ベン・トー 〜狩人の名を持つ狼〜 第8話 決戦
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第8話 決戦

 

 

とある日の朝、俺は槍水先輩にとある公園に呼び出された。

朝五時半位に公園に来いと電話で呼び出され来て見るとそこには槍水先輩、洋、白粉がいた。

そして俺が来ると同時くらいに槍水先輩が「・・・そろそろ時間だな」というと周囲に無数の気配を感じ始めた。

「槍水先輩!これどういうことですか。ちゃんと説明してください」

「大丈夫だ。この話を聞けばわかる」

そういうと周りにいた人々たちがしゃべり始める。

 

 

 

その説明を聞く限り帝王の狙い、動き、ガブリエル・ラチェットがどういうものかとか、これから西区はどうしていくかなどを話していた。

そうすると洋が話の終わり際にこう言ってきた。

「・・あの〜、縄張りなんて持っていない僕のようなのはどうしたらいいんでしょうかね?」

「そうですよ!俺も縄張りは持っていません。どうしたらいいんですか?」

その質問に槍水先輩は「ん?」と俺らの顔を見、小さく微笑む。

「私は縄張りを二つ有しているわけだが、お前と白粉、烏丸にはアブラ神の方を任せようと思う」

そう槍水先輩が言うと周りにいた狼たちが「魔女の縄張り一つを、か。」「大きな代役だ」「だが、あそこにはウルフスレイヤーが居るから大丈夫だろ」「魔女はそれでいいのか」

「構わんさ。・・・さて、こんなところだな。あとは各自、いつものように戦い、いつものように奪い、いつものように喰らうとしよう。ここにいる者同士ぶつかり合うこともあるだろうが・・・お互い全力でいこう。手加減も遠慮もいらん。まぁ、言うまでもないか」

「なんか面白くなってきた、そうこなくちゃ」

「よし、ではこれにて解散を」

槍水先輩の言葉を、地を這うような低い声「・・・・だが」と言う声がぶった切った。

その声のした方を見ると一人の男が立っていた。

「そいつの言うことはもっともだ。果たしてそれで勝ちとなるのか。ふざけ半分でやってくる東区の連中を打ち負かしたところで、あの男は何とも思わない。・・・かつて戦った時は、そう言う奴だった」

そこにいたのは、最強と呼ばれる狼『魔術師(ウィザード)』の姿だった。

「俺に、守るべき縄張りはない。今回の一件も・・・あの男に彼女の名を持たせておくのも、いい加減不愉快だ。俺が引導を渡してやる」

そういって『魔導士(ウィザード)』は霧の中へ姿を消していった。

「・・・・・佐藤、白粉、烏丸、部室に戻ろう」

 

 

 

 

半値印証時刻の前俺は洋に電話をした。

「俺、そっちのスーパーには行かないや」

「どうしたんだよ。翔太」

「理由は聞かないでくれ。じゃなぁ」

「ちょっとまって!しょ」俺は洋の言葉を無視して電話を切った。

俺は東区のマっちゃんのいるスーパーに急いだ。

「たぶん、俺の読みが正しければ魔導士はあのスーパーにいる」

俺は、自転車を猛スピードでこぎスーパーまで急ぐ。

 

 

 

俺がスーパーに来たときには魔導士が血を流していた。

「魔導士!!!大丈夫か!!」

「来たか!ウルフスレイヤー!!貴様も潰してやるよ」

「帝王!!!俺はお前だけは許さない!!!!」

その時、このスーパーの半額神であるマっちゃんが現れた。

その光景を見て驚いていたようだ。だが彼女は、残り4つの弁当に半額シールを貼っていく。

そして、ザンギ弁当に月桂冠のシールを貼り終えると悲しげな顔をして扉の方に行き、閉まり行く扉を振り返り「・・・ごめんなさい」と呟いた時、彼女の潤んだ日地味に何かが映る。彼女は「あれは!」といい扉が閉まっていく。

そして彼女の見ていた方を見ると俺のよく知る二人がそこには居た。洋とあやめの姿が。

「洋!!あやめ!!何で」

そう俺が言うとあの二人は「帝王をぶっ潰しに来た」

「お前らもか!洋、わりいなさっきは、お前を危険に巻き込みたくなかったんだよ」

「わかってるって!それじゃあ行くよ」

洋とあやめは帝王の元へ向かう。

「それじゃあ俺も行きますか。あの台詞言ってから」

 

「さぁ狩りの時間だ」

俺もそう言うと帝王に向かっていく。

魔導士も帝王の元へ向かう。

 

こうして帝王戦の幕が開けた。

 

説明
俺は最低の二つ名の狼だ」?
烏田高校に転校して旧友である佐藤洋に出会う。佐藤の所属する部活「ハーフプライサー同好会」で起きるいろいろな出来事。それがこの物語の始まりである。?

自分に文才がないのでわかりにくいところもあるかもしれませんが頑張りますのでよろしくお願いします。
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変態 佐藤 ベン・トー オリキャラ 

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