病みつきなのは?後日談? |
機動六課が解散した
もともと1年で解散する予定だったため驚く事じゃない。
あれから、俺となのはさんは会ってない。
向こうは管理局のエースで俺はただの凡人なんだ、簡単にあえるわけが無い。
…会いたくも無いけど
なのはさんはから来たメールは返すようにしている。前みたいな事になるのは嫌だからだ。
「大丈夫?」
声が聞こえた方を見ると、そこには心配そうな顔で俺を見ているフェイトさんと目が合う。
「もうすぐこの事件も終わるから、それまで一緒に頑張ろ」
…そう笑顔で言われたら頑張るしかない
フェイトさんが言っていたが俺は今とある事件を解決させるため大型ビルの中にいる。
3つの班に別れて行動しておりその1つが俺とフェイトさんだ。
…他の班は5人ぐらい入るのに…まぁ、フェイトさんがいれば大丈夫だろう。
「そうですね。この事件もこれで終わるでしょうですし、頑張りましょう」
そう笑いながら俺も言う。
フェイトさんはそれを聞き、嬉しそうに笑いながら進んでいく。
しばらく歩いたあと、1つの扉の前に着く
「ティアナ達はもう侵入したらしいし、私達も急ごう」
そういうと、フェイトは扉の中に入っていく。
少年はフェイトに付いていきながらもある事を思い出す。
それは、ティアナと別れる前の事
あの日なのはにされたことそして、それからの少年となのはの事
今でも少年はなのはには逆らえない。
逆らえばなのはがどんな行動をするか少年は理解出来ないからだ。
「ガジェットが来てるみたい」
前の方から人型のガジェットの大群が来ている。
フェイトはそれを確認するとガジェットの大群に突っ込む。
「サポートお願い!!」
フェイトは少年にそれを言うと、ガジェットを次々に破壊していく。
フェイトが破壊しきれなかったガジェットや後ろから狙うガジェットにはナイフが刺さり、そのナイフは爆発する。
「わかりました、援護は任せてください!」
そう言うと少年の手には青色の魔力で作ったナイフで次々にガジェットを倒していく
そう言うと少年の手には青色の魔力で作ったナイフで次々にガジェットを倒していく
ーーーーー
少年が指を鳴らすと最後のガジェットに刺さっていたナイフが爆発する。
「これで最後だね」
フェイトは周りを警戒しながら少年に言う。
「そうみたいですね。これでティアナ達が少しでも楽になればいいんですけど…」
少年とフェイトはこの作戦では陽動とそれに釣られたガジェットの破壊なので後はティアナからの連絡を待つ事しか出来ないのだ。
・・・結構な数がいたな
少年は周りに広がるガジェットの残骸を見ながら先ほどの戦いを思い出す。
「ティアナから連絡が来たよ。無事に捕まえれたって」
フェイトは嬉しそうに笑いながら少年に報告すると直ぐにティアナとの連絡に戻る。
「…じゃあ、そろそろ戻ろっか」
連絡が終わりそのまま来た道を戻るフェイトさんに着いていくように少年も戻っていく。
…はぁ、戻ったら報告書か…
ーーーーー
管理局に戻ってきた少年とフェイトは管理局内にあるカフェに向かった。
「はい。コーヒーでいいですよね」
先に座っていたフェイトの前にコーヒーが入ったカップを渡す。
フェイトは少年に礼を言うとそれを受け取る。
「事件も終わったし、もう戻るの?」
「いえ、今日はもう来なくていいと先ほど連絡が来たので今日は久々に家に帰るつもりです」
少年が所属している課は他の課の事件に対して必要な人材を派遣するのが仕事のため他の課の人達以上にミットにいる事が少ないためなかなか家に帰る機械が無いため久々に家に帰れるため少年は嬉しそうだ。
「といっても、明日迄に報告書を書かないといけないんですけどね」
「そっか、私は休憩が終わるまで時間があるから一緒に話さない?ティアナ以外の六課の人と合うのは久しぶりなんだ」
「いいですよ、俺も今日は時間がありますし」
フェイトは少年の返事を聞くと嬉しそうに笑いながら六課の話をする。
少年も過去を振り返りながらそれに応える。
「…あ、もう時間だ。じゃあ、今度のパーティーで会おうね」
「待ってください」
フェイトの言葉に対して即返事を返す少年、それに対して不思議そうな顔をするフェイト。
だが、少年の返事の意味がわかったのか悲しそうな顔になる。
「もしかして、来ないの?六課のメンバー殆ど来るんだよ?」
…いや、というか
「パーティーって何ですか?俺は何も聞いてないんですが…?」
「ふぇ?こないだ私がちゃんと伝えといたはずだけど…」
フェイトと少年はそれぞれ伝えたか、伝えてないかを思い出す。
…やっぱり聞いた覚えが無い
「わ、忘れてた!!伝えようとしたら事件が進展してタイミングを逃してたんだった!!」
少年は呆れたように目の前であわてていいるフェイトを見ながら推測する。
…パーティーには六課のメンバーが殆ど来るらしいという事はなのはさんが来てもおかしくはない
少年がフェイトに対して質問をしようとする前にフェイトが口を開く。
「あ、なのは!」…え?
少年は恐る恐る振り向くとそこにはニコニコと嬉しそうな笑顔の高町なのはがいた。
「2人とも久しぶりだね」
なのははそのままフェイトの隣に座る。
・・・何でこんなとこに・・・?いや、此処は管理局だし居てもおかしくない。
油断してた。
何時もなら少し離れたところで、会う確率が低いところでするのに。
少年は自分の油断に後悔しているとフェイトが立ち上がる。
「せっかくなのはと会えたから話でもしたいけど私そろそろ時間だから行くね」
「そっか。せっかくフェイトちゃんに会えたのに残念だなー」
「今度のパーティーで会えるよ」
じゃあね、とフェイトは少年となのはに手を振りながら自分の仕事場へと向かっていった。
それをなのはは手を振り返して見送り、少年はただ俯きながらこれからを考える。
「じ、じゃあ俺も仕事があるんで、これで」
少年は流れにのりこの場を立ち去ろうとするがなのはに手を掴まれる。
「君は今日は休み何でしょ」
「え!?何でそれを」
・・・俺だってさっき知った話だしその話をしてた時はなのはさんは居なかったはずだ。
ならなんで?
「君の隊長さんから話を聞いてきたんだーだから今日は君が休みって事は知ってるし、君が今まで何をやってきたかも知ってるよ」
少年の聞きたい事がわかったのかなのはは先回りして言う。
光りがない濁った目で少年を見つめながら、少年の言いたいことが全てわかってるかのように。
「何をやってきたかも知ってるって…流石に言い過ぎじゃないですか?」
「そんな事無いよ。何時も隊長さんから話を聞いてるんだから」
「何時も!?何でそんな事…」
「好きだからだよ。君のことが大好きなの。ううん、そんなんじゃない愛してる、君の事を誰よりも」
なのはは頬を紅く染めながら、だがはっきりと言う。それを聞いていた周りの人達が騒めきだす。
フェイトとなのはがいた時点でかなりうるさかったが今はその時以上だ。
対する言われた少年は顔を真っ赤にするのでもなく困った表情を浮かべるのでもなく、ただ俯くだけ。
強いて言うなら顔が少し青くなった位だ。
「そろそろ時間だから私も行くね」
ずっと俯いてる少年に何も言わずになのはは立ち上がる。
「それとパーティーのことだけど安心していいよ。隊長さんには前もって言っといたから。ちゃんと休みになってるはずだよ」
だからとなのはは続ける。俯いてるだけの少年が当日逃げないように、自分が本当に隊長と話してることを証明するように。
「ちゃんと来てね。…来ないと私ーーー」
「ーーーどうなっちゃうかわからないから」
それだけ言ってなのはは去っていく。
それを聞き少年は顔を上げるとすぐに自分の隊長に連絡をするため場所を離れる。
野次馬が多過ぎてまともに連絡も出来ないからだ。
連絡した結果、パーティー当日は休みらしい。
理由は単純に管理局のエースに頼まれたからと応えられた。
いや、少年からすればそんなものどうでもいい。
ただ、最後のなのはの言葉これが問題なのだ。
行かなければどうなるかなんて考えたくないし、考えれない。
なのはがどんな行動をするかわからないからだ。
もしかしたら自殺かもしれない。
もしかしたら俺を殺すかもしれない。
もしかしたら俺を監禁するかもしれない。
そんなありえなさそうなことを考えてはただ震えるだけ…それだけの毎日を過ごしてパーティーの日になった。
ーーーーー
パーティー会場の近くにある公園にのベンチに少年は座っている。
隊長が管理局のエースからと言われ、渡された1枚の招待状を手にしながらそれを見つめる。
場所はここからなら歩いて3分もかからない場所であり時間はまだ1時間も余裕がある。
・・・コレなら流石に遅刻はしないだろう
少年は右にある建物を見る周りのビル群よりも高く、目立つ建物。
この建物はホテルであり、その最上階にあるで今日のパーティーは行われる。
…こんな格好でいいかな?
今の少年はスーツを着ている。
初めは管理局の制服か私服か迷ったが招待状にはしっかりとした服装で来ることとと書かれていたためこうなった。
1人で大きめなため息をしながら、空を見上げると綺麗な星空が見える。
…まぁ、どうでもいいけど
「空に何かあるのか?」
少年が現実逃避に近いことをしてると声をかけられた。
初めは他の誰かかと思ったがこの公園には少年しかいないためその可能性はない。
少年が声のした方を向くとシグナムとエリオとキャロがいた。
「こんばんはシグナムさん、エリオ、キャロ」
「「こんばんは」」
少年の挨拶にエリオとキャロは仲良く声を揃えて応える。
「会場に向かわなくてもいいのか?」
「まぁ、時間もありますしね。シグナムさんはどうして2人といるんですか?」
「我が主に頼まれたのでな」
シグナムの質問に少年が応えると今度はキャロが少年に話しかける。
「久しぶりですね。元気でしたか?」
「まぁ、元気かな。キャロは…元気そうで何よりだよ」
嬉しそうに笑いながら聞くキャロき少年は応える。
…やっぱり子供は苦手だ
そんな少年の思いを余所にエリオが少年に話しかける。
「何時もの管理局の制服もいいですけどスーツ姿も格好いいですね」
「エリオも似合ってるよ」
服装に自信が無かった少年からすれば社交辞令とはいえ安心するものがある。
「そういえば、何でフェイトさんじゃなくてシグナムさんが迎えに行ったんですか?」
「む・・・私では何か不満でも有るのか?」
「いえ、ただ気になっただけです」
「…テスタロッサは少し遅れてくるらしいからな。その代わりに私が迎えに行ったのだ」
…相変わらず仕事熱心な人だ
「お疲れさまです」
「ふっ、これぐらいたやすいさ」
…迎えに行くだけで大変な人なんているのか?
「では、そろそろ行くとしよう」
「では、また後で」
少年が手を振りながら言うと3人はキョトンとする。
「何言ってるんですか?一緒に行きましょうよ」
キャロが少年に近付きながら言う。
「そうですよ。皆で行きましょうよ」
エリオが少年に近付きながら言う。
「む・・・そういえばお前とは余り模擬戦をしてなかったな」
「さぁ、目的地も近いし早く行こうか」
シグナムが何か言いだす前にパーティー会場に逃げるため近づいてきた2人の手を握りながらパーティー会場に向かうことにした少年。
…今日は凄く疲れそうだ
ーーーーー
パーティー会場内では既に沢山の人で賑わっていた。
「まだ始まってないのに沢山来てますね」
「それだけ皆楽しみだったって事だろうな」
エリオが回りの人を見ながら呟いた言葉に少年は返事をする。
「…にしても多過ぎないか?半分近くの人がきてる気がする」
「それだけ皆楽しみだったんですよ」
少年の呟きにキャロが応える
…まぁそうなのかも知れないな。
でも、これだけ人がいると探すのに時間が掛かるな。
「どうかしたんですか?」
「いや、大丈夫だよ」
「でも、さっきから周りを見渡してばかりじゃないですか」
「懐かしい人ばかりだなって思ってね」
「そうですね、解散したあとそれっきりって人達も多いですしね」
…まぁ、本当は会いたくない人達を探してるんだけど。
少年が会いたくない人達というのはなのはとティアナの2人である。
最悪でも2人同時に見つかるなんてことは無いようにしないと思い少年は周りを見渡している。
…今のところは2人ともいないのか?
それとも俺が見つけてないだけなのか…
「あっ、フェイトさんだ!!」
キャロが指差した方向には、2人を探してるのか周りを見渡しているフェイトさんがいた。
少年がそれを見ると2人と結んでいた手を離す。
2人は少年に礼を言うとそのままフェイトさんの方へと走って行った。
…さて、これからどうするか。
まぁ、そろそろ始まる時間だしそこら辺に居ればいいか。
少年は近くの壁にもたれながら入り口を見つめる。
まだまだ人は来るらしい。
「えー、この度は六課の皆集まってくれて本当にありがとう」
「まぁ、堅っ苦しいのは無しにして皆で盛り上がろうかー!!」
六課の部隊長ということもあり、始まりの挨拶ははやてさんが行った。
…といっても皆挨拶無しでも盛り上がっていたため余り意味は無かったと思う。
パーティー会場の入り口は既に人の出入りが無くなりかけておりそれはもう殆んどの人が来たことを示している。
少年は既になのはとティアナの場所を把握しているため後は会わないように場所を調整すればいいだけだ。
「あっ、見つけた。探したんだよ」
少年に声を掛けてきたのはフェイトだった。
「探した?何か用事でも」
「うーん、用事と言うより私が君と話したいから探したの…迷惑だったかな?」
「そんな事無いですよ」
少年の顔を伺うように上目遣いで言うフェイトにたいし少年はフェイトを安心させるためにも笑顔で言う。
「キャロとエリオの相手をしてくれてありがとう」
「礼を言われるような事じゃ無いですよ」「2人は何処に行ったんですか?」
「エリオとキャロのこと?その2人ならスバルとティアナと話してくるって言ってたよ」
「…そうですか」
「2人とも喜んでたよ。久しぶりにFWのメンバーと合えるんだーって」
「全員揃うことはもうないと思ってたんでしょうね。そういえばフェイトさん意外と来るの早かったんですね」
「うん。仕事が速く終わったから急いできたの」
「それはよかったですね」
「ん?…少し待っといて下さい」
少年がフェイトに言うとテーブルに置いてあったグラスにワインを注ぐ。
「どうぞ」
「ありがとう。でも、君は飲んじゃ駄目だよ、まだ未成年何だから」
フェイトは差し出されたグラスを受け取りながら自分の分を用意している少年に注意する。
「こういう時ぐらい許してくださいよ」
「…もう、今回だけだよ」
フェイトの反応を楽しみながらも少年は2人の居場所を確認する。
ティアナは俺を抜いたFWのメンバーとなのはははやてと話しているのを確認する。
…ティアナはともかくなのはさんが話し掛けて来ない…?いや、今回のパーティーの日を休みにしてくれたのも善意なのか…?
いや、それは無い…と思う
「どうかした?」
「え!?いや、何でも無いですよ」
「本当に大丈夫?こないだのの任務の時も突然ぼーっとしてたし…」
「大丈夫ですよ。少し考え事をしてただけです」
「でも、無理はよくないよ?」
「え…?」
少年の言葉に返事を返したのはフェイトではなかった。
だが、声だけで少年はその人が誰だかわかった。
「2人とも何はなしてるの?」
こないだのカフェと同じように彼女はフェイトの隣に立つ。
違うといえば来ている服と立つか座るかである。
「あ、なのは。久しぶり…って程でも無いね」
…来たか…まぁ、来るとは思ってたけどもう少しパーティーを楽しみたかったな…
「あの、なのはさん」
「っ!?…どうかしたの?」
「…少しだけ外で話したい事があるんですけど」
「じゃあ外に行こうか」
そういうと少年の手を握る
「ごめんねフェイトちゃん。今は彼と話してくるよ」
「うん。待ってるから終わったら話し掛けて」
それだけ言うとなのははフェイトに軽く手を振りながら少年と一緒に外へと向かった。
ーーーーー
「嬉しいなー六課が解散して以来君に名前を呼ばれた事が無かったのに」
「やっぱり名前で読んでくれると嬉しいよ」
なのはと少年はパーティーが始まるまで少年がいた公園のベンチに座っている。座りながらもなのはは少年の手を握り締めており少年はそれに対して何も反応しない。
「それで話って何かな?」
名前で呼ばれたのが嬉しいのか頬を紅く染め、嬉しそうに笑いながらなのはは少年の顔を見つめる。
その目はカフェであったときとは違って光があり濁りなどない綺麗な目であり、前と同じように少年の目を見つめる。
…そうなんだ。こっちから近づけば変な事をしないんだ。
きっと今から俺がすることは逃げることになるんだろう。
でも、それでいい。
俺が逃げれば、何も起きないんだから…
「なのはさん、好きです」
少年の告白になのはは目を見開き驚く。
「え…?今好きって言った…?」
「はい、好きです。大好きです!!」
「ほ、本当に?嘘じゃないよね?」
「嘘なんかじゃないです。俺は貴方が大好きなんです」
…嘘なんかじゃないさ。
俺の事を大好きと言ってくれる人を嫌いなはずなんて無い。
ウソナンカジャナイ
「私もだよ、君のことが大好き」
そう言いながらなのはは少年に力強く抱き付く。
「もう放さないよ。誰にも渡さない。私達は恋人同士だもん」
「だから君は誰にも渡さないし、私以外の女と仲良くしちゃ駄目だよ」
「もし君が居なくなれば私、どうなるか私でも解らないんだから」
少年と顔を合わせながらなのはは言う。
少しだけ濁った目で少年を見つめながら。
「えぇ、貴方を裏切りませんよなのはさん」
「駄目だよ。なのはって呼んで」
「それに敬語禁止だよ」
「…あぁ、わかったよ。なのは」
少年はそう言うとなのはに顔を近付ける。
なのはもその意味に気付いたのか目を閉じて顔を少年に近付ける。
2人はそのままキスをする。
なのはは大好きな人と結ばれた事を確認するために。
少年は自分が逃げたことを理解するために。
…これでいいんだ。
なのはさんみたいた美人の恋人になれるんだ。
悪い話じゃ無いじゃないか。
俺にデメリットなんて無いじゃないか。
…ごめん、ティアナ
なのはが少年から離れるとそのままパーティー会場の方を向き、少年の手を握る。
「ほら、パーティーに戻って皆に報告しよ」
なのはが歩き出す。
それに合わせるように少年も歩き出す。
2人でゆっくりとパーティー会場へと向けて歩いて行った。
ーーーーー
あれからのこと、つまり俺が告白したあとの事について軽く話そう。
まず、パーティー会場では俺となのはさんが部屋に入ったら皆が拍手をして歓迎してくれた。
俺は何もわからずに呆然としていたがなのはさんはわかっていたのか俺に軽く説明してくれた。
どうやら、はやてさんに頼んでおいたらしい。
おそらくだがパーティーの時にはやてさんと話していたのはこのこと何だろう。
このパーティーが始まる前から…いや、もしかしたらカフェで会った時から彼女はこうなることがわかっていたのかも知れない。
…まぁ、どうでもいいけど
後、拍手をしてくれている人達の中にはティアナとスバルは居なかった。
後日聞いた話によると、はやてさんからこの話を聞いた時にティアナが出ていき、それを追い掛けるようにスバルも出ていったらしい。
パーティーが終わり、そのままそれぞれの場所へと帰った次の日俺に1通のメールが届いた。
なのはさんからのメールで内容は一緒に住もうという話だ。
俺はそれに賛成の言葉を送りそのまま仕事場へと向かった。
部隊長に会い初めに言われたのは違う課に配属になったという一言だけで、自分の机の上には封筒が置いてあった。
まぁ、新しい課というのはなのはさんのがいる処であり仕事内容もなのはさんのサポートというものだ。
これで俺は家でも仕事でも大好きななのはさんと一緒にいることが出来るのだ。
…全然嬉しくない
いや、そんなはずない
ソンナハズナイ
今日も俺はなのはと一緒に生活する。
何時もどうりだ。
ずっと傍にはなのはがいる。
何時もどうりに。
ずっと俺には選択肢がない。
いつもどうりだ
俺が何をしようとなのはが傍にいる俺が何を考えようと結果的には傍にはなのはがいる。
いつもどうりに。
何も変わらない。
変えられない。
変えてほしい。
でも、変えてはだめだ。
俺は逃げたから…
逃げたんだから…
だからしょうがないんだ
おれにはどうすることもできないから
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病みつきシリーズ第二弾!! 作者が調子に乗って書いてみた病みつきなのはの続編です 前作を呼んだ後読むのをお勧めします ※オリ主×なのはです ※キャラの口調に違和感があると思います ※好評価を記念して、選ばれなかった選択肢を書きました ※ハーメルン様のほうでも載せさせて頂いています |
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こ・・・・こぅわ!!!でも見てしまう・・・。あとコピペミスなのかな?「サポートお願い!!」の下数行がおかしくなっています。(がるでにあ) | ||
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オリ主×なのは ヤンデレ 続編 病みつき リリカルなのは | ||
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