された要救助者の下へ向かう。

 

「全員いるな。これより私達は要救助者のいる本館三階と一階に向かう。」

「了解!」

 

隊員達は返事をする。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

 

「よし、ここから進入する。面体着装!」

 

「面体着装!」「面体着装!」

 

隊員は、号令で保安帽のあごひもをゆるめて保安帽を後にずらし、

左手で面体、右手で面体のバンドをもつて顔面をあごから先に面体内に入れ、

面体バンドを頭部、こめかみ、あごの順にしめ、両手で吸器管を押え面体の密着度を確認、

右手を上げて着装完了を合図する。

 

「いくぞ!」

 

「はい!」

 

隊員達は燃え盛る建物内へと進入する。

 

数分後・・・。

 

「だれかー、誰かいないかー」

 

「こっちにはいません」

 

隊員達はすでに9名いる要救助者のうち8名を救助していた。

 

「隊長!ボンベの残圧がもうありません。」

 

「この先がまだだ!お前達は現状待機。ボンベを交換しろ」

 

「しかし隊長!」

 

「変更はない!」

 

そういうと隊長は通路の先の方へと進む。

 

「隊長!」「隊長!」

 

後ろで隊員たちが叫ぶが、彼はかまわずに進んだ!

 

 

「誰かー、誰かいないのかー!おーい!」

 

「げほ、げほ・・・。えーん」

 

「君大丈夫か!?」

 

隊長が見た先には6歳くらいの幼い女の子がいた。

体中すすで黒く汚れており、咳き込んでいる。

さらに足を怪我しているようだ。

 

「今行くぞ!待ってろ!」

 

隊長はそう言うと急いでそこへ向かう、

ボンベの残圧も残り少なかった。

 

その時・・・。

 

 ガキン

 

突然天井から少女に向かって燃え盛るコンクリートの破片が落ちてきた。

 

「危ない!!」

 

 ガシャーン、ガラガラ

 

「っつ・・・。だ、大丈夫か?」

 

「う、うん私は大丈夫・・・だけどおじさん・・・。」

 

「あぁ俺は大丈夫だ・・・。さあ外へ行くよ」

 

そういうが、彼の背中からは真っ赤な血が流れ出ていた。

さらには彼は肋骨を折っていた。

 

先ほど少女を庇ったときに彼は背中にコンクリート片を受けていた。

すでに彼の視界は朦朧としていた。

 

「隊長!隊長大丈夫ですか!!?」

 

ボンベを交換し終えた隊員たちが駆けつける。

 

「あぁ・・・大丈夫だ・・・。この子を頼む・・・。」

 

「っ了解!」

 

隊員に支えられて彼は建物の外に出る。

 

「望実ちゃん!!」

 

外に出ると少女の母親らしき女性が彼女の元に駆け寄っていった。

 

「望実ちゃん大丈夫だった!?」

 

「うん、あのおじさんが助けてくれた。」

 

「あなたが・・・あ、ありがとうございます!」

目元に涙を浮かべながら彼女は言った。

 

「いえ・・・当然の・・・ことをした・・・。」

視界がぶれる・・・意識もほとんどなくなっていた。

 

そして・・・。

 

 バタン

 

彼の視界は暗黒に染まった・・・。

 

 

・・・・・・。あれ?ここは?

 

気が付くと俺は真っ白な空間にいた。

上下左右前後ろすべてが純白の世界。

 

ふと後ろを見るとそこに一人の老人がいた。

あれ?これってもしかして・・・。

 

「初めまして、彩斗(あやと)・・・。」

 

彩斗・・・それは俺の名前・・・。

 

「あんたは?それにここは一体?」

 

「ここは・・・。そうだな・・・。この世とあの世の中間・・・。とでも言えばいいか?ちなみに私は神だ。」

 

「なんで俺がこんなところに?」

 

「話すと長くなるが、まずはこれを見てくれ。」

 

すると老人の手に白い輝く一冊の本が現れた。

 

「これは神の書。人間がいつどこで何で死ぬかがすべて記されている書だ。」

「それって死ぬ運命はすべて決まってるって言ってるようなもんじゃないか?」

「そうとも言える。ここに書かれていることは神にすら変えることは出来ない。」

「神にすら?まあそういうもんなんだろうけど。」

「例外としては神がミスした場合この書に書かれている日より、長くなったり短くなったりする。」

 

もちろん私はミスしたことはないがなと神は言う。

 

「?それと俺がここにいるのと何が関係がある?」

 

「それはまあ、本来なら見せるものではないがこのページを見てくれ。」

 

?見てどうしろって言うんだ?まあ見てみるが・・・。

 

そこにはこう記されていた。

 

 

 渡部望実 6歳 国立科学博物館一階ロビー 20:34 コンクリート片に押しつぶされ死亡

 

 

これは・・・まさか・・・。

 

「そう・・・。お前が助けたあの少女は本来あのときに死ぬ運命だった。」

 

「だけど・・・。俺が助けて・・・運命が変わった・・・?」

 

「そうだ!神にすら変えられない神の書に記されし運命を・・・お前は変えた・・・。」

神の顔には驚きしかない。一介の人間が神の書の運命を捻じ曲げたのだから。

 

「だからお前をこのままあの世に送るのはもったいないと思ってな。転生させてやろう。」

 

「はい?転生ってあの?転生?」

 

「そうだ」「じゃあ世界は?」「確か・・・魔法少女リリカルなのはの世界だったかな?」

 

「なん・・・やと・・・?」

 

まさかのリリカルな世界ですか!!??

ちなみに自分は消防隊で活動している真面目な好青年(26歳)。

しかしそれは表の顔。裏の顔は・・・。

 

大の小説、アニメ、漫画、特撮好きだ!

仕事が終わったら風呂や寝る前に必ず何かを見る。

食事中はもちろんだ。ネットで情報を集めることも忘れない。

 

もちろん魔法少女リリカルなのはシリーズも例外ではない。

TVシリーズは全部見たし(DVD版作画もだ)

漫画も全部読んだ。SSも全部聞いた。

設定集も見たし、劇場版も生きている間やった奴は全部見た。

 

記憶力が言い俺は全部内容を覚えている。

 

「さて転生する前に願いを三つまでかなえてやるぞ。できればチート的なものを頼んでほしいな。」

 

「どこの二次小説だよ・・・。特に何もないが?」

 

「なんだと・・・?てっきりお前はチート的な能力を望むと思っていたが・・・。」

 

「俺は別にすべてを受け入れるが?」

 

「じゃあ何かとんでもないことを願え!願い事を増やす。人を蘇生させる以外のことでな」

 

・・・・・・。めずらしいタイプだな。

なくはないが、この神は別に見学して楽しむというわけでもないようだし・・・。

 

まあそれはいいや。願いか・・・・・・。そうだ!

 

「じゃあこんなんはどうだ?今から俺が紙に願いごとを書くからそれを一つ目の願いだけでかなえてくれ!」

 

「ほう、面白いじゃないか!紙とペンはサービスだ。これに書くが良い。」

 

紙とペンを受け取ると俺は願い事を羅列していった。

 

数時間後・・・。

 

「できたぞ」「どれどれ?」

神はその紙を覗く。

 

 

 願い事

 

 転生後の名前は前世と同じ「彩斗《あやと》」苗字は転生先に任せる。

 

 年齢はなのは、はやてと同じ。

 

 知識としてForce終了時並のデバイスマイスターの知識。第五世代デバイスを作れるくらい。

 

 転生先は第97管理外世界「地球」極東地区日本・海鳴市 高町家のとなり

 

 高町家とはとなりということで家族ぐるみの付き合いをしている。

 

 家族構成として地球人の父親とミッドチルダ出身元管理局員の母親。と俺

 

 父親は妻の正体などをほとんど知っている。母親はすでに管理局員は引退している。

 

 母親はリンディ提督と親友。クロノのことを知っている。

 

 俺が生まれてから3歳までは前世の記憶を忘れている。3歳の誕生日から7日後にすべてを思い出す。

 

 前世同様記憶力は良くする。また前世で仕入れた知識、技術はすべて絶対に忘れない。

 

 思い出してから4日後に自分の部屋の目の前に自分専用デバイスが余裕に作れるだけの材料が現れる。

 

 所有レアスキル:予知夢

 

 レアスキルを使うと思いながら眠るとこの先最低1年以上の予知夢が見られる。

 

 ただしこれは絶対ではない。自分の手で変えることが出来る。

 

 容姿と声は前世と変わらない。前世の通りに成長する。

 

 あとジェイル・スカリエッティの直通の連絡先が常時わかる。

 

 ジェイル・スカリエッティが行った犯罪はまだ表立って管理局に知られていない。

 

 さらに一生で一度だけ○○できる能力

 

 

「意外と普通だな・・・最後以外。まあこれだけの願いを1つでかなえるってのはチートだな。」

 

「これでいいだろ?後の二つの願いは必要になったら言うから。」

 

「わかったわかった。それじゃあLet's go!」

 

「ゑ?・・・ギャアアアアアーーー!!」

 

俺は突然表れた大きな穴の中に入っていった。

 

今始まる二人の転生者による原作ブレイク!!

 

 

説明
ある日俺は少女を一人助け死んだ。
気が付くと真っ白な空間。目の前には神を名乗る人。
え?転生?ガチで?
これは二人の転生者が織り成す原作ブレイクの物語
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タグ
残酷な描写あり リリカルなのは 転生 原作ブレイク チートはいらない スカさんは良い人 レスキューフォース チートはもらってない が応用力がチート 

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