魔法少女リリカルなのはStrikerS〜二次創作〜 第12話 「毎日!シャムの家〜機動六課より」
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得意分野というのは人それぞれにある

 

勉強は得意だけどスポーツが苦手な人

 

スポーツは得意だけど勉強が苦手な人

 

十人十色だ

 

「ダンテくーん!これお願いねー!」

 

「はいはい只今!」

 

前にも言ったと思うが俺は一人暮らしで慣れたのか、意外 にも料理ができる

 

ありがたいことに父さんや母さん、妹や弟にもまぁそこそ この評価を貰っている

 

そのことがシャムを通じて六課の食堂に伝わったのだろう

 

「ダンテくーん!機動六課入ってー!」

 

「はいは・・・って何言ってんスかー!!八神さん!!」

 

・・・現在、俺は機動六課の食堂でアルバイト中である

 

さっきも言った通り、シャムを通じて食堂に俺のことが伝 わり、それなら暇があったら日雇いでバイトしてみる?・ ・・ということになったというわけである

 

まぁこれなら機動六課に入ったことではないし、小遣い稼 ぎにもなるからということで現在に至る

 

「ダンテちゃん、これお願いね?」

 

「了解、おばちゃん」

 

本当におばちゃんには世話になりっぱなしだな

 

いきなりバイトしたいって言った俺を料理の腕を見て雇っ てくれて

 

もちろん毎日ってわけじゃないけど

 

どこかの誰かさんにも見習ってほしいよまったく・・・

 

まぁ、バイトの許可がもらえたのはその人のおかげなんだ けど

 

にしてもすんなり通ったのには驚いた

 

「ダンテちゃん、はい。これもお願い」

 

「あ、はい。OKっす」

 

これが結構忙しい

 

でもその分朝昼とごはんをタダで食べられるのはうれしい な

 

俺の分の食事代が浮く

 

「ダンテちゃん、今日の分は終わりだから朝ごはん食べち ゃっていいよ。はい」

 

「あ、いつもありがとうございます。おばちゃん」

 

きちんとお礼を言い俺はおばちゃんから朝ごはんを受け取 る

 

シャムのも最高だけどおばちゃんの作る朝ごはんも最高だ

 

おばちゃんならではの温かい感じがいい

 

「ほら、あの子たちが待ってるよ。ダンテちゃんも隅に置 けないねぇ」

 

食堂の一角を見ながらおばちゃんが笑いながら言う

 

そこには、こっちに向かって手を振っているキャロちゃん とスバルさん、そしてこっちを見ているエリオ君ティアナ さん、隊長陣がいた

 

「ほら早く行ってきなさい。女の子待たせちゃダメよ?」

 

「あ・・・あはは、はい」

 

おばちゃんに諭されながら俺はその席に向かった

 

できれば向かいたくなかったけど・・・

 

?食堂の一角?

 

「お、ダンテ君。待っとったで?」

 

「ダンテ!ここだここだ!」

 

席に行くといつものメンバーが待っていて、ヴィータさん が隣の席を手で叩いている

 

機動六課で朝ごはんを食べるときはいつもこのメンバー

 

たまに仕事で一人二人かけるときはあるが、大体はこのメ ンバーだ

 

俺は、八神さんとヴィータさんの間の席に腰を下ろす

 

「いいな?ヴィータちゃん。私もたまにはダンテ君の隣が いいな?」

 

「それにしても本当にヴィータに気に入られたんやなぁ、 ちょっと嫉妬してまうで?」

 

「こんなヴィータちゃんあまり見たことないです?」

 

八神さんの肩から出てきたのは、ユニゾン・・・デバイス だったかな?のリィンフォースツヴァイさん

 

長いのでリィンさん

 

八神さんの仕事のお手伝いをしているそうだ

 

こんな小さな体なのに

 

20、30cmくらい?

 

「あ、リィンさん。おはようございます」

 

「おはようございますです。あ?れ?」

 

出てきたリィンさんの右手を掴み空中でくるくる回す

 

まるでフィギュアスケートの選手のよう

 

最初に部隊長室で見たとき俺が人形か何かと勘違いしてく るくる回したのがきっかけになってしまった

 

まさかそのあと自分で動くとは思いもせず腰を抜かしてし まった

 

「目が回ったです?」

 

「おー、ダンテ君に遊んでもらってよかったなぁリィン」

 

「それなら私もダンテの隣に座りたいな」

 

「私だって座りたいもん、フェイトちゃんは私の後ね?」

 

こっちはこっちで俺の隣の席を狙っての討論を始めている

 

ぶっちゃけ俺は誰の隣でもいいけど、わかるかなぁ・・・ あの初めていつもとは違う人の隣に座ったときの感覚が

 

「わ・・・私も座りたいです!」

 

「僕も!」

 

「私も!」

 

この討論にキャロちゃん、エリオ君、スバルさんが加わる

 

そんなに座りたいのか?

 

特にいいことがあるとは思えないけど

 

その中一人黙々と朝食を食べてるティアナさんとシグナム さんは凄いと思う

 

「なんや、ダンテ君人気者やなぁ」

 

「はぁ・・・そんなもんなんですかね?」

 

「ちなみに言うとな、ああ見えてシグナムな、ダンテ君と 仲良くしたいんやで?」

 

「あ・・・主はやて!いきなり何を!」

 

「もう普段からダンテ君と模擬戦したい模擬戦したい言い まくっとるんや」

 

八神さんがそう言うとシグナムさんは少し顔を赤くして再 び朝食へと戻った

 

あれ以来シグナムさんと戦う機会がまったくなく、隙あら ば訓練場へ連れていかれるので、あんな顔をしているが恐 くて仕方ないのだ

 

「なのはちゃん、ダンテ君の隣は私とヴィータのもんや、 誰にも渡さへんで?」

 

「そうだ、誰にも渡さねぇからな」

 

こんな感じで機動六課に来たときの朝は過ぎていく

 

これが、仕事のときは目付きが変わるから凄いと思う

 

「にしてもそれ似合ってるで?」

 

「ああ・・・これですか?」

 

今俺が着ているのは六課の制服

 

最初は俺も拒否したが八神さんの強い希望、着ないとバイ ト許可出さへんでと脅されたこともありしぶしぶ着用した

 

「なんならずっと着ててもいいんやけどな」

 

「きれいに洗濯してアイロンがけしてお返しします」

 

?なんとか図書館?

 

「うーん・・・」

 

朝食を食べ終わったあとは、少し機動六課を離れこの図書 館で調べものをしている

 

無限書庫・・・だったかな?無限図書館?

 

もちろん調べものというのは、もとの世界に帰る方法だ

 

シャムが作ってくれた簡易型デバイス・・・だったかな、 それのおかげで文字が読めるようになった

 

「どうだい?何か見つかった?」

 

「あ、スクライアさん。いえ、これといっては・・・」

 

このお方はユーノ・スクライアさん

 

この図書館で働いている人

 

元々、ここに居ることができるのもスクライアさんの粋な 計らいのおかげでもある

 

図書館に居る俺を何かと気にかけてくれるいい人だ

 

なのはさんとお友達らしい

 

「僕もちょっと調べてみたけど、特に何も見つからなかっ た。力になれなくてごめん」

 

「いえいえ!お忙しいのに探して頂いただけでも」

 

スクライアさんはどうやら少し俺の世界について調べてく れたようだ

 

思っていたのだが、六課の人たちはいい人たちばかり

 

と言っても、ただ悪い人に会わないだけなんだけど

 

高町さんといいテスタロッサさんといい

 

もちろん・・・八神さんも

 

「それじゃ、僕は向こうにいるから。何かあったら呼んで くれ」

 

「はい。ありがとうございます」

 

にしても本当に何も見つからないなぁ

 

少し特殊だし、来た方法もアレだから簡単には見つからな いとは思ったけどここまでとは・・・

 

というか、手がかりがない

 

チケットも調べてみたけど、これといって何も無かったか らなぁ・・・

 

「・・・ダメだ、今日はここまで」

 

とはいえ、まだまだ本はたくさんある

 

落ち着いて探すか

 

お次は、この世界について

 

もとの世界で物理学を専攻していたため、理論的に考えて しまうようになってしまった

 

まず物理法則

 

なんとこの世界は・・・物理法則が俺の世界とまったく同 じなのだ

 

こんなことあり得ない

 

天文学的な確率なんて軽く越えている

 

簡単に言うと、物が落ちる仕組みと言ったものが『地球』 と全く同じなのだ

 

速さも重さも運動も全部『地球』と同じ

 

まぁ元々、この世界は俺たちの世界でできたから当たり前 といえば当たり前・・・

 

唯一違うのは魔法というものについて

 

リンカーコアというものが体内にあり、それが魔力を供給 する

 

ここは違った

 

シャマル先生に俺も調べてもらったけど、そういったもの はなかった

 

そのことに大層驚いていたけど、どこか表情が暗かったの は何故?

 

それとこの世界にも地球というものが存在するらしい

 

高町さんと八神さんの故郷でもあるという

 

初めそのことを聞いたときは嬉しさのあまり気が狂いそう になったが、すぐに俺のいた『地球』ではないということ を知った

 

海鳴市なんて街は俺の世界には存在しない

 

そうなっては、その地球は俺にとってはこの世界と同じ、 ただの異世界に過ぎない

 

・・・考えても仕方ない

 

まずは帰る方法を調べないと

 

「・・・あー、ダメだー!」

 

本を押し退け俺は床に倒れた

 

調べてはいるもののなかなか・・・というよりまったく手 がかりが掴めない

 

こんな調子じゃいつまで経っても・・・

 

いや、そんなこと考えちゃダメだ

 

そう言ったことを考えるのは本当にどうしようもなくなっ た時だけ、まだここの本を全部調べていない

 

一体何年かかるかわからないけど・・・

 

「ダンテくーん?」

 

「うん?」

 

顔に被さっている本を押し退け左を見てみると、テスタロ ッサさんが俺の名前を呼びながら歩き回っていた

 

しー・・・

 

「・・・何やってるの?」

 

「あ、バレてしまいました」

 

見つかった

 

やっぱり管理局が誇る執務官には通じなかったみたいだ

 

「逃げられるかなと」

 

「速さならダンテに負けない自信あるよ?」

 

そんなに速いのかな?

 

実際に見たことがないからなんとも・・・って

 

「テ・・・テスタロッサさん、ダンテって・・・」

 

「フェ・イ・ト、だからダンテ。ダメかな?」

 

「そ・・・そんなことより、何故ここに?」

 

「むぅ・・・お昼どきだからダンテを迎えに、皆もいるよ ?」

 

気づいたらもうお昼か・・・

 

調べていたらあっという間に時間が過ぎていた

 

調べるのに夢中だったのかまた単に焦っていただけなのか

 

「・・・行きます」

 

「うん」

 

本をもとの場所に戻し食堂へと向かう

 

やっぱり名前で呼ぶのは慣れないなぁ

 

俺たちの世界では一般人と警察の関係だし・・・

 

ーーーーーーーーーー

 

うーん・・・やっぱり名前で呼んでくれないなぁ

 

ダンテは別に管理局で働いてないから上下関係もないし、 普通に名前で呼んでくれてもいいのに・・・

 

やっぱり最初がダメだったのかな・・・

 

ダンテを騙すようなことしたからいけなかったのかな・・ ・

 

だから嫌われちゃったのかな・・・

 

「ダ・・・ダンテ?」

 

「はい?どうしました?テスタロッサさん」

 

うう・・・やっぱりダメだよ・・・

 

エリオ、キャロ。どうやってダンテに名前で呼んでもらっ たの・・・?

 

ーーーーーーーーーー

 

バイトのシフトは朝と昼のため、俺は仕事をしたあと昼食 を受け取り席を探しながらさ迷う

 

「ダンテくーん!こっちやでー!」

 

そしてまた、いつものメンバーのところへ向かう

 

仕事なのか・・・シグナムさんの姿が見えない

 

まぁ機動六課は忙しいからそんなのはよくあることだし・ ・・

 

「それにしても・・・よく俺のこと呼びますね」

 

「当たり前や、私たちはもう仲間も同然なんやで?」

 

そうですかと相づちをうち俺はいつものようにヴィータさ んと八神さんの隣に座る

 

エリオ君とキャロちゃんが残念そうな顔をしていたので、 今度は隣に座ってあげるか

 

「うう・・・なのは、もう完敗だよ・・・」

 

「うーん?どうしたの?フェイトちゃん」

 

テーブルに額をつけ突っ伏しているテスタロッサさん

 

その目にはうっすらと涙が・・・

 

「なんや、ダンテ君フェイトちゃんに何したんや」

 

「いえ・・・俺は何も・・・」

 

多分・・・あれが原因だろうなぁ・・・

 

というか、テスタロッサさん。そんなに涙もろかったんで すね

 

・・・はぁ

 

「そういえば、あの黒いスポーツカーってフェイトさんの だったんですね」

 

「うん、そうだけ・・・あ」

 

「どうかしました?フェイトさん」

 

「う・・・うん!あれは私の車だよ!」

 

顔を上げ、嬉しそうに答えるフェイトさん

 

やっぱりこれか・・・

 

「なんですか?ザ・○ンにでも出るんですか?」

 

「ザ・○ン?ザ・○ンって何かな?」

 

「・・・何でもないっす。関係ない話ですので気にしない でください」

 

「またそれや」

 

八神さんが俺を指差しそう言った

 

「ダンテ君わからん事多すぎや。コールオブなんとかとか 」

 

「あたしはド○○ンってのが気になったぞ。一体なんのこ とだ?」

 

ここが存在するっていうことは、あれも存在するっていう ことだから・・・

 

余計なことは言わないようにしよ

 

「ダンテさんって・・・不思議な人だね」

 

「そうですか?僕はいい人だと思いますよ?」

 

「私もそう思います!」

 

「私は、なんか普通と変わっているというか・・・」

 

「おーい四人組ー、聞こえてますからねー」

 

ちなみにキャロちゃんに空き缶シュートのやり方を教えて あげたところ、高町さんたちの訓練のおかげで鍛えられた であろう戦闘センスで難なくできるようになった

 

ぶっちゃけ言うと誰でもできるんだけどね

 

?午後?

 

機動六課にいる間は、ここからが俺の戦いになる

 

いや実際にバトルするとかそういうものじゃないんだけど 、いや・・・バトルすることになる・・・かもしれない

 

ある日は・・・

 

「・・・!ヤバいヤバい!」

 

八神さんとの昼食が終わって片付けているところ、食堂に 猛スピードで向かってくる熱い何かを察知した俺は、厨房 のカウンターの奥に隠れた

 

勢いよく飛び込んできたそれは、八神さんを見つけるなり 問い掛ける

 

「主はやて!ダンテを見ませんでしたか!」

 

「あー、ダンテ君?」

 

すると八神さんはそれの背中越しに俺を見る

 

俺はそれに場所を教えないでくれと首を横に振るが、八神 さんはどこからか書類をそれに気づかれないように取り出 し、ペンで軽く書類を二、三回叩いた

 

その書類は他でもない、機動六課入隊の書類であった

 

俺は、さすがに無理だと首を振ると

 

「シグナム、ダンテ君ならあそこや」

 

「見つけたぞダンテ!」

 

「げ!」

 

するとシグナムさんは俺の襟を掴み上へと持ち上げた

 

そういえば、まだおあずけをくらった犬状た 「今日こそは模擬戦をしてもらうぞ!さぁ早く!さぁ!」

 

・・・犬状態でしたね

 

「が・・・!ちょっと!引きずらないでくださーい!」

 

俺はシグナムさんに引きずられ訓練場に連れ込まれかけた が、途中シャムに会い訓練場は使用中だと聞いたシグナム さんは名残惜しそうに俺を解放し去っていった

 

シャムが去り際にウインクをしていたので、これはシャム が考えた嘘なんだなぁということがわかった

 

シャムに会わなかったと思うとゾッとする

 

またある日は

 

「おーい!ダンテー!」

 

「あ、ヴィータさん」

 

昼食を食べ終わり、家へ帰ろうとしている途中ヴィータさ んに呼び止められた

 

「な・・・なぁダンテ、このあと・・・暇か?」

 

「え?ま、まぁ暇と言っちゃあ暇ですが」

 

「そ・・・そうか!な、ならダンテ!その・・・だな・・ ・」

 

ヴィータさんは顔を少し赤くし、なんだかもじもじしてい る

 

こんなヴィータさんは見たことない

 

「このあと、1日だけ訓練に参加しないか!?」

 

「訓練・・・ですか?」

 

「ああ、お前筋がいいから基礎体力だけでもと思ってな! 」

 

でも、ヴィータさんのお誘いは嬉しいけどやっぱり訓練に 参加するとなると・・・

 

いろいろな事情が・・・

 

「あ・・・あたしが教えてやる!」

 

「え?ヴィータちゃんだけズルいな?」

 

「高町さん!?」

 

食堂から高町さんが出てきて俺たちの会話に参加した

 

その状態から察するに、俺が訓練に参加するのはOKみた いだ

 

「せっかくダンテ君の教導メニュー作ったのに?」

 

機動六課に入ってないのに勝手にそんなの作らないでくだ さい

 

「ダンテのいいところは破壊力だ!それならあたしが教え られる!」

 

「ダンテ君のいいところは空中技だよ!空中で敵に正確に 技を繰り出す判断力!」

 

「・・・一利あるな、だったらこっちはこう・・・」

 

「それなら、ここはこうで・・・」

 

・・・なんだか俺のことはそっちのけで話が進んでしまっ ている

 

というかどっちにしろ、訓練に参加するのは決定事項のよ うだ

 

でもシャムの部屋の掃除が残っているので俺は高町さんと ヴィータさんが話し合っている隙にこっそり逃げることに した

 

逃走成功

 

?シャムの家、晩?

 

「今日もダン災難だったね?」

 

「また・・・また連れ込まれかけた・・・」

 

今日もまた、シグナムさんに連れ込まれかけた

 

シャムがまた助けてくれたけど、この嘘も段々通じなくな ってきたなぁ

 

「そういえば、また明日も来てほしいっておばちゃんが言 ってたよ?」

 

「おう、了解」

 

なんだか毎日機動六課に行っている気がする

 

その分調べられるのはいいんだけど・・・

 

?機動六課、朝?

 

「ん?なんか今日上機嫌だね」

 

いつものように席に座ると、いつもより若干テンションが 上がっている四人組がいた

 

「はい!今日新しいデバイスが貰えるんです!」

 

「あー、新しい武器ってこと?」

 

スバルさんは元気に答える

 

なんでも今まで使っていた武器が、厳しい訓練のため壊れ かけてしまったらしい

 

「成長してる証拠だね」

 

「まだまだ未熟です。そういえばダンテさんのデバイスっ てどんなのですか?」

 

「俺は持ってないんだ。この文字が読めるやつと・・・こ れぐらいしか」

 

俺は携帯電話を取り出し四人に見せる

 

ちなみにこれは連絡しかできないということを伝えると

 

「な、ならアドレス教えてください!」

 

「私も!」

 

「僕も!」

 

スバルさんを筆頭にキャロちゃん、エリオくんも教えてほ しいと言ってきた

 

「ティアは?ダンテさんに撃ち方教えてほしいとか言って なかったっけ?」

 

「ス・・・スバル!もう!」

 

ティアナさんは顔を赤くし、私にも教えてほしいと言って きた

 

まぁ教えても差し支えな 「ほぉ・・・それがダンテ君の連絡先か」

 

「や・・・八神さん?」

 

「後で私たちにも教えてな♪」

 

しまった・・・これで24時間連絡が可能に・・・

 

今さらだけどこっちの世界も24時間なんだなぁ

 

?朝食後?

 

「いいの?ダンテちゃんは行かなくて」

 

朝食を食べ終わったあと、あのメンバーはデバイスルーム というところに向かった

 

なんだか名残惜しそうにしていたが、俺が貰うわけではな いので仕方ない

 

「俺は・・・機動六課の職員ではないですから」

 

「ダンテちゃんが来ない日は、あの子たち寂しそうにして たわよ?」

 

「戦うのが恐いんですよ・・・色々巻き込んじゃうんじゃ ないかって、あ!も・・・もちろん攻撃とかにですよ!」

 

危ない危ない、もう少しでおばちゃんまで巻き込んでしま うところだった

 

おばちゃんまであの世界に巻き込むわけにはいかない

 

おばちゃんには何も関係ない

 

「なるほどねー、通りであの子たちに好かれてるわけだ」

 

あっはっはと笑いながら言うおばちゃん

 

好かれてるのか?俺

 

ただ珍しいだけなんじゃ・・・

 

ビービービー!

 

その時、機動六課内にけたたましくサイレンが鳴り響いた

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