カプチーノ
[全1ページ]

 五年ぶりにあった元カノの最初の言葉が、おっす。で、ああ、僕は、本当にこの人のことが好きだったんだなぁ。だなんて、ぼんやりと思った。僕も何とかぎこちなくならないように、おっす。と手を上げてこたえる。あの頃と同じ笑顔でこっちを見ている彼女から、気付かれないようにひっそりと、視線をそらしながら。

 

 彼女からメールが来たのは、昨晩のことだ。土曜日の退屈さを紛らすために面白くもないテレビを見ている時に、携帯が震えた。だいたい、誰かからメールをもらうことさえ、最近は少なくなっていた。学生時代は昼夜問わずにメールをしまくるメール狂だったくせに、数年経てば人間は変わるんだな。と実感するくらい、最近はめっきりご無沙汰だった。

 携帯は昔からバイブ設定だった。突然音が鳴るのがどうしても慣れないのだ。自分の想定している空間の中で、自分の想定していない異物が突如現れるような気持ち悪さになれることができなくて、もうずっと、着信音なんて聞いた記憶もない。

 だから、携帯が震えた時はそれだけでびっくりしたし、その送り主の名前に彼女の名前が表示された時には、恐怖とも安堵ともつかない、名状しがたい微妙な感情が渦巻いていた。着信を知らせるランプがチカチカ点滅しているのをぼんやりと眺めながら、静かにボタンを押した。

 メールは、あの頃と同じで、やけに長い。

 そもそも彼女は、文章を書くのが得意ではなかった。いつだってまとまりがなくてとっちらかって話の主題が二転三転して、そのうちに自分で何を話していたのかを忘れて、困ったように笑うのだった。僕はその笑顔が好きだった。いや、その笑顔も好きだった。他にも好きなモノなんてたくさんあった。彼女が手にするものだったらなんだっていいモノに見えたし、それを見て喜ぶ彼女を見ることが、僕の喜びだった。

 静かに、じっくりと、時折苦笑を交えながら、僕はそのメールを読んだ。一番下までスクロールをしてはまた先頭に戻り、何度も何度も読み返して、そこに彼女を感じて、息苦しくなったりした。

 メールの内容は端的に書けば、明日の夜に食事をしよう。という、ひどく単純なものだった。どうしてそれだけのことをこんなに長くふくらませることができるんだろう。なんて思いながらも、僕の心情は穏やかじゃなかったし、すぐに二つ返事ができるほど単純なものでもなかったし、胸の中でもやもやがふくらんでいくのがわかった。

 五年前だったら、僕は喜んで彼女のもとに駆け付けただろう。ある意味で僕は、彼女の犬になることを望んでいた。出来の悪い飼い主を見守る、賢いペットになりたかった。別にヒモだとか主従関係を結びたいだとか、そういうものではない。もっと漠然とした、なんとなくの感覚で上手く言葉にはできないけれど。

 けれど、今の僕はもう、犬にはなれなかった。いや、犬になるなんて考えが、そもそも出来なくなっていた。そんな感覚すら忘れていた。あれだけ振りまわしていた尻尾も、どこかへ消えてしまった。

 とにかく今の僕は、どうしようもない人間になってしまっていた。当時が立派だったわけではないけれど、それでも、あの頃はよかった。なんて常套句を使ってしまいたくなるくらいには、この日常にうんざりしていた。

 大人になれば何でもできるようになって、自然と好きな人もできて、結婚をして、子供も生まれて、家庭のために会社で働くんだ。なんて絵空事を当然のように抱き続けていたのはいつの頃までだったろうか。少なくとも五年前までは、それを嘘だとは分かっていながらも、そうであればいいと抱き続けていたのは事実だ。

 けれどこうして大学を出て、一人前とは到底言えないような社会人生活を数年続けて、出会いもなく、成長もなく、ただだらだらと休日を過ごすことしかできなくなってしまった僕にとって、あの頃の彼女と出会うという行為は、途方もなく恐ろしいことで、怖くて怖くて仕方がなかった。

 悩んだ。とにかく悩んだ。今の僕には彼女に会う資格があるのだろうか。もし彼女と再開して、僕はあの頃のように笑いかけることができるのだろうか。そもそも彼女は僕に対して笑いかけてくれるのだろうか。ああ、髪を切っておけばよかった。服だってあの頃みたいな、少しはましなモノをそろえておけばよかった。そんな、どうしようもないことをうじうじうじうじ考え続けていた。

 お湯を沸かし、カップ焼きそばにお湯を入れ、居間を落ち着きなく歩き回り、そうだ風呂に入ろうと風呂掃除を始め、何かから逃げるように徹底的に風呂を洗いまくり、想像以上の時間と労力をかけて風呂場をピカピカに磨き上げ、お湯を張り、だらだらと頭に入ってこないテレビを見続け、風呂に入り、鼻歌一つ歌わず念入りに体を洗い、抜け毛が増えてきたことを嘆き、風呂場から居間に戻り、カップ焼きそばを作っている最中だったことを今更になって思いだし、慌てて湯切りをしようとしたら麺が水をぐでんぐでんに吸ってとても食べれる状態ではなくなり、なんだか全部が馬鹿馬鹿しくなって大笑いをして、ようやく一言、わかった。と、メールを返すことができた。

 一分後、彼女からの返信があり、そこに書かれていたのは明日の待ち合わせ時間と、学生時代に二人でよく行った、安っぽい喫茶店の名前だった。

 

 久しぶりの再会は、あまりにも普通だった。まるで昨日までもそうして会っていたかのように、自然で、生活の一部のような、そんな安堵感があった。

 かわらないね。僕がそう言おうとした少し先に、かわらないね。と、彼女は笑いながら言った。そういうことは、昔は何度もあった。偶然同じような言葉を考えていて、同じようなタイミングで一緒に声に出してしまう。それを当時の僕や彼女は運命だなんて大げさな言葉で飾り立てて、笑いながら、二人は気が合うんだね。と言い合っていた。

 そっちもね。と僕が答えると、そうかなぁ。かわらないかなぁ。かわったつもりなんだけどなぁ。と、ふてくされたように彼女は言う。そういうところもかわってないよ。といえば、笑いながら、そっちもね。と肩を叩いてくる。

 ああ、そうだ。この感覚だ。この、なんともいえない、ぬるま湯みたいな感覚。

 それは惰性で、進歩も好転もないただの停滞で、けれどどうしようもなく気持ちが良くて、一度浸かってしまったら、二度と出られなくなりそうな、ぬるま湯。数年ぶりの再会とは思えない、居心地の良さ。ああ、駄目だなぁ。まだ僕はこの人が好きなのかもしれない。そんなふうに錯覚してしまうくらい、気持ちのいい、毒。

 彼女は本当にかわっていなかった。背は相変わらず低いし、髪の長さもあの頃のまま、肩の少し上で適当に切りそろえられている。化粧っ気は薄く、肌は少し浅黒い。服装は学生時代の頃から変わらないゆるいチュニックと七分丈のパンツで、足元はぺたんこのソフトベルトのサンダル。しゃべる速度も間の置き方も、カバンを持つ手の添え方も、全部が記憶のままの彼女だった。

 待ち合わせた駅は、大学の最寄り駅だ。学生街に位置するこの駅は日曜日だというのに暇そうな大学生であふれていて、その中にあの頃の自分もいるんじゃないかと、怯えた気持ちで歩いていた。

 待ち合わせの喫茶店は、駅から歩いて七、八分くらいの距離にある。線路沿いに少し歩いたあと、裏路地に入って道なりに進んだ先にある、一見民家のような、こぢんまりとした喫茶店だ。

 本当なら彼女との待ち合わせ場所はその喫茶店の前でだったのだけれど、偶然駅でばったりと出くわして、一緒に向かう算段となったのだった。やっぱり、あの頃と同じだ。

 喫茶店での道中では、たわいもない話題に花が咲いた。この道は懐かしいだとか、マイナーなコンビニがつぶれていつの間にかセブンイレブンに変わっているだとか、どうせなら学校の方まで行けばよかったねとか、あの教授は今でもまだ講義を持っているんだろうか。という、当たり障りのない会話だった。

 案外、普通に彼女と会話できていることに、僕は少し驚いていた。五年という歳月は、大して効力を持たないのだなぁ。と、しみじみ感じていた。昨晩アレコレ悩んでいたのが、馬鹿らしくなって、思わず笑いそうになった。彼女はそんな僕を見て怪訝そうな顔をした後、何を感じ取ったのか、笑いだした。僕もつられて笑って、ああ、こうやってまた笑いあえてよかったな。と、他人事のように思った。

 喫茶店の扉を開けると、時代錯誤な鐘の音が、カランコロンと店内に響き渡る。コーヒーの匂いが鼻孔をくすぐる。

 店内は、あの頃と全く変わっていなかった。カントリーな雰囲気に仕立てられ調度品は、どれもが時を止めたように古く深く沈んでいて、ぶつ切りのスピーカーからは誰のものともしれない音楽が静かに流れている。店内に客の姿は無く、店主の無愛想ないらっしゃいの言葉も記憶のままだ。僕たちは自然と、あの頃に僕らの特等席だった、店内の奥の隅っこの席に足を運んだ。

 かわらない僕とかわらない彼女がかわらないこの店のかわらないこの席で向かい合っている。そのことがどうしようもなく大切なものに思えて、僕は少し息が詰まっていた。彼女も静かに、席に座ってメニューを見ている。

 アイスコーヒーとカプチーノをそれぞれ頼んで、どちらともなく息をつく。彼女の長いまつげが瞬きに合わせて静かに揺れる。

 ぽつうり、ぽつりと、僕たちは会話を再開した。

 相変わらずたわいのない、あの頃と同じような会話だ。こちらが投げればあちらが受けて、あちらが投げればこちらが受ける。自然で当然のような会話が何度となく繰り返される。

 話の内容は、どれもがあのころを懐かしむものだった。驚くくらい鮮明に、あの頃のことをよく覚えていた。互いの好きなものも嫌いなものも、どんな映画を見に行ったのかも、そのあとに二人で主人公に共感できるか否かで言い争いになり、お互いに自分の意見を譲らず、ムキになって同じ映画をそれから三回も一緒に見に行ったことなんかも、はっきりと覚えていた。昨日までは全部忘れていたくせに。

 アイスコーヒーの氷がすっかり溶けて、カプチーノはすっかり冷え切った頃、ふと、お互いの会話が途切れた。今、天使が通ったね。と彼女がいい、そうだね。と僕は答える。

 沈黙が続く。

 僕はこの沈黙が嫌いじゃなかった。いや、違う。彼女との沈黙は、嫌いじゃなかった。二人でいて、ふと沈黙が訪れて、それがしばらく続いて、けれど不安にならない。そういう距離感が僕は好きだった。

 冷め切ったカプチーノに口を付けて、ゆっくりと目を閉じる。

 久しぶりに人とたくさん会話をして、少しだけ疲れていた。それでも、普段の生活に比べれば、ずっと気分が軽い。

 学生時代の頃は、まさか土日が退屈で仕方がなくなるとは思ってもみなかった。働き始めて最初の一年は、土日はただ体を休めることしかできなかった。それが二年がたち、三年が過ぎるころにはすっかり惰性で生活できるようになっていて、いつの間にか、土日がひどく退屈なモノになっていた。それに比べれば、こうやって彼女とこうしてコーヒーを飲みながら会話をしていることは、すごく充実した、心休まる時間だった。こんな日がずっと続けばいいのにな。と、あの頃と同じような考えが脳裏に浮かんでいた。それはもう、確信だった。僕は今でも、彼女のことが好きなのだ。

 不意に、彼女が口を開いた。ねえ、きいて。わたしね、結婚するの。来週ね、結婚するんだ。ごめんね。と。

 僕ははじめ、彼女が何を言っているのかわからなかった。彼女が何を謝っているのかがわからなかった。

 彼女は、ぽつりぽつりと話し始めた。なんてことはない。只の結婚報告で、彼女の口からは聞いたことのない苗字の男の名前が出てきて、よく聞き慣れた彼女の苗字がかわるんだな。とぼんやりと思って、その意味をそれでもまだきちんと理解できていなくて、ぼんやりと。ほんとうにただぼんやりと、聞いていることしかできなかった。

 彼女は、あの頃とかわらない顔をしていた。あの頃と変わらない声で、あの頃と変わらない口調で、あの頃と同じように僕を見て、あの頃と同じように言葉をあちらこちらに散らかしながら、ただただ一生懸命、僕に話しかけていた。

 何を言っているのか、相変わらず僕には理解ができなかった。脳みそが理解をしてくれていなかった。ああ、そうか。彼女は結婚するのか。そう、理解することだけはできていた。それしか理解できていなかった。

 ねえ。

 彼女は再度僕に呼びかけた。

 ねえ、君は、まだ、童貞なの。

 僕は小さく笑いながら、照れながら、うなずくことしかできなかった。

 それ以外に何ができるって言うんだ。

 僕と彼女は、本当に上手くいっていた。自分で言うのもなんだけど、これ以上ないほど上手くいっている自信が、僕にはあった。僕たちは自然と笑いあい、自然と手をつなぎ、自然とそれ以上を求める関係になっていた。

 けれど、僕は彼女を抱くことができなかった。一度も、抱くことができなかった。

 彼女は、処女だった。初めては本当に好きな人に捧げたいから。だなんて、夢みたいな絵空事を、彼女にしては珍しくてれたようにはにかみながら、初めて彼女の裸を見た日に、そう告げられた。

 僕はそれを聞いた途端、怖じ気づいた。

 僕だってその時は童貞だった。正直に言ってしまえば、それまで彼女がいたことすらなかった。キスどころか、手をつないだことすらなかった。もちろん、そういう欲求や願望はあった。けれど、それを積極的に求めてはこなかった。生きていれば自然とそうなるのだ。と、頑なに信じていた。

 いや、信じていた通りになったのだ。自然と恋人が出来、自然と手をつなぎ、キスをした。けれど、最後の一線に近づいた時、僕はどうしようもなく怖くなったのだ。

 僕にははたしてこの人の初めてを奪うだけの覚悟があるのだろうか。僕はこれから先、ずっと彼女を愛することができるのだろうか。彼女は僕が最初で本当にいいのだろうか。もし。もし。もし僕と彼女が別れたとして、いや、そうでなくても、これから先の人生で、彼女が性行為を思い出すたびに、最初の相手が僕であるということが永遠に彼女に残ってしまう。本当にそれでいいのだろうか。本当に僕は彼女をそこまで背負えるのだろうか。僕が初めてでいいのだろうか。

 そんな思いだけが、ただただ脳内をぐるぐる回っていた。

 彼女の裸は綺麗だった。浅黒い肌も、普段は隠れている細くて長い四肢も、小ぶりな乳房も、やわらかそうな腰回りの肉つきも、全てが綺麗だった。僕には綺麗過ぎた。

 そして僕は、どうしても、彼女を抱くことができなかった。勃たなかった。どんなに彼女が僕を求めてくれても、ピクリともしなかった。彼女はそれでも、笑いながら許してくれた。何度失敗してもいい。何度駄目だっていい。私は君を待つから。そう言って、慰めてくれた。僕は情けなくて泣きそうになった。

 そんなことが、二度、三度、四度と続いた。それでも彼女は僕を責めなかった。五度、六度、七度。それでも彼女は僕のことを好きでいてくれた。

 けれど、ぼくは、ただただ怖かった。彼女が僕のことを本当は馬鹿にしているんじゃないかと思いこんで、罵声を浴びせたことも一度や二度ではなかった。それでも、手を上げることだけはしなかった。彼女を傷つけること。それが怖くて怖くて仕方がなかった。

 もう、何度目になるかわからなくなった時、僕の方から、彼女に別れを告げた。

 情けなくて悔しくて仕方がなかった。どうしようもなくて、怖くて、泣いて、それでも彼女は僕の頭を抱いて、言ってくれた。わかった。と。それでも私はいつまでも君を待つから。と。いつでも戻ってきてくれていいから。と。僕はその言葉を聞きながら、泣き続けた。泣き続けて、泣き疲れて、眠って、朝が来ると、彼女は部屋にいなかった。彼女のにおいだけが、部屋に残っていた。

 僕は。僕は。僕はその匂いを嗅いで、いつの間にか勃起していた。

 彼女が目の前にいても一度も勃たなかったくせに、彼女がいなくなった途端。その匂いを嗅いだ途端、僕は興奮していたのだ。

 それがどうしようもなく情けなくて、悔しくて、恥ずかしくて、僕は彼女から逃げたのだ。

 彼女から逃げて逃げて逃げて、会話もしなくなり、顔も合わせなくなり、ただひたすら彼女から逃げ続けて、いつの間にか大学を卒業していた。

 それが僕と彼女の別れの顛末だ。それ以来、僕は今でも童貞のままで、他の女すら抱けないままでいる。

 

 ねえ、君は、まだ、童貞なの。

 だから彼女のその言葉は、あの最後の日を思い出させるのには十分すぎる言葉だった。

 でも、僕に、笑う以外に何ができたっていうんだ。嘘をつくことも見栄を張ることも、彼女の前では無意味だというのに。

 ねえ。

 彼女は僕の顔を見て言う。

 やっぱり、まだ、こわい?

 僕は動けない。

 ねえ。

 彼女の手が、僕の頬に伸びる。

 私、もう、綺麗なままじゃないよ。

 こちらを見ないで彼女は言う。

 君が怖がった、逃げ出した、綺麗な私じゃないんだよ。ねえ、私はもう、汚れてるんだ。ねえ。君はまだ、私を抱けない? 綺麗じゃなくなった私なら、君は抱けるんでしょう? ねえ。君。なんとか言ってよ。ねえ。私、やっぱりね、初めては君が良かったよ。でも、無理だった。仕方がないよ。ねえ。私は君を責めてるんじゃないの。ただ、君に知ってほしかったから。君はもう、私を抱けるんだよ。私を抱いていいんだよ。ねえ。私、やっぱりね、君が好きだったよ。君が好きだよ。でもね、仕方がないんだ。私はもう、結婚するから。だから、ねえ。君。今日だけなんだ。今日だけなんだよ。今日で最後なんだ。君が私を抱けるのは。君に私を抱いてもらえるのは。ねえ。君。まだ怖い? 大丈夫だよ。私は君が怖がった、綺麗な私じゃないから。ねえ。君。

 僕は、

 僕は。

 僕は、本当にこの人のことが好きだったんだなぁ。だなんて、ぼんやりと思った。

 僕は、静かに席から立ち上がった。

説明
甘くて、苦くて、黒い。
総閲覧数 閲覧ユーザー 支援
1133 1127 1
タグ
オリジナル

々々(のまのま)さんの作品一覧

PC版
MY メニュー
ログイン
ログインするとコレクションと支援ができます。

<<戻る
携帯アクセス解析
(c)2018 - tinamini.com