なのはの世界で必死に引き籠りしようとする転生者・・・なのか?10話 |
レリックの回収を始めてから1週間が経過した。船を増産し各世界を調査させているが、なかなか見つからない。
見つけたのは今のところ3つ、恐らく原作stsに関わってくる物だから見つけにくいのだと思う。
そんなある日・・・
俺は今コントロールチェアーに座って色々な作業を行っている。ジョナス兄さんの研究データから開発できる物の開発、データの見直し、研究の失敗した物の新たな改良などだ。
そな時セラが俺の元にきた。
「マスター第162観察指定世界を調査していたオーロラ級48番艦がレリックの反応を二つ確認しました。」
「おっ!見つけたか。正確な場所は?」
「その世界にある遺跡から出ています。」
「遺跡・・・その遺跡を詳しく調べられるか?」
「了解しました・・・データ送られてきます。」
作業を中断し送られてきたデータを表示する。
送られてきたのは遺跡の象形文字に、遺跡の内部構造、周囲から発生しているエネルギーについてだ。
「・・・これは!?」
象形文字を見て俺は驚いた。これはアルハザードで使われていた言語だ。
「・・・・・・ムーアニアンクイエータス・・・ヒクックアビデオ。」
「ジャックそれって!?」
「ああアルハザード語だ。」
「意味はたしか・・・此処は我等の遺産の場所・・・ってことは!」
「あの遺跡はアルハザードの知識保管庫だ。」
「まずいですね。報告では管理局がその遺跡に向かってると報告がきてますよ。」
「恐らくレリックの回収目的だろうが・・・遺跡を調査しないとは限らない・・・破壊するしかないか。」
「なら私に行かせてくださいマスター。」
「セラが最前線に?」
「はい。ちょうど対人制圧型レプリの開発も終了したので、試験運用をかねて行かせて貰いませんか?」
う〜ん確か前に見たプロトタイプは蜘蛛の形をしてたな・・・ユーリが見て気絶してのは余談
「プロトタイプの改良型か?」
「はい。プログラムを改良して自己学習プログラムを入れて命令を完了するまで戦うように改造しました。」
「複製は?」
「複製は周りの金属を摂取して複製を作るようにしました。任務によっては複製同士が融合して巨大なレプリにもなります。」
「・・・いいよレリックを回収したら保管庫を破壊してくれ。」
「了解しました。」
セラがコントロールチェアールームから出て行く
「良いんですかジャック?以前あなたが教えてくれた原作ってのを壊すことになりますよ?」
「いいよ・・・既に壊れてるんだから。それに・・・」
「それに?」
「俺あの自己満足の正義面した組織と矛盾を抱えた主人公たち・・・大嫌いだからさ。」
原作組みside
第162観測指定世界
「それじゃ、改めて今日の任務の説明ね!そこの世界にある遺跡発掘先を2つ回って、発見されたロストロギアを確保。最寄りの基地で、詳しい場所を聞いてモノを受け取って、アースラに戻って本局まで護送!」
「ずいぶん楽な任務なんだね。」
「そうだね平和な任務でよかったよ。」
「ま、モノがロストロギアだから油断は禁物だけど、なのはちゃん、フェイトちゃん、はやてちゃんの3人に、もう一カ所にはシグナムとザフィーラがいるから、多少の天変地異が起きても大丈夫そうだけどね。」
「みんな、よろしく頼む。」
「「「了解!」」」
セラside
惑星の軌道上オーロラ戦艦内
「此処が例の世界ですか・・・」
此処にレリックと知識保管庫があるんですね。出来れば知識保管庫のデータは持ち帰りたいところですが、データを回収している暇はありませんね。
「ニアム。」
「はいセラ様。」
彼はレプリのニアム評議会のメンバーで私の補佐を行ってくれている。
「あなたは第二目標地点のレリックの回収と保管庫があるようなら破壊してください。場合によってはドローンの使用も許可します。」
「わかりました。セラ様もお気おつけて。」
「問題ありませんよ・・・なんせ」
「この子達がいるんだから。」
原作組みside
北部 定置観測基地
「さて、基地のほうは……と。」
なのは達が基地に向かうと、二人の男女が出迎えた。
「遠路お疲れ様です!本局管理補佐官、グリフィス・ロウランです!」
「シャリオ・フィニーノ通信士です!」
二人が敬礼する。それになのはが答える。
「ありがとう。」
「ご休憩の準備をしておりますので、こちらへどうぞ。」
「あ、平気だよ。すぐに出るから。」
「私ら、これくらいの飛行じゃ疲れたりせーへんよ。グリフィス君は知ってるやろ?」
「はい…、存じ上げてはいるのですが。」
それを聞いたなのはとフェイトは不思議そうな顔をする。それを見たはやては説明する。
「あ、3人は会ったことなかったな。こちら、グリフィス君、レティ提督の息子さんや。」
「はじめまして。」
「「あー!!似てる!」」
なのは達ははやてに聞いて納得する。その後、フェイトがシャリオに聞く。
「フィニーノ通信士は初めてだよね?」
「はい!でも、みなさんのことはすごーく知っています!本局次元航行部隊のエリート魔導師、フェイト・T・ハラオウン執務官!いくつもの事件を解決に導いた、本局地上部隊の切り札、八神はやて特別捜査官!武装隊のトップ、航空戦技教導隊所属!不屈のエース、高町なのは二等空尉!陸海空の若手トップエースの皆さんとにお会い出来て光栄です??!!」
「あ・あはは」
「シャーリー、失礼だろう。」
「あ、いけない、つい……。」
「シャーリーって呼んでるんだ、仲良し?」
「す、すみません!子供のころから家が近所で……。」
「幼なじみだ!」
「いいね、私たちも幼なじみだよ。」
「幼なじみの友達は貴重なんだから…、大事にしてね。」
「「はい!!」」
そうして話した後、みんなで任務に向かった。グリフィスとシャリオはナビゲートをしている。
『皆さんの速度ならポイントまでは15分ほどです。ロストロギアの受け取りと艦船の移動までナビゲートします。』
「はい…、よろしくね、シャーリー。」
「グリフィス君もね!」
『はい!』
そんな中、はやてが言う。
「しかし、私たちももう16年目かー。」
「中学も今年で卒業だしね。」
「卒業後はきっと今より忙しくなるかな。」
「私は長期の執務官任務も受けることになるし。」
「私も教導隊の一員としてあちこち回ることになるね。」
「私は卒業の少し前にミッドの地上にお引越しや。ミッド首都の南側で家族6人で暮らせる家、えーカンジのトコを探し中や。決まったら、遊びに来てなー。」
「うん!行く行く!」
「リインもはやてちゃ…、マイスターはやてと一緒にお待ちしてるです!」
それを聞いたフェイトは笑う。
「あはは。」
「そんな堅い呼び方しなくても、[はやてちゃん]でいいんじゃない?」
「うう……ャ」
そんな中、通信が入る。
「皆さん、発掘地点と通信が繋がりません。何かあったかもしれません!」
セラside
原作組みの連中が来る前に一足早く第一目標地点へ来ていた。そこには見慣れぬガラクタ(ガジェット)が多くいた。
「まったく何ですか?このガラクタ?大した技術も使われていないみたいですね。」
まったく面倒なことをさせないでほしいですね。これからあの小生意気な餓鬼どもをいじめるのに・・・!そうだこのガラクタはあの子達の繁殖の原材料になってもらいましょう。
「とりあえず、目的のものが見つかるまであのガラクタ・・・食べちゃっていいよ。」
そう言うとセラの周りに無数の機械蜘蛛が現れた。機械蜘蛛はガジェットにまっすぐ向かっていき飛びつき解体・・・いや金属を食べ始めた。
さすがに敵対勢力と見たのかガジェットが反撃に中央のレンズからレーザーを打ってきた。
しかし
「無駄なことを。」
レーザーのエネルギーは機械蜘蛛に直撃したが、そのエネルギーは機械蜘蛛の表面で拡散し吸収された。
機械蜘蛛のレプリは攻撃を無視しながらどんどんガジェットに取り付き金属を摂取していった。
「さ〜てあの子達がつくまでにいったい何体のレプリが出来上がってるのかな?」
セラside
あれからあのガラクタを大量に摂取したレプリは複製を作りその数は最初にいた数の数倍になっていた。
「・・・さてと。」
セラはレプリが増殖している姿を見て箱を抱え怯えている二人の考古学者らしき人間の前に立ち
「そのケースを渡しなさい。それはあなた達のような人間にとって危険なものです。処分しますので速やかに渡しなさい。」
「「・・・」」
二人は渡すまいと沈黙を保っている。
「・・・渡さないなら別にかまいませんよ私は危害をくわえません。」
セラの言葉に驚く二人
「・・・ですが・・・この子達はどうやらご立腹のようですよ?」
そう言うとレプリたちがいっせいに二人の方向を向きすぐにでも攻撃しそうな威嚇を行った。
さすがに恐怖したのかケースを持っていた方の人間が素直にセラに渡してきた。
それを見たレプリは威嚇をやめ周囲に散開した。
「賢明な判断ですよ。これは危険ですかr・・・・」
(生命反応が三つ・・・いや四つ近づいている・・・)
「ようやく来ましたか・・・」
原作組みside
「現場確認、発掘者と思われる2名と実行犯と思わしき人物を確認!」
「ん!?あの人は!」
「フェイトちゃん!救助には私が回る!」
「私は彼女を逮捕するはやてとリインは上から指揮をお願い。」
『了解』
そう言うと三人は散開して現場に直行した。
セラside
ああやっと来ましたかマスターを怒らせた餓鬼どもが・・・今回はマスターがいないからすき放題言わせてもらいますよ
「やっと来ましたか・・・愚か者の管理局さん」
「民間人への脅迫、管理局員の殺害、ロストロギアの強奪未遂で逮捕します。」
「大した精神を持ってるみたいですね。当時小学生ぐらいのあなた達が人間が殺されるのを生でみたら、普通はトラウマになってもおかしくないのに。」
「黙れこの犯罪者!そもそもなんだお前達は!何であれから5年経つのになぜ容姿がまったく変わっていない!」
「あらあら執務官ともある者が感情的になって・・・容姿はともかく・・・あなた達でしょ勝手に敵扱いして攻撃してきたのは?」
「っく!?」
「図星でしたか?そんなあなたの姿を見たらあなたのお母様もきっと悲しみますよ?」
「!?お前に母さんの何がわかる!母さんを侮辱するな!」
「侮辱なんてとても私にはできませんよ。プレシア博士とアリシア様はとても優秀な方達ですからね。」
「!?どういう意味だ?」
「さあ?その残念な頭で考えたら見たらいかがですか?もしくは私を捕まえて吐かせればいいんじゃないですか?」
「そのつもりだ!」
そう言ってバインドをセラにかけたフェイトだが
「無駄なことを・・・」
バインドはすぐにセラのエネルギーとして吸収された
「!?AMFか!」
「AMF?あんな時代遅れの技術と一緒にしないでほしいですね。それと・・・もうあなたは囲まれてますよ?」
「!?」
そう言ったセラの周りから蜘蛛型のレプリが大量に現れフェイトの周囲を囲んだ。
「ちなみに言っておきますが攻撃状態で待機している二人が援護射撃してきても私を含めこの子達に魔法なんて聞きませんよ。」
「アクセルシュートッ!」
誘導段による攻撃が来ていたがレプリや自分に当てると思い無視したが全弾地面に直撃し周囲に土煙が起こった。
「!?目くらましですか・・・そして相手が混乱しているうちに仲間と合流・・・考えましたね。」
土煙が晴れると正面にいたフェイトは、いなく上空でなのはと合流していた。
「先ほどのあなたへの侮辱を訂正します。なかなか優秀なようですね。」
「・・・どうして」
「はい?」
「どうして…こんな事を…するんですか…あなた達は、それ程の力があれば……皆を、世界を救えるのに……。そんな万能な力があれば……、力を使わなくても……お話しして……」
なに寝言言ってるんだこの餓鬼は・・・
「何を言ってるんですかあなたは?最初にマスターに見栄え無しに攻撃してきたのはそっちでしょ?マスターは戦いなんて望んでなかった。平和に穏やかに暮らして今の人類の未来を考えていた。その人類の可能性の否定をさせれくれたあなた達がそんな台詞をよく言えますね。それにすでに矛盾してるんですよ。私はこれが爆発したら危険だから回収に来ただけです。それなのにいきなり拘束して逮捕しようなんて言ってた人が今度は話し合い?ようはあなたの言うお話ってのは、私が何とかするから言うことを聞きなさいって言ってるもんですよ? あなたの言いなりになって都合のいいお人形になれと?寝言は寝て言えこの人間風情が!」
「そっそんなつもりじゃ・・」
「じゃあ何ですか?そもそもあなた達はそんなにえらいんですか?人より優れた魔法という力を手に入れたら偉いんですか?誰がその基準を決めました?管理局という権力者でしょ。あなた達の行いはいい加減侵略行為だといつ気づくんですか?・・・」
彼女達のほうを見ているうちに空に黄色い何千もの光の玉が飛んでいるのが見えた
「もう少しあなた達と管理局を否定してあげたかったですけど・・・時間切れです。」
そう言った瞬間なのはたちの後方で巨大な爆発音が聞こえた。
「どうやら目的を果たせたようですね。私もこの場所にもう用はありません。」
「まっ待って!」
「次に会うときは私の話を理解した上で自分たちの行動と管理局についてよく考えてもれえるとうれしいですがね・・・まっ今のあなた達では無理でしょうね。」
そう言いうとレリックを持ったセラと周りのレプリは光に包まれその場から消えた。
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