ありがとう〜第3話〜 |
「ありがとう。でもみんな仕事があるでしょ?忙しいだろうし、そっちをして?」
「そっか、わりぃな、ツナ。」
「極限に頑張るぞ!」
「うん!」
そう言って2人を見送った。
「俺は十代目の飯の支度をしてきます。」
「ありがとう、獄寺君。」
「いえっ、右腕として当たり前です!座って少し待っててください。」
そう言って部屋を出て行ってしまった。
「ハァハァ…」
俺はその場に座り込んでしまった。
ずっと立っているのは辛かったのだが、みんなに心配をかけたくなかったので頑張っていたのだ。
「とりあえず…椅子に座らなきゃ…獄寺君が戻ってきちゃう。」
俺は何とか立って、椅子に座った。
獄寺君が朝ご飯を持ってきてくれた。
今日は、ご飯に味噌汁に焼き魚、バランスのいい昔ながらのご飯だった。
俺は「ありがとう。」と言って食べた。
最後の朝ごはんだから…
俺はいつもより味わって食べた。
「俺が片づけておきますね。」
部屋を出て行こうとする獄寺君に俺が一言言った。獄寺君は、
「そんな!もったいなきお言葉ありがとうございます!」
そう言って獄寺君は部屋を出て行った。
『今日のご飯もとてもおいしかったよ。いつもいつも…ありがとう。』