魔法少女リリカルなのはA`s?あれ、なんか原作と違うんですけど!!
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第3話・気合があれば大抵どうにかなる

 

 

ヴォルケンズ達がはやての家に来てから一週間が過ぎた。あれから本当に賑やかになったなったし色々と大変だった。まずは俺の母さんに説明し、はやての足を見てくれている病院の石田先生にも説明したり担任の先生にも説明したりと説明を沢山した記憶がある。

それと、ヴォルケンズの人たちはどうやら日本の常識を知らないらしく、一から色々と説明をした。主に俺の母さんがね。

 

 

「にしても暑いな」

 

 

6月も中頃に入りもうすぐ本格的な夏に入る。夏に入るとインターハイ等が始まるためうちの学校の部活動は練習時間一杯練習している。それは俺が所属しているバスケ部も例外ではなく、バスケ部もいつも以上に練習をしている。なので家に帰るころにはもう体力がゼロに近い状態がここ最近続いている。

 

 

「ふわぁ〜久しぶりの休みだ…寝るか」

 

 

そう、今日は一週間ぶりの休みなのだ。そういった感じで今俺は自分の部屋の布団で欠伸をしているのだが…ドタドタという足音が聞こえてくるあたり、どうやら俺の昼ねタイムは無くなりそうだな。

 

 

「祐介、今暇か?」

 

「どうしたんですかシグナムさん」

 

 

部屋にやってきたのはピンク色の髪をポニーテールにしている美人さんのシグナムさんだ。そう、母さんがヴォルケンズに日本の常識を教える過程で家に何度か繰るようになり、今ではこのとおり普通にやってくるようになった。

 

 

 

「お前、確かスポーツをしているんだったな。今から一緒にトレーニングをしないか?」

 

「…今から昼ねをしようとしてたんですけど」

 

「ということは暇ということだな、よし。なら行くぞ」

 

「えっ、ちょっ」

 

 

強引にシグナムさんん腕を引っ張られて俺は無理やりクソ暑い炎天下の下、シグナムさんと町内を走っている。まぁ、揺れるおっぱいが見れるから我慢できるのですけどね…思春期ですんません。

 

 

「祐介、少し休むか?」

 

「休み…ます」

 

 

部活でいくらか体力をつけている俺でも、ここ一週間の濃密な時間を過ごしてきた俺には流石に堪えていたようで、ベンチにドサッて座り込む。

 

 

「少し休んでいろ」

 

「シグナムさんは?」

 

「私はこれの稽古をする」

 

 

走っている時にも気になっていた(おっぱいじゃないよ)けど、腰にあったのは木刀だよな。そう思っているうちにシグナムさんは木刀で素振りを始める。剣道とかはまったく知らない俺からでもわかるようにシグナムさんの太刀はい一回一回覇気があって凄いものを感じる。

 

 

「す、凄いですね。シグナムさんって剣道してたんですか?」

 

「あ、ああ。少しな」

 

「そうですか、じゃあシグナムさん。少し休んでいてください」

 

 

そう言うと俺は公園の隣にあるバスケ広場に行く。ちょうどよくボールが一個あり、ボールを手にしてドリブルを始める。基本なドリブルとシュートを何本か打ち、今度はリバウンドの練習を始める。俺のポジションはCF、部活内でも身長が高いほうの俺はこうしてリバウンドを取ることが仕事なわけだ。そう、あのスラムダンクの桜木花道のように。

 

 

「中々いい動きをするな」

 

「ありがとうございます」

 

 

今までの動作を静かに見ていたシグナムさんがこっちに来て言う。うん、今俺シグナムさんに褒められたよな、これ地味にうれしいことなんだぜ。シグナムさんって見た目厳しそうな人だから、こういった人に褒められるのってすげ〜嬉しいんだ。

 

 

「さて、そろそろ帰ります?」

 

「そうだな、そろそろ主が帰ってこられるしな」

 

 

シグナムさんが言う主というのははやてのことである。どうにもあの闇の書の持ち主がはやてだからだそうだ。

 

 

 

時間も昼あたりになると暑さのピークがやってくる、途中ゲートボールから帰ってくるヴィータと会い三人で帰路につく。というか何でチヴィ子はゲートボールなんだろうな?

 

 

「「帰ったぞ〜」」

 

「ただいま帰りました」

 

「お帰り、いまちょうどお昼作っとったんよ、だから後ちょっと待っててな」

 

 

はやては颯爽と台所に戻り、俺達も靴を脱いでリビングに向かうと、そこにはお昼のニュース番組を見てる美人若奥さんことシャマルさんとタウンワークを呼んでいるザフィーラさんがいた。

 

 

「あらお帰りなさい」

 

「ただいま、それよりザフィーラさんどうしてタウンワークを読んでるの?」

 

「何、これからこの家にお世話になるのだ、ずっと家にいるわけにも如何だろう。だから働くかなと思ってな」

 

 

ふぇ〜凄いなザフィーラさん、格好良すぎなんですけど。

 

 

「そうだな、私達も何か主の役に経てればいいのだが…」

 

「なら、家事とかはどうですか?料理とか?」

 

 

何気ない俺の発言に女子の三人は黙ってしまった。どうやらこの人たちは料理が出来ないようだが…

 

 

「俺は出来るぞ」

 

 

なんと、タウンワークを片手にしているザフィーラのアニキが手を上げた。

 

 

「なっ、ザフィーラ。お前本当か?」

 

「ああ、祐介の母上に教わった。だがまだ基本的なことしか出来ないがな」

 

 

ザフィーラのアニキの発言に他のヴォルケンズの方々は信じられないもの見ているような感じでアニキを見ている。いや、正直俺も驚いてるけどさ。まさか母さんに教わっていたなんてまったく思わなかったぜ。

 

 

「シグナム、お前も何か職に就いたらどうだ?」

 

「あ、ああ…」

 

 

唖然としてるシグナムさんにタウンワークを渡すとアニキはそのままはやてがいる台所に向かっていった。そして、シグナムさんは何も言わずにタウンワークを読み始めた。

 

 

「なぁシャマルさん、ザフィーラさんって前からあんな感じだったんですか?」

 

「う〜ん、多分っていうか絶対違ったような気がするわ…」

 

「いや、あいつ確かに寡黙だったけどあんな渋くはなかったぞ」

 

 

その後の昼ごはん時、はやてがアニキのことで驚いていたさ。ちなみにお昼ご飯はおいしかったです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて、昼ごはんも食べたし…はやて、やるか?」

 

「おう!!」

 

 

 

はやてと共にソファの横に行く。いきなりのことでヴォルケンズは何するんだ的ながした。

 

 

「祐介、これからなにやるんだよ?」

 

「何、ちょっとはやてのリハビリさ」

 

 

はやてから少し離れてはやての正面に立つ。そしてはやては車椅子から立ち上がろうする。

 

 

 

「くっぬぬぬぬ」

 

「よしいいぞはやて、もう少しだ、気合入れろ!!」

 

 

「にょぉぉぉぉ」

 

 

おっ、何も支えずに立てたぞ。さぁ、そこから歩くんだ!!

 

 

「よっほっ…うわぁ」

 

 

一歩目は何とか前に足が出たが二歩目がうまく足が出せずにその場でドテーんと転ぶはやて。

 

 

「イタタタ、歩けそうやったのに」

 

「まぁ、今日は立てたから上出来だ」

 

「えっと…これはいったい何をしてるのかしら?」

 

「リハビリですよ、はやてが歩けなくなってからは偶にこうやってチャレンジするんですよ」

 

 

そう、はやての奴急に歩けなくなったとたん『あかん、このままでは自分に負けた気がする』とか言いやがって、といっても最初のころは一人で立つことさえ出来なかったのに、今じゃ一、二歩まで歩けるようになりやがった。

 

 

「流石は主、尊敬いたします」

 

「ちょっとシグナムだめよ、はやてちゃんもこういった無理はしないし祐介君は無理させないの。わかりました?」

 

「「はぁ〜い」」

 

 

医療の心得があるシャマル先生に念を押されたが、その程度で納得するはやてではないと思う俺だった。

 

 

 

 

 

 

その後、ザフィーラのアニキは外に出かけてしまい、シャマル先生も続けて買い物に出かけ。今はそれ以外のメンバーが家に残っている。そして今俺ははやてがゲームをしたいということで一階のリビングのテレビにゲーム機を設置している。

 

 

「はやて、何やるんだ?」

 

「えっ、ゲームやけど」

 

 

おそらく、この二人はゲームというのを見たことが内容で頭の上に?マークが浮かび上がっている。二人がそんな状態の中何をやるのかはやてに聞くと。

 

 

「シンフォニアでお願い」

 

 

ちなみにシンフォニアというのは『テイルズオブシンフォニア』というテイルズシリーズのゲームのことである。俺も部活がない日にはゲームをする人間でドラクエ、テイルズ系はよくはやてと一緒にやっている。

 

 

「はやてよ、お前確かこれレベルMAXにしてアビシオンをフルボッコにして飽きたっていってたじゃないか?」

 

「そうなんやけど、急にミトスを瞬殺したくなったんや」

 

 

うわぁ…一応説明するが、アビシオンというのはゲーム内での隠しボスであり普通に戦ってもラスボスより強い、ちなみにコイツは難易度MAXで倒している。そしてミトスって言うのはラスボスだ。

そして、シグナムさんとヴィータは興味心身でテレビから視線を外そうとしないってはやての奴凄いメンバー。ロイド、クラトス、リーガル、ジーニアス。うん、皆男だね。ちなみに俺はコレットちゃんが大好きです。

 

 

「さぁいくで…」

 

 

結果、魔装具を極限まで上げていたため、二回の戦闘を一分足らずで終わらせてしまった、哀れミトス。

 

 

「はやて!!これ面白そうだな!!他のは無いのかよ!?」

 

「あるよ、兄ちゃん」

 

 

棚から数本のソフトを手にして三人の本へ行く。テーブルにゲームを適当に置くとシグナムさんとヴィータがソフトに注目する。

 

 

「どれかやってみます?」

 

「じゃあ、あたしこれ…」

 

 

ヴィータが指をさす前にシグナムさんが無言で指をさしていた。指先にあったゲームは『テイルズオブデスティニー』だった。

 

 

「ヴィータ、これでいいか?」

 

「あ、ああ。シグナムがやりたいっていうんなら構わないけど」

 

 

コントローラーをもう一個持ってきてPS2に繋げる、このゲームは一応四人まで同時に操作できるようになっている。まぁ、最初からちょっとの間は一人プレイになるのだが…

 

 

「おっと、メールか。何々…」

 

 

ポケットに入れてある携帯のバイブがなり、メールを確認すると母さんからで今日親父共々家に帰れないそうだ。

 

 

「悪い皆、俺帰るわ」

 

 

とりあえず挨拶して返るが二人はゲームに集中して聞いていない、はやてだけが挨拶してくれた。

 

 

「じゃあなはやて、あの二人にはまるのはいいけど程々にって言っておいてくれ」

 

「了解〜」

 

 

さてと、はやての家を出て隣の我が家に戻りますか。あれ、そういえば晩飯どうするんだ?

 

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