ベン・トー 〜狩人の名を持つ狼〜 第2話 誇りを懸けた戦い |
第2話 誇りを懸けた戦い
俺は、閉店前のスーパー、"スーパーときわ"に来た。
「ついにあの氷結の魔女と戦えるのか」
俺は、棚の中の新商品のお菓子を見やる。
するとスーパーの扉が開きそこには俺の待っていた人が来た。
「来ましたね、槍水先輩いや、氷結の魔女!」
「あぁ、約束通り、来たぞ!」
俺らが話していると聞き覚えのある声が「洋!お前も来たのかよ!」
「なんだよ、僕が来ちゃ悪いのかよ」
「別に悪いわけじゃないが怪我するぞ」
そんなことを話しているともう一人、洋の後ろに誰かいる。隠れているのか?
「ほら、著莪、久しぶりの再会なんだから」
そう言うと洋は金髪の碧眼、俺が良く知る女性を連れてきた。
「あやめ?もしかしてあやめじゃねぇか!!」
そんなことを言うとあやめは俺に向かい抱きついてきた。
「今までどこ行ってたんだよ!!小学生の時もさよならも言わずにどっか行くし、と思ったらいきなり帰ってくるし。このバカ、バカバカバカ」
あやめは半泣きの状態、俺に抱きつく力も強くなる。
「その件は悪かったて、でもお前いい女になったな」
「うるせぇ、バカ」
正直今のあやめはものすごくかわいい!!
「感動の再会はさておき、もうそろそろ半値印証時刻時間(ハーフプライスラべリングタイム)だ」
「そうだな」
その言葉からちょっと時間が経つとこのスーパーの半額神ことじじ様、現れた。
「ついに来ましたか半額神様」
「佐藤、お前は何を狙う?」
「僕ですか僕は天丼を」
「そうか私は季節の野菜炒め弁当を」
「私はから揚げ弁当を」
「俺は何でもいいや獲れる物を獲る。ただそれだけだ」
なんかいま自分でもかっこいいこといった。そう思わない洋と振り返ってみると洋は聞いてなかった。
じじ様がシールを貼り終わるとやはりこちらをちらりと見た後、扉を閉めた。
その瞬間、いっせいに腹をすかせた狼たちが弁当に群がる。
それじゃあ、いつもの決め台詞言いますか。
「さぁ狩りの時間だ」
俺はちょっと遅れて弁当の元へと向かう。
普通に行けば俺は楽々弁当を獲れるだが、今日の目的は氷結の魔女との手合わせだから、俺は氷結の魔女の元へ向かう。
「それでは氷結の魔女さん、お相手よろしくお願いします」
「来い!!」
「それじゃあ、行きますよ!!」
俺はそう言うと氷結の魔女に拳を仕掛ける。
その攻撃を氷結の魔女は空中に跳び回避した。
「やりますね!」
「今度はこっちから行くぞ!!」
そういうと氷結の魔女は俺に向かい足技を繰り出してくる。
その攻撃を俺はかわすと後ろから名もなき狼が来る。
「邪魔なんだよ!!俺と魔女の戦いの邪魔をするな!」
俺はそういうとそこらにあったカゴを手に取りそのカゴで相手を叩いた。
その後、男は動かなくなった。
「それじゃあ戦いの続きをするか。魔女!」
「ああ、そうだな」
俺はカゴを床に置き魔女に向かい攻撃を仕掛ける。
その攻撃は当たったが魔女はビクともしない。
「すごい、じゃないですか。俺の攻撃を受けて平気とは」
そういうと魔女は「まぁな」といい俺に攻撃を仕掛ける。
俺はそれをさっき床に置いたカゴをバネとし空中へ飛び上がる。
俺はそのまま魔女に向かい蹴りを入れた。
その蹴りは、魔女にかすった。
「やるなぁ」
「そっちこそ」
そうお互いに強さを確かめると俺は満足し魔女との戦いをやめ弁当を獲ることに専念した。
「はぁ〜、弁当も獲ったし、さて帰りますか?」
「待て」という声がし振りかえるとそこには魔女と洋とあやめがいた。
「いっしょに部室で食べないか?」
「その誘いは受けたいんですが、家でお腹をすかせた兄弟が待っているので今日はパスで」
「そうか、わかった。じゃあな、また明日」
「ハイ、また明日部室で会いましょう」
俺は去って行くと帰り際に魔女が「お前との戦いおもしろかったぞ」
「俺もです」
そうして俺はこの場から立ち去った。
説明 | ||
「俺は最低の二つ名の狼だ」? 烏田高校に転校して旧友である佐藤洋に出会う。佐藤の所属する部活「ハーフプライサー同好会」で起きるいろいろな出来事。それがこの物語の始まりである。? 自分に文才がないのでわかりにくいところもあるかもしれませんが頑張りますのでよろしくお願いします。 |
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