魔法少女リリカルなのはA`s?あれ、なんか原作と違うんですけど!! 第1話 |
第1話・日常の始まり
は〜今日はいい天気だな、それになんか起こりそうだな…っ。
「なぁはやて。今日の誕生日、何食べたい?」
「そやな〜兄ちゃんに任せる」
おっと、自己紹介をするのを忘れてた。俺の名前は夜神祐介、中学二年生。そんで車椅子に座ってる元気な娘は八神はやて。はやてが車椅子に乗っている訳は俺にもよくわからないがどうやら原因不明の下半身不随に陥っているためらしい。
しかし、はやての両親は共に共働きをしているため家が隣の俺が暇なときにこうやって面倒を見ているわけだ。それにここ一年、はやての両親は海外に出張で家にいないため学校がないこうした日ははやてと過ごす事が多い。
「俺に料理しろってか?そういうの母さんに頼んでくれよ」
「ええ〜兄ちゃんの料理が食べたい〜」
言っときます。俺ができる料理はカップめんとインスタントカレーで。何?それは料理じゃないだと!?
「ふぅ、食べた食べた。ご馳走様兄ちゃん」
結局、母さんがはやての誕生日用の料理を作ってくれた。このはやて、結局うまいものなら何でもいいんじゃね?
「そんなことないよ、私は兄ちゃんと一緒に食べるだけで幸せなんや」
「はぁ…これが女子なら大喜びなんだが…」
「わ、私も女子やで?」
「小学生じゃな…?」
「ブーブー」
その後、はやてを寝かしつけて居間でテレビを見る。特に面白いのはやっているわけではなく何となく見ているだけで次第に目蓋が重くなり、おそらくその後は眠っていたのだろう。
ガタッ!!
いきなりの衝撃で目を覚ます、最初に時計を見ると深夜零時を過ぎていた。とりあえずはやての様子を見に二階のはやての部屋に入る。すると部屋の中に四人の人影はやての前で忠誠を尽くすような感じで膝を突いていた。その場のノリで俺もピンク色の髪のポニーテールの女性の隣で同じように膝をつく。
「ヴォルケンリッター召還に応じ参上いたしました」
隣の女性が語りだす。ヴォルケンリッター?何ですかそれは?
「え、えっと…どちらさまでしょうか?」
はやてはベッドの上で戸惑っている。そこに、今度は金髪の女性が説明をしてくれたんだけど…
「…魔法ってなんや?」
俺も同じこと思ったよ?魔法って何だよ。ひょっとしてこの人たち電波系の人達なんじゃないか?
「あたしらは電波じゃねぇー!!」
今度は赤毛のチビ子がいきなりキレだした、やべー心読まれたよ。
「ところでよシグナム、こいつ誰なんだ?」
赤毛のチビ子が俺に指差して来た。
「私は知らんぞ」
「私も知らないわ」
「俺もだ…」
あ、白髪のあんちゃん初めてしゃべった。
「あっ兄ちゃんいたんだ。同じポーズしてたからわからんかった」
「どうだはやて、この俺の周囲に溶け込むスキルは!!」
「いや兄ちゃん。いまそれどころちゃうで」
「そうだったな。で、あなた達はどちら様?あっ、俺はお隣の夜神祐介です」
「シグナムだ」←ピンクポニーテールおっぱい女
「シャマルです」←金髪おっとり女
「ヴィータだ」←赤毛チビ子
「…ザフィーラ」←白髪渋いあんちゃん
それにしてもこの四人とってもカラフルなんですけど。ピンクに金髪に赤毛に白髪とかどこの人なんだろ?
「えーと、はやてちゃんに祐介君。魔法についてはさっき説明したわよね。じゃあ今度は闇の書って言う本は無いかしら?」
なんだその物騒な物そうな本は、そんなものこの家にあったか?
「はやて、お前知ってる?」
「さぁ?」
どうやらはやても知らないようだ。すると四人は部屋内を探し始める。一分もしないうちにチビ子があーと叫びだした。
「あったあった」
ヴィータが指差すところにはゲーム機の下敷きになってる何か黒い物だった。俺はとりあえずゲーム機をどけて下敷きになっている物を持ち上げる。
「あなた達が言ってた闇の書ってこれですか?」
すると四人は物凄い勢いで首を振るう、どうやらこれはこの人達にとっては大切なものようだ。
「よかったわ、私たちはその闇の書の守護騎士なのよ」
そこからはじまったシャマルさんの説明、なんかベルカとか色んな事を説明してくれたのだが…
「はやて、理解できたか?」
「まったくできへんかったよ」
「そ、そんな〜」
「シャマル、とりあえず詳しいことは朝日が昇ったらにしよう」
シグナムさんがそう言った。確かに今の時間は深夜一時を過ぎている、さすがに眠いですわ。
「zzz」
すでに眠ってる赤毛チビ子がそこにいましたありがとうございます。この状況で寝るとはコイツ絶対に大物になるな。間違いない。
「え〜じゃあとりあえず空いてる部屋で寝てもらうしかないな。はやて、空いてる部屋ってあったっけ?」
「お父さんの部屋とお母さんの部屋が空いとるよ」
「いや、私たちは外で…」
「今の時間に外出たら近所迷惑になりますから、それにはやてもいいって言ってるし」
「そうか、済まない」
早速シグナムさんとシャマルさんの二人をはやての母である佳奈さんの部屋に案内し、いかすザフィーラさんをはやての父である誠司さんの部屋に案内して俺はリビングに戻り布団を敷いて寝る。チビ子はどうしたかって?はやてと一緒に寝てもらったさ。
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