IS 〜零の名を冠する深緑の翼〜 |
「…つまり、これはこういうことでな…」
「ふむふむ…」
放課後、大和は一夏にISの基礎知識と専門用語を教え込んでいた。
「あ、織斑くんに蒼井くん。まだ教室にいたんですね。よかったです」
と山田先生ことロリっ子眼鏡巨乳…逆か。が教室に入ってきた
「はい。どうしたのですか?」
と大和が応対する
「あ、はい。二人の正式な部屋割りが決まったので報告したいと思いまして」
「え?俺の部屋決まってないから一週間は自宅から通うって話でしたけど?」
「はい。事情が事情なので無理やり部屋を変更したらしいです。織斑くんは1025室、蒼井くんは1026室を引き続き使ってください」
「了解しました」
「わかりました。では家から荷物を持ってきたいので今日はもう帰っていいですか?」
「荷物なら私が手配しておいてやった。ありがたく思え」
ここで織斑先生のご登場
「生活必需品だけだがな。着替えと携帯の充電器たあれば十分だろ」
大雑把すぎでしょ!!今の時代何にでも手に入れることができるんだからさ!!
と大和は内心でツッコミを入れる。
「シャワー室は各部屋にありますけど別に大浴場もあります。ですが織斑くんと蒼井くんはまだ使えません」
と、山田先生は続ける
「え、なんでですか?」
「一夏、お前が女と混浴したいと思うのか?思ってたらかなり侮蔑するぞ」
と、大和は一夏を一瞥して言う
「なるほど」
「え、織斑くん女の子と一緒にお風呂入りたいんですか?ダメですよ」
「いえ、入りたくないです」
「女の子に興味ないんですか?それはそれでおいしいけどダメです」
と漫才じみたことを始め、織斑先生に頼んで事態を収集してもらい部屋へ帰った。
……はよかったが、一夏の部屋が騒がしい。
何事かと思い駆けつける(部屋が隣なんだけど)と、
一夏が木刀から避けていた
大和「なにしてんだ?」
一夏「実はカクカクシカジカホニャララホイ…」
つまり、ファースト幼馴染こと箒と同じ部屋で少々言い争ったらしい
大和は盛大にため息をつき、一夏の部屋をノックする。
しばらくたってから剣道着に身を包んだ箒が出てきたので大和は一夏を連れその中に入った。
「箒、一夏も悪気があってお前と同じ部屋になったのではない。多分だが山田先生が無理矢理部屋を割り振ったと言ってたな?それで幼馴染のお前に丸投げと言う感じだろ。」
箒は箒ですこしうつむいている。大和の説教で反省したのだろう。
大和はこれで静にできると自身の部屋に戻り、ISを指でなぞるように撫で、こう言った
「一週間後、誰の意志でもなく俺の意志で戦うぞ。俺のわがままに付き合ってくれ零戦」
答えるように光ったのは幻覚ではないと思う
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陸 「俺のわがままに付き合ってくれ零戦」 | ||
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