美琴「アンタを守る絶対に」1 |
学園都市…それは230万人の人々が「超能力」を使う超能力者を中心とした異能の力をもつ者が生活している世界
超能力者は日々自分の能力に磨きをかけLEVELを上げようと努力している
だがそれは表の世界…
表の住人は思いもしない世界が存在していることを何もしらない…
学園都市の外れ…
「はぁ…はぁ…ちくしょうなんなんだあいつは」
一人の男が狭い路地を必死に走っていた
「くそっとにかくここを…ぐはっっ」
男は突然衝撃を受け吹き飛んだ
「ぐっ…お、お前は…」
男の前に10歳前後の金髪の少年が立っていた
「頼む見逃してくれ何でもするから!なっ」
少年はその言葉に構わず右手を男に向け手を閉じた
グシャッッッ
男はその場からいなくなった
いるのは少年と赤い液体がにじみ出ている小さな球体だけだった…
そこにツンツン頭の少年がわって入ってきた
数年後…とある墓石の前
「あいつがいなくなってもう2年か…
これだけたっても割り切れないなんて私らしくないわね」
一人の少女は頬を濡らしながら言った
「でも…でもっ!やっぱり信じられないよアンタが死ぬなんて…
あのときみたいに帰ってきてよ!
アンタなら…アンタなら……」
少女の頬から涙が落ちた
「アンタあいつと約束したよね私と周りの世界を守るって!
結果的に私は生きてる…でもアンタだって私の世界の一人でしょ!
なのに…なのに……」
少女はそのまま泣き続けた
数時間後…とある橋
「よぉねえちゃんかわいいねぇ〜
俺と一緒に飯でも食わないかい?」
「そうだぜ兄貴みたいなイケメンと飯食えるんだぜお前も運いいなーけけっ」
一人の少女の周りに三人の男が囲んでいた
(前もこんなことあったな…
でもアイツはもう…)
少女は心で泣きながらも男達を追い払おうと電撃を…
バキッ
「えっ」
集団に一人の少年が割って入ってきた
「御坂!怪我はねぇか!」
ツンツン頭の少年それは…
上条当麻だった
三人の男は倒れていた
「なっなんでアンタがここに?
そうかこれは夢だったのね道理でコイツがいるわけね」
「夢?せっかく上条さんがかっこよく助けに参上!てな感じなのに台無しにする気でせうか!?
なんならほっぺつねってやる!」
「いてててて…て何すんのよ!
て…あれ痛い…これ夢じゃないの?アンタは生きてるの?」
「勝手に殺すんじゃねぇよ!
いつも通り外国で走り回ってただけだ!
って何で泣いてるんでせうか!?」
「アンタが生きてる…うぇぇぇぇぇん」
美琴は泣きながら当麻に抱きついた
「ぐすっ…どんだけ…どんだけ心配したと思ってるよばかっ!」
当麻は強く強く抱き締めた
「ごめん…でももうどこにもいかねぇから安心してくれ」
「ほんとう?」
「あぁ だからもう泣かないでくれ」
「わかった約束よ
それに泣きっぱなしも私らしくないしね」
「確かに クスッ」
「あっ今笑ったわねアンタ!
アンタ何かもう知らない!」
「ちょっ怒るなって なぁ」
美琴はそう言ったものの内心ほっとしていたまたアイツと一緒にいられるそれだけでうれしかった…
「そういえばアンタインデックスだっけ? 連絡したの?
その子もアンタにあえば相当喜ぶと思うけど」
「インデックス?
あぁあいつねあいつこのあと行こうと思ってたんだ あははは〜」
「?」
美琴は当麻の挙動不審の返答に疑問がうかんだ
(コイツの態度がおかしい…まさかまた記憶術喪失なの!?
いやでも最初私のこと御坂って呼んでたわよね…
まさか偽物!?)
美琴は右手に力をこめ当麻に雷撃の槍を射った
バキンッ
美琴の雷撃の槍は当麻の右手に当たった瞬間消え去った
「なっきゅ、急に何しやがる!」
(えっ私の電撃を消したってことは偽物じゃない?
じゃあやっぱりコイツは)
「アンタの復活祝いのプレゼントよ!」
「はっ!? 上条さんは電撃ぶちこまれて嬉しいと思える変態ではありませんことよ!!
って何でまた泣いてるんでせうか?」
「えっ うっうるさい!
泣いてなんかない!
もう帰る! フンッ」
「ちょおまっ」
後ろで何か言っていたが美琴は無視して走り出す
(いつでも会えるようになったしね)
美琴は嬉しそうに寮へと向かって走っていった
明日からアイツのいる日常に戻れる
そう幸せな日常が始まる…はずだった
数日後…とある公園
「おかしい…どう考えてもおかしい」
美琴はここ数日当麻と何回か会ったが明らかに行動がいつもと違った
(買い物もタイムセールじゃないし、帰り道が明らかにいつもの帰り道とは方向が違う…)
とにかく当麻の行動は不自然だった
(でも会話は普通だし能力も健在…どういうことかしら
まさかまたやっかいごとに!?)
そんなことを考えていると目の前にツンツン頭の少年が歩いていた
相手も気づいたらしくこっちに走ってきた
「お〜す御坂元気か?」
「元気に決まってるでしょ
しかも昨日会ったじゃない」
「そりゃそうだ ニコッ」
「うっ ドキッ」
(やばいやばいやばい)
「どうした?」
「はっ
そうじゃなくてまたアンタはやっかいごとに巻き込ま「ドンッ」きゃっ」
「ぐぁっ」
急に二人の間が爆発した
「何だくそっ
御坂大丈夫か!?」
当麻は体が痛みながらも美琴を探す
美琴は数メートル先で倒れていた
「御坂!御坂!おい起きろ
くそっ誰がこんなことを…」
「…私だが?」
当麻は後ろを振り向いた
そこには黒装束の男が立っていた
「粉々にするつもりだったがその右手が邪魔をしたみたいだな
まあダメージはあるみたいだし少しは「ふざけんなっっっ!!!」
当麻は黒装束の男に殴りかかった…が
「ふん…」
男の前が爆発し当麻は吹き飛ばされ壁に激突した
「ぐはっ」
(なんつー威力だ体が思うように動かねぇ)
地面に倒れこんだ
(やばい意識がっ…)
倒れこんだ先にあったのは傷だらけになって倒れている美琴だった
ギリッ
(こんとこで俺は倒れる訳にはいかねぇ
ここで倒れたら美琴が殺されるかもしれない…
俺はいい!でも美琴は絶対にもうこれ以上傷つけない!!
だがあいつの爆発は俺の右手で消せないということは…相性は悪い…
だがそれでも俺は…俺は)
当麻は立ち上がった
「美琴を守れないそんなクソみたいな幻想をぶち殺してやる!!!」
そう言って当麻は走りだした
「なんだ急に…どうせお前は負けるんだからおとなしくしてな」
また当麻の足元が爆発した
「ふん 終わりか」
だがただ爆発しただけだった
「うぉぉぉぉぉ!!!」
そして当麻が爆煙の中から飛び出してきた
「なに!?」
男は防御の術式を組もうとしたが
ズバンッ
当麻の拳が男の顔面を殴り飛ばした
ドサッ
「はぁ…はぁ…やったのか?
とにかく御坂を手当てしねぇと…」
当麻が美琴の元へ向かおうとした瞬間…
「思いあがるなぁぁぁ!!」
ドカンッ
当麻の背後が爆発した
「ぐはっ」
当麻は突然の出来事に受け身を取れず背中から落下した
「はぁ…殺す!ぜってぇ殺す!」
(まずい威力が足りなかったか)
当麻は先程の爆発を受けたため足に大きなダメージを受けていた
そのためいつもより威力がでなかった
(前も似たようなことで追い込まれたっつーのにな
ごめん当麻先輩、俺みたいなクズじゃやっぱり守れなかった)
「そろそろ止めといくとするかねぇ」
当麻は自分の死をさとり目を閉じた…
だがいつまでたっても意識は消えないおかしく思い目を開けると
美琴が目の前に立っていた
「アンタまた私のために命をかけて戦ってくれてたのね…
でも今度は私も戦う!
ロシアの時もハワイの時もアンタを守れなかった…
だから今度こそ私はアンタの力になる
そこで黙って見てなさい!」
「御坂やめ…ろ…」
(この状況で私の心配するなんてどんだけアンタはお人好しなんだか…
まあそれがアンタか クスッ)
「ほう 邪魔するのなら手加減はしないぜ
まあとっとと消えやがれ!」
「私はアンタを倒す絶対に ビリビリ」
当麻は意識がかなり薄くなっていた
周りで電撃と爆発が起きているそれくらいはわかった
(俺は何をやっているんだ?
そうだ美琴を守ること…
だが今はその美琴が戦っている
体は…動かない…
この状態で美琴を守るにはあの力を…
いやだめだ俺は上条当麻だ!
だけどそれじゃ美琴が…
使うしかねぇ美琴を守るために)
「はぁ…はぁ…まずいわね」
(完全に押されてる
爆発の場所がわからないのが厄介すぎる)
「そろそろ飽きてきたな
終わりにしねぇか?」
「まだ…よ」
(アイツをアイツを守るために)
「諦める訳にはいかないのよ!」
バキッブォォォォ
急に二人の間がガラスのように割れ強烈な強風が起きた
「なっ何がおきたの?」
美琴は目を疑った
先ほど目の前にいたはずの男がはるか先の壁にまで吹き飛ばされていた
そして目の前に金髪の少年が立っていたツンツン頭が着ているはずの学ランを着て
「ごめんなさい御坂さん…
私は上条当麻ではありません…
やはり当麻先輩との約束は自分には無理だったみたいです
ですが人殺ししか使い道がない能力を守ることに使えて良かったです
ではさようなら…」
「えっちょっとアンタ」
美琴の制止を待たず少年は消え去ってしまった
美琴はただ呆然と立ち尽くすことしか出来なかった
その夜…常盤台寮
(アイツはいったいなんなのかしら?
当麻先輩ってやっぱりアイツの知り合いよね
それにあの能力LEVEL5でもトップクラスね
まぁ悪いやつではないことは確かね)
「ですが人殺ししか使い道がない能力を守ることに使えて良かったです
ではさようなら…」
(……どういうことか全くわからない
今日は寝よう明日探せばいいしね)
美琴はもやもやしながらも眠りに落ちた
翌日…とある公園
「こない…昨日と同じ時間なのに…
こうなったら初春さんにたのんでアイツの寮探して貰おう」
プルルルル カチャ
「もしもし御坂だけどちょっと探して貰いたいことがあるんだけどいい?」
「いいですよーなんですか?」
「上条当麻っていうやつの寮の場所探して欲しいんだけど…」
「えぇっ まさか御坂さん彼氏の家に押し込みですか!?
でもまだ学生ですよ
節度は守ってお付き合いを アセアセ」
「うーいーはーるさーん?
は!や!く!」
「はっはいー」
(もう初春さんたら
でも今思ったらアイツは当麻じゃない…
要するに当麻はやっぱりいないのか… グスッ
やばいまた涙出てきちゃった)
「もしもし見つかりましたよ!
場所は地図送りますねー」
「あっありがとうまた今度お礼するね!」
(御坂さん泣いてる?)
「いえいえ ではこれで
節度は守ってくださいね」
「まだ言うか!」
ブチッ プープー
「はぁ初春さん…
とりあえず向かいますか」
美琴は涙を拭い走り出した
数分後…とある男子寮前
「う〜ん なんで緊張しているんだ私…
とにかく行こう」
トントン
「すみませんー」
ガチャ
「はい どちらさまでしょ…
あの御坂さん私とはもう…」
少年は申し訳無さそうに言った
その態度に美琴は
「何よっ アンタには聞きたいことが山ほどあるけどねその前にお礼を言いにきたの
守ってくれてありがとうって」
美琴は大声で叫んだ
だが少年は…
「すみませんその言葉は私は受け取れません
受けとる資格がありません
御坂さんを当麻として守れずそして当麻先輩との約束も守れなかった私にお礼なんて
それに許せないはずです御坂さんは当麻先輩が生きているという幻想を見せられそれを私に壊された
いくらでも恨んでください」
「そっそんなこと…ない」
「いえ 御坂さんは優しいから…
それに御坂さんの笑顔が私当麻に向けられているとき私は心が引きちぎれそうでした
ですからもう私とは関わらないほうがいいですよ
それは御坂さんのためでもありますから」
そう言って少年はドアを閉めた
「ちょっ」
開けようと思えば能力で開けれた
でも開けれなかった
その夜…常盤台寮
(完全に拒絶されちゃったな…
これからどうしよう…)
と美琴が暗い顔をしていると
「お姉さまぁぁぁぁぁ」
黒子が美琴に飛び付いてきた
「ちょっ黒子離しなさい!」
「うふふそんなに思い詰めて…
そんな顔ばかりされていたら黒子の黒子の理性がもちませんのー」
「しるかー! ビリビリ」
たえきれなくなった美琴が黒子に電撃を放った
「ぎゃぁぁぁ バタッ」
「あれ強くしすぎた!?」
黒子はピクリとも動かない
「大丈夫?」
「大丈夫ですの ケロリ」
美琴はホッと胸を撫でおろす
「そんなことより元気になりましたわね」
「えっ あっうん」
「それでは私は寝ますので
お休みなさいお姉さま」
「お休み黒子」
(感謝してるよ黒子 クスッ)
その後美琴も眠りについた
翌日…とある男子寮前
「学校サボるなんて私どうかしてるかも はあ…
でもそれでも私は当麻のこと…
少しでも知りたい」
美琴は今日男子寮にアイツがいない時間帯を作るため学校を休んだ
そう当麻に繋がる情報を知るためにまずあの少年の情報を手に入れてバンクで調べようとしたのだ
(アイツ前に勝手に私の部屋に上がり込んでたしおあいこよね
いや今はアイツじゃないか…
まぁいいよね クスッ)
美琴は男子寮の階段をかけ上がっていった
ビリビリ ガチャ
「おじゃましまーす
っているわけないか…
とりあえずとっとと情報見つけておさらばしますか」
美琴はとりあえず見えるところを探した
「そんな簡単な場所にあるわけないか…
じゃあベットの下とかかな」
美琴はベットの下に手を伸ばす
ゴソゴソ コツ
「何かあった! これって本?」
手に当たった物を取り出したそれは…
「ぐすっ…」
それはいやらしい本だったしかも全部巨乳でお姉さんものの本…
(何よそんなに男は巨乳がいいの!そうなの!?)
美琴は内心泣きながらもその本は後にすることにしてまた探し始めた…
数分後…
「ない…」
そもそも物がないと美琴は内心思いつつ諦めかけたがふと目に入るものがあった
(壁が不自然にはがれてる?)
美琴はすぐその裏側に手を伸ばした
そこには薄いカードが一枚あった
学園都市の身分証明IDだった
「やった手がかりゲット!」
美琴はすぐにカードに目を通すだがそこに書かれていたのは…
「原子変化?
なんで名前のところに通称が書いてあるの?
もしかして原子変化が名前?
それともメルトチェンジ?」
美琴は変な名前だなと思った
けど一つ頭に考えがうかんだ
(もしかして名前がない!?
前バンクを見たとき確か何人かいたわ…
って私としたことが不謹慎ね…
とりあえず情報はあったしここをはなれましょ)
美琴はここからとりあえず離れることにした
とある電話ボックス…
「とりあえずバンクを探してみるか」
美琴はネットワークに潜りこんだ
(ない…わね
もっと奥深くいきますか)
数分後…
(ない…これ以上は中枢部だしバレたらまずい…
でもやるに決まってるわ)
美琴は学園都市の中枢部に潜りこんだ
さらに数分後…
(あった!原子変化!どれどれ〜
な…なによこれ…)
そこには試作型実験計画と書かれていた…
(これは…どう考えても嫌な予感がする…)
そう思いながらも試作型実験計画を調べることにした
(あった! …これはひどすぎる…)
そこに書いてあったのは酷いものだった
試作型実験計画
今回の実験は身体に影響のない能力開発ではなく、それを超えた開発を行い能力値はどうなるのかというものが目的である
被験体は学生を使うわけにはいかないので外部のchild errorを使用することに決定した
被験体は18名、70%は死亡するかと予想される
(なによ…これ…)
実験結果
被験体007と012が生存を確認
能力は無事開発成功
被験体007は原子を操る能力と判定
調査したところ原子を別の原子に強制的に変化、原子の分離、原子を指示通り移動ができることが判明
後に攻撃方法を生み出し直径80kmの離島を利用し測定するものとする
被験体012は……………
(また命をもてあそぶ実験を ギリッ
なんて酷いことを
それにこの能力って使い方によっては一方通行より危険なんじゃ…
質量保存の法則完全無視だし
それより続きを)
実験当日…
12時52分14秒
被験体007の配置完了、実験器具の配置完了
12時55分46秒
実験開始、被験体007は100%の力で目標を攻撃
12時55分52秒
通信途絶、実験器具が大破した模様、被験体007の回収に移行する
13時07分22秒
離島に到着、だが島が目視できない
予測だが能力の余波で吹き飛んだ模様
13時19分17秒
被験体007を回収完了、外部に多大な損傷あり
すぐに帰還する
(島が吹き飛ぶなんて…そんな)
被験体007実験結果
予測をはるかに上回る結果だった
LEVEL5を予測して作られた測定器具は大破
よって未知のLEVEL6であると断定される
だが能力の使用で激しく損傷したため、実用性はないと断定される
よってこのプロジェクトは凍結の方向へと考える
(子供を16人も殺して実用性がないから凍結!? ふざけてる)
美琴は似た経験があった
それだけに心に突き刺さった
だが少し疑問があった
(アイツ能力使っても傷おってなかったわよね
手加減してたからかな…)
そう考えたら美琴は背筋が冷たくなった
そうあの時見たのはあきらかにLEVEL5の中でもトップクラスの威力だった
だがそれはアイツにとっては数%の力…
そんな化け物相手に私は叫んでいたのだ
(こ…こわい…でもどうみても悪いやつじゃない…)
美琴の頭にまたあの言葉がよぎった
「ですが人殺ししか使い道のない能力を守ることに使えてよかったです
ではさようなら」
(…人殺し…そんなことするやつには見えないけど過去に何かあったのかな)
美琴はまたネットワークに潜っていった
「あった でも個人の生活データがあるなんて相当監視されてるのね…」
美琴は内容に目を通し絶句した
被験体007
23時11分54秒
能力を使い脱走した模様
だが使用時に損傷があるためさほど脅威でもないので監視のもと自由にさせるものとする
23時34分43秒
被験体007はchild errorである智也と接触、そして会話している模様
この少年を人質に使えるのではないかと考える
0時20分04秒
child error智也を捕獲
被験体007と交渉を始める
0時36分23秒
交渉完了
我らの指令を一つ叶えることで2時間智也との接触を許す形となった
そして指令の失敗は智也の殺害であることも了承された
早速町の外れのスキルアウトの排除を依頼する
(人殺しってこのことだったんだ…)
美琴はその依頼の内容を見ていくうちに泣きじゃくっていった…
だが最後依頼は途中で終わっていた
美琴は泣きながらもその依頼を調べた
そこに書いてあったのは…失敗という文字だった…
美琴は耐えきれず電話ボックスを出た
(失敗?それってまさか…)
考えたくもないことが頭でうかぶ
(いやっ…いや!)
美琴はとにかくがむしゃらに走る
そのうかんだイメージをすぐにでも消し去りたいそう思ったら体が先に動いたからだ
説明 | ||
ある戦いで当麻は倒れてしまった それを嘆く美琴… だが数年後美琴が不良に囲まれているところにツンツン頭の少年が割って入ってきた これは原作のアナザーアフターストーリー |
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