魔法少女リリカルなのは〜ゼロから始まる転生者達〜第二話 「転生と決意その2」
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「あー、くそー腹の虫が治まらねえ。くそー」

 俺は、((樋口 敏光|ひぐち としみつ))転生者のようだ。なぜようだだって?はっきり言うと前世の記憶がほとんどないからだ。

 ただはっきりと覚えていることは、イケ面だが性格が悪いと噂の男に騙されて付き合っている女子に注意したら、「何言ってんのよ!黙れブス!」と言われ俺はかなり頭にきた。なんだよ、人が親切に注意したのによぉ、そんなにイケ面のほうが信用できるのかよ。で、その後怒ったまま帰宅途中、歩行者信号は青だったのになんか車が来て…あー思い出せねえ。気づいたら少し昔風の居間にいてそのあと母ちゃんに公園の場所を教えてもらい、ここに来た。

 なぜ公園なのかって、別に用はない。ただ落ち着くからだ。ふと、水面を見てみると、自分の顔が映っていた。まあ、子供にしてはイケ面だな…犬歯の一部が目立つが((八重歯|やえば))ってやつか、後は髪が前のほうに尖っているな、どうでもいいが。

ん?髪の色がなんか黒っぽくないなあ、一本抜いてみると、赤色だった。

まあ転生先がリリなのってアニメの話だから俺の髪が赤髪になってもおかしくはないな。

 ふう〜、だいぶ落ち着いてきたな。まあ落ち着いてみれば考えれば下らんことで怒ってたな俺。

まあ、あの女子もいつかあいつのことがわかって別れるだろうしな。

ふと、振り返ってみると、ベンチに一人の女の子がいた。髪は栗色でツインテールの子だが、うつむいていて顔が見えない。何か悩んでいるんだろうか。

・・・声かけてみようかな。

 いやまてまて。前世それが原因とは言えないがそれも相まって死んじまったんだろう俺。

…でも放って置けないよなあ。

まあ声を掛けてみるか。それで、あの子の悩みが解決できるのなら御の字だし。俺は、その子に近づき、

「ねえ、なに悩んでいるの。」

「ふぇ!?」

女の子の顔は、とてもかわいかった。おっと、どうしたのか聞かなきゃ。

「何か悩んでいるのかなあと思ってさ。君さえ良ければ悩み聞いてあげるよ。言いたいことは声に出した方がすっきりするしさ。」

女の子は間を置いて、「お父さんが事故で入院して、お母さんとお兄ちゃんたちお店が忙しくて、一人ぼっちで寂しいけど迷惑を掛けないように・・いい子にしないとグスッいけないの・・・。」

あわわ、泣き出しちゃったよ。この子、結構しっかりしているなあ。

「君すごいね。俺も親が忙しいのに迷惑掛けていてさ、君を見習いたいほどだよ。」

まあ、気がついたの今さっきだけど。俺のうちなんか八百屋だったからそれとなく言ったんだけど。

「ほら、涙を拭いて、泣いてたら君の両親が悲しくなるだろ。」

俺は自分の袖を使い女の子の涙を拭いた。

「寂しいんなら俺が友達になってやるよ。うちに遊びに来ていいしさ。」

まあ、またかあちゃんに迷惑がかかるけど…

「ありがとうなの。私、高町なのは。」

そういえば自己紹介してなかったな、俺の名前は確かハンガーに掛けてあった幼稚園児服の名札に書いてあったな。

えっとたしか「俺は、((樋口 敏光|ひぐち としみつ))だ。なあ高町さん、よかったら一緒に遊ばない?」

「うん。あっ、私たちもう友達だから苗字じゃなくて名前で呼ぼう、としみつ君。」

「友達?」「うん。だってとしみつ君友達になってやるってさっき。」

そういえば言ってたな俺。…しかし、名前で呼び合うのか、恥ずかしいけど俺も名前で言うか。

「うん。じゃあ遊ぼうなのはちゃん」「うん。」

 

〜夕方〜

「そろそろ暗くなるし帰ろうっか。」「うん。」

「そういえばなのはちゃんのお店って何屋さん?」「翠屋ていう喫茶店だよ。」

「喫茶店か、もしかしてケーキとか売っているの?」

「うん。お母さんが自分でケーキを作っているの。」

「そうか、俺んち八百屋で果物を届けたりするかもしれないから、なのはちゃんとちょくちょく会えるかも。」

「ほんと!じゃあまた明日会おうね。」

なのはは笑顔で俺にさよならをいい「ああ、また明日な。」俺もさよならを返した。

かわいい笑顔だったな。

 ・・・転生してどう生きていけばいいのかわからなかったが目標が見えてきた。

俺はなのはが見せた様な笑顔が見たい、女の子が悲しい思いをすることはいやだ。俺は女の子をみんな笑顔にするんだ。だから…

〜帰宅後〜

「ふ〜い、今日も繁盛したなあ。お、とし今帰ってきたのか?」「父ちゃん!」

「ん、なんだとし。父ちゃんに相談か?」

そう、女の子を幸せにするために、

「ハーレムの作り方教えてくれ!!」

「い!?とし何を言っt「父ちゃん。」

あれ、母ちゃんなんか眼が獣を捕える眼をしているんだが。

「いったいあの子に何を言ったんだい。」「し、知らねぇよ母ちゃん。イデデデデ」

「じゃあ、なんであの子がハーレムなんて言い出したんのよ。」

「ああ、母ちゃんギブ…ギブ…。うっ。」

父ちゃんが母ちゃんに技を掛けられてダウンした。「か、母ちゃん実はな…」

とにかく母ちゃんにわけを話したら女の子を幸せにするならハーレムじゃなくてやさしくすることだと言われた。後、父ちゃんが体を引きずりながら

「ニコポ・なでポは絶対するなよな」と言った後また母ちゃんに技を掛けられダウンした。

なんだニコポ・なでポって。まあするなと言われたらしないけど。

説明
転生者その2です。原作キャラと関ります。後、転生者たちはみんな嫌なキャラではない(作者がキャラ表現間違えなければ)です。
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コメント
すいません。小説書き始め1ヶ月の文才なしの作者でして。文章力を少しでも上げていきたいです・・・;by作者(wisteria)
文章力が残念ですね。(匿名希望)
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