ハイスクールD×D×D 第1章 旧校舎のディアボロス 第13話 堕天使、倒します! |
第13話 堕天使、倒します!
Side兵藤 一誠
「アーシア、それじゃあ行こうぜ!」
「でも、本当にいいんでしょうか?
私たちだけこんなことしてて」
「いいっていいって、今日は遊ぶぞ」
今日は休日、俺とアーシアはデートをしに来ていた
あのアーシアの悪魔化から次の休日だ
いったい、何が如何して、こうなったのかあの時からずっと思ってる所もある
だけど、今日はデートをすることになっている
まだ、堕天使の件が片付いてないのにこうなったのには訳がある
アーシアの悪魔化のすぐ後の事だ
総司が俺たちが堕天使をかたずけると行った
当然、部長たちはそれを無謀なり、危ないなり言ったが総司たちの本気を思い出したのか急に何も言わなくなった
それから俺たちに囮……基、デートをしてほしいと言われた
ここでアーシアの顔が赤くなっていたけど、風邪でも引いたのかな?
本人は違うって言ってたけど、どうしたんだろう?
それに囮って言うのが何とも……
まあ、別にアーシアと楽しめるから良いんだけどね
グウゥゥゥ
「?」
「お腹なっちゃいました」
「じゃあ、○ク○ナ○ドにでも行こうか?」
俺が回想をしていると急に変な音が聞こえてきた
アーシアのお腹の音だったみたいだ
とりあえず、人間の時だったら出来なかっただろう注文をアーシアがした
日本語を喋れなかったもんな
アーシアと俺が喋れたのは悪魔の力ってやつだろうし。以前、部長が言っていた
「悪魔になった特典の一つに『言語』があるの。悪魔になった瞬間から、貴方の言葉は全世界で通じるわ
あなたの声を耳にする人間は一番聞きなれた言語として受け入れるの
アメリカ人なら英語。スペイン人ならスペイン語としてあなたの言葉が聞こえる
逆にあなたが日本語以外の言語を耳にしてもすべて日本語として変換されて聞こえるわ」
そう、そのとおりだった
英語の授業では英語がペラペラだったし日本語の話せえないアーシアともきちんと話せてたし
まあ、そんな事はどうでもいいとして
とりあえずハンバーガーを買って対面して座った訳だが、様子が変だ
アーシアはハンバーガーをマジマジと見つめるだけでなかなか食べようとしない
というか食べ方が分からないのか?
おおっ、なんとベタな展開だ
とりあえず俺はハンバーガーとフライドポテトの食べ方を教えると
新鮮な反応を返してくれた。本当、可愛いよアーシア
それで食べ終わった後
「次はゲーセンだ」
という訳でゲーセンに来た
アーシアを連れてレーシングゲームとかいろんなものをしていた
こう見えても、オカルト研究部に入るまでは帰宅部だったのですよ
この俺の前にありとあらゆるゲームは立ちふさぐことは無い(キリッ
何だろうと来いってんだ!
そんな風に遊んでいるとアーシアが急に視界から消えていた
きょろきょろと見渡すと、クレーンゲームの前に張り付いていた
クレーンゲームの中身を見ると、人気キャラクターの『ラッチューくん』の人形があった
ネズミが元の可愛いキャラクターでラッチューランドのマスコットキャラだ
千葉県にあるあれとは全く関係は無いぞ。このキャラクター、日本発だし
あれって千葉県にあるのになんで東京って頭についてるんだろう?
まあそんなことはどうでもいいけど、アーシアもこのキャラクター知っているのか
「アーシア、ラッチューくん好きなのか?」
「え!い、いえ、そ、その……」
アーシアは顔を紅潮させ、俯きながら恥ずかしそうに頷いた
「よし。俺が取ってやる!」
「えっ!で、でも……」
「いいから、俺が取るよ」
善は急げだ。俺は即コインを投入して、クレーンを動かし始めた
クレーンゲームもそれなりの成績なんだぜ?伊達に帰宅部はしてなかったぜ
そうは思ったけど結構苦戦してしまった
一度目はいいところで落とし、二度目はスカ
三度目、四度目と外し、俺のゲームマスター(自称)としての威厳が……と思ってた時
五回目でやっと人形を落とし口に放り込んだ
「よっしゃ!ほら、アーシア」
俺は思わずガッツポーズを取りながらも取り出し口から人形を取り出しアーシアに渡す
人形を受け取ったアーシアは心底嬉しそうにその人形を胸に抱いた。やっぱり可愛いな
「ありがとうございます、イッセーさん。この人形、大事にしますね」
俺はそれに対して何度でも取ってやると言ったがアーシアは
「いえ、今日いただいたこのラッチューくんは皆さんとの出会いが生んだ素敵なものです
この出会いの最初の思い出なんですから、この人形を大事にしたいです」
と答えてくれた
……何とも恥ずかしいセリフだ。だけどアーシアが言うと様になるな
まあいいさ!
「よし!俺たちの満足(デート)はこれからだ!アーシア、今日一日遊びつくすぞ!ついて来い!」
「は、はい!」
俺はアーシアの手を引き、ゲーセンの奥へ向かった
それから遊んだ後の帰り道
「あー、遊び過ぎたな」
「は、はい……少し疲れました……」
もう夕方になっている
そろそろ学校に戻ろうと思うが総司は大丈夫だろうか?
ま、あいつなら大丈夫か
「それじゃあアーシア、学校に戻ろうか」
「はい!」
「無理よ」
俺たちが帰ろうとしていると急に声が後ろから聞こえてきた
「ゆ、夕麻ちゃん……?」
「……レイナーレさま……」
俺たちがそう呟くと同時に……
「やっと現れたわね堕天使レイナーレ!」
「さて、狩らせてもらうにゃん!あなたの魂を!」
総司を除くオカルト研究部と秘封倶楽部のメンバーが全員で夕麻ちゃんを囲み
「お前の仲間は全員殺させてもらったぞ、最後はお前だけだ」
そして総司が俺たちの目の前に現れた
Sideout
Side龍道 総司
時間はかなり遡る
イッセーたちが○ク○ナ○ドが行っている頃
「ここか……さて、狩りの始まりだ!」
俺は町外れの教会、堕天使の巣窟に来ていた
イッセーたちがアーシアを連れていることだから堕天使の一人や二人は出ている事だろう
全員居たらさすがに不意打ちまでは対応できるとは限らないからな
それにこんな狭い所じゃ仲間がいても邪魔になるだけだ
「それにしても無駄に人数が多いな
それに聖堂の地下で怪しげな儀式を行うと言うのもどういうもんなのかね?」
木場から聞いたが「はぐれ悪魔祓い」って言うのは決まってそうらしい
何でも今まで敬っていた聖なる場所、そこで髪を否定する事で、自己満足、神として死んでいる神への冒?に酔いしれるんだと
愛しさ余って憎さ百倍で、だから聖堂の地下で邪悪なまじないをするんだとさ
「下らねえな、さて、そろそろはじめようか!
―――――流星『シューティングソニック』―――――!」
入り口の前から巨大な白いビームを放つ
すると後方まで貫通した聖堂を破壊する
その後に俺は白い巨大な球の弾幕を使って聖堂の内側を破壊しつくす
「さて、これで片付いたt……「いきなりご挨拶だなぁ!およ!
再会だねぇ!感動的だねぇ!」
あのG野郎か!流石にあの一発じゃ消え失せなかったか!
「俺としては二度会う悪魔やその仲間はいないって事になってんだけどさ!
ほら、俺、滅茶苦茶強いんで悪魔なんて所見でチョンパなわけですよ!
一度会ったらその場で解体!死体にキスしてグッドバイ!それが俺の生きる道でした!
でも、お前が邪魔したから俺のスタンスがハチャメチャ街道まっしぐら!
ダメだよねぇ〜。俺の人生設計を邪魔しちゃダメだよねぇ〜!
だからさ!ムカつくわけで!死ねと思う訳よ!つーか、死ねよ!
このクソ悪魔の仲間のクズがよぉぉぉぉおおおおおッッ!」
懐から拳銃と柄だけの剣を取り出す
さて、お前らに懺悔の時間はやらねえぞ!
「言いたいことはそれだけのようだな
なら死ね!疾風拳殺!」
「あぶね!」
避けた!?かなり本気のスピードで放ったんだが
「手前、堕天使の姉さんたちを殺しに来たんだろ?
馬鹿だねぇ!たった一人で勝てるわけねえだろ!」
「それはどうかな?行くぞ!
―――――結界『生と死の境界』―――――!」
「またそれかよ!でもそいつの対処法はもう知ってるんだよ!」
対処法だと!?どういうことだ!
「妖力吸収弾!」
G野郎が懐から球みたいなのを取り出すと地面に投げつける
すると弾幕がそれに吸収されていった、どういう事なんだ?あれは一体!?
「こいつはな妖力吸収弾って言って言いましてな、手前みたいな妖怪が放つ妖力を吸収する代物なんですよ!これでお前は無力ですぞ!」
ちっ!どこで俺の正体を知ったのか知らないが面倒なものを用意しやがって!
ならこれだ!
「目覚めろ、その魂!
赤龍神帝の籠手(アポカリュプス・ギア)!禁手化(バランスブレイク)!!」
(おう!)(今回は見学ですね)
そういうこった!
「神器(セイクリッド・ギア)だと!?情報にねえぞ!」
「今から死ぬお前にそんなもん必要ねえよ!
死ね!―――――赤龍『アポカリュプス・ストライク』―――――!!」
【BoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoost!!!】
俺は先ほどの時より遥かに速いスピードで奴に近寄り腹を殴る
その時に妖力を右腕に集中させて倍加させてそのエネルギーをぶつける
それによって……
「―――んだ、それ。強すぎんだろ……
グアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
いかれ神父フリード・ヒルゼンはこの世から完全に消滅した
「さて、次はこいつだ!破滅への一撃!
―――――滅砲『ルインブレイカー』―――――!!」
小さい時の京都の事件では両面宿儺の力を使って放ってたが今の俺なら一人で放てる
禁手(バランスブレイカー)に至ったからな
地面の方に向けて手を俺は向けて周りに漂っている俺の妖力を収縮させて
更に妖力・魔力・霊力を混ぜ合わせて倍加させていく
【BoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoost!!】
【DivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivide!!】
白龍神皇の光翼(ディバイン・アポカリュシング)も展開して周りに漂う魔力を半減させて吸収する
更に混ぜ合わせて倍加させて倍加させてそして……
「喰らえ!全力全壊……ルインブレイカァアアアアアアアアアア!!!」
地面の方に向けて巨大砲撃を放った
そして地下に居た気配が全滅する。終わったな
いや、違う!遠くに堕天使の気配が一つする!
「やはり、外に出ていたな。堕天使レイナーレ!
まあ、あいつはイッセーに方を付けさせるべきだろうが行くか
まだイッセーたちを見つけてはいなそうだし歩いていきますか
それから俺は歩いてイッセーたちのもとに向かった
そしてイッセーたちの近くでイッセーを見張っていた他のメンバーたちと合流し情報を提供
それからイッセーの尾行を開始した
レイナーレが現れるのを待ち伏せするために
そしてイッセーとアーシアが帰ろうとした時についにレイナーレが現れた
「無理よ」
「ゆ、夕麻ちゃん……?」
「……レイナーレさま……」
イッセーがそう呟くと同時に……
「やっと現れたわね堕天使レイナーレ!」
「さて、狩らせてもらうにゃん!あなたの魂を!」
「お前の仲間は全員殺させてもらったぞ、最後はお前だけだ」
「な、な……まさか嵌められた!?」
ようやく理解したか、だがもう遅い!
「待ってくれみんな!」
「イッセー?」
「俺がやる。夕麻ちゃんは俺がやらないと意味がないんだ!」
イッセー、自分の手で因縁にキリを付けるってところか
それだったら……
「分かった。レイナーレ、イッセーに勝てたら見逃してやるよ」
俺のその言葉にまわりの皆は、レイナーレを含めて驚いた表情をする
「アハハハハハ、バカね。下級悪魔ごと気が私に勝てるわけがないのに」
「総司!?それは…!」
「イッセーを信じられないのか?大丈夫だ」
「分かったわ、イッセーが覚悟を決めるのにもいい機会かもしれないし」
「ありがとう総司、部長、皆!
……夕麻ちゃん、初めての彼女だったんだ」
「ふぅん、やっぱりね
見ていてとても初々しかったわ。女を知らない男の子はからかいがいがあったわ」
「……大事にしようと思ったんだ」
「うふふ、大事にしてくれたわね
私が困ったことになったら、即座にフォローしてくれた。私を傷つけないように
でも、あれ全部私がわざとそういう風にしてたのよ?だって、慌てふためくあなたの顔が可笑しいんですもの」
「……初デート、念入りにプランを考えたよ。絶対にいいデートにしようって思ったから」
「アハハハ!そうね!とても王道なデートだったわ!おかげでとてもつまらなかったわよ!」
「……夕麻ちゃん」
「うふふ、あなたを夕暮れに殺そうと思っていたから、その名前にしたの
素敵でしょ?ねぇ、イッセー君」
ふざけるな!ふざけるな!!ふざけるな!!!
人の心を弄ぶのもいい加減にしろよ!!
これがイッセーがつけるべき方じゃなかったら俺が魂まで消滅させているのに!
「レイナーレェェエエエエエエエエエエエエッ!!」
「アハハハハハ!腐ったクソガキが私の名前を気安く呼ぶんじゃないわよ!」
「お前は!お前だけは俺が倒す!!
俺の想いが力に成るんだろ!だったら俺に力を貸せよ!
ブーステッド・ギアァァアアアアアアアアアアアアアア!!」
【Dragon booster(ドラゴン ブースター)!!】
イッセーの赤龍帝の籠手の手の甲の宝玉が眩い輝きを放つ
籠手に何かの紋様らしきものが浮かんだ
俺との訓練では出来なかった赤龍帝の籠手の覚醒
それがレイナーレへの怒りを含めたいろんな感情の高まりによって覚醒した
【Boost!!】
「うおおおおおおおおおおお!!」
溢れ出す力をこぶしに乗せてイッセーはレイナーレに近づく
おそらく【戦車(ルーク)】にプロモーションしていることだろう
「へぇ!少し力が増したの?でもまだね!」
「まだだ!もっと力をよこしやがれ!ブーステッド・ギアアアアアアアアアアアア!!」
【BoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoost!!】
【Explosion(エクスプロージョン)!!】
更に倍加されるがおかしいな
イッセーはまだあそこまでの倍加に耐えれるほど力を持っていないはずなんだが
「……ありえない!何よ、これ!どうして、こんなことが!?
どうしてあなたの力が私の力を超えているの?それは『龍の手(トウワイス・クリティカル)』じゃないの?まさかあなたが言った通り本当に『赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)』だとでも言うの!?一時的とはいえ、魔王や神すらも超える力が得られるという……あの忌まわしき『神滅具(ロンギヌス)』の一つがこんな子供の手に宿っていたというの!?」
レイナーレが黒い翼を出してイッセーから逃げようとする
だが、イッセーはレイナーレの腕を引き捕まえる
「逃がすか、バカ」
「私は、私は至高の!」
「吹っ飛べ!クソ天使ッ!」
「おのれぇええええええええええええ!下級悪魔がぁあああああああああ!!」
「うりゃあああああああああああ!!」
イッセーはレイナーレの腕を引き寄せ拳を顔面にぶち当てた
するとレイナーレが吹っ飛び地面に叩き付けられ転がって行く
動く気配がない。勝負ありだな
「ざまーみろ」
「な、リアス先輩、イッセーなら大丈夫って言っただろ?」
「ええ、どうやらこれから悪魔として生きる覚悟もできたみたいだしね
終わりよければすべて良しどころか最初からすべて良しね」
確かにそれは言えてるかもしれないな
「それじゃあ、止めは俺がさしてもいいか?イッセー
俺もこいつにはかなりムカついてんだよ」
「あ、ああ。なんか急に体が重くなってきたし」
そう言うとイッセーは倒れた
やっぱりあの倍加は無茶をさせ過ぎてたようだな
「イッセー!?」
「大丈夫だ、倍加のさせ過ぎだろう
さて消えろ!―――――星符『マスタースパーク』―――――!」
倒れているレイナーレを俺は上空まで蹴り上げると
右手をレイナーレの方に向けてピンク色の砲撃を放った
そして砲撃が消えたところには塵一つ残っていなかった
「さて、おわtt!?この感じは!!」
はぐれ悪魔の時と同じ妙な気配!?どこだ!?どこにいる!
「「超融合」発動
死した堕天使と神父たちの魂を融合、現れよダークエンジェル・ムジュラ」
超融合
速攻魔法
手札を1枚捨てて発動できる。
自分・相手フィールド上から融合モンスターカードによって決められた
融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体を
融合召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
このカードの発動に対して、魔法・罠・効果モンスターの効果を発動できない。
!?どこだ!?どこから今の声は聞こえたんだ!?
仙術を使っても気配が辿れない!まさか、それほどの使い手か!
こ、これは!?それだけじゃない!レイナーレなんかとは比べ物にならないほどの強力な気配が出てくる!?
「みんな逃げろ!!巨大なのが出てくるぞ!!」
「え?」
「いいから早く!」
俺の言葉でみんなは下がりだす
だけど強力な気配がどんどんと大きくなっていきリアス先輩たちは顔を引きつかせる
「何よこれ?上級悪魔並みの力を感じる!?
いや、それ以上の力!?」
そしてそれは姿を現し始めた
目の前に黒い霧が現れたと思ったらその霧が吹き飛ぶ
そこには体はレイナーレのものだが背中には4対8翼の堕天使の翼が
何よりも気持ち悪いのは……
「なんなのにゃん!?あれじゃあまるで「ゼルダの伝説 ムジュラの仮面」のラスボスのムジュラの仮面の第二形態のムジュラの魔神じゃないの!?」
そう、顔がムジュラの仮面の第二形態のムジュラの魔神そっくりなんだ
だから姿も気配も分からなかったがあいつが「ダークエンジェル・ムジュラ」と言ってたんだろうが
「これはヤバいかもしれないね」
「っち!スキマ展開!!
あんなのとこんな所では戦えない!戦う奴だけ俺の後に続いて飛び込め!」
俺はスキマを博麗神社前につなげて封印結界を神社を含まないように張る
そして俺は地面に張ったスキマに飛び込んだ
Sideout
Side???
ああ、今日も賽銭入れに誰も来ないわね
本当に誰か来ないかしら?
「!?急に結界が貼られた!しかもこの妖力は!」
そう思った瞬間に私の前に変な化物と総司たちが現れた
「霊夢、手伝ってくれ!あいつを倒した後賽銭入れるから!」
ふぅん、今日はラッキーかもしれないわね
さて、賽銭のために行きますか!
Sideout
Side龍道 総司
俺がこの博麗神社にスキマを繋げたのには訳がある
楽園の巫女・脇巫女・鬼巫女と名高い霊夢に力を借りるためだ
俺以外に来たのは秘封倶楽部メンバー全員と木場と白音だ
恐らくだがリアス先輩と朱乃先輩がイッセーの面倒をみて
アーシアは非戦闘員だからだろう
「で、あの化物はいったい何なの?」
「おそらくは俺たちが倒した堕天使と神父の魂を融合させて生み出された化物だな」
「たぶんにゃん。そんなようなことを言ってた声が聞こえたから」
「声?それにしても面倒そうね
幽々子や紫に比べたら弱そうだけどかなり強そうね」
「そうd『ギアアアアアアアアアアアア』うわ!いきなりかよ!!」
俺たちが話しているところに向けて化物が口からビームを打ち出してくる
俺たちはそれを左右に避けるがビームが結界に当たると
ギギギギギギ
結界に嫌な音が走る
マジかよ、俺が作った封印結界はかなりの力があるんだぞ
敗れは去れないがかなりのダメージが結界にはいったな
「本気を出さないとまずいわね!切り裂け!
殲滅一閃の剣(カタストロフィー・ソード)!―――――剣技『亜空爆閃』―――――!!」
蓮子が空間ごと化物を切り破壊しようとするが…
「嘘!亜空爆閃が効かない!?」
全く傷ついてるように見えない
此奴の能力かなんかか?
「なら僕が行かせてもらうよ!」
そう言って木場が近づいて化物に切りかかる
だが…
「な!?刃が通らない!グハッ!」
木場の剣は化物の体には通らなくそれどころか腕を一振り胴体に当てられ吹き飛ばされる
「なら私たちが行くにゃん!白音!」
「はい、姉様!」
黒歌と白音が化物に近づいて仙術で技を放った時
『ギアアアアアアア!』
「「効いてる!?」」
まるで今までのダメージが一気に来たかのような悲鳴を上げた
そうか!やつの能力はそういう事か!
二人の攻撃で限界を超えたのか、もしくは同時の攻撃だったダメージが上回った
「分かった!あいつの能力は一定以上のダメージを与える攻撃じゃないと攻撃を無効にするんだ!つまり……」
「一気に攻撃をすればいい訳ね
行くわよ!―――――霊符『夢想封印』――――!」
「それならもう一度行くわね!
―――――剣技『亜空爆閃・乱』―――――!」
「私も行かせてもらいます!
―――――抜刀『妖刀村雨』―――――!」
「私も行くわ!
―――――死角『背後からの誘い』―――――!」
「……我も
―――――無限『龍神の咆哮』―――――!!」
「私もにゃん!
―――――仙符『魔力封印・極』―――――!」
「そして俺もだ!
―――――赤龍『アポカリュプス・ストライク』―――――!!」
俺たち全員の一斉攻撃を化物にぶち当てる
すると……
『ギアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!』
悲鳴を上げたかと思ったら黄色い光になって化物は消えて行った
そしてそいつがいた場所には……
「やはりか、今回の件は遊戯王、いやデュエルモンスターズが関わっていると言う事か」
例によって遊戯王のカードが落ちていた
名称は「フリード・ヒルゼン」「堕天使レイナーレ」「堕天使ミッテルト」「堕天使カラワーナ」「堕天使ドーナシーク」「はぐれ悪魔祓い」「ダークエンジェル・ムジュラ」
とくにムジュラの効果はチート臭いな
この効果のせいで殲滅一閃の剣の効果が効かなかったのか
「それじゃあ霊夢、お賽銭の1円札」
「1円札!?ありがとう大好き!」
「はいはい、んじゃ」
流石金巫女、汚い
そんなことを考えながらもみんなで元の場所に戻った訳だ
その後に攻撃を受けた木場の様子を見てもらったが骨が折れてたらしい
アーシアに治してもらったから大丈夫だが
それにしてもあの声の主、一体何者なんだ?
今回の化物はまだ簡単に倒せたから良かったもののあれより強いのが出てきたらマジでヤバいぞ
俺たちはともかくリアス先輩たちは一瞬でやられるな
それにあいつはそんなに攻撃を仕掛けてこなかった
俺たちの力の確認にでも使ったのか?
何にしても気を付けないとな
Sideout
説明 | ||
堕天使との戦闘 そして、再び現れる謎の異変 |
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コメント | ||
度々思うんだけど、イッセー視点要らねぇんじゃねえかって。ただでさえオリキャラやらクロスキャラが居るのに今更原作主人公の視点でやられてもっていう(gt) ご都合主義と考えてください(グランド) 1円札・・・いつの時代のお金だろうか? しかし・・・オカルトメンバーって遊戯王知ってるのかな?一誠は知ってそうだけど?(スターダスト) |
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