真・恋姫無双〜科学無双 董EX3話 |
この作品は真・恋姫無双の二次創作です。
原作とかけ離れるかも知れませんが
大目に見てください。
恋「…陸、一緒に…ご飯行く」
「そうか、じゃあ音々も誘って行くとするか」
そうして音々を探しながら歩いていると近くの空き地で、とんだりはねたりしているのが見えた。
音「ちんきゅーきっく、もう一度、ちんきゅーきっく」
「よっ、音々?なにやってんだ?」
話しかけると、
音「決まってるじゃないですか、恋殿を狙う、あの河内陸というやつに
ちんきゅーきっくを食らわせるために練習しているです」
「ほう、俺に?」
音「そうで……す…」
音々はそう言いかけ固まった。
音「ななな…なんでここにいるですか?」
恋「…ねねご飯の時間…一緒に食べに行く」
「と言うわけで探しに来たんだが」
音「ふん。恋殿がそう言うなら、しょうがないので一緒に行ってやらないこともないのです」
「あっそ、それじゃあ行くか」
と意に介さず歩きだそうと前を向くと
音「不意討ちちんきゅーきっく」
いきなり音々はそう叫んで陸に襲いかかった。
ヒョイ
すかさずよける。
音「フギャ」
バキバキバキ
そして音々は茂みにつっこんでいった。
「はぁ〜。あのな、叫んだら不意討ちじゃないだろ」
呆れてそう言ったが 、
茂みの中で倒れている音々には聞こえなかったようだ。
恋が音々を引っ張りだし、抱えながら再び歩くこと数分。着いた先はどうやら屋台街のようだ。
「親父、肉まんを五個」
店主「あいよ、あっ呂将軍もいるじゃないですか、兄ちゃん十個でいいのかい?」
「ん?なんか問題があるのか」
店主「いや、別に。ただ足りるのかどうかと思ってな、まぁいいや毎度」
これくらいあれば十分だろと思い、近くのベンチに腰かけていた恋の横に座る。
未だ目を覚まさない音々は恋の膝枕で横になっていた。
「ほら恋、肉まんだ」
恋に肉まんを手渡すとすぐに頬張る。
モキュモキュ
「うっ、これは………(ヤバイだろこれ!) 」
恋「…陸も一緒に食べる」
「………あぁ、俺は二つでいいや」
二つほど肉まんを貰い食べ始めると恋の視線がこちらに向いている事に気付く。
「ん?もしかして足りなかったのか?」
恋に話しかけると、コクンと頷いた。
「わかった、ちょっと待ってろ、買ってくる (店主の言っていた意味はこれかっ) 」
「店主もう十個追加だ」
再び屋台に着き追加注文した。店主は、だから言ったのにと笑っていたので
話を聞くとどうやらもの凄く食べるらしいとの事だった。
そして再び恋と肉まんを食べていると音々が目を覚ました。
音「ん、ここは?はっ、あいつはどこ行ったです?恋殿は?」
音々は恋の膝枕からパッと飛び起きると、キョロキョロあたりを見回した。
「俺と恋はここだ、これでも食べておけ」
音「うぅ〜」
音々は唸りながら差し出された肉まんひったくると食べながら陸を指さした。
音「ふぁっひふぁよふもやっへふれたふぇふな」(さっきはよくもやってくれたですな)
「お前が勝手に自爆したんだろが、それに食べながらしゃべるな」
恋「…二人は仲良し?」
陸・音「「どこがだ?(ですかっ?)」」
恋「…ほらまた…それにさっき…恋はねねが何言ってるのか…わからなかった」
「いや、なんとなくわかるだろ、仲良しってわけじゃ……」
音「そ、そうですぞ、だいたいこんなやつと仲が良いわけないじゃないですか」
恋「…仲良くしなきゃダメ」
恋はそういって、二人をほんのちょっとだけ悲しそうに見つめた。
音「恋殿〜わかったです、だからそんな顔しないでください」
「いや、俺は別に嫌ってなどいないぞ」
そう二人が言うと恋はこれまたほんのちょっとだけ顔を綻ばせた。
腹ごなしに散歩するかと提案し、今度は三人でまた歩きはじめた。
「なぁ、音々、ちんきゅーきっく俺が見てやろうか?」
音「えっ?それはどう言う……」
「完璧になるまで見てやるってことだ」
音「ようするにお前に教えてもらうってことですか?」
「まぁ、そういう事だ」
音「まぁいいです、とっとと教えやがるのです」
なんで偉そうなんだと陸は言いたかったが、また話が拗れると思いその言葉は飲みこんだ。
「まず跳躍力が足りない事それとやる前にいちいち叫ぶな、相手には丸わかりになっちまうだろ、(それに気づかないのもおかしいんだが)不意討ちには一番やっちゃダメな事だ」
音「ふむふむ、なるほど、叫ばないのはできますが跳躍力はどう鍛えるですか?」
「ん、ねねにはこれをやろう」
懐から草らしきものを取りだし音々に渡した。
音「この硬い草はなんですか?跳躍力を鍛えるのにどう関係あるのですか?」
「これは忍者養成草という物でな、地面に植えて、ここを押すと伸びる様になっている」
地面に差してボタンを押すとほんの少しだけ草が伸びた。
「これを朝昼晩と一回ずつ十日ほどやってみな、高く跳べるようになって尚且つ蹴る力も増すようになる………(たぶん)」
音「なんか聞こえた気がしますがやってみるです」
恋「…面白そう…恋もやってみたい」
「じゃあもひとつやろう」
恋には必要ないだろと一瞬思ったが、一緒にやれば、音々は、努力するだろうと考え黙っておいた。
数日後様子を見に行くと、
音「にゅーちんきゅーきっーく」
バキッッ
音々がちんきゅーきっくを繰り出すと、鍛練用の板が真っ二つになった。
音「ついに完成したですよ!!」
恋「…すごいすごい」
パチパチパチと恋が手をたたく。
「音々、よく頑張ったな(まぁたぶん今までより高く跳んでる分威力が増しただけだと思うけどな)」
そう言うと 、
音「陸殿、ありがとうです」
珍しく礼を言われた。
「音々、精進を怠るなよ」
音「わかってるですよ」
ズズズズズッ ドォーン
何事かとねねと陸が、音のするほうを見ると恋が 大木を一本蹴り倒していた。
それを見て音々は嬉々としていたが
陸は唖然としながらも、
(おかしいだろ、いろいろ………まぁ恋だからな……気にしない
事にしよう)
そんな風に思っていた。
説明 | ||
EXはあと3話と4話のみとなりました。 それではどうぞ。 |
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コメント | ||
さすが恋。威力が桁違いだwww(アルヤ) | ||
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