恋姫の世界に行ってくる 第二幕 |
「う、ああ・・・ここどこだ?」
目を覚ましたら荒野の真ん中に寝ころんでいた。
どうやら意識をなくした後そのまま寝てしまっていたらしい。
そして起きあがった時、頬に長い黒髪が掛り、立ち上がるといつもより視界が高くなっていた。
「あれ、俺こんなに髪長かったっけ?ああそういや容姿の上方修正したんだっけ。
それにしても目が覚めたら荒野にいたとか、恋姫の始まりみて〜じゃん・・・
もしそうなら・・・」
と呟いてる時ふとあしもに目がいき、そこにある二振りの太刀が目に入った。
その太刀は長さが2m程あり海斗の身長よりはるかに大きい程だ。
それを恐る恐る手に取り、鞘から抜く。
シャァァァーーン
刀を抜く時の独特の音がし、鈍い光を放つ銀色の刃が現れた。
以前の海斗ならこんなに重たい物両手でやっと持てるぐらいだっただろうが、今の海斗なら
片手で自由自在に扱えるほどだ。
「どれぐらい扱えんのかね・・・」
そう言いながら、右足を引き右半身も後ろに引き左足を前に出し両腕を右側に持ってくる。
刃の先を後ろに向け、寝かせるように構え無駄な力を一切抜く。
そして目にもとまらぬ速さで一気に振りぬく!
「はああぁぁぁぁ!」
ズガッ――――ン!!
「ふう、ここまでとはね。自分が自分じゃないみたいだな」
二振りの太刀を振り切った状態でそう呟いた目の前には二本の斬撃が地面を抉っていた。
「まあ強くて困る、なんてことにはならないだろうから良いんだけど、
もしここが恋姫の世界なら、いつか人を殺すんだろうな・・・
そん時は、覚悟を決めないとな・・・」
さてまずは人に会って色々話を聞かないとな。
近くに村があるといいんだけど。
と、そんな事を呟いていると後ろから
「アニキ、こいつの持ってる服かなり珍しいすっよ!」
「そうなんだな、なんだか光ってるんだな。」
「お前らよく見ろ、服も良いがあの剣を見ろよ、珍しい形してるしきれいだろ。
あれは高く売れるぜ。」
(・・・覚悟を決めよう、ここ絶対に恋姫の世界だ。)
後ろから現れたのは黄色い頭巾を被ったいつもの三人だ。
そしてアニキと呼ばれる男が、
「おい、ね〜ちゃん身ぐるみ全部置いてきな。さもね〜とどうなるかわかるよな?」
と剣をチラつかせてくる、三人。
だが、当の本人はそれどころじゃなかった。
「は?ちょっと待て、もしかしてね〜ちゃんって俺のことか?」
「あん?てめ〜以外に誰がいんだよ。ビビって頭おかしくなったか」
そう言って笑いだす三人。
「・・・とりあえず寝ておけ」
「は?なにいtごぉはぁ!!」
(え、俺が女?ないない。だって胸ないし、股の間にぶら下がってるし。こいつ何言ってんの?)
「ア、アニキ〜! テメ―、アニキになんてことを!死ね!」
そう怒鳴りながらチビが短刀で切りつけてくるが、隙だらけなのでよけてそのまま腹にひざ蹴り。
「がっはぁ!」
「よ、よくもやったんだな。く、くらえなんだな」
そう言いながらデブが斧を振りかぶる、だが遅い。
否、普通の人間なら避けられないが、海斗は神様から存在最強の強さを得ている。
そんな海斗からすればデブの放った一撃はあまりにも遅すぎた。
「遅い・・・」
グオンッ!
鞘に納めた太刀でデブの顔面に一撃。
「グフッ!い、痛いんだな!」
そう言いながら悶えるデブ。
「おい、いいか。今から10数える。
それ以内に俺の視界から消えろ。そして二度と悪さすんな。いいな!」
「わ、わかったんだな。もう悪いことはしないんだな。」
そういって、気を失っているアニキとチビを抱えデブはどこかえ逃げ去った。
あとがき
こんにちはnontanです。
文才が・・・ほしいです。
戦闘シーンの表現ってかなり難しいですね。
雑魚キャラでこんなに難しいのに、武将級になると・・・
とりあえず、しばらくはどこの陣営にも付かず旅をしたいと思います。
ご意見、ご感想、ご指摘があればコメントしていただけると嬉しいです。
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恋姫の世界に行ってくる 恋姫†無双 神崎 海斗 | ||
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