IS 〈インフィニット・ストラトス〉 蘇りし帝国の亡霊
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〜プロローグ〜

 

ここは…どこだ…?

 

 

私は…。

 

 

 

 

 

そうだ…。

 

 

確か、ヴィルヘルム・シュトラッセ博士とヴィクター・ゼッタ将軍の指示で、「Black Sun」を研究…そのエネルギーを、兵器へと転用する事に成功…。

アイゼンシュタットで、それを大々的に「お披露目」する為に飛行船で移動していた筈…。

だが…。

 

 

 

そうだ、思い…出した。

 

あの、アメリカ人…!!

 

 

ブラスコヴィッツ!!!!

 

 

 

「アイツが、アイツのせいで!!!!!」

 

 

 

…いや、今そんな事をボヤいていても仕方ない。何とか起き上がり周囲を見渡すと、飛行船の残骸かもしれない、何かしらの残骸が目に入った。

 

それに…城も。

 

城は見覚えがあった。あそこはシュトラッセ博士が連合国の目を欺く為に、ベルリンにあった研究施設を丸ごと城の地下深くに隠したのだ???あのウルフェンシュタイン城に。

 

しかしそこも城壁等が大きく崩れてしまっており、辛うじて城の名残を思わせる程度でしか無かった。

 

 

 

 

しかし可笑しい。

周りの残骸も、あの城も、長年放置されたままのように朽ち果ててしまっているように見えた。

 

そして飛行船が墜落したにも関わらず、何故私は無傷なのだ?それに体もとても軽く感じる。

博士の下にいた時は、杖が手放せない程老いていた筈だ。

ふと手足を見ると、肌は皺だらけではなく、まるで若者のようであった。

 

驚くべき事に、私は若返っているようだ。

 

これは…。

 

 

しかしそんな事はどうでもいい。

 

私はどの位倒れていたのだ?今は何年だ?第三帝国は、我等が総統閣下はどうなったのだ!

 

それに博士は!?

 

 

 

 

 

 

 

私はそれを確認しようと遥か遠くに見える人里を目指し、歩みを進めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説明
ISとWolfensteinのクロス作品です。
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インフィニット・ストラトス IS Wolfenstein 

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