リリなの世界に逝ってきて 第二の人生
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目覚めると・・・

 

 

 

 

 

「知らない天井だ。」

意識が覚醒し第一に目に入ってきたのは、真っ白な壁だった。

体を起こしあたりを探ってみる。

一面真っ白な空間?だった。

 

 

「目覚めたか」

呆然としていると背後から、声がかかる。

振り向いてみると、そこには、翼の生えたダンディーなおっさんがいた。

 

とりあえずは、「ここはどこですか?」

翼は、今のところスルーだ。 情報収集は大切って、昔ばっちゃが言ってた。

「ふむ・・・まぁいい。ここは、死んだ者が来る場所だ。」

 

「あ、そうですか。」

 

「・・・何も思わんのかね?」

 

「死んだことはしっかりと覚えてますし。(あれで死んでなかったら俺はもう人じゃねえ)」

グシャっていてたし。およそ人の体が普通に出せる音じゃない。

 

「ああ、複雑骨折+頭強打で即死だ。」

 

「・・・即死でよかった。俺、痛いの嫌いなんで。ところで、あなたは誰ですか?やっぱり、閻魔さまっだったりします?」

俺の閻魔のイメージは某郷の山田さんかおしゃぶり加えた小さい閻魔さん、あとはスタンダートな赤い顔の閻魔様

 

 

「そういった閻魔もいるがな。私はお前たちのいうところの神に相当するものだ。」

 

「そうですかい。で?俺は天国・・・は無いな。地獄に行けばいいんですね?」

 

「待て、神だと名乗っているのに疑問を持たんのか?それに普通は天国と聞くものだろう?なぜ地獄だと決めつけるのだ?」

 

「いや、特段悪事働いた覚えはないですけど、今までの人生振り返ってみて天国に行けるとも思えませんし。あと、こんな空間と背中の羽見たらなんか信じれたというか」

 

「・・・変わった人間だな」

 

「そうでもないですよ。じゃ、早く行きましょう。」

 

「待て。お前が行くのは天国でも地獄でもない」

 

 

「煉獄ってやつですか?」

 

「そんなところは無い。お前には転生というものをしてもらう。」

 

・・・・まじか

 

「パスで」

 

「普通喜んで受けるものだと思うのだがな。なぜだ?」

 

「また生きるのが面倒なんで・・・」

生きるという事は辛い。他の人は耐えられたのだろうが俺には耐えられない・・・

自分の屑さにはもう耐えられない。他人の努力の成果を羨み嫉妬しそのくせ自分は努力をしない。

変わろうと思ってもその気持ちを忘れ、結局変われない。

自分が悪いということはわかってる。でも治せない・・・

そんな自分が嫌いで、でも自分から死ぬのは怖くて、ただ惰性で生きてきた。

それを、ようやく終わらせることができたのに、また始めるなんて、俺にはできない。

 

「・・・お前に拒否権はない。そもそもこれは罰でもある。」

 

「罰?」

 

「そう。お前は人生を無駄に過ごした。そして自らの人生を無価値なものとした。その罰だ。」

 

「・・・罰ならしょうがないですね。」

 

「納得したか。では、転生先を決める。5枚のカードのなかから一枚選べ」

そういうと、五枚のカードが目の前に現れた。

「これだ」

俺は真中のカードを選んだ。

 

「・・・魔法少女リリカルなのはの平行世界、か」

 

「リリなのかよ」

 

「お前の世界にある物語はすべてあったかもしれない可能性だからな。」

 

「死亡フラグがわんさかじゃないですか、また死ねと?」

 

「安心しろ。お前の世界の二次創作にあるように特典を付けてやる。」

 

「そんなことしたら罰じゃなくなるんじゃ?」

 

「言ったであろう?罰でもあると。お前は一人の命を自分の命と引き換えに助けた。ならばそのことに対する報酬がなくては報われないだろう?」

ニカッと笑う神様。

やべえ、ダンディーさも相まってかっこよすぎる。

 

「特典は5つだ。この箱から5つボールを取り出せ」

 

目の前にでかい箱が出現する。

 

「・・・わかりました。」

5つ球を取り出し神様に渡す。

 

 

さて、何が出てくるのやら・・・

説明
二話です。
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コメント
たまたまこれを書いたのが高校時代の数Aの教科書の籤引きの問題文を解いたあとだったんです(良い旅、夢気分)
くじ引きかい!?(アサシン)
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