現象起こしの転生者第二十四話 |
零SIDE
副会長戦の後だ。
もうすぐ球磨川が帰ってくる
「・・・俺も本腰入れないとな」
「兄さんはまだ本気じゃないんですか?」
「本腰・・・次は本気なのか?」
お二人さん何でかは聞かないけど
何で俺と手を組んでるの?
なんか両手に花状態なんだが?
まぁいいや
「本気って言っても志的な意味だよ
戦う理由を変えるみたいなもんだな」
「・・そうですか?」
「よくわからない」
ふたりはわかんないか。
まぁ二人とも一応真面目ちゃんだしな
「おい零」
「零君」
「創、廻さん」
「容赦しないからな」
「こっちのセリフだ」
「廻さん、よろしくお願いしますね」
「こっちもよろしくね姫ちゃん」
「・・・(零と神姫で温度差がある)」
「・・・家の親玉の登場だ」
球磨川か待ってたぜ
「のいて」
おおう!すげぇ、人が割れるなんて
どこぞの海を割った人だな、名前忘れたけど
「じゃあこっちもか」
「おう」
「宣戦布告なんて嫌ですけどね」
「しかたないよ」
「「「「最終戦、容赦なしだ(です)」」」」
―――――――――――――――――――――――――
会長戦ルール
何でもありのバトル、負けたと思ったら負け(ギブアップ)
「補佐の方々も現生徒会補佐の方が自由にどうぞ」
ああ、そうなんだ
「じゃあルールは・・・・」
「どうせだから俺らに不利にするか?」
バカ言ってんじゃねーよ創
「んなことしないのはお前が知ってるだろ」
「じゃあルールは何かな、零君?」
「ギブアップは面倒だからな
たった今から縛りなしの反則なし
負け条件はチーム全員が気絶したらだ」
「兄さんらしいです」
俺は原作を大事にするんだよ姫ちゃん
此処がめだかボックスじゃなかったら
普通に有利にするよ、一応転生者だけど普通の人間だからね
「じゃあ始めるか」
「「「おう(はい)」」」
「・・・と思ったけど外出ようぜ」
「あ、そうだな」
此処壊すとこだった
――――――――――――――――――――――
グラウンド
「あー、いい天気だ」
「そうですねー」
「今からバトルするなんて考えれないよなー」
「でもバトルするんでしょ」
仕方ないか
「『暴君』『革進』」
「『英雄』『改進』」
「血の気の多い弟ね」
「男の子って皆こうなんでしょうか」
「そんなことないと思うわよ、
こっちも、細工はしてあるから」
「私もです」
「『戻って廻れ』記録(ログ)ヴァージョン」
「『覚醒』昇格(ハイ)モード」
姫ちゃんの昇格モードは
能力発動時間を半分に減らす代わりに能力優先を
俺たちと同等に持ってくる芸当らしい
自分で練習してたんだって
「努力の賜物だねあれは、でっ廻さんのあれはなんだよ」
「今まで起こった現象を記憶から発現させるヴァージョン
ただし、現象無効が出来なくなる」
おう、チートだな
でも現象無効がなくなるのは嬉しい
「なら俺も変えるか『|負け組(ルーズチーム)』」
髪の毛は灰色かな?
外見と雰囲気だけを過負荷にする技だ
まぁ他もあるから混ざってるけどな
「『|負人(アンダーヒューマン)』
乗ってやる」
お前も髪の毛が灰色になるのな
今の状態としては身体能力強化と革進の
潜在能力解放プラス威圧感それに過負荷の雰囲気と、
どう考えてもチートだね
『戦闘開始』
――――――――――――――――――――――
学園校舎
三人称SIDE
「鍋島さん!雲仙姉弟さん!
どうして戦挙の応援に行っちゃだめなんですか!?」
生徒たちは騒ぐ
雲仙姉弟と鍋島が邪魔をしているからだ
「いやいや、今日は戦ってんのが
黒神ちゃんと零君らやからなー」
「だからこそです!
今行かなくていつ行くんですか!?」
メンバーは黒神に助けられた生徒何人かと、
神谷兄妹を心から見守る会、総員二百九十七名
である
「お前たち」
すっと冥加が前に出る
「今零が戦っているのは私や弟を含めた全員を
虫けらみたいに潰せるような強い奴と戦ってるんだ
お前たちが行っても危険なだけだ」
「でもっ・・・・」
応援しようと来た者たちが反論しようとしたとき
ズガアアアアアアアン!!
グラウンドで爆発が起きる
その衝撃でそこにいた全員が尻餅をついた
「あんなことを普通に起こす奴らの戦いを見に行くつもりか?」
冥加が続けて言う
「死ぬぞ?」
『・・・・・・やめときます』
納得したのかそこにいた全員がうなずいた
冥加は思った
「(零の為に言葉も勉強した、帰ってきてもっと話そう?)」
それは十三組の女ではなくただの女の子だ
―――――――――――――――――――
グラウンド
「『爆雨(ボンバーレイン)』!」
零が叫ぶと空から爆弾がいくつも落ちる
「『水割れ(ウォーターハザード)』」
創が言うと
地面が割れそこから水が吹き出し無効化する
水が蒸発し煙が出る
「てりゃあああああああああ」
そこから神姫が飛び出し
ハンマーを作って振り下ろす
「甘い!」
それを廻は盾を出して防ぐ
「あんたもなあああああ!!」
その後ろからはもう一人零が飛び出す
零は創に向って拳を突き出した
「殴りあい上等だああ!!」
『援護するわ(します)!』
零と創が殴り合いを始め
それを周りから
廻と神姫が周りから援護する
「「らああああああ」」
「『流星の雨』!」
「『爆撃連射台(ランチャーガトリング)』!」
流星とミサイルがぶつかる
荒く打っているようで狙っているのは
相手だけなのだ
周りから見れば爆発の煙で何も見えないだろう
「『銃器乱射(トリガーパニック)』!」
零が言えば
銃器がいくつも飛び出し
放たれる
「『|機銃祭り(ショットパーク)』」
創が言えば同じく銃が乱射される
「「「「はあああああああ」」」」
乱射される銃弾の中
彼らは近接で戦うをする
もちろん一発も当たらず
選管含め全員が思った
『これは戦争か?』
爆発が起き
銃の乱射音が聞こえ
時折剣なんかがぶつかる音を聞いていた
観戦者たちは思った
『たった四人で戦争してやがる!』
―――――――――――――――――――――
体育館屋根上
観戦者全員はここからグラウンドを観戦し
同じくたった今先頭場所が体育館屋根上に移動した会長戦を見ていた
「僕の『|脚本作り(ブックメーカー)』を
避けずに受けてくれないか?」
自分と同じレベルまで相手を
落とすスキル。球磨川は
それを避けずに受けてくれと
懐からマイナスの螺子を取り出し持ちかけた
「さぁめだかちゃん、僕の相談を僕の気持ちを
受け止めてくれるかい?」
そう言った球磨川に
めだかが言う
「言うまでもない、二十四時間三百六十五日」
そして凜と雰囲気を出して宣言した
「私は誰からの相談も受け付けるし
どのような気持ちも受け止める!」
「そうか・・・ありがとうめだかちゃん」
そう言って球磨川が螺子を刺そうとしたとき
ズドンッ!
二人の間に何かが落ちてくる
それは
「あああああああああああああ!!」
零だ、会長戦の途中で神姫の能力時間が切れたらしい
神姫をおぶさっている
「くっそ、二対一じゃキツイか・・・!」
「兄さん、私を下してもいいですから!」
「おろせるかよ!気絶してないからまだ攻撃対象なんだ!」
廻と創の二人を相手にするのは
やはり一人は無理だったらしい
零は怪我はないまでも肩で息をしていた
そしてもう二人屋上に来た
「よう零、待たせたな」
「姫ちゃんは大丈夫?」
創姉弟だ
「「・・・・・・・」」
めだかと球磨川は唖然としている
屋上で自分たちが格好つけた直後に
人が降ってきたのだから
「ああすまん、ブックメーカーのところだったか」
零は周りを見て言う
「そうみたいですね、
それより兄さんは自分の心配をしてください」
兄を心配する神姫はいつも以上に心配しているようだ
「悪いな先輩」
「・・・・あ、うんいいよ気にしないで」
創が球磨川に声をかけて球磨川はハッとする
「さてさて最終攻撃かしらね
零君どいてあげなさい」
「あ、ごめんなさい」
零はその場からどく
するとめだかもハッとする
「じゃあ改めて、ありがとねめだかちゃん」
「いや、構わんよ球磨川」
ストンッ
物が刺さる音ではない音を立てて
螺子がめだかに刺さる
めだかの神から色が抜け白になる
「『もうどーでもいい』
『私の負けだ悪かった』」
「(僕が勝った!)」
と、めだかの言葉に球磨川がそう思った時
「とでも言うと思ったのか?」
「何!?」
そう言っためだか達を見て零は言った
「原作通り」
そういって笑った
「なんだよ笑って、気持ち悪い」
「何か作戦でもあるの?」
「・・・・・兄さん」
策があるかと聞かれ、神姫にどうするのかと
顔で聞かれた零は言った
「・・・・あるよ、最後の一つだ」
――――――――――――――――――――
零SIDE
「じゃあやってみろよ」
「いいとも、そのフラグ通りブッ倒してやるぜ」
「二人に一人は不利だと思うけど?」
そう思ってるからダメなんだよ
ちゃーんと、対策はあるんだ
「姫ちゃん、おろすね」
「はい」
そーっとね。
撫でてやろう
なでなで
「兄さん」
「じゃあ、行ってくるよ」
さてやろうか
「待たせたな」
「いやいや、神姫を置かないと危ないんだろ?」
そうかもしれない
あの時は姫ちゃん気絶しちゃったし
「教えてやるよ、この技は・・・」
『そんな奴に負けんなよ黒神ーーー!
前を倒すのは俺だーーーー!』
空気読めお前ら
「ははは」
「どうした笑って?」
「いや、今日はかっこつけたらとことん邪魔される日だと思って」
「まぁそうね、仕方ないわよ、一応物語では大きい日だし」
その通りだ、屋上にいるいる皆が
十三組生全員だって?すげぇ
「零!久しぶりだな」
「王土さんも」
この距離でよく聞こえるなって?
俺は理外点だぜ?身体能力強化は伊達じゃないね
「今日はお前に会わせたい奴等がいてな
行橋、まだか?」
「もうちょっと、だよ・・・来た」
シュン
あれ誰だ?ざっと見百人くらいか?
急に表れるとかワープじゃねぇか
「王土さん!誰です?その恩人さんは!?」
「そこだ、灰髪黒目の」
「あの・・・・誰です?」
「お前と約束しただろう?
人のために使うと」
「・・・・そうでしたね」
うれしいなぁ
「さぁ皆わかっているな?
一晩中考えたあの言葉だぞ!?」
『おーう!!』
『零!負けてんじゃねーぞ!
いつもの小細工で勝って見せやがれ!』
「・・・っぶ、あははははははははは」
「おい、お前笑いすぎだろ」
「いいのよ、あーいう時は笑いたいの」
あはははは
いいとも見せてやろうじゃねーか!
「行くぜ!」
「「来い!」」
「『世界を統べるもの(ワールドルール)』」
己の神格化
俺の能力では何度やってもできなかった
あるとき神様の力のベース、
この場合神様の力の欠片があればどうなるのか知りたくて
姫ちゃんに能力を移してもらったら成功した
人間だからか知らないが
神様の力を使える代わりに能力使えるのは一回のみ
使ったらその後一日は能力を最低限しか使えないけどな
(能力干渉無効、すでに起こしている現象を保つ)
「今はそれで十分だ」
力があふれているのがわかる
周りに風が吹いているのもわかる
空気が揺れているのもわかる
「くらえ、終姉弟
規則制限、二人の意識が三分なくなる」
これは神の力
理外点の力じゃ干渉無効出来ないぜ?
「・・・・ちっ、チャンス作ってやるんじゃなかった」
「なによ、それ?」
トサッ
二人は気絶したな
「いいとも廻さんこれは」
この神様の力は
「ただの、小細工ですよ」
『よっしゃあああああ!!』
―――――――――――――――――――――――――――――――――
「もう一度、お久しぶりです王土さん行橋さん」
「久しぶりだな零」
「久しぶり零君」
「っで、あの人達は誰です?」
『でよー、その時に王土さんが』
「そうなんですか!見てみたかったですー」
『つーかあんた可愛いなー』
「そんなことないですよー」
姫ちゃんの周りに人だかりが・・・
「自分の能力に困っていた奴らの
電子回路を弄って自分の能力を扱えるようにしてやったまでだ」
「ちなみに『日本人』だけじゃなくて
『世界中』の人たちだよ」
『あなたののお兄さんかっくいーわね!』
「そうですか?えへへへ」
『お前さんも可愛いなー
おいセアン!お前ロリコンだろ!感想は?』
『・・・言わすな、犯罪になる』
「何するつもりですか!?」
『はははははは』
楽しそうだなー
「国でも作るんですか?」
「ああ!あるところで助けた爺さんに島を一つ
もらってな、そこで平和な国を作るつもりだ!」
「王土とボクが一応議長と副議長」
「・・・・いい国作ってくださいね」
「うむ、開国には呼んでやる!
招待状を送ってやろう!」
―――――――――――――――――――
生徒会戦挙
結果
生徒会・三勝一敗一分け
補佐二勝一敗二分け
「九十九代目生徒会長は
黒神様でございます!」
『ワアアァァァ!』
「姫ちゃん大丈夫か?」
「大丈夫ですよ兄さん」
姫ちゃんおぶってるんだぜ
動けないからな
「なぁ会長」
「どうした零」
「球磨川さんに言うことあるだろ?」
「そうだな・・・長者原三年生報告だ」
「報告ですか?・・・なんでしょう?」
「生徒会副会長に球磨川禊を任命する
手続きと受理を急ぎで頼む」
ははは決まった
「それから」
「まだあるのですか!?」
「ああ、生徒会補佐として終創、終廻の
二名を任命するこちらも手続きと受理を急いでくれ」
「「えええ!?俺(私)たちも!?」」
「九十九代目生徒会執行部これで完成だ!」
『おおおおお!?
そろわないと思われていた副会長が就任し!?
ついでに補佐も増えた!?』
さてさて家の会長は困った困った
『庶務・書記・会計・副会長・そして会長!
あと、補佐も加わって!?
生徒会が全員そろったーーーー!』
「さて、でわいつものように」
『これにて一件落着!!』
九十九代生徒会
会長・黒神めだか『異常』
副会長・球磨川禊『過負荷』
会計・喜界島もがな『特別』
書記・阿久根高貴『特別』
庶務・人吉善吉『普通』
生徒会補佐
神谷零『理外点』
神谷神姫『理外点』
終創『理外点』
終廻『理外点』
説明 | ||
神様と転生した主人公が めだかで原作に入るお話 ※注意※ めだかボックスの二次創作です キャラ崩壊するかもです 作者は分が苦手です 俺TUEEEE系です 自分的解釈もあります 上記でもよい方以外はバックすることをお勧めします 構わないという方はよろしくお願いします |
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