東方燕狼歌 第六話 厄日
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あれから4年の年月が過ぎていた・・・・

 

「はぁ・・・・」

 

「なにため息なんてついてんのさ」

 

「いや、少し昔のことを思い出してたんだよ。」

 

「そうかいそうかい、まあ困ったことがあったらこの萃香姉さんに任せなさい!!」

 

「わかってるよ、萃香姉さん。」

 

この人じゃねえや、この鬼は((伊吹|いぶき)) ((萃香|すいか))

まあ、過去の暴走で吹き飛ばした鬼さんです。

それにしてもホントにこの4年間は地獄だったな・・・

親父や鬼凜さん萃香姉さん達のシゴキに耐え続けた俺の少年時代・・・

やばい泣けてきた。よく生き残ってこれたな俺・・・

 

「さて、そろそろやりますか。」

 

「そうだね、悠もかなり強くなってるけどまだまだ私にゃ追いつけないよ。」

 

「ま、頑張ってみるさ!!」

 

ー少年気絶中ー

 

まあ、勝てるわけがないよね!!

いや〜もうボッコボコ、ひどいよね・・・

いくらルールが5分間耐え続けるにしてもこれはひどい

逃げてもすぐに捕まるし技で迎撃しようとしたら力で叩き潰されるし・・・

 

「はぁ・・・・・」

 

「なんだい、悠そんなため息ついてさあ?」

 

「・・・勇義姉さん」

 

この鬼は((星熊|ほしぐま)) ((勇義|ゆうぎ))

なんか萃香姉さんと同じ鬼の四天王に入っているらしい。

あれ・・・今思えば、これはあれだ絶対勝てないじゃん!!

 

「どうかしたか?」

 

「いや、自分の愚かさに今気づいた。」

 

「悠がアホなのは今更だよ。」

 

「ひどいな、勇義姉さんは・・」

 

「ま、ここで会ったんだ、久しぶりに稽古つけてやるかね。」

 

「あははは・・・・・」

 

不幸だ・・・・・

 

ー少年気絶中ー

 

「死ねる・・・これで鬼凜さんにでも会うものなら死んでしまう。」

 

「おや〜、悲しいねぇ〜せっかく悠坊の稽古をつけてやろうかと思ったんじゃが。」

 

「あははは・・・・」

 

 死んだ・・・

 

「かっかっか、せっかくじゃ稽古じゃなくてお仕置きをしてやろうかね〜。」

 

これはあれだ・・・うん・・

 

「逃げるが勝ちだ!!」

 

「かっかっか、追い駆けっこかの、いいじゃろ逃げ切ってみせい。」

 

「いやーーーーーーーー!!」

 

何だ今日は厄日か!!

 

少年逃走<失敗<お仕置き<ボッコボコ<気絶<復活<帰宅

 

ー自宅ー

 

「・・・・・・」(バタッ)

 

「お前の修行中に何があった!?」

 

「あ〜無理死ねる・・・・」

 

今日はあれだほんとに厄日だ。

 

「あら、大変そうね。」

 

「・・・ん?」

 

顔を上げてみるとそこには紫の服を着た金髪の女性が立っていた。

 

「どうも、紫さん」

 

「その様子だと、鬼凜達には会えたみたいね。」

 

「ああ、なんか今日は不幸だと思ったらゆかりさんの仕業でしたか・・・」

 

「フフ・・・・」

 

この人との名前は八雲 紫さんだ。

この人はスキマ妖怪って言う種類の妖怪らしい。

はっきり言って俺はこの人が苦手だ。この人が関わるとロクな事に遭わないんだ・・・

 

「で、今日はなんのようですか?」

 

「あら、用がなければ来てはいけないの?」

 

「いえ、別にそう言うわけじゃ・・・」

 

「いやなに、俺が呼んだだけだ。」

 

「珍しいね、親父が紫さん呼ぶなんて。」

 

「まあ、ちょっとな・・・・」

 

「じゃあ私は帰るわね。」

 

「おう、あとは任せたぞ。」

 

「分かったわ。」

 

なんの話だろう?まあ多分俺には関係ないことだな!!

 

「じゃあ楽しみに待っててね。」

 

そう言って紫さんはスキマの中に消えていった。

 

「さて、悠も帰ってきたことだし飯にするか。」

 

「わかったよ。」

 

この時、俺はまだ知るすべもなかった。自分の身に降りかかる面倒ごとに・・・・

説明
ども、福音の魔弾です。
相変わらずの駄文ですが見ていってね。
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