リリカルなのは 〜勇気の魔導師と電子の獣〜 第1話 |
はやてを病院に送った後、太一はバスに乗り学校に向かった。学校に着くと、ちょうどHRが終わったらしく、数人の生徒が教室から出ていた
「うぃーっす」
教室に入り、親友に声をかけ重要な事があったかどうか聞き、授業を受けた
時間は流れ、現在昼休み。太一ははやてが作ってくれた弁当を持ち、屋上に向かい景色を眺めながら、食べているとドアが開き、3人の女の子が現れた
「あれ、太一さん?」
1人の女の子が太一に気づき声をかけてきた
「よう、なのはちゃん。アリサちゃんとすずかちゃんも元気そうだな」
「「こんちには八神先輩」」
「太一さん、一緒に食べてもいいですか?」
「別に構わねえぞ」
なのはちゃんが質問してきたので、太一はOKを出した
「相変らず、八神先輩のお弁当はおいしそうですね」
アリサが太一の弁当箱を見ていった
「・・・本当なら、弁当なんか作らせたくないんだが。はやての奴が『太一兄が作ったお弁当はお弁当やない!!』って言って来るんだよな〜」
「「「あはははは」」」
その言葉を聴いて、3人は苦笑いをした。そして、話をしながら食べていると
「太一さん・・・太一さんの将来の夢ってなんですか?」
なのはが太一に聞いてきた
「・・・決まってないけど。なんでだ?」
「実は・・・・」
俺が聞き返すと、なのはちゃんは俺に話した
「・・・成る程、午前の授業でな」
「はい」
「ちなみになのはちゃんの夢って何なんだ?」
「え〜っと・・・まだ決まってません」
太一の質問になのはは答えられなかった
「なら急いで決める必要は無いと思うぜ。時間はまだあるんだ、ゆっくりと決めていけばいい」
なのはの肩に手を置きそういった
「・・・はい!」
なのはは太一に笑顔で答えた
昼休みが終わり、午後の授業を受けそれが終わると、タイミングよく携帯がなった。携帯を開くと、はやてからのメールが届いており、買い物リストが書かれていた。太一は親友と共に途中まで一緒に帰り、途中で別れ商店街に向かった
『ねぇ、太一』
「何だアグモン?」
Dアークに入っているアグモンが太一に話しかけてきた
『なのは達ってデジモンと暮らしてるの?』
「なんでそんなこと聞くんだ?」
太一が尋ねると
『あの子たちからデジモンの匂いがしてたから』
「気のせいじゃないのか?」
『だといいんだけど』
「取りあえず、買い物中は黙ってろよ」
アグモンにそういい、太一ははやてに頼まれたものを買い始めた
「これで、全部だな」
太一はリストを確認し、全部買ったかどうかを確認した
「・・・土産でも買って帰るかな」
太一は荷物を持ち、ある場所に向かった
「いらっしゃいませ〜・・・あれ、太一君?」
目的の場所に着き、ドアを開き店の中に入ると、眼鏡をかけた女性がいた
「こんにちは、美由紀さん」
「久しぶりだね〜、元気だった?」
「はい」
太一達が話をしていると
「美由紀、どうしたんだ?って太一君じゃないか」
「お久しぶりです、士郎さん」
美由紀さんとなのはの父親、士郎が店の奥から出てきた
「今日はどうしたんだい?」
「はやてにお土産を買っていこうと思ったです」
「そうか。注文の品はいつものだよね」
「はい、シュークリームを4つ持ち帰りでお願いします」
「かしこまりました、ちょっと待っててね」
注文を受け取った美由紀が店の奥に入った
暫くすると、シュークリームを入れた箱を持った美由紀がき、太一は代金を払っておいとましようとしたら
「太一君、それだけの荷物を持っていくのは大変だろう?送っていってあげるよ」
「いいんですか?」
「ああ」
「じゃあ、お願いします」
太一は士郎さんに頭を下げた。そして、荷物を士郎の車に入れ、車に乗り家まで送ってもらった
「士郎さん、ありがとうございました」
太一は車から荷物を降ろし、士郎にお礼をいい、車が見えなくなると荷物を持って家に入った
「ただいま」
リビングに入ると、レナモンが花に水をあげており、はやてはソファで本を読んでいた
「お帰り太一兄」
「ほら、土産のシュークリームだ」
「ほな、そのシュークリームは夕飯の後のデザートやな」
はやては笑顔で言った
「そうだな」
太一は買ってきた食材とシュークリームを冷蔵庫に入れ、二階に上がり、普段着に着替え、リビングに戻った
その日の夜、なのはは不思議な声を聞き、家を飛び出した。向かう場所は、学校の帰りに助けたフェレットのいる病院である。病院に到着すると、壁は破壊されており、フェレットが倒れていた。なのはがフェレットを抱えると、スライムのような姿をした怪物が現れ、攻撃してきた
「教えて!どうやったら魔法をつかえるの!?」
「起動するには、一度呪文を唱えないといけないんです!でもこの状況じゃそんな余裕もないですし・・・・」
「そんな!?・・きゃあ!?」
なのはは石につまずいて転んでしまいました。
「大丈夫ですか!?」
「なんとか・・・!?」
立ち上がろうとした時、怪物がなのはに追いつき、攻撃してきた。その時、何にかがその攻撃を防ぎ、怪物を弾き飛ばした
「えっ?」
「今だ、この球を持って、僕の言う言葉を言って」
「う、うん」
なのはは言われたとおり、宝石を持った
「我使命を受けし者なり」
「我使命を受けし者なり」
「契約の元その力を解き放て」
「契約の元その力を解き放て」
「「風は空に星は天に」」
「「そして、不屈の心はこの胸に!この手に魔法を、レイジングハート、セットアップ!」」
2人に声が重なり、桜色の柱が上がった。なのはが魔法とであった瞬間である
そして、同時刻八神家
夕飯を食べ終えた、太一、はやて、アグモン、レナモンの4人はリビングでのんびりしていると。突然、太一がつけていた機械が光りだした
「なんだ、なんだ!?」
太一達が驚いていると
『周辺でデバイスの機動を確認・・・設定により凍結を解除・・全システムオールグリーン』
「一体なんなんや!?」
「俺が知るか!?」
そして、光が収まり、次の瞬間
『あなたが私のマスターですか?』
機械から声が聞こえてきた
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