僕と君とやり直したい出来事と |
―帰り道―
成人式を終えた僕達は、四人で話ながら帰っていた。
明久「これで皆二十歳なんだね」
雄二「そうだな。ま、お前の頭はまだ小学生並みなんだろうが、な」
明久「なっ!?じゃあそういう雄二はどうなのさ!」
雄二「俺か?俺は―――」
霧島「・・・か・ち・く」
雄二「待て翔子!?俺は家畜じゃねぇ!?ってか扱いが酷すぎねぇか?」
あははははは・・・。
明久「・・・」
こうしてると―――。
??「代表や坂本君を見てると、思い出すわね文月学園のこと・・・」
明久「そうだね。『 』さん」ニコッ
??「・・・ねぇ。もう私達は付き合ってるんだから・・・」
明久「あ、ごめん―――『 』」
??「はい。良くできました―――明久♪」
雄二「しっかし本当以外だったな」
霧島「・・・この二人が引っ付くとは思いもしなかった」
・・・僕もだよ。
だって、僕達はまったくと言って関係がなかったからね。
雄二「お前はこのバカのどこが良かったんだ?」
明久「バカ言うな!バカ雄二!!」
雄二「おいおい、本物のバカが冗談でもバカって言うなよ。本当にバカになっちまうだろ」
明久「ムキィィ!!」
??「あはははは。本当変わらないわね二人は・・・。そうね、私が明久が好きになったところは―――」
雄二・霧島「「ところは?」」
・・・。
??「誰かの為に一生懸命になってくれるところかな―――」
雄二「ほぉ・・・。良かったじゃねぇか明久」
明久「・・・///」
霧島「・・・吉井?テレてる?」
明久「て、テレてなんかないよ!」
雄二「ウソがまるわかりだな」
三人が笑う・・・。
??「あははははは―――」
・・・君といれて良かったよ。
僕を選んでくれて―――ありがとう。
僕達はまた別の話題にかえて歩き続ける―――。
だが、そんな楽しかった時間も一瞬にして消えた―――。
雄二「なっ!危ねぇ!!」
??「えっ?」
『キキィィィ』・・・。
っと、車が彼女に向かって突っ込んできたからだ―――。
霧島「・・・逃げて!」
??「あ、間に合わ・・・」
彼女は間に合わないと思ったのだろう―――。
だけど―――。
明久「っ・・・!!」
雄二「あ、明久!」
僕は君を守るために飛び出す―――。
明久「間に合えー!!」
??「え・・・?」
だって―――傷ついてほしくないから。
明久「・・・」
『ドシャッ』・・・。
そして、僕は車に跳ねられた―――。
雄二「ッ・・・。翔子!今すぐ救急車呼べ!!」
霧島「・・・わかった!」
??「え・・・?明・・・久?」
明久「・・・」
雄二「おいッ!テメェ!!!」
男「ひ、ヒィィィ!?ご、ごめんなさいぃ!?」
霧島「・・・止めて雄二!」
うっ・・・。
雄二「離せ翔子!コイツは許せねぇんだよ!コイツは俺のダチを跳ねたんだぞ!?」
男「ヒィィィ!?」
霧島「・・・そんな事しても吉井は喜ばない―――元には戻らない!」
雄二「っ・・・。わかってる、わかってるが気がすまねぇんだよ!!」
霧島「・・・今は吉井を病院に連れていくのが先。話はその後で」
雄二「クッソォ・・・!!」
止めてくれてたんだ・・・霧島さん。
・・・ん?
??「明久・・・ねぇ?明久起きてよ・・・」
泣いてる・・・?
明久「・・・」
体が―――口も動かない。
・・・泣かないでよ。
君が泣いちゃ意味がないじゃないか・・・。
??「明・・・ひ・・・さ」
だんだん意識が遠退いていく・・・。
ごめんね・・・こん・・最後で・・・。
でも、君は・・・守りた・・・たんだ・・・。
―――――
――――
―――
――
―
こうして、僕は意識を失った―――。
そしてこれが、僕が体験する全ての出来事の始まりである―――。
説明 | ||
文月学園を卒業して二年後―――。僕は彼女と悪友である雄二、そして雄二の彼女である霧島さんと成人式に行った。そして今は帰り道・・・。僕は今でも彼女と何故付き合えてるのか疑問に思っている。元々僕らは関係が薄かったからだ・・・。でも、彼女の笑顔を見ると良かったとも思う。・・・そう思いながら四人で成人式から帰る僕たち。だが、そんな日々も一度ここで終わってしまう――。さて、僕はどうなってしまうのだろうか―――。 | ||
総閲覧数 | 閲覧ユーザー | 支援 |
2610 | 2543 | 2 |
コメント | ||
にじファンから読んでます。にじファンはもう公開終了しているのでこちらの更新楽しみにしてます!(ルッチ) にじファンから読んでました!! 明久×優子押しなんで更新お願いします(^o^)(白虎) |
||
タグ | ||
学園 バカとテストと召喚獣・吉井明久・坂本雄二・過去 | ||
ハッピーさんの作品一覧 |
MY メニュー |
ログイン
ログインするとコレクションと支援ができます。 |
(c)2018 - tinamini.com |