殺人鬼に憑依したら聖処女と共に戦争に巻き込まれた
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「あっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃ・・・う、うぇえええええ!!」

 

・・・ど、どうも。子供の死体に囲まれて絶賛嘔吐中の雨生龍之介です。

 

 

え?雨生はそのくらいで吐くか?そりゃ・・・本来の雨生なら狂喜乱舞してるだろうが、残念ながら俺は憑依してしまった引篭りだ。

 

それでも普通はテンプレキターー!!とも言っているかもしれないが、生憎其処までこの惨劇を見て喜んでも居られない。

 

第一に不味いんだよ・・・サーヴァントの召喚に成功しているらしい。なんか風が吹き荒れていてそこら辺のものが中に舞っているんだよ。

 

 

ホントに不味い!このままキャスター・・・えっと青髭だっけ?この「Fate/zero」って物語はまだ見終わってないし・・・何よりあんな狂った奴なんか来て見ろ!俺の精神がマッハだぞ!!

 

まずいまずいまずい・・・こうなったら!!

 

 

「すべてを受け入れるしかねえだろな・・・来いサーヴァント!!」

 

こうなったら自棄だ!!

 

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其処に光臨したのは白き聖女。

 

鎧に守られて尚神々しさに満ち溢れていた。

 

「サーヴァント、キャスター。呼掛けに応じ此処に召喚されました。」

 

声も凛として聞惚れてしまう。・・・なんて、なんてこった。トンでもない者が来たものだ。こんな汚れきった俺を浄化しそな瞳に魅入られていく。

 

「問うましょう。貴方が私のマスターか。」

 

「は、はい聖女様!!」

 

知らず内に膝を着き頭を下げていた。

 

「・・・よろしいでしょう。契約は成立した。卿の願いも確かに聞き届けた。此度の勝利、神の導きと共に。」

 

この言葉を聴きハッとした。

 

青髭・・・通称、ジル・ド・レイのことである。フランス百年戦争の英雄にしてフランス元帥になった男。晩年に黒魔術に没頭し何百人ともいわれる幼い少年たちを拉致、虐殺した殺人鬼。のちにペローの童話に登場する殺人鬼青ひげのモデルとなったと言われている。

 

・・・OK把握。本来コイツが召喚される予定だったんだろ。

 

そして、イレギュラーともいえる自分の存在に召喚が間違いを起こす・・・うん此処まで大丈夫だろ。

 

 

そして俺・・・どっちかというと、あの殺人鬼(原作龍之介)よりもはるかに善人っぽい俺によりキャスターが代わってしまった・・・という事か。

 

つまり目の前に居る聖女は・・・青髭を触媒としてきて尚且つ少女・・・ってことは!!

 

「き、きききさ・・んっん。貴女はもしや・・・オルレアンの?」

 

「はい、わたしの真名は、ジャンヌ・ダルク。オルレアンの乙女とも呼ばれたものです。」

 

 

ここに、一つ。そして、最後のサーヴァントが現れた。これにより、第4次聖杯戦争の幕が上がったのだった。

 

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【クラス】キャスター

【マスター】 雨生龍之介

【真名】ジャンヌ・ダルク

【性別】女性

【身長・体重】162cm・40kg

【属性】秩序・善

【ステータス】筋力E 耐久C 敏捷E 魔力B+ 幸運D 宝具A++

【クラス別スキル】

陣地作成:E

 自らに有利な陣地を作り上げる。

道具作成:D

 魔力を帯びた器具を作成できる。

※本来セイバーポジションだったが処刑時魔女と呼ばれた為キャスターにもなれるがキャスターとしては低ランク。

【固有スキル】

神託:A+

 神の託宣により、その状況での適切な判断ができるようになる。

 ランクA+の場合、効果は常時発揮される。

カリスマ:B

 軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。

 Bランクは、一国の指導者でない者としては破格であると言える。

透化:D

 無私の心。精神面への干渉を無効化する精神防御。

神々の加護:A

 危機的な局面において優先的に幸運を呼び寄せる能力。

一見名当:B+

サーヴァントを見ただけで真名を当てる能力。B以上で魔眼の領域。

 

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宝具覧

聖少女の戦功(オルレアン)

ランク:C+ 種別:対人宝具 レンジ:? 最大捕捉:--人

オルレアンの解放と勝利王シャルル七世の戴冠の両方が成し遂げられた戦功によって得た名声が宝具になったもの。

自らの真名を知るものが多いほど外部から取り込む魔力の回復力を早くする事が出来、魔力の枯欠を防ぐ。またこの状態の時、持っている宝剣:聖女の祝福剣(サン・カトリーヌ)の効果が発動。任意で筋力・耐久・俊敏の内二つのステータスを2ランク上げる事が出来る。しかし、使用中『百合と天使が舞う先陣旗(ラ・ピュセル)』を使用する事が出来ない。

 

百合と天使が舞う先陣旗(ラ・ピュセル)

ランク:B- 種別:対軍宝具 レンジ:1〜60 最大捕捉:1000人

由来:ジャンヌが持ったとされる天使と百合の描かれた三角旗及び、オルレアンの包囲網の突破したことが由来。味方を鼓舞することによって、味方は幸運・俊敏のステータスが1ランク上昇し、透化:Dと同等の精神耐性を得る。しかし、<矢>と<火>の攻撃に弱くなる。また、使用中『聖少女の戦功(オルレアン)』がしよう出来なくなる。

 

火刑の磔(ビュシェ)

ランク:A++ 種別:対軍宝具 レンジ:1〜50 最大捕捉:700人

「全てを委ねます」と辞世の句を発動の呪文とし、炎を発現させる。

その間は<火>の属性を持つ攻撃を無効化し、炎がジャンヌの身を焼いている間、全ステータスをA++状態にする。

戦闘後、勝利敗北と関係なく、ジャンヌは消滅する。

 

百年戦争(ブレイド・ストーム)

ランク:EX 種別:対軍宝具 レンジ:1〜99 最大補足:1000人

救国を胸に共に戦場を駆けた戦友達が、サーヴァントとして召喚される。

召喚されるのはいずれもマスター不在のサーヴァントだが、それぞれがEランク相当の『単独行動『透化』スキルを保有し、最大30ターンに及ぶ現界が可能。しかし、召喚する時、左腕を消滅させるか令呪を一つ消化させないといけない。固有結界でもあるが、この世界はジャンヌの記憶の再生のような物である。そのため魔力の燃費は他の固有結界よりもいいが、龍之介の魔力では持って10分前後と考えられる。

 

中にいる主な人

ラ・イール(イル):粗暴な暴れん坊だが、ジャンヌを慕っている。武器は弓で馬に乗ったまま射抜く事が出来る。

ジル・ド・レイ(ジルもしくはギョロ目):冷静沈着な槍騎士。常にジャンヌの傍にいる。

リッシュモン:素敵なおじ様。どっちかというとジャンヌの上を行く人。ジャンヌに将器を見出している。ジャンヌを見殺しにしたラ・トレムイユを幽閉した。

ジャン・ポトン:ラ・イールの同郷のダチで剣兵。ラ・イール共にジャンヌの下で戦った。

デュノア伯:ジルの次に熱狂的なジャンヌ崇拝者。戦友であるアランソン公を怨んでいる。因みにリッシュモンの甥である。

アランソン公:犬のようにジャンヌを慕う騎士。其れが災いしたのか、戦友であるデュノア伯に冤罪をかけられた挙句、勝利王に死罪を宣告された。そのショックで獄死。

説明
何処を読んでもある意味時効ともいえる死亡フラグをもつ雨生龍之介に憑依してしまった引篭り。そんな彼の前に現れたのは青髭ではなく聖処女であった。感想お待ちしております。
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残酷な描写あり Fate/zero 憑依 聖処女 ウェイバーはランサー ランサーはオリジナル ウェイバー×ソラウ ・・・になる予定 ジル×ジャンヌ ジルジャンは俺の血涙突破 

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