「わぁ〜　きれいだね　なのはママ！」

転送先は　海鳴臨海公園　なのはママとフェイトママ　そして　ユーノパパの大事な思い出の場所……

「ほんとだね〜　芝生には緑がいっぱい　海からの風も涼しくって　いい気持ちだね〜　ヴィヴィオ」

「うんっ！」

「ねえ　なのはママ？」

「どうしたの　ヴィヴィオ？」

「この公園　機動六課のあったところに似ているね」

「うん　それはねヴィヴィオ　はやてちゃんが部隊を置くところは　『自然と海が近くにあるところでないとあかんで〜！』って、あの三提督をバックに　本局の施設部と管財部に圧力をかけていたんだよ」

「そうなんだぁ〜　でも　空気がきれいなのって　いいよね〜」

「ヴィヴィオ　空気がきれいなとこってね〜　健康にもいいことなんだよ〜」

「あ　あそこでアイスクリーム売っているね　ヴィヴィオ　アイス食べに行こうよ」

「うん　ヴィヴィオ　アイス食べたい」

「なのはママ〜　競争しよっ！」

「いくよ〜　ヨーイ　ドン！」

「あ　待ってよ〜　ヴィヴィオ〜　急に走ると危ないよ〜」

「だいじょうぶだよ〜　なのはママって……　イタッ！」

「うっ　うぅ………　ころんじゃった〜」

「ヴィヴィオ大丈夫？」

「急に走ると危ないよって　なのはママ話しているでしょ」

「うん　ごめんなさい　なのはママ〜」

「もうヴィヴィオったら〜」

「よいしょっと…」

「アイスのところまで　抱っこしてあげるから　泣くのをやめるのよ」

「うん…」

「じゃあ　行こうか　ヴィヴィオ！」

「うんっ！」

えへへ……

久しぶりに　なのはママに抱っこされちゃった……

なのはママの抱っこって気持ちいいんだよ

あたたかくて　やわらかいし　つい眠っちゃいそうになるんだよ

えっ！

わざと転んだのかって？

そっ　そんなことないよ　ヴィヴィオは　わざと転んでなんかいないよ

ほっ　ほんとだってば〜