桂花エンドアフター 第8話 一刀、蜀来訪 中篇
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    〜詠side〜

 

    えっ!?なんで、こんなことになってるのよ私!

    それにこの男は誰なのよ、私に体に触るんじゃないわよ!

    『待ちなさーーい、か〜ず〜と』

    かずと……って、まさか北郷一刀のこと!?確かにこの見たこともないような白く輝く服を

    持っているのは、天の御使いしか持っていないはず。でも、昔持っていた服とは違うけど、

    あっ!そうだわ、顔を見れば……って、昔よりも凛々しくなってるじゃない、それにどこか優しい

    雰囲気を醸し出してるし、間違いないわ。そうよね、4年もの月日が経ってるんだもの、変わるわ

    わよね。………って、冷静に判断してる場合じゃないわよ。なんで私がこんな…お姫様だっこされ

    てるのよ!?そりゃ、嫌ってわけじゃないけど、でもでも状況考えてほしいというか、なんという

    か/// あ〜、安心できて落ち着くわ〜。できるならば、ずっとこうして欲しい…って、ウガアアア

 

    〜一刀side〜

 

    俺はなんてことをしてしまったんだ。こんなの見られたら、また華琳たちに怒られるのに。

    でも、そうするしかなかったんだよ。だって、ぶつかりそうだったんだから。

    って、誰に説明してんだ〜〜、俺。とにかく、どこか人目のつかないとこに逃げないと

 

    一刀「あのさ、どこか人目のつきにくそうな所ない?」

     詠「え、それはその〜」

    一刀「いや、華琳たち…曹操たちに追いかけられてて、どこかに避難したいんだ」

     詠「あ、そ、そいうことでしたら私たちの部屋はどうでしょうか?」

    一刀「え、いいの?迷惑掛かるかも知れないよ?」

     詠「昔のお礼ですので。憶えてないかもしれないけど…」

    一刀「わかった、ありがとう」

     詠「こっちです」

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       〜詠・月の部屋〜

 

    一刀「ふぅ〜助かった〜、ありがとう」

     詠「いえいえ、気にしないでください」

    一刀「そういえば、君ってさ。昔、洛陽であt」

     月「詠ちゃん、ただいま〜……って、もしかして、この人」

     詠「おかえり、月。そうよ、天の御使い様よ」

    一刀「あ、北郷一刀です、よろしく」

     詠「それで何か言いかけてませんでした、御使い様?」

    一刀「あ、うん。昔さ、君と君に洛陽で会ったよね?よかった〜、無事で」

     月「へぅ〜、憶えてくださってたんですか!?」

     詠「だいぶ前だというのによく覚えてましたね」

    一刀「そりゃね、こんなに可愛い娘たちなんて、一度見たら忘れないよ。それに

       めがねの君は昔のしゃべり方で構わないよ」

     詠「そう?確かに堅苦しいのはめんどくさいけど、どっちでもいいわよ?」

    一刀「うん、やっぱりそっちの方が自然だよ。あ、もしよかったら名前を教えてくれない?」

     月「真名は月です。名前は…昔に捨てました」

     詠「真名は詠、名前は月と一緒で捨てたわ」

    一刀「俺は真名がないから、御使い以外の名で呼んでくれると嬉しいかな」

     詠「ねえ、貴方はなんで4年前に消えたの?」

    一刀「それはね、大切な人を守ったからさ」

     月「大切な人……ですか?」

    一刀「そう、華琳たちや魏の人々かな。」

     詠「歴史を変えたって、そんなことができるの!?」

    一刀「うん、俺はこの世界の歴史を知っていたからね。赤壁でも定軍山でも何が起こるかね」

     月「それで、歴史を変えて大切な人を救ったんですか?それでも、貴方が消えて悲しむ人が

       居るってことに気づかなかったんですか?」

    一刀「俺は目の前のことで精一杯で気づけなかった。ただ、心配させたくないと思って、

       必死だったんだ、だから気づけなかったんだ」

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     詠「そう、そうだったのね。月、そういうことだからあんまり責めないであげて」

    一刀「いや、俺は責められても構わない。だって、それほどに思われていたんだからね。

       それにみんなは俺を責めないで、受け入れてくれたから、改めて考えていなかった。

       だから、ありがとうね月ちゃん」

     月「いえ、私は思ったことを言っただけです。それに、私も詠ちゃんも一刀さんが消えて

       悲しんだってことを知ってもらいたかったですし」

     詠「ちょ、ちょっと月〜、ホントのことだけど」

    一刀「そっか、ありがとね2人とも……そろそろ、戻らないと嫌な予感が」

     詠「そう、もう行くのね」

    一刀「あぁ、ちょっとの間だけど、一緒に話して面白かったよ、二人とも」

     月「ありがとうございます、ではいってらっしゃいませ」

 

       〜月side〜

 

     月「行っちゃったね、一刀さん」

     詠「そうね、月」

     月「それにしても、私たちのことを覚えていたことは驚いたけど、それ以上に

       詠ちゃんの敬語も久々で、驚いちゃった」

     詠「それはその〜、しょうがない理由があるのよ!」

     月「へぇ〜、それはどんな理由なの」ニヤニヤ

     詠「だから、その…さま…こ」

     月「え〜、ちゃんと聞こえないよ〜、もう一回」

     詠「だ・か・ら、お姫様だっこされたのよ」

     月「え〜、ずるい、ずるいよ〜詠ちゃん」

     詠「そんなこと言われたって、いきなりだったし、それにそのせいで緊張して、

       落ち着かなかったのよ」

     月「でもでも、羨ましいんだもん」

     詠「ってことは、月は」

     月「うん、詠ちゃんはどうするの?」

     詠「もちろん、月と一緒の答えよ」

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     〜一刀side〜

 

     さて、戻ると言ってしまったものの玉座の間がわからんぞ、どうしよ。

     お、あそこに居るのは馬超さんと馬岱さんじゃないか、よかった〜これで戻れそうだ

 

   一刀「あの〜、すいません。ちょっといいですか?」

    翠「へ?あぁ、ここにいたのか〜御使い殿。それでどうしたんだ?」

 たんぽぽ「そうだよ、みんな探してたよ御使い様」

   一刀「いや〜、それは分かってるんだけど、あのまま捕まるのも…ね

      あ、それと御使いの呼び名は、堅苦しいから辞めてくれるかな」

    翠「じゃあ、北郷殿でいいか?私のことは翠で構わないよ。まぁ、それは同情するよ」

 たんぽぽ「じゃあ、私は北郷さんで、私のことはたんぽぽでいいよ。ねぇねぇ、少しお話しようよ」

   一刀「いや〜、でもそろそろ戻ろうと思ってたんだけど」

 たんぽぽ「いいじゃんいいじゃん」

    翠「おい、たんぽぽ。迷惑をかけるなよ。それはそうと北郷殿には謝らなければ

      ならないことがあるんだが、いいか?」

   一刀「そういうことなら、構わないよ」

    翠「あのな、定軍山の戦いで秋蘭を討とうとしたのは私なんだ、スマン」

   一刀「そうですか、でも秋蘭が死ななかったんだから、もういいですよ」

    翠「でも、そのせいでアンタが消えてたんだろ?だったら、あたしのせいで」

   一刀「それだけじゃないんだ、だからあんまり気にしないで。それよりも秋蘭たちと

      仲良くなってて、嬉しく感じるよ」

    翠「そっか、許してくれるんだな、ありがとう。母様が死んだときのことをさ、華琳殿に

      教えてもらったからさ、それから仲良くなったんだ」

   一刀「そうだったんだ、それで誤解が解けたってことだよな?よかった〜」

 たんぽぽ「もぅ〜、2人だけの空間を作らないでよ、お姉さま〜」

    翠「ふ、2人だけの空間って、からかうなよ〜たんぽぽ///」

 たんぽぽ「え〜だってだって、たんぽぽ全然北郷さんと話してないんだもん」

   一刀「それはそうかも」

    翠「肯定するなよ!!」

   一刀「いやだってさ、本当のことだし。あ、そろそろ玉座の間を教えてくれないかな?」

 たんぽぽ「いいよ、でも歩いてる最中は話し相手になってよね?一刀さん」

   一刀「あぁ、構わないよ」

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    玉座の間に着いたのはいいんだ、そうそれはいいんだ、だけど未だ覇王さまはご立腹なんだけど、

    どうしたらいいんだ俺!?

 

   一刀「え〜と、俺はどうしたらいいですか華琳さま」

   華琳「そう、まだ理解していないのね一刀」

   一刀「黄忠さんのことなら、ホントに事実無根だから」

   華琳「えぇ、それは分かったわ。でもね、たんぽぽと仲良くなりすぎてると思うのは

      気のせいじゃないわよね」

 たんぽぽ「え〜、仲良くなっても別にいいじゃん、嫉妬でもしてるの?」

   一刀「それは無いと思うんだけd」

   華琳「ええ、そうよ。だから、何か問題でも?」

   一刀「えー、肯定しちゃうの、肯定しちゃうの華琳さん!?」

   華琳「別にいいじゃない、貴方は私のモノなんだから。それとも私は貴方のモノでも構わないわよ」

   一刀「華琳…」

   愛紗「あのー、ここは魏ではないのでそういう雰囲気は」

   一刀「あ、すいません」

   愛紗「いえいえ、本当に愛し合ってますね。それはそうと、祭りに行きませんか?」

   一刀「祭り…ですか?」

   愛紗「えぇ、貴方たちというか北郷殿が蜀を訪れたことを記念して、祭りを開催しています」

   一刀「そうだったんですか?気づきませんでしたよ」

   愛紗「えぇ、それはそのはずだと思います。準備が今しがた終わったらしいので」

   華琳「じゃあ、祭りに行きましょうか一刀」

   一刀「あぁ、そうだな」

 

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   あとがき   どうも、ma0です。今回も投稿が遅くなってしまってすいません

          ここ最近はバイト尽くめで書く気すら失せてました、はい

 

          そして、気持ちが若干ネガティブになっていますが気にしないでください

 

          誤字脱字または感想等ありましたら、コメントください

 

          ではでは、ノシ

説明
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コメント
風見海斗さん、初コメありがとうございます。華琳を従順にする話もいずれ出るのでお楽しみに〜w(帽子屋)
桂花も思春もデレ子になったので、華琳様の従順キャラも見てみたい!!!(風見海斗)
鬼神さん 了解しました(^A ^)/(帽子屋)
YYT-ZUさん ありがとうございます、デレデレなヒロインたちをもっともっと書けるように頑張りますねw(帽子屋)
刃さん、俺も書き終わって読んでたら、マジパネェ…と思いましたよw(帽子屋)
ヒカリさん このSSにツン子をデレ子に!をモットーにしてますからねw デレたら、一刀への呼び名が変わるので気づくかもw(帽子屋)
イマさん 訂正しました、そう言ってもらえて嬉しいですw(帽子屋)
おもしろかったッス! 続き楽しみにしてるッス〜。(鬼神)
本音は、やっぱり早く読みたいですけどね(笑) デレデレ華琳とかデレデレ桂花とか。(YYT-ZU)
ご自身のペースで書かれて良いですよ。こっちも、ほのぼの待ってますので。(YYT-ZU)
一刀の種馬スキルがマジパネェ!(本郷 刃)
ツンデレな人たちがデレデレになるのが早い。良い事だ。(神木ヒカリ)
のんびり書いて下さい。私ものんびり待ってますんで。(イマ)
誤字報告です。 1ページ目、一刀sideから数えて 6行目  非難→避難(イマ)
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華琳 真・恋姫†無双   愛紗 北郷一刀 恋姫†無双 桂花 

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