ハイスクールD×D〜HSSを持つ転生者〜 第19話
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悪魔祓いに襲われた翌日。部長に呼ばれて部室に

    集まっていた。何か教会関係者が交渉したいらしい。

    でも…その教会関係者が…

   「貴様…」

   「あんた…」

    昨日、襲われた悪魔祓いだった。ぐ、偶然でも出来すぎている

    感じだ。

 

    青髪の女性―――ゼノヴィアというらしい―――と

    栗色の女性―イリナ―が睨んでいた。

   「クリス…また何かしたのね…」

    ため息をつく部長。俺は一誠ほど問題児扱いされる覚えはないぞ。

   「はい…少しだけ、戦いました。でもあちらから仕掛けてきたので

    威嚇してから逃げました」

   「ふん…お前の威嚇は人に銃弾を当てるんだな」

    思ったけど…もうそれは威嚇じゃないね。

   「その事は謝る。でも、今はそんな事を話に来たわけじゃないだろ」

   「あれをそんな事で済ますな!」

    ゼノヴィアがツッコんで来たがそれを無視して

   「ここに来た理由は? 悪魔祓いさん」

   「それは…教会から聖剣エクスカリバーが三本奪われたんです」

    それからイリナとゼノヴィアはここに来た理由を話し始めた。

    

 

 

 

   ◇

 

 

 

 

   「そうか…堕天使側は戦争を起こすかよ」

    聖剣エクスカリバーは、今七本ありそれが堕天使側に奪われたらしい。

    …で、その堕天使は日本に逃げてきた。

    その堕天使が『神の子を見張る者(グリゴリ)』の幹部で

    聖書に載っているコカビエルという堕天使らしい。

   「だから…教会側は悪魔側には一切介入しない事って」

そのことを言ったら二人は帰っていった

    なるほど…これは教会側と堕天使側の問題だからこれに悪魔側

    が入ると戦争が起こるからか。

    

    戦争になったら…大勢の人が死ぬ。堕天使側や天使側。

    それに…罪の無い一般人。

   「あっ! 部長、用事を思い出しましたので先に帰ります」

   「えっ! クリス! 待ちなさい!」

    俺は一足先に家に帰った。

 

   

  ◇

 

 

 

   「え〜と。何で小猫がいるのかな?」

    本屋でラノベを三冊買って家に帰ると小猫がリビングで

    くつろいでいた。

   「…"部長に変な事をしないように見張っときなさい"と言われたので」

   「…さいですか」

    何故か部長の中では問題児になっているからな。俺は

   「…早くご飯を作ってください。お腹がすきました」

   「はいはい。わかりました」

    苦笑しながら、俺は料理をつくった。

 

 

 

   ◇

 

 

   「あの…小猫は今日ここに泊まるの?」

    リビングでバラエティー番組を見ている小猫に聞いた。

   「はい。先輩を見張らないといけないので」

    一応…部屋はたくさん空いているけどな。女の子を泊めるのはな…

   「小猫。泊まるのはいいが、俺の部屋には絶対に入るなよ?」

   「…それは、入ってもいいといっているのですか?」

   「いや…ダチョウ倶楽部のふりじゃないから」

   「とにかく。俺の部屋は危険なんだ。入ったら危ないぞ?

    …主に俺の尊厳が」

    俺の部屋にはあれとかあれがあるからな。

 

   「じゃ おやすみ。」

   「…おやすみなさい」

    俺は小猫に入るなよともう一押しして眠った。

    

 

 

説明
神様の悪戯で、死んでしまった俺―――神矢クリスはハイスクールD×Dの世界に転生した。原作の主人公、兵藤一誠らに会っていろんな事に巻き込まれる。
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