テイルズオブエクシリア〜転生者はイレギュラー
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〜レオンSIDE〜

 

 

空中闘技場から宿屋にきたのはよかったが、

 

 

「何だと?1人あまってしまうだって?」

 

 

「はい。当宿は各部屋に3人となっていまして……女性の方たちはともかく、男性の方は1人あまってしまいまして……」

 

 

俺は少し考え、ある案が浮かんだ。

 

 

「2人部屋とかはあるのか?」

 

 

「はい、ございますが?」

 

 

ニヤリ。

 

 

「なら、その2人部屋を俺が借りてもいいですか?」

 

 

「はい、いいですよ」

 

 

よっしゃ!

 

 

「では、これが部屋の鍵になります」

 

 

俺・ミラ・ジュードが鍵を預かった。

 

 

皆で部屋に向かう途中、ミラに小さな声で言う。

 

 

「(夜、部屋を開けておくからな)」

 

 

「(なっ!?//////)」

 

 

案の定顔を真っ赤にするミラ。俺がしたいことを察したのか。

 

 

「(レ、レオン///お前、明日が大会だって知ってて言っているのか///?)」

 

 

「(ああ、それに痛みとかは……俺の治癒術で直せるしな)」

 

 

普段は子どもであるエリーゼに変な影響を与えないためにあまりベタベタしないでいるが、こういう宿に泊まるときぐらいはいちゃいちゃ、ベタベタしたいからな。ジュードとレイアも人前じゃあまり、キスとかしてないしな。

 

 

「(わ、わかった///)」

 

 

話しは決まり、俺達は各部屋に入って休むことになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

宿に泊まっているほとんどの客たちが眠り、静かになるとミラは静かに部屋を出て、俺の部屋に来ている。

 

 

「ミラ……」

 

 

「レ、レオン///」

 

 

俺はミラを抱き寄せ、唇を塞いだ。

 

 

お互いにキスをし合いながら、俺はミラの服の隙間から手を入れて、胸を揉む。

 

 

そして、そのままミラの服を脱がしていき、俺達の長い夜が始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜数時間後〜

 

 

部屋の汚れを前のように精霊術で綺麗にしていき、ミラは風呂に入りに行った。

 

 

それにしても、ミラもこの行為に慣れてきたな……まさか、あんなことまでするとは……。

 

 

さて、そろそろミラも部屋に戻って準備を終わらせているだろうし、下に行ってみるか。

 

 

 

 

 

 

 

下に行ってみるとユルゲンスや皆がもう待っていた。

 

 

「よく休めたようだなレオン。さっそく今日の予定だが、参加数の関係で本戦は今日一日ですべて行うことになりそうだ」

 

 

「今日だけですか。ずいぶんハードなんですね」

 

 

「何戦なるかは、今日発表の組み合わせ次第だ」

 

 

「鐘が鳴ったら、闘技場まで来てくれ。それが大会開始の合図だ。私たちは闘技場で待っているよ」

 

 

鐘の合図か……。

 

 

 

 

 

 

 

時間ができたので俺達は別行動を開始した。俺とミラ、レイア、アルヴィンは広場に。ジュード、エリーゼ、ローエンは観光へ。

 

 

 

 

 

 

俺達は昨日落石のあった場所に来ている。

 

 

ミラは少し気になることがあるといい、俺が粉々にした岩や崖の上を見上げる。

 

 

そんなミラを不審に思ったアルヴィンが聞いた。

 

 

「コレ見に来たんじゃないのか?」

 

 

「気にしないでくれ」

 

 

アルヴィンに気にするなと言いながら周りを見回すミラ。

 

 

「あ、イスラさん!」

 

 

そこへ昨日会ったイスラがやってきた。

 

 

「ケガの具合はいいようね」

 

 

「はい、イスラさんのおかげです」

 

 

レイアがそう言うとイスラはアルヴィンを見ながら何も言わずじっと見る。

 

 

それに気づいたレイアがイスラに尋ねる。

 

 

「アルヴィン君がどうかしました?」

 

 

「い、いえ……」

 

 

動揺しているのか、イスラは少し慌てた。

 

 

「かまわないよ、イスラ先生。先生には母親を診てもらってるんだ」

 

 

そしたら、今まで黙っていたアルヴィンが口を開く。

 

 

「お前の母親を?この街にいるのか?」

 

 

「ああ!だからアルヴィン君、街に詳しかったんだね」

 

 

「ちょっと具合悪くてな。父親も兄弟もいないから、俺がいない間を先生にお願いしているんだ」

 

 

「なるほどな」

 

 

こんなに自分のことを話すアルヴィンにミラが面白いモノを見るかのような目で見る。

 

 

「今日はやけに自分のことを話すじゃないか。珍しいな 気のせいだろ。ただ……治してやりたいだけだよ。そんで故郷につれてってやりたいんだ」

 

 

「お母さんの故郷って遠いの?」

 

 

「めちゃくちゃな」

 

 

アルヴィンはレイアの質問に答えながら空を見上げた。

 

 

「そうか。手を貸せることがあれば言ってくれても構わないぞ?」

 

 

「ああ、あればな」

 

 

「……」

 

 

一瞬、アルヴィンがミラを鋭い目つきで見てたな。まあ、アルヴィンも一応アルクノアだしな。

 

 

「ユルゲンス?今日は闘技場じゃなかったの?」

 

 

そこへ、闘技場にいるはずのユルゲンスが来て、イスラが話しかける。

 

 

「こっちに少し用があったんだ。それより、君たち、イスラの知り合いだったのか?」

 

 

ユルゲンスは俺達を見ながらそう聞いてきた。

 

 

 

「うん!イスラさんとユルゲンスさんも知り合いだったんだ」

 

 

レイアの言葉を聞いた2人は互いに顔を見合って笑った。

 

 

「知り合いも何もイスラは私の婚約者だよ」

 

 

「婚約……?」

 

 

「わぁ、すてきですね!(私も早く、ジュードと!)」

 

 

「ははっ、ありがとう。イスラ、この人たちが我が部族の代表になってくれた人たちだ」

 

 

「へえ、そう」

 

 

……イスラは俺のことをやっぱり知らない……か。

 

 

イスラはアルクノアの人間……に近い人物だ。ミラの命を狙い続けてきた組織の……。

 

 

まあ、守れればいいけどな。

 

 

「おお、あれか。結婚というやつだな。お前たちも、ネズミのようにたくさん子どもをつくるのだぞ」

 

 

プッーーー!

 

 

「ミ、ミラ……」

 

 

「くくく……」

 

 

「ミラ……お前な」

 

 

呆れるレイアと俺、笑うアルヴィン。

 

 

そんな楽しい時間を過ごしていると、

 

 

ゴォォン―――ゴォォン―――ゴォォン―――

 

 

鐘が鳴った。大会開始の合図だ。

 

 

「大会が始まる」

 

 

「ユルゲンス、ごめんなさい。私、今日は仕事なの」

 

 

「そうか。仕方ない。勝利を祈っててくれ」

 

 

そういいながら、イスラは俺達から離れ、俺達は空中闘技場へ向かうのであった。

説明
第30話 本戦前
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コメント
まあこれくらいマイルドなら、問題ないですかね。R18的な描写は・・・。俺は運営じゃないからはっきり言えませんけど、抑え目がいいのですよ。それとレオン、精霊術をなにしてるん。(笑)(BLACK)
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