第23話 使い魔を作りに……その5 |
前回のあらすじ
ドラゴンに出会う→逃げる、逃げる→戦おうとする→葵、乱入
「やっと見つけた??!……………………あれ?」
どうも、葵です。
今の状況を説明したいと思います。
目の前に、フィーとは違うドラゴンがいます。デカいです。そして、何故か光っています。眩しいとです。
ドラゴンの近くには、僕が捜していた4人がいます。
…………………これってどんな状況?
…………………説明プリーズ!!!ミーにこの状況を説明しておくれ!!
「「「「葵(さん)(お兄ちゃん)(マスター)!!」」」」
「おー、さっきぶり。………ところでさ、あのドラゴン……なに?」
「あのドラゴンの尻尾を踏んじゃって………」
「あぁ?……」
状況が解りました。はっきり言ってめんどくさいです。
「面倒くさいから、4人で倒してきて。ブーストしてあげるから」
「えぇ??……」
「こら、そこ!めんどくさそうな顔しない!!」
「はいはい、分かったわよ。やればいいんでしょ、やれば。」
「………なんか釈然としないなぁ………。まぁいっか。それじゃあ……ブースト!!」
4人の足下から虹色の光が出てきて、みんなを包み込んだ。
「特に何も変化は見あたらないけど……」
「見た目はね……その状態ならドラゴンも余裕だと思うから頑張ってね!」
「やる気が出ない?」
「ん??………それじゃあ今日はみんなの好きなハンバーグにするから」
「「「「頑張(るわよ)(るぞー)(ります)!!」
なぜか、みんな僕が作ったハンバーグが大好きなのだ。4人に聞いてみると、理由は初めて食べたものだから、だそうだ。何故、そんな理由で好きになったのかは知らないけど、自分が作った料理を好きと言ってもらうのはとても嬉しい。
そんなことを思っているうちに、4人はドラゴンに向かっていった。
「グァァァァァァァァァァ!」
ドラゴンはなんか咆吼を揚げてるし。
…………………………あっ、ドラゴンが殴り飛ばされた。そこからさらに3人が前に出て、ん??、あれは春香かな?が、ドラゴンを宙に浮かせた。ってかあれってもはやチートだね。さらにルナが追撃をする。あっドラゴンが気絶した。ムゴいね、なんか。さらにトドメに琴里がかかと落としをしてドラゴンを地面に叩きつける。ここまでくると、ドラゴンに同情するよ。
「よし、それじゃあ帰ろっか」
「キュー(やっと帰れるのか)」
「……ん?あれ?葵、その小さいドラゴンは?」
「あぁ……これは、みんなとはぐれたときに出会って、僕が召喚獣にしたんだ。………あっ、ちなみに名前はメフィウス、フィーって呼んであげて」
「へぇ〜……よろしくね、フィー」
「キュー(こちらこそよろしく)」
「お兄ちゃん!この子かわいい〜」
「キュー(た、助けて…)」
琴里がフィーを骨がバキバキと聞こえそうなくらい強く抱きしめている。…………アレは抱きしめていると言って良いのか?と言うかフィーがこっちを見て口をパクパクさせている。………日本語に直すと
「(そこはらめぇぇぇぇぇぇぇぇぇ)」
………うん、聞かなかったことにしよう。て言うか変態さんだな。僕はこんな変態と契約してしまったのか…………※実際は(助けろ!いや、助けてください!)と言っています。決して変態ではありません。
「よ〜し、それじゃあ帰るよー」
そう言って歩き始めようとすると、目の前に何かがいたので、周りに注意して近づいてみて正体を確認して………僕は驚いた。だってその正体が
リニスさんだったんだから。
どうしてこうなった。
説明 | ||
このごろ一話が短くなってきている。やべぇ。 | ||
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